狂わなかった「Z」の力 ~勇者王ガオガイガーif 作:睦月透火
……え、昨日はRGガオガイガーの発売日だったの?!
なんてこった……(愕然)
前回の予告通り、新型アーマロイドが開発されます。
また、ゴルディーマーグの性能の秘密は後半に……
東京を襲った重力ゾンダーロボは、ゴルディーマーグの参戦により新必殺技『ハンマー・ヘルアンドヘヴン』により撃破……だが、時を同じくして自衛隊入間基地を襲ったゾンダーは、同基地にあった大型輸送機「C-130」をボディとしてゾンダー輸送機となり、大量の爆弾とミサイル類を吸収して逃走……
《……ダメです……どうやら特殊な妨害電波で、サテライトサーチを掻い潜っている様で……雲に隠れられて追尾不能になりました》
輸送機ゾンダーは並外れた機動力を発揮……追撃していたガオガイガーを振り切る様に雲に隠れ、サテライトサーチを掻い潜って姿を消す……しかも、不規則なタイミングで再度現れては世界中の航空基地や大都市を襲撃して戦闘機やミサイル、爆弾を取り込み、市街地に来ればそれを吐き出す様に爆撃を繰り返しているのである。
『クソッ、レーダーも金属探知もダメか……視界不良で探知システムも使えないんじゃ、追い掛ける事も出来ない!』
取り敢えず奴が出現したらガオガイガーも出動し、市街地や基地施設に被害を出す前に追い払う……現状では、そんな感じの追いかけっこを繰り返す事しかできない。
《あれだけの爆弾や装備を吸収して、なお速度が落ちないとは……》
麗雄博士の言葉が示す通り、奴自体も常識外れの制空能力を持っている……からくりは分からないが、何かしらの秘密はある筈だ……少なくとも速度で追い付けなければ、倒す事も儘ならない。
(新型のアーマロイドが必要ね、しかも飛行型に対抗出来る子が……!)
残りの星座枠を考慮しつつ、私は思索を巡らせる……戦闘力も重視しつつ、サポートも行える子にするなら……やはりアレしかない。
『博士。急で申し訳ありませんが、本部の設備を借ります……敵の制空能力を封じる手立て。新たな
「そうか、なら僕も手伝おう……ゴルディ開発に協力してくれた礼もしたい」
「ワタシも手伝いマース、シオンの造る新しい子……実は前から、興味あったんデス♪」
急な申し入れなのに、麗雄博士は拒否するどころか手伝うとまで言い出す……スワンさんも技術者として、大型のアーマロイド製作に興味があったとの事で、是が非でも参加したいらしい。
『博士、スワンさんも……是非、よろしくお願いします』
「必要な資材や技術も、我々GGGから提供させて貰おう。これまで我々に対して、君が身を呈してまで行い続けてくれた協力……私個人としては細やかで申し訳ないと思っているが、そのお礼とでも思ってくれたまえ」
GGGのトップである大河長官まで、協力のお礼と称して設備だけでなく資材の提供までOKをしてくれた……ここまでされたら、何が何でもやる気が出るというものである。
『た、大河長官まで……はぁ……分かりました。
私の全身全霊を以て、勇者達の助けになる新たな戦力を造り上げて見せます!』
こうして私は再びGGGの全面協力の下……ダイキャンサーとグラヴィスコルードに続く、新たな大型アーマロイドの開発をスタートさせた。
必要なデータと求めている条件……事態を解決する為の方法など、だいたいの情報は揃っている。ダイキャンサーの時と同じくGGGの全面協力もあり、資材もすぐに揃うし……残された課題は建造自体の時間だ。
『設計図などは既に準備しています……詳細なデータもお渡しするので、改善点があれば随時報告をお願いします』
ダイキャンサーの時は必要な素材の確保や、資材の開発と平行していた為難航した事も多いが、今回は資材もあるし、研究データも技術も準備済み。細部のブラッシュアップだけは平行作業になるが、人海戦術が可能なので障害は無いに等しい……超短期間の突貫作業になるが、不思議と焦りは無かった。
それからというもの、新型アーマロイドの開発は恐るべき速度で開発は進み……その間の襲撃は凱さん達が何とか食い止めてくれた。その為か、ゾンダー輸送機は空爆も補給も思うように出来ず、現れては迎撃されて撤退、を繰り返している。
勿論、凱さん達も連戦で疲弊はしていたが……
《シオンが何かしらの手を打ってくれている最中なんだろ? なら、俺達はそれが完成するまで何が何でも守り通すだけさ!》
完成すれば必ず奴を倒せると確信し……機動部隊はゾンダーの警戒と迎撃を続けている。
そのお陰か、あのゾンダーが抱えているプラントはろくに成長できていなかったという事実を、グラヴィスの独自調査で後から知った……
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それから2週間後……日数にして何と17日で、件の新型アーマロイドは完成を見たのである……侮り難し人海戦術。
しかもボディ製造には諸外国各地に点在しているGGG各支部も協力してくれたらしく、中国やアメリカ、フランス製のパーツも結構あった。そして……
『さぁ……これで完成です!』
漆黒のボディに白く長い毛の装飾……を再現した純白の特殊繊維、西洋の甲冑を装備した様な姿の人型ロボット。細部までブラッシュアップを重ね、見る者を唸らせるその独特なデザイン……
「これが、新型のアーマロイド……!」
一見奇抜なデザインと思われるだろうが、計算され尽くしたこの形状、誰にも真似できない生物的な曲線と機械の直線を見事に両立させ、見るものを唸らせる程の美麗なスタイルを実現している。
『はい、この子がこの戦況を覆す鍵……
場所を選ばない射撃能力と機動力がウリの魔弾の射手です』
漆黒の身体に西洋甲冑……黒と赤を基調にしたカラーリングで彩られた、黒き魔銃使い。
その両手に装備された可変式クロスボウ「ヴンダーワーフェ」は、巨大な洋弓や猟銃への変形と、連結合体機構を有する二丁一対のボウガン型射撃武器……他にも、両肩の「ワイルドシュルター」は自己誘導性能を持つ自律飛行可能なシールドであり、ブーメランとしても使える。
また、特殊な表面処理を何層にも重ね、あらゆる光学兵器を乱反射させるマント型防御システム「ナノラミネートリフレクター」を装備し、腕部と脚部には「ディバイディングドライバー」の技術を応用し、一時的な高圧縮空間を中空に形成してそれを足場にしたり、打撃インパクトの威力を高める事が出来る特殊装備「インパクトプレッシャードライヴ」を内蔵しており、空中でも陸と同様に動く事を可能にしているのである。
詳細の説明に入ろうとしたタイミングで突然の警報……
「ガイガーより緊急連絡! 哨戒任務中に敵ゾンダーと遭遇との報告あり!」
《こちら凱、哨戒中に例の輸送機ゾンダーに遭遇した! 場所は広島上空、高度10000mだ!》
「むぅ、さすがに上空過ぎる……さすがに超竜神やビッグボルフォッグでも、これ程の高度の空中戦に対応する装備は無い……」
ガイガーの現在位置は、広島県北西部の上空……高度1万m弱。通常ならジャンボジェット等の行き交う高度なので、超竜神は元々無理……ビッグボルフォッグも滞空こそある程度は可能だが、ガオガイガーほど高高度や長時間は飛べないのだ。
『……早速、この子の出番ですね?』
しかし、このクーゲルザウターなら場を選ばない戦闘が可能だし……私と違って、十分な火力もある。そしてすぐにでも動けるのだから、まさに
「うむ、行けるかね……?」
『勿論です! さぁ、アナタの力を……私達に見せて!』
私の問いに深く頷き、クーゲルザウターは脚部スラスターと肩部シールド内蔵のバーニアを解放……ハイジャンプから瞬く間に最高速度に達し、背負ったマントを翻しながらガイガーの救援へと向かう。
『私も先行します、通信連携はいつものように!』
《了解よ、バックアップは任せて!》
命さんの返事に、私も【スティレット】を纏って飛翔……クーゲルザウターの後を追う事にした。
ちゃんとこの後、三段飛行甲板空母で後詰めは動いています。
勿論、クーゲルザウターの詳細は後ほどいつもの場所に……
未解放の部分は公開をお待ち下さいね?
次回は後編……
前の謎と、今回の解決はその時に。
アーマロイドに会話機能は?
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なくていい
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一部は欲しい
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生物や人型なら声付きがいい
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本当は全部欲しい