狂わなかった「Z」の力 ~勇者王ガオガイガーif 作:睦月透火
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此方も後半に向けてテンション&パワーアップしていきますよぉ!
……コントラフォール攻略作戦。
コントラフォールそのものは、過去に現れたゾンダーの引き起こした現象と同様の原理であるため、攻略方法そのものはすぐに立案できた。
第1層の電磁バリアは、超竜神のイレイザーヘッドによる超振動効果で電磁波そのものを消し飛ばし……
第2層の濃縮酸素大気は、ガオガイガーのディバイディングドライバーで空間ごと穴を開け……
第3層の超次元ポッドは、プライヤーズのディメンジョンプライヤーを使って強制排除し……
ラスト第4層にあるグランドノヴァは、ゴルディオンハンマーでエネルギーを光の粒子へと分解する……
単純明快。前にやった事の繰り返しな訳だが、作業に掛けられる時間はなんと僅か数十秒……
それ以上に時間が掛かると第1層から穴が塞がれてしまう為、1~4層の穴空け作業をたった数十秒で行わなければいけないのである。
「たった数十秒で作戦を実行しろとか……冗談キツいぜ」
《しかし、何としてもやらなければ……誰一人救う事も出来やしない。絶対に、やり遂げるしかないんです!》
三段飛行甲板空母の出撃準備中、火麻は軽口で流すが、通信相手の凱は真剣そのもの……勇気ある者の1人として、挫ける訳には行かないと自分を鼓舞していた。
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『『『システムチェェェンジッ!!』』』
氷竜、炎竜、ゴルディマーグが同時に変形し、臨戦態勢を整える……空中ではマイクとプライヤーズも待機しており、全員の準備は万端。
コントラフォール攻略中は各自交代しながら空中のピッツァを牽制しつつ、ボルフォッグにはペンチノンを抑えて貰い、全員の連携プレーでガオガイガーをコントラフォール内に突入させる作戦だ。
《“……我々も手を貸す。我が主も、この星の機界昇華を望まぬが故”》
『ダイキャンサー?!』
合体を済ませた超竜神の近くに召喚陣が現れ、先に人型形態となって姿を見せたダイキャンサーが超竜神へと声を掛けた。
《“母さまはいつも言ってたの……「私はこの世界が、みんなが大好きだから……皆と力を合わせて守りたい」……って。だから、私も守りたい……母さまが大好きな、この世界を!!”》
両腕を交差させ、腰のホルダーからヴンダーワーフェを抜き放ちながらクーゲルザウターも歩いてきた。ゴルディはクーゲルの言葉に何やら刺激を受けている模様……
『クーゲル……お前……』
《“オレ達全員で、守り抜いてやるってばよ!!”》
《“私達全員の力で、必ず守り抜いて見せる!!”》
声高に宣言するサメとイルカ……ピスケガレオン達の声に、ボルフォッグは静かな感動を覚える。
『貴方達まで……なんと心強い……!!』
《“我々も出来る限りサポートします、ガオガイガーは攻略に集中して下さい”》
姿は見えなくとも、グラヴィスコルードから送られてくる言葉に支えられ……GGG機動部隊は全力で事に当たる事を改めて誓い、作戦は決行された。
コントラフォール攻略作戦の第1段階……まずは超竜神のレイザーヘッドによる電磁バリア消去。
『おりゃおりゃおり「……邪魔だッ!!」オゥノォ――ッ?!』
ちゃぽん……
『オラオラァ! あっち行きやがれッ!!』
《“地の果て、空の彼方まででも……追い回してやるんだからッ!!”》
マイクとゴルディータンク、そしてクーゲルザウターの連携により……ガオガイガーを止めようとするピッツァを食い止める。マイクは早々に吹き飛ばされるが、ゴルディとクーゲルの……即席とはいえ息の合う砲撃を躱しつつでは、思う様に飛べないピッツァ。
その間に超竜神は、過去最大級特大サイズ版のイレイザーヘッド
『誤差修正……仰角よし! イレイザーヘッド、発射ァッ!!』
放たれたイレイザーヘッドはまっすぐに飛翔し、コントラフォール第1層へと接触……撒き散らされる超振動効果によって接触面から一定範囲の空間にある電磁波が強制的に拡散され、猛烈な勢いで周囲へと吹き散らされる。
本来なら消去対象を宇宙空間へと導きながら霧散させていくのだが、今回は対象そのものがあまりに巨大すぎて根刮ぎ……という訳には行かず、周囲の磁場がそのままの為全ての勢いが拡散へと転化されてコントラフォールの表層に巨大な穴を開けるに留まった。
《コントラフォール第1層貫通! 続けて第2層の攻略に入ります!!》
気を抜く暇もなく第2層、濃縮酸素を抱える変質大気層の突破だ……滑り込むように超竜神とガオガイガーはその場を交代し、前進の勢いそのままにガオガイガーはディバイディングドライバーを突き立てた。
『ディバイディングドライバァァァッ!!』
濃縮酸素の充満した領域へと先端を突き立て、その場で
《コントラフォール第2層を貫通! 残り時間、後僅かです!!》
『よし、行くぞプライヤーズッ!!』
ディバイディングドライバーをすぐに解除し、凱は間髪入れずプライヤーズを呼び寄せる。
彼らの空間修復・制御能力を使い、最速で3層目の攻略に移る……
「やらせると思うか!?」
『それはこっちの台詞だ!!』
「フッ、貰ったッ!!」
《“邪魔はさせんぞ!”》ガキィン!!
プライヤーズへの誤射を避けるため、超竜神は攻撃の手を僅かに緩める……しかしその隙を掻い潜り、ガオガイガーへと突撃するピッツァ。
……だが、残り数メートルの所でダイキャンサーが前方に割って入り、
『ディメンジョンプライヤーッ!! ……ツール・コネクトッ!!』
その間にガオガイガーはツールコネクトを果たし、ディメンジョンプライヤーを起動……
ディメンジョンプライヤーのペンチ状の先端部は、任意の座標を空間ごと掴み、抉じ開け、周囲から切り離す事も可能な万能空間制御ツール……本来はディバイディングドライバーのアンチツールとして開発された物だが、効果範囲こそ限られるものの、異常をきたしている空間を原因ごと取り除く事が出来る為、その利便性は高い。
『おぉぉぉォォォ……ッ!!』
「貴様らの好きにはさせん! ウリィィィィィィ!!」
「クッ、下からの砲撃……
ディメンジョンプライヤー発動中であるガオガイガー、その足元が少しづつ崩れ始めた事に超竜神が気付く。するとピスケガレオンは能力を行使して地下の戦闘に直接介入を開始……
《“対処は私たちに任せて! 行くよ兄さん!!”》
《“オレ達の連携、見せてやるってばよォ!!”》
機動部隊の居る場所の地下に陣取り、足元から砲撃してくるペンチノンの砲撃……それをピスケガレオン2体は弾道の先にある天井に空間の穴を開け、連携してペンチノンの攻撃を受け流しつつ、なんとワームホールの様に砲撃を誘導して撃ち返す。
「ウリィィィッ!? 小癪な真似を!!」
『……なかなかやりますね、私も負けては居られません!! ガンドーベルッ! ガングルーッ!』
ペンチノンの砲撃を少しでもガオガイガーから逸らすべく、ボルフォッグもガンドーベルとガングルー……ガンマシン2体と連携を取って更なる撹乱を開始。
《コントラフォール第3層を攻略! しかしもう時間がありません!?》
猿頭寺の声に焦る事なく、ガオガイガーはツール・アウト……そこへピッツァへの牽制を一時中断してゴルディータンクが合流してくる。
《ゴルディオンハンマァァァ! 発動ぉ、承認ッ!!》
《了解! ゴルディオンハンマー……
『……ゴルディオン、ハンマァァァッ!』
既の所……開放されていたコントラフォール第1層の穴が閉じ始める直前に、ガオガイガーはコントラフォール第4層へとゴルディオンハンマーを叩き付け、ついにガオガイガーはコントラフォールの全4層を完全攻略……勢いのまま内部へと突入した。
しかし、そこで凱が眼にしたのは……
『……なんてこった……東京が地盤ごと隆起しちまってる!?』
眼前に広がる垂直に切り立った崖……上下に切り分けられた市街地を見やり、ガオガイガーは上空へと移動、崖の上に到達した直後……ガオガイガーは、広大なゾンダーメタルプラントを目撃するのであった。
原作通りの場所で一区切り。
なお、アーマロイド達がシオンをどういう立場で捉えているのか……彼女をどう思っているのか少し分かりましたね。
なお、勇者ロボ軍団における魔改造パワーアップのタイミングに悩み中……
一部はこの戦闘でも良いかな、とは思うけど……ね。
ついに、始まった大東京決戦……
広大なゾンダーメタルプラントの各地で、それぞれが激闘を繰り広げる。
目にも留まらぬ音速で互角の戦いを繰り広げるガオガイガーとピッツァ。
地下で己の全力を振り絞るボルフォッグとペンチノン。
しかし、不利な戦いを強いられる超竜神の下へ
謎の人影が現れた時……我々が眼にした驚愕の真実とは?!
次回、勇者王ガオガイガーif NEXT...
第45話『激突!機界四天王』
次回もこの小説で、ファイナルフュージョン承認!!
次の閑話はいつ頃みたい?
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可能な限り早く見たい
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ひと区切り付いてから
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今すぐじゃ……ダメ?