狂わなかった「Z」の力 ~勇者王ガオガイガーif 作:睦月透火
度重なるシリアス展開や争いに疲れた心を、キャラ崩壊(?)やNGシーンの数々で癒しましょう♪
なお、本来のOKシーンは本編の方でお楽しみください。
その後、保護された謎の少年こと「天海 護」のボディチェックが終了した頃、GGGの監視システムが暴走機関車を捉え警報を鳴らす……
その警報音に触発されたのか、別に運び込まれた少女もまた……意識を取り戻した。
「…… ぶぁっくしょい!! ……あっ」
気絶してたのでこれ幸いと徹底検査がされたので、シオンの格好は検査着……薄着なのは言うまでもなく、撮影に使われたこの部屋には暖房設備が無かった為、少し冷えていたのだった……
……さすがに“くしゃみ”はしょうがないよね?
敵と祖を同じくする存在【Z・オリジン】の秘密を暴露したシオン。
……たとえどんな結果になろうとも、もうは後悔したくない……
そう決意した少女の瞳は、真っ直ぐにGGGの指揮官である大河幸太郎の瞳を見つめ返していた。
「……シオン、さん」
「シオン……」
「シオンちゃん……」
護くん、スワンさん、命さん……ありがとね。
……長い様で短い間だったけど、けっこう楽しかった……でも多分、私はもうココには居られないと思う……
……ココでの思い出は、例え死んだとしても忘れない……だから皆も、私の事……
ガタッ
「ヤッベ ……スマンみんな、な? はははっ…………ゴメンナサイ」
火麻参謀が間に耐えきれず足を動かした事でセットされていたテーブルの一部に当たり、音を立ててしまった……なお、このシーンはこの後3回取り直され、その全てが火麻参謀の我慢弱い部分が原因だった事を記載しておく。
三段飛行甲板空母のミラーカタパルトによって、弾丸の如く射出された氷竜と炎竜……沿線を走るゾンダー新幹線の両サイドへと着地し、速度を維持しながらラダーとクレーンを使って電磁波を弱めつつ速度を落とさせ……その間に私と凱さんが内部に侵入し、ゾンダー新幹線自体にもブレーキを掛けさせる。
字面だけで見れば簡単にも思えるが、ミラーコーティングの効果時間は最大でも5分しかなく……速度差のせいでゾンダー新幹線との接触は約20秒しか維持できない。勿論それを超えた時点で氷竜・炎竜は振り切られてしまい……恐らく二度と同じ手は使えないだろう。
私と凱さんは、その20秒以内にゾンダー新幹線の運転席に侵入し、ブレーキを掛けさせなければならないのだ。
はっきり言って無謀だと思ったけど……
(ガワさえ貫ければ、入り込めるッ!)
私のアーマーは無意識の内に全体的に青と白、胸部と両腕は黒く、赤い頭部が目を引く人型形態へと変貌……ガオガイガーの代表的な貫通攻撃である『ブロウクンマグナム』を真似するが如く、右腕を更に変形させ……ドリルを形成。
私はそのまま両足の後部から姿勢保持用のアンカーを展開させ、狙いを定めつつ右腕を前へ……
『グラヴィトントルネード、パァ──ンチッ!!』
掛け声と共に踏ん張りを強め、“右腕ごと”アーマーが外れそのままスラスターを吹かして射出される。飛んだ先は狙い通り“X700系の運転席に続く扉”……反対側まで貫通したアーマーは天井の上を通り越して再び私の右腕へと戻り、接続後にドリルを収納して元の状態へ……
《カ────ットォォォ!!》
『……え……っ?』
「……あ……あのさ、シオンちゃん……腕……大丈夫……なの?」
突然、私の演技に対し監督が急に焦った顔して心配してきた。話を聞くと、どうやら「腕ごと飛ばすパンチ」というのはさすがに駄目らしい……アレ? ガオガイガーのブロウクンマグナムもおんなじだよね……?
……なんでかなぁ……?(*´・ω・)
護くん達は長旅で疲れたのか……夕方までホテル内で過ごすと言うので、私は今日の内に彼に会おうと連絡を取り、フェスタ会場の最寄り駅で彼を待った。
「……ん? その髪型……また伸ばしたのか? 特徴的だからすぐに分かったぞ」
第一声が髪型の事……誉めたのか正直微妙な言い方で男が声を掛けてきた。
『……うわ、ヤクザが来た……』
彼が私の会いたかった人、「
『……良い度胸してるな相変わらず(# ゜Д゜)』
ぶっちゃけネタ的に間違ってないけどシナリオとしてはアウトであるw
それからホテルで予約していたディナーを護くん達と済ませ、ベッドに入り早めに休む……
(明日はいよいよフェスタ……もしかしたら、ゾンダーが出るかもしれない……)
『……、…………Zzz』
《カァァァット!! ちょっとシオンちゃん?!》
さすがに寝ちゃダメでしょ……
《大会運営より、フェスタ参加者にお伝え致します……急激な天候不良による上空の視界不良が確認された為、バルーンの飛行を中止して下さい……繰り返します、急激な天候不良による……》
「……あれぇ? 何か声が聞こえてきたよ?」
「大会運営からの通達だね……成る程、上空の視界不良か……」
「どうしたんですか?」
「上の見晴らしが悪いから、バルーン同士の事故を防ぐ為に、一度降りなさいって運営からのお達しだよ……残念だけど、一度降りよう」
「「えぇー?!」」
不幸中の幸いか……雲ゾンダーに巻き込まれずに済んだらしい、護くんの友達が乗ったバルーンは降りて来ている。
……でも何だろう、この違和感は……タダのバルーンだというのにこの異様な雰囲気……振り向いた私の目に映ったバルーンは……
『……ぶっ?!』
(待って待って待って?! 何その色?! 何その形?! 明らかにウ◯コじゃん?! デザインしたの誰よ?! アレ、公序良俗違反じゃないの?! というかマジでアレ、気球のデザインにする?! 普通じゃないわ?! 正気を疑うわ?! ダメダメ、待ってお腹痛い……ヤバい……呼吸苦し…………)バタンキュー
「「「シオンちゃん?!」」」
突然の呼吸困難と腹痛に苛まれ、転倒したシオン……その原因は言わずもがな、原作同様のデザインとなった“あるフェスタ参加者の気球デザイン”である。
イメージを一度PCに出力して更に手を加え、可能な限り詳細な設計図を組み立てる……ガオガイガーに倣い、攻撃と防御を左右に分けて特化させ……カニ歩きを彷彿とさせる横方向に特化した機動力と硬い甲殻をイメージした重装甲……多脚によって走破性能や旋回能力が上がったのは嬉しい誤算だった。
「お、シオンじゃないか……何してるんだい? ん、メカの……設計図か?」
『凱さんの負担軽減を形にしてる所ですよ……もう少しで仕上がります』
噂をすれば、のタイミングで凱さんが研究室に来た……聞けば定期メンテの為らしい。
ちょうど良い、と凱さんが興味を持った画面を大型スクリーンに転写して説明する……私自身は直接戦闘こそ能力的に敵わないものの、サポートマシンを可能な限り高性能機として造れば、役に立てる筈……
凱さんの負担軽減になれば……と苦心した設計を見て、凱さんはとても嬉しそうだった。
「凄いな……コイツと超竜神が一緒なら、どんな相手にだって勝てそうだぜ……!」
『……空中戦は全く出来ませんけどね……』
「……そうなのか?」
それから私は、時間を忘れて凱さんと一緒に【蟹座】の外部装甲をデザインしていく……大雑把に基本形を決めたら、肉付けをし、色を決めていく……そして……
「カァァァット!! ダメだよ2人とも! そのデザインはさすがにアウトだってば!!」
監督の指差す画面の先……そこに投影されているデザイン画面には、何処からどう見ても
う~ん、版権問題。
『機蟹武刃、コード:630解除……こうなったら変形して対処よ!!』
指令を受けた機蟹武刃……ふざけた体躯からコミカルな雰囲気が完全に消え去り、剣士型ゾンダーロボの剣撃を鋏でいなし、相手の剣を地面に縫い付ける様に挟み込み、自身は飛び上がって多脚で飛び蹴りを披露して剣士型を吹き飛ばす。
着地からゆらりと立ち上がる機蟹武刃……その姿が、徐々に変わり出す。
全身の装甲がパキリと分割、流れる水が渦を巻く様に複雑な動きで組み替えられ、その内部も同時に組み替えられていく……最も強固な部分である背部の装甲も全身に分配されていき、全体の形状は瞬く間にヒトの様な姿へと変わっていき……
『……オォォォッ!!』
……機械の合成音声にも似た咆哮を響かせ、ゆらりと人影が立ち上がり始める。
まだ細かなパーツは機体表面を行き来しているが、踞った体勢から立ち上がる間にパーツの位置は次々と固定され、分断されていた装甲も再び繋ぎ合わされていく……完全に変形を終えた姿は、主に緑と黒、そして黄色や白の差し色が目を引く装甲で構成された……まさに鎧武者の如き人型ロボットだ。
顔はヒトを模した仮面で覆われ、武者鎧テイストの強い全身の甲冑は重厚でも動きを阻害しにくい……まるで最初から実戦向けに造られた鎧兜のよう……
変形前の腕部分だった鋏は人型用ではないので、予備のハードポイント……バックパックの左右に接続されている。
そして立ち上がった鎧武者……蟹座アーマロイド『機蟹武刃』、その変形した姿が全貌を現すと、私は感慨深い何・か・を感じながら改めて名を呼んだ。
『……往きなさい、機蟹武刃。いえ……機蟹武刃、ダイキャンサー!』
私の台詞終わりに重ねられた、何処か聞き覚えのある……しかし予定されてないBGM。
ダイキャンサーは徒手空拳で構え、先ほど吹き飛ばした人型ロボを睨んで相対……体勢を整え直した人型ゾンダーロボもダイキャンサーの構えに応じるが如く……
《カァァァットッ!!》
「ダメダメ! 何このBGM予定に無いよ?! ……ものすっごく合いそうだけど」
音楽担当さんの悪戯だった……
私は診察の為にスミレさんに頼み、ヴァルナーの名前を呼んで側に来て貰う……
『……アナタ、人間は好き?』
《キュイィィィッ♪》
『「………………返事来ちゃったよ」』
無言で通す筈がまさかの“元気な”お返事……私とスミレさんはもう声を揃えてツッコむしかなかった。
しょうがないよね、生き物だもん……
もちろん撮り直しになりました。
現在、どうなってるかというと……
基地内システムをバーチャル空間に変換した戦闘フィールドの中……私は今、ガオガイガーになって敵ゾンダーの尖兵である黒い虫型の小型メカの群相手に、切った張ったの大立回りをやるハズが……
『……ちょ……待って待って待って待って?! やっぱムリ無理むりぃぃぃ~~~!!』
サイズ感が少し違うとはいえ、黒光りするボディに薄茶色の羽根、高速で地面を這い回りる姿、忙しなく動かす長い触覚……
何処からどう見ても、
事前に状況は伝えられていたとはいえ、実際に見るのとは“雲泥の差”であった事は言うまでもない……
ちなみにこの映像は、最新3DCGを駆使して作成された“本物と同レベル”のVR映像であり、撮影後に部分的な手直しをして戦闘を再現する予定でした。
……しかしながら、さすがにコレは抵抗あるよね? ね?!
『お前も勇者! そしてデキる男だ!!』
ドォゴォンッ!!
突如、爆音と聞き間違う程の音が響く……勿論音を立てたのはクーゲル。その足元はクッキリと半球状に抉れている、あれ程ゴルディの言葉に悪い気はしてなかったクーゲルザウターの纏う雰囲気は見事に一変しており、ワナワナと拳を握り締め、何かに激怒している。
『な、何だよ……?! 俺様はお前を誉めグボォァァァッ?!』
ゴルディは突然態度を急変させたクーゲルを見て混乱……よく分からないまま弁解(?)をしようとし、その態度に更に腹を立てたクーゲルはゴルディの胴体中心を狙い、後ろを向いたまま爪先を捩じ込む様に一蹴……しかもなんと蹴撃と同時にインパクトプレッシャーまで使い、盛大に吹き飛ばしたのである。
『な、ゴルディーマーグ……?!』
『オイオイ、今度はクーゲルとゴルディのケンカかぁ?』
氷竜と炎竜が騒ぎに気付いて声を掛けてきた。
『て、テメェ……! 俺はお前を誉めてやってるんだぞ?! それを足蹴にしやがって……!』
『……ッ?! …………!!』
『もぅ……何してるのよ……』
これはさすがに流れが悪すぎるので私は止めに入る……やり取りを辿れば、すぐに原因は分かるものの、ゴルディは自分が犯した【失態】に全く気付いていない様子。
『お前からもちゃんと言えよ! コイツ、人が折角誉めてんのに俺様を足蹴にしやがって……』
『ゴルディ……もう一度、さっきまでのやり取りを思い出して。何でこの子が怒ったか……分かる?』
『あぁ?! やり取りも何も、今俺様が被害被ってるだろうが!? 何を馬鹿な事を』
『ゴルディ……1つだけ言っとくわよ? ……クーゲルはね、歴とした女の子なの!』
『………………ぇ……?!』(氷竜)
『………………は……?!』(炎竜)
『………………あ"……?!』(ゴルディ)
『『『………………はぁぁぁぁぁぁ?????!!!!!』』』
……うん、台本とは違うけどそういう反応になるよね~知ってた。
読み直しながら書いて、思わず吹き出すシーンを想像しました。
ここで一つお知らせです。
今年でWindows10の公式サポートが切れるとの事で、私事ながらPCを新調しました。
今まで“ちょい重”だったゲームもサクサクでかなり快適♪
……ですが、今までHDDに溜め込んでたデータをPC本体に内蔵できない(発熱によるパーツ劣化と性能低下を憂慮した)仕様となったので、原作見直し等の環境が間に合わず執筆が進みませぇん。( TДT)
この場で次話の公開が大幅に遅れる事を先に報告させていただくと共に、深くお詫び申し上げます……
……(NGシーン集)続けちゃう?
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まだだ、まだ終わらんよ!!
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ここまでだな、俗物!!
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また敵となるか……NGシーン!