COSMOS The Rainbow   作:カズオ

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どうも、なんか急にやる気出し始めた人です。
未完結で終わらせたくないのでこれからちゃんと書いていきます。
てか、なんで東京にこいつ出してしまったんだろう…
読了ポストやご感想頂ければ幸いです。


40話 赤と青の狭間で

突如出現したエリガルに、周囲は騒然となる。無理もない、エリガルは毒ガスを持っているのだから。

 

「なんで街中に出てきちゃったんだよ…」

 

「菜生さん見て。あの怪獣、苦しそう…」

 

幸いエリガルが出現したのは街のド真ん中ではなく、海側の埋め立て地だった。

 

そして、エリガルは地底から飛び出してきたものの、苦しそうにその場で悶えているだけで暴れようとしている様子は今のところない。

 

「璃奈ちゃん逃げるよ!」

 

菜生は一緒に部室に向かおうとしていた璃奈の手を引いて、避難する菜生。

 

ひとまず学校にいるのはまずい。そう思い他の避難している生徒たちと一緒に外に出て、指定されている避難所へと向かう。

 

すると、空にはエリガルを何とかしようとSRCの飛行メカや防衛軍の戦闘機が飛んでいた。

 

しかし、まだエリガルの出現位置からそう遠くない位置にある虹ヶ咲学園の生徒たちが避難していることと、エリガルがその場から積極的に動こうとしていなかったこともあり付近を旋回するばかりで発砲したりするような事はしていない。

 

避難中に、中庭の隅のベンチの下で白猫がうずくまっているのが見える。

 

「はんぺんが」

 

その猫は璃奈が学園でかわいがっている猫だった。先の地響きと周囲の人間がパニックになっているのを見ておびえていしまっている様子だった。

 

璃奈は菜生の手を離すとはんぺんの方へと向かう。

 

「璃奈ちゃん!?」

 

璃奈の手が離れたことに気が付いた菜生は、すぐに璃奈の向かった先を目で追い事情を察する。

 

だが、現実はあまり時間をかけられない。エリガルは自身の周囲を飛んでいる戦闘機に気が付くと、背中の器官から毒ガスを放出。

 

本能的な自衛行動でしかないそれも、人口密集地のすぐ近くで毒ガスを撒いたとなれば話は変わる。

 

トリモチのような特殊な弾頭を発射し、毒ガスの噴出器官をふさぐと麻酔弾を発射。エリガルの鎮静化を図っていた。

 

最初に毒ガスの噴出を防いだことで、エリガルが暴れ始めてもこれ以上毒ガスは撒けない。その上で対処しようということなのだろう。

 

「璃奈ちゃん大丈夫?」

 

避難する生徒たちの流れに逆らって菜生は璃奈のそばに駆け寄ると、璃奈はベンチの下のはんぺんに手を伸ばしていた。

 

「大丈夫。怖くないよ」

 

そう手を伸ばす璃奈の気持ちが届いたのか、はんぺんはベンチの下から出てきた。璃奈ははんぺんを抱きかかえると立ち上がる。

 

「菜生さんごめんなさい。でもはんぺんを置いていけなくて」

 

「大丈夫、行こうか」

 

気が付けば学校にもう逃げ遅れた生徒はいないようだった。自分たちが最後になってしまったから急がないと。そう思い歩き出した時だった。

 

ずっと大人しかったエリガルが暴れ始めた。

 

一度は戦闘機におびえて毒ガスを噴射こそしたが、噴射口を塞がれて麻酔を撃ち込まれて大人しくなったと思っていたエリガルが打って変わって狂暴になったのだ。

 

「まず…急がないと!」

 

「菜生さんあれ…」

 

巻き込まれないうちに璃奈を連れて逃げなければ。そう思い急ごうとする菜生だったが、璃奈はある事に気が付く。

 

「あの光は、カオスヘッダー…」

 

暴れ始めたエリガルの首元には、カオスヘッダーの光が見えた。

 

エリガルはカオスヘッダーに憑りつかれて苦しんでいたのだ!

 

そしてなんとか抑え込もうとしていたが耐えられずに地上に出てきてしまった。そして麻酔弾を撃ち込まれたことで弱りきってしまい、カオスヘッダーに抵抗できなくなってしまったのだ。

 

市街地と事もあり、防衛軍は対応をSRCに任せることをやめてエリガルの処分に乗り出した。

 

「エリガル…」

 

攻撃されるエリガルを見て、菜生は悔しそうに唇を噛む。

 

―怪獣が街で暴れてライフラインが止まれば、それだけで命に係わる人が出てくる。例えば重症患者とかね。怪獣の保護っていうのは、そんなリスクを背負って行われているの。菜生も覚えておきなさい。

 

前に街で暴れた怪獣を保護から討伐に切り替えたことに対して批判的な意見を言ったときに、母親に言われた言葉が脳裏によぎる。

 

(お母さんの言う通りなんだ。このままじゃ学校が…)

 

このまま戦闘が続けば、間違いなく校舎は破壊される。

 

そうなればスクールアイドルフェスティバルだけでなく、スクールアイドル同好会の活動までなくなってしまうんじゃないか。

 

そんなことを考えずにはいられなくなる。

 

菜生の視界の先で攻撃を受け始めたエリガルは、口からも毒ガスを噴射。カオスヘッダーによって体の構造の変化と毒ガスの成分の変質が始まっていた。

 

毒ガスがかかった鉄塔が腐食したのだ。

 

「口と鼻をかくして、絶対ガスを吸い込んじゃダメ!」

 

菜生がそういうと、璃奈とポケットからハンカチを取り出して口を覆いつつ逃げる。

 

ハンカチで万が一にもガスを直接吸い込むことは避けられるだろうが、鉄塔が瞬時に腐食するガスだ。浴びればひとたまりもないだろう。

 

だがカオスヘッダーに憑りつかれたエリガルはついに暴れ始めた。戦闘機が攻撃し、学校や人のいる方にはいかないように頑張っているがやがて限界が来るだろう。

 

カオスヘッダーはいつもこちらの想像を超えた被害をもたらす。避難が終われば、もっと高火力の平気でエリガルの命を絶つだろう。

 

そしてそれの影響で学校が壊れない保証はない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方では―

 

「みなさん、落ち着いてください」

 

「走ると危ないです!順番にお願いします!!」

 

エリガルがいる場所から離れた避難所には、避難してきた生徒たちや近隣の住民達が押しかけてきていた。

 

「みなさん!クラスごとに集合して、クラス委員の方は点呼をお願いします!!」

 

奈々は生徒会長として生徒たちに指示を飛ばしていた。

 

「会長、高田菜生さんが居ません…」

 

「私達のクラスは天王寺璃奈ちゃんが」

 

菜生と璃奈だけが逃げ遅れていた。教師たちは、避難所の入り口前で避難誘導を行っている。この事を報告すると、教師たちはSRCや防衛軍の隊員達に報告していた。

 

報告を受けて隊員たちは通信機を使い、上へ報告しているようだった。

 

「奈々ちゃん、どうしたの?」

 

「ええっと…」

 

報告を終え、避難所の中に戻ると歩夢にそう心配するように話しかけられた。

 

奈々の表情が暗い事に気が付いての事だったが、奈々は本当の事を言うべきか迷ってしまった。

 

「もしかして、誰かいないとか…?」

 

「実は―」

 

言い当てられてしまっては仕方がない。そう思い奈々は打ち明けることにした。

 

 

 

 

『またカオスヘッダーというやつか?』

 

「えぇ、学校の近くで暴れているそうです」

 

『そうか…』

 

「はい」

 

『悔しいが、私に戦う力は戻っていない』

 

「ごめんなさい、私のせいで…」

 

避難所の隅で、一人で会話をしている少女がいたが周囲の喧騒にかき消されてその事に気が付いてた者は一人もいなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方でエリガルがガスを振りまき暴れ続けていた。討伐はやむを得ないと本格的に攻撃を開始した防衛軍だったが、うかつに殺してしまうと体内のガスがどんな現象を起こすかわからない。

 

なので攻撃にも慎重になってしまっていた。

 

「厄介な怪獣だ」と恨めしく声をあげる者もいた。

 

そんな中、璃奈と菜生は戦闘によって発生した衝撃による地響きに足を取られつつも少しでも離れようと走っていた。

 

「はぁ…はぁ…」

 

「璃奈ちゃん大丈夫?」

 

璃奈と菜生では体力に差がある。しかも璃奈ははんぺんを抱えてたままだった事もあって、彼女の方が疲労で動きが鈍くなるのが早かった。

 

何とか避難所近くを走る線路の高架下に差し掛かった時、璃奈の足が止まってしまった。

 

「菜生さん、はんぺんを連れて先に…」

 

「行けるわけないじゃん!」

 

そもそも璃奈がはんぺんを抱えていたのは、怯えていたはんぺんが懐いている璃奈の近くを離れたがらなかったからだ。仮に今はんぺんが菜生の元へ来ても、菜生に璃奈を置いていくという選択肢はない。

 

「私も後で追いつくから」

 

「できるわけ…ないじゃんか…!」

 

菜生は唇を噛み拳を握りしめて絞り出すような声を出す。

 

その時だった、防衛軍の戦闘機が放ったミサイルをエリガルが腕で弾いた事で運悪くミサイルは炸裂することなく軌道を変化させて飛び続けた。

 

そしてそれは、菜生たちのいる高架下付近目掛けて飛んでくる。

 

「―ッ!」

 

「璃奈ちゃんごめん!コスモースッ!!」

 

音を立てて突っ込んでくるミサイルに気が付いた時、菜生は咄嗟に懐からコスモプラックを取り出すと先端のつぼみから光を解き放つと同時に、線路はミサイルによって吹き飛ぶ。

 

「シュワ!」

 

爆炎が収まると、その中からウルトラマンコスモスが現れる。コスモスは左手で庇う様にして右手に乗せていた璃奈とはんぺんをそっと近くの公園に下すとゆっくり立ち上がる。

 

「やっぱり、菜生さんはウルトラマン…」

 

璃奈は目の前に現れたコスモスを見てあの日レイビーク星人に襲われた時に、菜生が縮小化光線を浴びて装置の中に吸収された直後にその装置を破壊してコスモスが現れた時に感じた。

 

菜生がウルトラマンコスモスなのではないか?そう思った。そしてそれが今、確信に変わってしまった。

 

コスモスは璃奈を見下ろしたまま、まるでその呟きを肯定するかのようにゆっくりと頷く。

 

そして背後で暴れているエリガルの方へと振り向くと、軽く飛び上がりエリガルの前に立ちはだかる。

 

(コスモス、カオスヘッダーを切り離そう!そうしたらエリガルもきっと帰ってくれる)

 

カオスヘッダーに憑りつかれているエリガルをまずは救おう。菜生はそう考えた。

 

だが、エリガルは目の前に現れたコスモス目掛けて毒ガスを吐き出した。これをギリギリのところで側転で回避したコスモスは、すぐにルナエキストラクトを放った。

 

カオスヘッダーさえ切り離せれば問題ない。幸いエリガルの動きは鈍い、毒ガスを吐いた後の隙はルナエキストラクトを放つには十分な時間だった。

 

これでカオスヘッダーが切り離されてエリガルも大人しくなる。この状況を見ていた誰もがそう思った。

 

しかし、エリガルはルナエキストラクトの光をまともに浴びたのにも関わらずカオスヘッダーが切り離される事もなく、一直線にコスモスに襲い掛かる。

 

(嘘…なんで―)

 

ルナエキストラクトが効かなかった事に動揺してしまい、コスモスも菜生も反応が遅れた。エリガルに目の前に肉薄され、至近距離で毒ガスを浴びせられる。

 

「ぐああああっ!?」

 

毒ガスはコスモスの体にも影響を及ぼした。エリガルは喉元を抑えてしゃがみ込むコスモスに追い打ちをかけるように蹴り飛ばすと、地を転がるコスモスの体を何度も踏みつける。

 

コスモスのカラータイマーは早くも赤く明滅を始め、毒ガスのダメージの大きさを物語っている。

 

(どうしよう…エリガルだって苦しんでるだけだけど、このままじゃ…やられる…)

 

ルナエキストラクトが効かなかった。だからと言って苦しんでいるエリガルを倒してしまっていいのか?菜生は悩んでいた。

 

 

 

 

 

 

「どうしてあの光は怪獣からあの光を切り離すはずでは?」

 

「まさかあの時…」

 

避難所でその光景を見ていたせつ菜と歩夢は、ルナエキストラクトが効力を発揮しなかったことに疑問を覚える。

 

しかし、歩夢は夏休みの終わりに見ていた。カオスヘッダーがコスモスの体に爪を立てた時に何かを吸い取っていたのを。

 

「あの時に、コスモスの能力を学習したんだ…」

 

「じゃあ、あの光も前より強くなってるってことですか!?」

 

「菜生さんと璃奈さんもここには来ていないしこれでは探しに行くことも…」

 

このままコスモスが敗北し、エリガルが暴れまわれば避難所も安全とは言えなくなる。だが今できることは、この戦いの行く末を見守る事しかできない。

 

 

 

 

 

 

(やっぱり、守るためには…守る為にも必要なのは力なんだ!!)

 

コスモス―菜生は自身の胸元を踏み付けるエリガルの足を掴むと、跳ね飛ばしてエリガルの巨体を退ける。

 

フラフラと立ち上がると、コスモスは赤き光を開放。その姿を赤きコロナモードへと変える。

 

コロナモードにチェンジしたコスモスはエリガルに向かって駆けだすと、脳天に手刀を叩き込む。

 

エリガルは悲鳴を上げて仰け反るが、そこに追い打ちをかけるかのように今度は腹部に蹴りを撃ち込む。

 

咆哮を上げ、怒りのまま突撃してくるエリガルにコスモスは真っ向から向かって行き力技でゴリ押す戦法を取り続けた。

 

まるで、昨日美月と空手で勝負した時の菜生のように。

 

その時との違いといえば、単純な力押してコスモスが優位に立っていること。エリガルの振り下ろした腕を跳ね飛ばし、腹部に強烈な蹴りを食らわせ態勢を崩したところに更に顔面に鉄拳を撃ち込む苛烈な攻め。

 

エリガルが何をしても正面から跳ねのけて殴り倒す。そんな攻めをコスモスは続ける。

 

(やぁあああああああ!!)

 

菜生の絶叫と共にコスモスから放たれた強烈な右のアッパーがエリガルの下顎をとらえ、エリガルの巨体を吹き飛ばす。

 

それを見て、コスモスはカラータイマーの前にエネルギーを集める。

 

(コロナエキストラクトを全力で照射すれば、絶対にカオスヘッダーを切り離せる!!)

 

ルナエキストラクトにそっくりな技を、あちらは片手で放つのに対して今回のコスモスは両手で照射する。

 

効力としては、コロナエキストラクトも同様にカオスヘッダーを怪獣から切り離すための技。だが、今まで戦いで使ってこなかったのには理由があった。

 

「ハァアア!」

 

数秒間光を浴びせ続けると、エリガルの全身からカオスヘッダーが分離した。

 

しかし、エリガルから切り離されたカオスヘッダーはすぐさまエリガルの体をコピーし、より力を発揮する姿へと変化させる。

 

耳が尖り目はカオス化した怪獣に多く見られた赤い目に変化。胸は裂け中央には突起のような器官が生れ、両腕は血のように赤い鎌に変化。

 

エリガルは大人しくなったが、今度はカオスエリガルがコスモスへと襲い掛かる。

 

「グルルルル!」

 

「デヤッ!」

 

駆けだしたカオスエリガルは肉薄し、両腕の鎌を振り回しコスモスの身体を切り裂こうとするが、コスモスは腕の根元の鎌になっていない部分で攻撃を受けることで切断を免れる。

 

(お前が…!お前が居なければッ!!)

 

カオスヘッダーが居なければ、今までの怪獣騒ぎの殆どが起きなかった。リドリアスが街で暴れることも、しずくがジラークに惑わされることもなかった。正太の父親が行方不明になることはなかった。エリガルが街中で毒ガスを放射することもなかった。

 

はじまりは、『皆を守りたい。』そんな願いだった。

 

(私の大事なもの…それをお前が壊すなら―)

 

「ダァアアッ!」

 

コスモスの回し蹴りがカオスエリガルの巨体を弾き飛ばす。

 

起き上がったカオスエリガルは胸の突起から破壊光線を発射。

 

(壊される前に…)

 

コスモスは両腕をクロスさせて、カオスエリガルの放った破壊光線を弾く。

 

そして必殺の一撃を放つために頭上に両腕を掲げた後、胸の前に突き出し回転させることで気を集め、両腕でそれを押し出す。

 

(私がお前を壊してやるッ!!)

 

解き放たれた超高熱火炎の圧殺波動(ブレージングウェーブ)がカオスエリガルを粉々に消し飛ばす。

 

エリガル、カオスエリガルと二連戦をこなした事で、カラータイマーの明滅はかなり早くなっており肩で息をしていた。

 

(か、勝った…)

 

これでエリガルはもうここで暴れる必要はなくなった。これで終わったと誰もが思った、その次の瞬間だった。

 

コスヘッダーが切り離された後、ずっと大人しかったエリガルが突然糸が切れたかのように倒れこんだ。

 

そして、エリガルは二度と動かなかった。

 

これが、コスモスが今までコロナエキストラクトを使ってこなかった理由。浄化作用のある技をコロナモードでも持っているのにも関わらず、倒す以外の目的で光線を使ってこなかった理由。

 

ルナエキストラクトより強力であるが故の代償。強い力で無理やりカオスヘッダーを切り離すことは、対象にかなり大きな負荷を与えてしまう。

 

(そんな…)

 

菜生とコスモスは、エリガルを救うことができなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうして…どうしてなのッ!?」

 

変身が解けた菜生は、泣きながら一人夕日に訴える。

 

「私が力を欲しがったのがダメだったの?力は、奪うことしかできないの?」

 

カオスヘッダーに対する怒りの感情に飲まれたまま振るった拳は、相手の命を奪うことしかできなかった。はじめはエリガルを救うために戦っていたはずだった。

 

だが気づけば、怒りに身を任せて力押しで無理やり解決しようとしていた。

 

空手を辞めようと思うきっかけとなった、あの日と同じように。

 

思い返せば、コロナモードの力で攻撃して必要以上に痛めつけていたのかもしれない。コロナエキストラクトを全力で放ってしまったのがいけなかったのかもしれない。

 

どんなに後悔しても、エリガルが動くことは二度とない。

 

「ごめん…ごめんなさい……」

 

エリガルの命を奪ってしまったことに耐えられなくなった菜生は、その場に蹲ったまましばらく動くことができなかった。




次回「力とは」
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