魔女兵器 〜Another Real〜   作:かにみそスープ

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第13節 〜狂気に魅入る〜

「ガブリエル……どうして貴方が『魔女』の力を……!?」

 

「ラファエルだって『魔女』になって『風』の力を得ている。妹ができて、兄ができない訳がないだろう」

 

「『風』……? 『治癒』や『回復』ではなく……? いえ、それより……」

 

 何故ラファエルが『魔女』だということを知っているのか、それがソヤにとって気掛かりでしょうがなかった。

 

 ラファエルは『回復魔法』を確かに会得しており、その能力の利便性からSIDでも割と重宝されている。何せ医療設備もないのに人の傷口を後遺症もなく完治させるほど高性能な物だ。実際、半年ほど前にあった『OS事件』ではラファエルの魔力を宿した『治癒石』がなければ全滅もあり得たほどに。

 

 しかし、その能力はラファエル自身、一度だってサモントンに伝えた事はない。『魔女』という力の概念を知ったラファエルは、今までの価値観を覆して自分なりの答えを見つけ、自分なりの考えを持って新豊州に来る事を選んだ。その意思にデックスは一切絡んでいないはずなのに、どうしてガブリエルがラファエルの『魔女』としての力を知るのか——。

 

 そして、それ以上に疑問なのは、どうして『男性』であるはずのガブリエルが『女性』にしか宿らない『魔女』の力を持っているのか——。

 

 その真意を探ろうにも魔法由来の『水』の力で、周囲全ての匂いは薄まっており、ソヤの『共感覚』は無力化されている。心理的な問いかけをしても、能力ありきな所があるソヤにとっては真偽の判別ができないのだ。

 

「しかし先ほどから『四元素』だの『水』や『風』だの……。まるで他のデックスも宿してると言いたげですわね」

 

 だからといって、それで諦めるソヤではない。複雑な心境変化を猟犬の様に嗅ぎ取れないというのなら、単純な質問をすればいいだけのこと。つまりは『はい』か『いいえ』で答えられるようにすればいいのだ。もちろん、素直な答えが返ってくるとはソヤは思っていない。

 

 

 

 

 

 そう。思っていなかったのに————。

 

 

 

 

 

「——宿してると言ったら?」

 

「…………ご冗談を」

 

 

 

 

 

 思わぬ返答にソヤは動揺してしまう。『共感覚』で相手の心意を探れないことが、ここまで不安を助長させるとは思っていなかったソヤは「今後はメンタルトレーニングも取り入れてみますか」と思いながら、ガブリエルの言葉をどこまで捉えるべきか思考を巡らす。

 

「……本当だとしたら他のデックス……少なくともミカエルさんとウリエルさんも……名の通りでしょうか?」

 

 これも肯定するというのなら『デックス』という物は、自分達が想像するよりも表沙汰にしてない後ろ暗い部分が多くあることにある。

 スカイホテル事件で『黄金バタフライ』を密入していたことを初め、猫丸電気街でエルガノが起こした『門』の後ろ盾となっていたこと、そして『宗教信仰』『貴族主義』を掲げておきながら、それを唱えるデックス自身は『魔女』の力を蓄えているということを。

 

「その通り、だと言ったら?」

 

 そして、それさえもガブリエルは認めた。どこまでが本当かはソヤには計り知れないが、それも事実というのなら『四天使』の名を持つデックスは皆『四元素』の対応した属性を持つ『魔女』としての能力を持つ事になる。

 

 

 

 固体的の象徴であり支柱である『土』——。対応する天使は『ウリエル』——。

 流動性の象徴であり支柱である『水』——。対応する天使は『ガブリエル』——。

 揮発性の象徴であり支えである『風』——。対応する天使は『ラファエル』——。

 

 

 

 そして、上記の3元素よりずっと微細で希薄な元素で、自然な状態では、すべての元素の上に位置する絶対的な概念。3つの元素の象徴にして支柱、その特殊性から『第五元素』である『エーテル』の流体として実態の観念に対応する『火』——。対応する天使は『ミカエル』——。

 

 

 

 ありえない。あり得てたまるかと、ソヤは思ってしまう。何せこの中でラファエルを除く3人は『男性』であり、『魔女』の力に適合する前提がないからだ。いくらミカエルが中性的なことは知れ渡っているとはいえ『魔女』のルールを覆すことはできない。

 

 だというのに、残る3人はそのルールを覆す例外となっている。三者三様で見た目や思考に共通点は少ない。あるとしても『貴族主義』ぐらいな物で、そんなのが『魔女』の根底を覆されたら溜まった物じゃない。

 

『魔女』の成れの果てこそが『ドール』なのだから——。

 あの単純にして明快な脅威が、増殖されたら溜まった物ではない。そんな簡単な基準で『魔女』が、『ドール』が増えるなんて聞いたことが——。

 

 

 

「…………あっ」

 

 

 

 そこでソヤは気づく。気づいてはしまってはいけない事だと直感しておきながら、思考を止める事なく更に深く堀り続ける。

 

 

 

 では——何故『OS事件』でのドールの亜種である『マーメイド』があそこまで増殖しているのだ。音声データで子供を産んでいる話はあったが、そもそも人体は複数個体を埋めるほど頑強でかつ繁殖性の高い生物ではない。一年に一回、そして一人を産むのが基本的な生体となっている以上、数年足らずであそこまで増殖する事は不可能といっていい。

 

 ならば答えは自ずと一つ。あの施設にいた『マーメイド』は、その殆どが当時いた女性達が変質したのだと。そんな答えは最初から知っていた、音声データでもそうであると記録されているのだから。だからこそ、ある事実に気づいたソヤにとって、その答えは余りにも冒涜的過ぎると思ったのだ。

 

 何故なら、そこにいた女性達はソヤ、エミリオ、バイジュウ……果てにはラファエルや、そのイレギュラーであるガブリエルよりも明確に『普通』である人間なのだ。

 そんな『普通』である女性達が、何故『魔女』になれた? その果てに『マーメイド』という冒涜的な姿に変貌したとはいえ、ソヤ達も遥かに平凡な人達が『魔女』になる才覚だけは恵まれていたというのか? あそこにいた女性職員達のほとんどが?

 

 そんなわけがない————。

 

 だとすれば——。『魔女』というものに至るには、もっと根本的に違う『何か』が前提にあるというのか、とソヤは勘繰ってしまう。

 

 

 

 それこそ、自分達が先入観から信じ込んでいる『女性だけが魔女になる』という根底を覆す『何か』が————。

 

 

 

「さあ、お話もここまでだ。君の能力である『共感覚』は知っている。匂いであらゆる人間あるいは物体が宿す『感情』を読み取る……その匂いは攻撃するという『敵意』や『悪意』さえも嗅ぎ分ける優れものだが、同時にそれが君の弱点となる」

 

 

 

 匂いはすべて『水』に溶けて消えていく。『水』の虚像がガブリエルを包み込み、彼の居場所を曖昧にしていく。『水』が周囲を流れ、彼の足音さえも掻き消していく。

 

 

 

 ——そして、その環境下で行われる攻撃はただ一つ。

 

 

 

「がっ…………!!」

 

 

 

 単純にして強力な『遠距離攻撃』だ。第一射となるガブリエルの弓矢は、確実にソヤの機動力を削ぐために脹脛へと正確に射抜いた。

 

 同時に襲いかかる謎の目眩と冷たさ。ソヤの疑問はすぐに解消され、その原因は放たれた『矢』に問題があった。

 

 

 

「鋭利な『氷』……『氷柱』!? 『水』を凝固して放ったというのですか……!?」

 

 

 

 脹脛——それも血管が詰まった部分へと正確な射撃。それは固定化された『氷』を『矢』とし、血液の中に『水』へと溶ける事で血液濃度を薄くして徐々に弱らせる堅実で悪辣なスタイル。ソヤの持つ強みを根こそぎ潰していく。

 

 

 

「殺しはしない。傷つけるのも極力しないよう心がけよう。私は優しいからね。だから優しく嬲って無力化してあげるよ」

 

 

 

 それは視界、嗅覚、聴覚が共に使い物にならない絶体絶命の戦い。手元にある『治癒石』は合計3つ。しかも『治癒石』が治せるのは外傷や体調不良から来る頭痛、倦怠感の解消だけで、血液濃度を治療する事は一切できない。それは『OS事件』でエミリオが証明した事だ。

 

 これこそが生命の源である『水』の力——。

『水』は時にして、全てを呑み込み命を解かしつくす。

 

 

 

 …………

 ……

 

 

 

「なんで攻撃が全て当たらないの……!? 私の『量子弾幕』さえも……」

 

「私はお前とは戦う気はない。時間稼ぎさえできればいいからな」

 

 

 

 ——その頃、バイジュウとセラエノの戦闘は続いていた。だが、実際の内容を見てしまえば、それは戦闘と言えるほど苛烈ではなくお遊びに等しい惨状だった。

 

 何故ならバイジュウの攻撃は悉く当たらなかったのだ。別にセラエノが避けたわけでも、バイジュウが攻撃を外したわけでもない。『攻撃』そのものが、独りでに『逸れた』だけなのだ。

 

 斬撃もセラエノは瞬き一つの動揺さえ見せずに逸れて、バイジュウの能力である『量子弾幕』も数百と放ったのにも関わらず、その全ては例外なくセラエノのすぐ側を逸れたのだ。

 

 見えない何かに阻まれたとか、そういう次元の話じゃない。世界が、ルールが、セラエノに干渉することを拒んでいるのだ。バイジュウの意思や行動など微塵も介せず、世界のルールが『意思』を持つように拒んでいるのだ。

 

 

 

「……それはそれとして興味深い能力だ。完全に独立した理論で生み出されたエネルギー……。しかし所詮は『地球と人間のルール』に縛られた力だ。それでは私に届く事は絶対にない」

 

「やってみなくては——」

 

「避けろよ。今度は『エーテル』が『炸裂』する」

 

「エーテル……ッ!?」

 

 

 

 

 

 ——瞬間、『何もない空間』から閃光を放った。一秒にも満たないどころか、そういう次元の話ではない。明らかに『光』を超えた速度で『何か』がバイジュウに襲いかかってきたのだ。

 

 

 

 

「ぁぁあああああああ!!?!?」

 

 その『衝撃』はバイジュウの身体中を貫いた。想像を絶する『衝撃』は『死ぬ』とか『生きる』とか、そういう『痛み』や『威力』の次元じゃない。『熱い』とか『冷たい』とかでもない。そもそも『現象』さえも怪しい正体不明の何かが炸裂した。

 

 

 

 ——これが『エーテル』なのかと、漠然とバイジュウは認識する中、その『衝撃』をどうにか『情報』として『認識』しないと、頭が狂いそうになる焦りと不安を覚えながら思考を整理する。

 

 

 

 人間が人間である限り説明不可能な『衝撃』——。『何もない』はずなのに『衝撃』を起こす『現象』——。そしてそれはバイジュウが認識する限り、最も近いのが『光』という『情報』になって襲いかかってきた。

 

 

 

 それに最も近しい『情報』を持つ『現象』の名は——。

 

 

 

「その力……明らかに人の身には過ぎてる……! 『異質物武器』の度も超えてる……!! いや、XK級異質物でもこんな火力を瞬間的に『無』から生み出すのはできない……! まるで『太陽』が瞬間的に生み出される『衝撃』なんて……!!」

 

 

 

 それは『知識』が持つバイジュウだからこそ、唯一表現できる信じ違い物だった。

 

 

 

 

 

「『ビックバン』……ッ!! 存在するかも怪しいヨクトの世界の更に先……そんな小さなサイズで『ビックバン』という現象が起きたとしか思えない……っ!!」

 

 

 

 

 

 それこそがバイジュウを襲った『衝撃』に最も近い表現だった。だが『情報』を整理して『理解』したとはいえ、叩きつけられた情報量自体は桁違いにも程がある。

 

 もうバイジュウには指先一つ動かすことさえできないほどに感覚が麻痺していた。

 

「……っ!? 『瞬き』すると『左人差し指』が動く……!? 『親指』を動かすと『鼻息』が漏れる……っ!?」

 

 ——違う、麻痺してるんじゃない。『混乱』しているのだ。少しばかり『狂って』しまっているのだ。

 辛うじて発声機能だけは正常だが、それ以外が全て身体への命令をチグハグにしてバイジュウの動きを制限してしまう。

 

「これで無力化したな。さて、時間が来るまで私と話してくれないか? 飲み物を渡せないのは心苦しくはあるらしいが、まあ私には関係ないことだ」

 

 そう言ってセラエノは口付けでもするかのように、乱暴ながらも丁寧な手付きでバイジュウの下顎を持ち上げて視線を交じ合わせた。

 

 その瞳に、バイジュウは既視感を覚えた。その既視感は忘れようもない。南極の深海や『OS事件』の映像データの際に見た『巨大なサンゴ礁』や『不透明なクラゲ』みたいな『目玉』と似ているのだ。

 

 虹彩なんてまるで違うはずなのに漂う雰囲気で、セラエノ自身の『魂』の在り方で理解してしまった。

 

 

 

 ——人の形をした『何か』であると。

 ——その『何か』は、あの『目玉』と同じ存在であると。

 

 

 

「お前の『瞳』……私はよく知っている。完全にではないが『魅入られてる』いるな」

 

「私の『瞳』……? 魅入られてる……っ?」

 

 

 

 いったい何に魅入られているのか。バイジュウの『瞳』は——。

 

 

 

『瞳』——。

 そして『目玉』——。

 

 

 

 その二つから連想される記憶をバイジュウは思い出す。南極から救助されてから数日後、マリルから言われたある『情報』を——。

 

 

 

 …………

 ……

 

《失礼する。入院生活はどうかな?》

 

《珍しいですね、マリルさん自身が来るなんて。何か御用でしょうか?》

 

《あぁ、三つほどな。まずは長引く入院生活を紛らわせる文庫本をいくつか持ってきた》

 

《ありがとうございます。他の二つは?》

 

《悪い情報と大事な情報だ。どちらがいい?》

 

《……悪い情報で》

 

《……君の親友、ミルクが残した腕時計についてなんだが……。残念ながら完全な『修理』することはできなかった。何せ19年前の自動式だからな。『七年戦争』の影響もあって、予備パーツがない……。一応は機能する様に代用品で足りない部分は補ってはいる。これは君に返しておこう》

 

《……預かるだけです。私が預かるだけです……》

 

《……そうだな。君に預けておこう》

 

《……それに音声データだけでも残っていれば大丈夫です。それだけでも……本当に…………十分ですから……。腕時計の形が保てるだけ幸いです》

 

《……それなら良かった。ここからが大事な情報についてだ。心して聞いてほしい》

 

《……はい。お願いします》

 

《実はだな———》

 

 ……

 …………

 

 

 

 そこでマリルから聞いた情報をバイジュウは脳裏に一言一句浮かべる。

 

 マリル自身は『アレ』と呼称していたが、その『目玉』は『何かの原因』で安定を保つ事ができなくなって、バイジュウと『共鳴』する事で南極基地で事件が起きたと言っていた。

 

 そう、『共鳴』したのだ。バイジュウが眠っていた青い培養液を通して、バイジュウと『目玉』は共鳴していたとマリルは言っていた。

 

 だけど『共鳴』するには繋がるための道があり、人はそれを切っ掛けや『原因』と呼ぶ。

 だとすれば『目玉』と『共鳴』する『原因』が、バイジュウに『目玉』が目を合わせた時にあったのだ。バイジュウでも認識できないほど『何かしら』の繋がりという物が。

 

 

 それがセラエノの言う『魅入られる』ということなら——。

 

 バイジュウは未だに『目玉』との『共鳴』は置いとくとして、その原因となった繋がりはまだ残っているということになる——。

 

 

 

「これは…………アイツだな。侵略戦争で絶滅したと思っていたが……生き残っているのだ。少女に寄生してでも生き残りたいほどに……」

 

「な、何を言ってるの……」

 

「お前の主人は『古のもの』だ。…………なるほど、だから『量子弾幕』というものをお前は持っているのか。失われた技術……その全てをお前に託すことで、自身の生存をもう一度というところか……」

 

 

 

 意味が分からなかった。突如として告げられた『古のもの』という単語に該当する物が、バイジュウの知識のどこにもなかったのだから。

 

 なんだ、なんだその名前は——。

 バイジュウの理解が追いつかないまま、セラエノの言葉は続く。

 

 

 

「お前は観察対象として随分良いな。……その体質は生まれつきか。体温変化が極端に起きていない。となると、どこまでが適応できるのか……」

 

「なっ……なぜ、そのことまで……?」

 

「お前、海に潜ったことはあるか? どこまでの深度にいった? どんな条件下だった? ……もし可能性があるならば、お前は特定の条件さえ満たせば『宇宙空間』で生存が許される希少な人類ということだ。正真正銘『進化した人類』ということだ。人間はここまで成長していたとはな……観測者として、これほど喜ばしい事はない」

 

 

 

 バイジュウには一言一句すべてが理解し難い事だらけだった。突然過ぎる自分が持つ能力の看破。能力が発展した場合の推測など、何故か一目見ただけでセラエノはバイジュウの事を知り尽くしたのだ。

 

 なんだ、なんだこの子——。

 バイジュウが理解するよりも早く、セラエノは次々と新たな疑問を突きつけていく。

 

 

 

「…………ん? 待てよ、まだいるな。『何か』がお前を形成している……。これはいったい…………?」

 

 そして、セラエノの無表情が固まった——。

 

 それは『虚無』とも言えるような、影さえ差さず、瞳孔さえも揺らめかないほど固まった物だ。余りにも『人間』どころか『生命』さえも感じない表情に、バイジュウは生まれて始めて『冷たい』と感じる悪寒が身を凍らせた。

 

「……この瞳……見たことはあるが…………ありえるのか? ただの人間が『外宇宙』の存在に並びうることなんて……」

 

 

 

 独り言をブツブツ言いながら、セラエノの表情は少しずつ『生気』を帯びていく。張り付いた無表情は本当に少しずつ、少しずつ頬を歪ませていき———-。

 

 

 

「ふふふ……興味深いな。覚えたぞ……お前を新たに形成した『古のもの』以外の『何か』が……」

 

 

 

 笑ったのだ——。今までの無表情から一転して笑ったのだ——。

 

 初めてながらも、狂気極まる笑みをぎこちなく浮かべてセラエノは静かに告げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「——『レンちゃん』か」


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