狂わなかった「Z」の力 ~勇者王ガオガイガーif   作:睦月透火

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ようやく締めですか? いえ、フラグです。

※ 2022/07/29 追記
  シオンが原作の話を思い出す件で、一部原作と整合性が取れていない部分を修正しました。


第23話 三重連太陽系の遺産 Act.5(何か題名関係ない希ガス)

 前回の戦闘……あの箱根山戦の後、ダイキャンサーの動力源としていたN2リアクターはその機能を停止した。

 まぁ、あれだけの所業をやって何もない動力源なんて、今の地球の技術では到底不可能だ……麗雄博士を擁するGGG以外は。

 

 例外的にGGGマシン扱いでない他、活動の際のTPOやら配慮を怠らないお陰で、独断行動を半ば黙認されている私のアーマロイド達だが、いざという時に動けないのでは折角造った意味も失くしてしまう……その為にも、早急に本来の動力源である仮称「Zコア・ドライヴ」の完成が急務だ。

 今の過程としては(第18話にて)入手したゾンダーメタルに、予め入手しておいた特定生物の遺伝子データと、私自身から取り出した例の“謎の金属細胞”を組み込み、その完成を待っている……

 それはさながら、半自動で特定組織を培養する【人工臓器】の生成作業に似ていた。

 

 この作業は、倫理上の問題からGGG施設内では出来ないので個人的に倉庫を借り、そこに専用設備を整えて極秘裏にやっている。

 

(完成度は……92%……か。突貫とはいえ、よくココまで漕ぎ着けたわよね……)

 

 ゾンダーメタル奪取からすぐに実行に移したものの……3基同時の生成作業故に大幅に時間を要したが、ようやく完成まで後一歩……

 

 ゾンダーの襲撃さえ無ければ、明日明後日には完成する筈だ。

 

──────────

 

 ……とか言うと絶対やられるとは思いましたけど、本当にその通り襲撃してくるとかマジで恨むぞパスダーめ!?

 しかも襲われたのはGGG本部施設……その時点で犯人は関係者に確定である……それってつまり、原作15話の本部襲撃じゃん?!

 

(確か、あの襲撃ってマイクロサイズのゾンダー……ナノマシン的なヤツが原因だったっけ? 集団催眠で職員を操って、本部と機動部隊を身内の手で倒させる……あ、違う……ソレは18話だったか)

 

 一部の作戦はあのパスダーが直接指揮を執っていたのだから、その場合は厄介極まりない……その上、此方の抑止力である護くんを間接的とはいえ狙っていたのだから尚更質が悪い。

 

『……でも、残念だったねパスダーくん。その作戦は既に予測済みなのだよ』(ム◯カ風)

 

 原作知ってるんだから、対処しない理由はない……こんなこともあろうかと、重要区画に勤務するGGG隊員には、私と麗雄博士で造ったバッヂ型の対催眠音波キャンセラー……通称【クルペッコくん】を渡してあるし、施設内の放送設備にも【クルペッコくん】を搭載した機器を設置済みなのだ。

 

 ゾンダー絡みの異変だと分かれば、すぐに【クルペッコくん】のシステムが動いて催眠音波を打ち消してくれるし、ゾンダー自身にも【クルペッコくん】の対催眠音波はノイズの様に不快な筈……

 

(……? アレは……)

 

 私の視界が捉えたのは、東京の街並みを密かに移動しているゾンダリアン……ペンチノンの人間擬態だった。

 

(……このタイミングでゾンダリアンが……一体、何を……?)

 

 だが、私は本部施設内の破壊活動の騒音に意識を向けてしまい……それ以上追跡する事もできず見逃すしかなかった。

 

 この後、私はこの世界で初めての後悔を経験する事になる……

 

──────────

 

 結局、マイクロマシンのゾンダーが引き起こした騒動は発生こそしたものの、重要区画の職員は対策のお陰で被害ゼロ……損害は原作より少ない状態でロボ戦まで推移し、ダイキャンサーが動けない為ツールアームだけミラーカタパルトで射出して貰い、ゾンダーコア摘出は成功したのであった。

 

「……ふぅ……ここんとこゾンダー騒ぎで参っちゃうなぁ~」

 

 浄解モードを解除し、護くんはため息を吐く……確かに、ここ数日連続してゾンダーの襲撃に遇っているのだ。そりゃ鬱陶しくもなるよねぇ?

 

『じゃあ、私の後輩が職員をしてる千葉の水族館に行ってみる? 無料招待チケット貰ったんだけど……期限が明日までなんだ、私は用事があるし』

 

 命さんの後輩かぁ……どんな人なんだろ……

 

「うわっはー♪」

 

『俺もアイツに会いたいけど、明日は重要なメンテナンスがあるからなぁ』

 

 チケットの期日を見ると、確かに明日まで……だが、命さんと凱さんに、GGGに関する予定は特に無かった筈……コレは()()()()()()な~?

 

『じゃあ、友達を誘って行っておいでよ』

 

「うん!」

 

 明日は私も非番だし、さっきのペンチノンが何を企んでいるのか……先に確かめる必要がある。

 

(この時点でペンチノンが動くのは、私の知らないシナリオだ……用心に越した事はないわね)




はい、ダイキャンサーは反動で動力ロスト……
しばらくお休みです。

そして何やらフラグががg……
しかもシオンちゃんの知らないシナリオだという……
コレはまさか……?

──────────

次回予告


君達に最新情報を公開しよう!

千葉にある「鴨川シーワールド」で人気のシャチ、ヴァルナー。
知能が高く、人間の子供と遊ぶのが好きな彼だが
昨今のコロナ渦の影響で遊べなくなり、ストレスを抱えていた。

そんな彼を狙い、ゾンダリアンの魔の手が迫る。
果たして、シオンは暗躍を止められるのか?!


次回、勇者王ガオガイガーif NEXT...
第24話『海のヴァルナー』

次回もこの小説で、ファイナルフュージョン承認!!

次回のシナリオ推移はどうする?

  • 原作通りのシナリオで
  • オリジナルシナリオに
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