狂わなかった「Z」の力 ~勇者王ガオガイガーif   作:睦月透火

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前回に無かった次回予告?
それよりも重要な語りがまだ終わってない!



第65話 勇者の復活と新たなる目覚め(オマケ)

 イレギュラーな乱入者にお仕置きを敢行した牡牛座と山羊座……

 まぁまぁ盛大にやらかしはしたものの、とりあえずは原作通りっぽく〆れたのでマシかな?

 

 ……え? 護くんがまだフレームインすらしてないって?

 

 実はこれからなのよね……

 

――――――――――

 

「凱兄ちゃ〜ん!」

 

『護! 無事だったか!?』

 

 原種ロボをゴルディオンハンマーで消滅させ、イレギュラーの対処をし終えてシオンも合流した所で、意味深なキングジェイダーの視線に気付く……

 

 態度を一変させるGGGの一同だったが、そこへ護が飛び出し、彼等は無実だと語った。

 

『……お前達は、何者なんだ?』

 

 ガオガイガーの質問に、無言で踵を返すキングジェイダー。

 

『…………』

 

 そのまま去ろうかとした所に、シオンから驚きの言葉が発せられる……

 

『……原種核は持って行って。後で掠め取る必要は無いでしょ』

 

『シオン!? 何を言ってるんだ?!』

 

『コイツ等、ソレを集めて何をしているのか分からないだろ?!  危険過ぎる!』

 

『稀星隊員、さすがにその判断は……!』

 

 さすがにその発言には、凱をはじめ勇者達からの反発が上がった……しかし、シオンは表情ひとつ変えずキングジェイダーを見続けている。

 

『殊勝な心掛け……いや、お前なら全て知っているという訳か』

 

 再び此方を向いたキングジェイダーは、ガオガイガーの掌に乗った原種核を一瞥し、途中から視線をシオンに切り替えた。

 

 シオンは固有アーマーを纏っており、ガオガイガーの掌に乗る原種核を宙に浮いたまま撫でた後、護へと声を掛けた。

 

『……現実を知れば、そうするしか無いと分かるもの。護くん……いつもの様に、この核を浄解してみて?』

 

 唐突に声を掛けられた護は一瞬動揺する……が、核の浄解はいつもの事だったので気を取り直し、浄解を試みた。

 

 ……が、その結果は……

 

「……駄目だ。浄解、できない……?!」

 

 これには勇者達だけでなく、通信越しのオーダールームからも大きな動揺が伝わる。

 ただ1人シオンだけは「やっぱりね……」と一言。

 

《稀星くん! どういう事かね!? 護くんは何故、原種核を浄解できないんだ?!》

 

 麗雄博士の声に、見守っていたシオンはゆっくりと話し始めた……

 

『今の護くんには、ピースが欠けてるんです。ゾンダーに対しては、今のままでも問題なく対処できますが……相手が原種となると、条件が違うんです。そのピースを揃える為には……護くん自身も知らない秘密と、全ての発端に迫る必要があります……!』

 

 自分の失くした記憶……その単語に反応し、シオンの顔を見る護。彼女は優しい笑みのまま護に近付き、膝を折って視線を合わせ、ゆっくりと抱き寄せた。

 

『ごめんなさいね……前にも言った通り、私は全てを知っていたわ。三重連太陽系で生まれ、世界の外から全てを見ていた私には……』

 

「……シオン、さん……」

 

 その言葉が何を意味しているのかは、護には分からない……しかし、知っていても手を出さなかった……恐れて手が出なかった事を後悔している事だけは、辛うじて理解できた。

 

――――――――――

 

「護くん自身も知らない秘密……か」

 

「彼が天海夫妻の実子でない事は、初期の調査で判明しています。恐らくは、そこに秘密があるのでは……?」

 

 ……オーダールームにて。大河の呟きに、猿頭寺はヒントになるであろう事実を口にする……

 

「護くんには、Gストーンと同質波長のパワーを持っているのは確かだ。その点からも、ギャレオンと何らかの関係性があると思っておる……」

 

《……その辺りは、私も概ね把握はしていますが……彼の秘密を解明し、真実に迫るには……直接、天海夫妻と話をした方が良いと思います》

 

 ギャレオンとの関連性は、私からよりも当事者である天海夫妻から話して貰った方が良い……変に事を荒立てる必要はないし、何より、護くんの封印解除の鍵を握るペンダントは天海夫妻が持っている。

 ……そもそも、この流れを変える(わざわざイレギュラーを起こす)必要性も無いからね……

 

「……分かった。天海夫妻には、私が直接話をしに行こう」

 

――――――――――

 

『……問答は終わったか?』

 

 一連の話の流れを止めず、大人しく待ってくれていたキングジェイダー。シオンは改めて原種核をガオガイガーの掌から持ち上げてキングジェイダーの方へ移動させ、もう一人の運命の子……戒道幾巳の様子を伺う。

 

『彼等はかつて原種と心中覚悟で戦い抜いた、三重連太陽系、赤の星の戦士。彼等は今、己の矜持……いえ、果たすべき宿願の為に今も戦っています。彼等の宿願を果たす為には、原種核を全て集める必要がある……』

 

「……やはり、貴女は全て知っているんですね」

 

 ゆっくりと現れた戒道少年の言葉に、シオンは頷く。

 

『……ならば今後一切、我々の邪魔はしないで貰お『そういう訳には行かないわ』……何?』

 

 しかし、邪魔をするなと釘を刺そうとしたキングジェイダーの言葉をシオンは敢えて制し、こう続けた。

 

『本来は紫の星の者が責を負うべきだったものだし、私は元から関係者……責を負うべき私が今更「ハイそうですか」って引き下がる訳には行かないわ』

 

「……なら、貴女だけが僕達と来れば良い。そうすれば、貴女の……」

 

『事は既に個人の力の範疇を超えてると言ってるのよ。貴方達が如何に強くとも、どれだけ事を荒立てずに凌ごうとも……手に負えない事態はやって来るわ……()()()()()()()()

 

『貴様……』

 

 さすがにキングジェイダーからも剣呑な雰囲気が出されるが、シオンは一歩も引かない。

 

『この世に絶対はあり得ない……確定した未来なんて、物語の中だけ。……ましてや全てを知った私が、同胞の過ちとも言えるこの無価値で愚かな戦いに、たった3人で挑む戦士を何もせずに見送ると思って? 紫の星で生まれたこの“私”が……っ!!』

 

 “狂う前のZマスター”……マイナス思念消去システムの中枢として生み出された彼女は今、後悔と反省を経て、今なお脅威として蔓延る“狂った力”にどうしようもない程の怒りを覚えていた。

 

 後悔先に立たず。

 しかし、事は己の出自から出たもの……自分は何もしていない。だからこそ、怒りが湧いた。

 

 理不尽に無辜の生命を刈り取っていく、かつての同胞に……

 

 その理不尽に立ち向かい、恐らく負けるであろう戦いに身を投じようとする戦士たちに……

 

 いや、元は我が身可愛さ故に、手を出す事を恐れた自分こそ……だ。

 

『……行くなら、“私たち”を超えて行きなさい』

 

『な、何を言ってるのですか?! 稀星隊員!?』

 

『……ほぅ?』

 

『シオン、正気か?!』

 

 今のガオガイガーですら手を焼く相手を……本来一蹴できる力を持つキングジェイダーに、真っ向から啖呵を切るシオン。

 

『……忘れたとは言わせないわよ? 貴方達の致命的な弱点……私達は、そこに対して徹底的なメタを貼れるんだから』

 

 怒りで我を忘れたのか……はたまた策謀の果てに対する答えなのか。

 

 唐突に決まった、キングジェイダー対アーマロイド……

 物語の趨勢は、未だ混乱を極める。




……あっれれ〜? おっかしいなぁ??
ちょいちょい出てきては目的達成して紆余曲折あって共闘により至る筈が、ココでシオンがなんと実力行使に……

事の発端……確かにシオンの生まれ辺りが原因なのは確実だけど、色々複雑だし……もう誰の所為とか言えなくない?

とはいえ、身から出た錆びというか……己の不始末を行うシオンと、使命だからと孤独に戦うJ達。
さすがに共闘しないと無謀過ぎる戦いに挑む彼らを引き入れる為か……
それとも“死ぬ事すら使命だから”と最初から相打ち覚悟で挑もうとするこのお馬鹿さんに、さすがのシオンちゃんもブチ切れたか?

シオンちゃん。何気に初めてキレたかも……?

……コレが若さか?!(違う)
さぁて次回も、サービスサービスぅ〜♪



― 次回予告 ―


君達に、最新情報を公開しよう!

己の使命を全うしようとする赤の星の戦士達……
彼等の、無謀過ぎる戦いの果てを知るシオンは
真の勝利を掴む為に、敢えて戦いを挑む。

強大な戦闘能力を誇るキングジェイダーの前に
未知のアーマロイドがまたしても現れる。

果たして、この戦闘に意味はあるのか……?


次回、勇者王ガオガイガーif NEXT...
第66話『戦士と戦士、そして……』

次回もこの小説で、ファイナルフュージョン承認!!

コレが(次回の)勝利の鍵だ!!

  • 幻影と運命を司る【天秤座】
  • 主の贖罪の為に戦う【牡羊座】
  • 主の献身の為に変わる【水瓶座】
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