狂わなかった「Z」の力 ~勇者王ガオガイガーif   作:睦月透火

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度重なるシリアス展開に頭がイカれそうなので息抜きに走る。
無論、ネタをぶっ混むのが目的w

真面目度? 知らない子ですね……
※ 本作のオリキャラの元ネタが密か(?)に隠れていますw



閑話:アクセル全開!ネタ的暴走トライアル集

─ 風邪で熱暴走したシオン ─

 

 頭からリアルに湯気が立ち上ぼり、まさに「THE 風邪ひいてます」という状態のシオン……元々朝の時点で体調不良としてスワンから連絡が行っていたのだが、本人が「私しか処理出来ない案件がある」と称して強引に出勤してきたのである。

 

「……だ、大丈夫なのかね? 今日は無理せず休んでおいた方がいいんじゃ……」

 

 フラフラと夢遊病患者の如く、本部施設内の廊下を歩くシオンとすれ違った大河。普通では考えられない状況に驚愕し、思わず声を掛けたのだが……

 

『貴方のその配慮に感謝を……しかし、私でなければ不可能な処理を……そのままにはしておけない。……貴方の心優しき配慮に対し、己自身の手前勝手な意地のせいで快く同意できない事を、私は謝罪する……』

 

 熱暴走で正常な判断が出来ないのでは? という麗雄博士の見解はあったが、口調こそ違えど律儀に返事。行動そのものは正常に近かった……その表情とのギャップ以外は。

 

「……だが、どうみても……その顔では、ちゃんと仕事が出来るとは……思えないのだがね?」

 

 熱で惚けた、普段からは想像し辛いシオンのあられもない顔……一歩間違えば18禁的な表現にでも用いられそうなその顔に、大河は引き吊った笑みでそう返すのだった。

 

 

 ちなみに、何故シオンが風邪をひいたのかというと……

 

 昔懐かしい粘土人形を用いたストップモーション撮影作品「ピ◯グー」の動画を用いた吹き替えネタ動画(本人はピ◯グーを一切知らない)を(酒成分入り)チョコを食べながら見ていたせいで酔ってド嵌まり……「リアルのペンギンもこうなのか?」とわざわざ南極に赴いて一晩中探し回ったが故であった。

 

 なお、シオンは体質的にすぐ酔うし度合いも激しいが後残りはしないタイプで、酒に酔うと「発想力」以外のほぼ全ての知能が小学生以下のレベルにまで低下し、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()様になる事が今回の一件で判明したのである。

 

──────────

 

─ ある日のクーゲルザウター ─

 

※ 本編に登場させるかはまだ未定ですが「アーマロイド達に本人が望むタイプのサブボディが与えられている」という前提のお話です。

 

 いつかのとある日から、人間と同様にも見える生体ボディを手に入れたクーゲルザウターの朝は早い……

 

『……はっはっ……はっはっ……はっはっ……』

 

 彼女は毎日、早朝5時から約10キロメートル程のランニングを日課にしている。

 

 何が彼女にそんな事をさせるのか、皆目検討は付かない……だが、何故かランニング後は本体のコア・ドライヴの調子が良いらしく、そのエネルギー効率や最大出力も不定期ながら継続してアップしている事が多い……それ以外にも、彼女自身の気分も上向きになるので、どんな天候だろうと欠かす事は無かった。

 

 朝靄が残る肌寒い川沿いをひたすらに走る赤い瞳の少女……着込んだ黒いジャージの袖と襟には赤と黄色の三本線が入っており、短めで少し癖のある黒髪を揺らながらひた走る。

 彼女の頭は見るからに特徴的で、額部分の一房だけ白いメッシュに、頭から生えた馬っぽい耳……その根元の左右には、菱形にも見える花飾りを付けていた。左側の花飾りにはリボンの様にあしらった赤い房紐も付いており、どことなく和風な印象である。

 

「……おっ、クーちゃんか。今日も早いねぇ~!」

 

 ランニングルートにある商店の店主が、クーゲルに声を掛けてきた。

 

『おはようございます! オジサンだって、毎日この時間にお店の準備してるじゃないですか。お互い様ですよ~』

 

 毎日同じ時間に顔を合わせる2人……日課を開始して早朝挨拶から土日以外は必ず顔を合わせる事ですっかり顔馴染みとなり、ご近所という事もあって店主の目利きによる新鮮野菜にもすっかりハマったクーゲルは、毎朝行うこの店主とのやり取り自体も、ランニング中の楽しみとしていた……

 

「ハハッ、ちげぇねぇ! お、そうだ……帰る時にまた寄ってきな! 取れ立てニンジンをお裾分けしてやるからよ~」

 

『ッ?! ありがとうございますッ♪』

 

 ……時々ではあるが、こういう事もあるからね。

 

 

『たっだいまぁ~♪』

 

 早朝ランニングを終えて帰宅したクーゲル……手に下げた小さめのビニール袋には、瑞々しい葉っぱと生乾きの土付き(比喩無し)という如何にも新鮮そうなニンジンが数本ほど入っていた。勿論()()は彼女の大好物なので、気分上々なのは言うまでもない。

 

 玄関の扉を開けて入ってきたクーゲルの気配に気付き、部屋の中で朝食の準備をしていた長身の男がクーゲルを出迎える様に声を掛けた。

 

『相変わらずの早朝ランニングでしたか……ではシャワーで汗を流したら、朝食にしましょう。おや、新鮮なニンジンですね……スムージーにでもしましょうか?』

 

『じゃあお願いグラヴィス♪ ささっと汗流して来る……ところで、今日の朝御飯は?』

 

 ニンジンの入った袋を男に手渡し、足早に去ろうとして思い出した質問をするクーゲル。グラヴィスと呼ばれた長身の男は、紫の髪にタートルネックのシャツ、その上から青色のエプロンをしていた……エプロンの胸部分にはデカデカと()()()()()()()()()()()()()()()()()()幸せの青い鳥(ロー◯ェン)」の刺繍があり、手作り感満載な事からも彼専用である事が伺える。

 

『今朝はポーチドエッグに、ほうれん草とニンジンの胡麻和え。粗挽きウインナーと塩麹の焼き鮭はお好きな方の選択です……貴女用には追加でニンジンハンバーグと、胡麻和えのニンジンも増量してますよ』

 

『はぁーい♪』

 

 答えを聞くや否や足早にお風呂場へと駆け込むクーゲル……それを見送るグラヴィスもニンジン袋を手に、少しだけ微笑ましく笑みを浮かべるのだった。

 

 

『……ところで、先程貴女がシャワー中に唄っていた歌……確か、大物歌手の演歌では?』

 

『よく分かんない……けど、聴いた人は皆上手いって言ってくれるし、何となく好きだから』

 

『そうですか……』

 

 ちなみに彼女が唄っていたのは超大物演歌歌手(北◯三郎)の人気曲「北の漁場」で、その歌声は実力派の職業歌手にもひけを取らないレベルの上手さである……

 

──────────

 

─ プライベートタイムの使い方 ─

 

※ 本短編中のみ、時間軸がFINAL編シナリオなので、この時点では本編未登場のアーマロイドが混ざっています。一体どんな子かな?

 

『……う~ん、どれにしようかなぁ~?』

 

 テーブルに並べられた数々のスイーツ……以前、スイーツ巡りと称して迷い混んできたカルナ絡みで名の上がった有名店の絶品達。ひょんな事でそれらを一度に手に入れるという奇跡に遭遇し、シオンとスワンに命……そしてルネやパピヨン(+アーマロイド一体)達は、オービットベースの休憩ラウンジで華を咲かせていた。

 

 原作キャラの輪に混ざり、日常会話に華を咲かせるシオン……年相応に笑顔を見せるこの光景は、これまでの過酷な道程をひた走ってきた報酬とも言えるだろう。

 

「そう言えば、シオン……食べ物の好みは前に聞きましたケド、オービットベースに移ってからのオフの日は何してるデスカ?」

 

「……それは私も気になってた。何してるの?」

 

『あらあら、シオンちゃ~ん。お姉さんにも秘密にしてるプライベートなお話をやり玉に挙げられちゃってるわよ~?』

 

 派手なデザインの赤いアンダーウェアに包まれた豊満な胸部装甲と、癖の強いポニーテールの金髪を揺らし、小悪魔的な笑みを浮かべながら「見た感じ親子逆じゃない?」と言われそうだが実は生みの親であるシオンのほっぺたをつつく長身の美女……背中には2対の悪魔の羽根の様な模様がペイントされた白を基調とするアーミージャケットを羽織っており、髪の隙間からは山羊の角が見え隠れしている。彼女は【山羊座】のアーマロイドのサブボディで、いつもは無愛想で赤い相方の【牡牛座】と一緒に居るのだが、今回はスイーツを囲んでのプチ女子会みたいな形なので別行動しているのであった。

 

『……う~ん、大体は部屋でガ◯プラかゲーム……または地上に降りて子供達と遊んでる……かな?』

 

 ……とても中身が10代の乙女とは思えぬオフの使い方に、物凄い形相でドン引きする一同。シオンはこう見えて素の部分……自分自身に関してはわりと無頓着だったり、感心が薄い。

 

 地上で生活していた頃はスワンの目があったからなのかマトモな感じではあった為か、個室でプライベートな時間が増えるオービットベースでの生活が始まった頃から、彼女のプライベートは正直言って謎だった……それが白日の下に晒された訳なのだが、その実態に一同は我が耳を疑ったのである。

 

 ……そして何故か【山羊座】までスワンや命と同じリアクションをしている。親より人間(女)らしいプライベートを理解しているのかコイツ?

 

「ねぇシオン……ゲームやらガ◯プラ云々はアンタ個人の趣味だから、あんまり言いたくないんだけど、さすがにそれはおかしくない?」

 

 それからやや間を置いて呆れの溜め息と共に、真面目な顔でツッコミを入れてくるルネ……原作と同様Gストーン動力を持つサイボーグである彼女だが、本作の彼女のボディはシオンが原作を知るが故に早期から病的なまでの魔改造(内容と詳細は本編シナリオ出演時に公開予定)が施されており、()()()()()が解決しているので人当たりは原作ほど悪くない。

 

「シオンちゃんってもしかして……隠れオタク気質、なのかな?」

 

 ズバリ、シオンは前世がそうだった故……命の考察は正鵠を射ていた。

 

『……あはは……まぁ、なんというか……ね』

 

「Oh my god……」

 

「……まぁ、シオン(彼女)が充実しているのなら……何も言う事など無いと思いますが……」

 

『甘いわよパピヨンちゃん! シオンちゃんは本来まだ学生なんだから、青春を謳歌すべきなのよ!! 同じ意味では昔のルネちゃんもなんだけどね!?』

 

 パピヨンの持論に声を張り上げ反論する【山羊座】……突然己の名まで挙げられ、ルネは忌々しそうに【山羊座】を睨み付ける。しかし、逆ギレ気味にテンションの上がった【山羊座】は意にも介さない……

 

『貴女達は殺伐とし過ぎなの! もう少しぐらい乙女らしく、青春を謳歌すべきなのにぃ~!!』

 

 オーバーアクションを交えながら一人で盛り上がる【山羊座】に、命は「どうしようか?」といった感じで引き吊った笑みを浮かべ、スワンとルネは揃ってお手上げリアクションで首を横に振る……パピヨンは早々に「我、関せず」と決め込み、元凶となったシオンは【山羊座】の発言をクソ真面目に受け止め、青春を謳歌する前提で「これまで」の事を再検証し始めるのであった……

 

 なお、シオンは毎度のごとく非番の時は地球に降りてガ◯プラショップを巡り、琴線に触れたキットを見掛けたら即買い……最寄りのワークスペースまたはオービットベースの自室で、ガチ全塗装&仮想バトル(某・ガン◯ラ関連の)ゲーム仕様向けの改造まで施していたのである。




……読んで思わずニヤリとしたのは私だけじゃないはず。

ちなみにシオンの魔改造済みお気に入りガ◯プラ。
ベース機が判明している物としては……

ガンダム・バルバトスルプスレクスWS
(腕部拡張フレームと爪・テイルブレードの刀にサイコフレームを搭載、ワイヤー部をγナノラミネート化し任意発動可能。膝と踵に小型パイルバンカーを内蔵して脚部の打撃力を強化。腕部レールガンの搭載位置を調整して半埋没可動式にし、その蓋として内側にナノスキン処理を施した複合装甲(シールド)を貼り付けた近接攻撃&防御力強化仕様)

ウイングガンダムゼロ(EW)【堕天使(ザドキエル)】type.A
(オリジナル太陽炉ツインドライヴを副翼に内蔵し、GNフィールド展開機構を搭載。ゼロフレームも全てサイコフレームで再構成。装甲はオリジナルのまま内側にナノスキンを仕込み、突起物の一部と主翼にもクラビカルアンテナを仕込む。ツインバスターライフルにも手を加えて銃身保護用に対ビーム装甲を追加し、更にビーム刃の展開まで可能にした他、ダブルオークアンタと【白雪姫】を参考に開発した専用ソードビットによる強化システムを搭載した超絶強化仕様)

ユニコーンガンダム『超豪華全盛り仕様(擬似ペルフェクティビリティ)
(同スケールで規格統一した全ての「アームドアーマー」を搭載し、敢えてカラーリングをユニコーン1号機仕様に揃えた機体。なお、アームドアーマーDEは「ガンダムーNT」のフェネクス仕様。なお、運用上の問題でビームマグナムは外された)

その他にも、頭の悪い謎強化を施した『ヅダ』や『ヒルドルブ』……見た感じはまんまガオガイガーやキングジェイダーとそっくりで、攻撃・防御機能や必殺技まで完全再現という魔改造を施した『原型不明のMF』……どうやって再現したの?等々、列挙したらキリがない程の数を所有していたりする。
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