狂わなかった「Z」の力 ~勇者王ガオガイガーif   作:睦月透火

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お待たせしました~♪
まさか本文だけで7000字突破するとは……!

潜伏時の経歴を買われ、GGGメインスタッフらのメンタルケアをする事になったシオン。
思っても見なかった重用に、シオンは嬉しさ半分……怖さ半分であった。

それからしばらく経ち……ガオガイガーのサポート及び救助活動を行う新たな仲間が加わる……!


第6話 青と赤

ゾンダー初襲撃より数ヶ月前……

 

 GGGは秘密裏に回収したメカライオン……ギャレオンから得られた様々なテクノロジーを応用して、ガオガイガーのサポートや、戦闘以外での活躍を主とするビークルロボの開発を、半年前から既に着手していた。

 

 オーバーテクノロジーを用い、先んじて開発されたガオガイガーは、強大な敵との戦闘を目的としており……事後処理や救助活動、主に後方支援活動に対してはあまり考慮されていない。

 ……更に言えば、オーバーテクノロジーの塊であるギャレオンとは違い、再現とは言えども地球製のガオーマシンを用いたガオガイガーのシステムそのものが複雑であるが故に、実際の運用においても外部からの様々なサポートを必須としていた。

 

 その為、ガオガイガーの援護や、戦闘フィールドに取り残された人々がいた場合も想定した……多目的な活動を前提としたサポート要員の確保が急務とされた。

 そして誕生したのが、救助活動及びガオガイガーのサポートを目的として開発されたビークルロボ……氷竜と炎竜である。

 

 

「AIシステム、コンディション良好……各計測器、正常動作を確認」

 

「氷竜、炎竜……稼働テストの準備完了、いつでも行けます」

 

「了解、では始めるとするかのぅ」

 

 本部施設とは別に建造されたテスト施設内にて、超AI搭載のビークルマシン……氷竜と炎竜の稼働テストが行われた。

 

「……博士」

 

「ん? 何かね、稀星くん?」

 

「……私はこのテスト内容に関しては、部外者な気が……」

 

 そう、私……稀星シオンはGGGの医療スタッフとして雇われた筈だ、それなのに……

 

「なぁに、氷竜と炎竜のAIシステムはまだまだ発展途上、君の様に確固たる人格も性格も確立しとる訳ではないからの……先輩として何かアドバイスできる事もあるかと思ってな?」

 

 そっか……博士から見れば、私は固有人格を確立している機械生命体……氷竜・炎竜彼らから見れば同類、もしくは先輩という認識でもおかしくはない。

 経緯からすると何か違う気もするけど、そう見られて駄目という事は無い……むしろ誤解された今の方が、立場的にもゾンダー疑惑から離れられる。

 

 ……釈然としないのはしょうがないけど、乗るしかない。

 

「……ソウデスカ」

 

 おっと、言葉に感情が乗りすぎてる……気を付けないと。

 

「凄い……ビークルモードでのスペックは、初期の期待以上ですよ!」

 

 テストのオペレートを担当している牛山一男(うしやまかずお)が感嘆の声を上げた。

 ビークル形態……氷竜はクレーン車、炎竜は消防車を模した姿をしており、テストの結果は当初の設計データから算出された期待値を上回る数値を計測していた……

 

 それはクルー等にとっても、テストを受けている本人達にとっても嬉しい誤算である。

 

「ほぅ……瞬間最高速度、走破性能、対荷重量……そのどれもが期待値より30%以上もの良数値を記録しておる、各種センサーの精度や解析能力も想定値より高い……こりゃなかなか痛快な結果じゃ♪」

 

「ビークル形態でこの調子です、これならロボット形態の方も……!」

 

 当初の期待を上回る良い結果だ、否応なくロボット形態のスペックにも期待は高まっていた。

 

「……よし、では氷竜・炎竜、システムチェンジしてロボット形態のスペック計測に移ろう」

 

 ……しかし、ここで一つの異変が生じていた。

 その異変に気付いた牛山は、それまで見ていたモニターから麗雄の方へと振り向き……驚愕混じりの声でその異常を報告した。

 

「……?! 博士! GSライドの出力が、予定の70%にしか達していません!」

 

「なんじゃと?!」

 

 

 それからというもの……度重なるプログラムチェックや、制御系ソフトの改良を行っても……氷竜・炎竜のロボット形態への変形『システムチェンジ』を行う事は出来なかった。

 

 ……いや、変形不可能になっている原因については分かっていた。

 氷竜と炎竜には、ギャレオン及び各種ガオーマシンと同じ動力源……「GSライド」が用いられている。

 正確にはギャレオン修復の際に得られた各種データと、ギャレオンからもたらされた製造技術の情報を元に、地球の科学技術でコピーされた地球製(イミテーション)のGSライドだ。

 

 尤も……コピー品とは言え、既に稼働しているガオーマシンやガオガイガーが発揮する性能からもわかるように、あらゆる面で既存の動力源よりも数段以上は優れており、実働データでもオリジナルとほぼ遜色無い程の完成度を誇っているのだが。

 

『何が原因なのか、私達にもさっぱり分からないのです……』

 

『今日こそ行ける……と、思ったのですが……』

 

 当の本人達にも、何が妨げになっているのか……まるで掴めない様子。

 もちろん、私にだって分からない……原作でも、システムチェンジできない()()については『動力源である「GSライド」の出力が上がらない』としか語られていないのだから……

 

──────────

 

 テストから数週間経つが、未だにGSライドの出力はシステムチェンジ可能な規定値に達せず……氷竜・炎竜は心なしか悔しそうである。

 

(解決法としては、原作通りにゾンダー危機一髪で護くんに頼るのが最適解なんだけど……)

 

 恐らく近い内にゾンダーは来る……原作通り順当に行けば、巨大ロードローラー型のゾンダーが車を踏み潰しながら吸収して巨大化し続ける……そんな奴だろう。

 

「……でも、もし……彼らの精神がGSライドに深く影響を及ぼしているのなら……」

 

 私には何となくだけど分かる……GSライドの出力は、持ち主……搭載されたマシンの制御系から来るあらゆる情報と密接に関わっている筈だ。

 

 そもそもGSライドとは、厳密に言えば超高性能の情報集積回路と制御システムを内包し、更に「ある物質」を相殺・対消滅させて浄化する「反物質」でもある『無限情報サーキット』であり、外界から得られる様々な情報……その中でも生命体の感情に関わるデータ……

 平たく言えば「生きたいという意志」や、恐れを克服し前へと進もうとする「勇気」をデータとして取得、それに呼応する形で『Gパワー』と呼ばれるエネルギーを無限に精製する機能を持っている。

 

『つまり、彼らに感情が備われば……GSライドの出力も上がるのでは?』

 

 そう結論付けた私は、麗雄博士に協力して貰うため……足早に施設内を急ぐのだった。

 

──────────

 

 それから数週間後、護くんは学校行事……遠足で国立博物館、東京ドームシティ、そしてディズニーシーを巡る事になったらしい。

 

「……良いなぁ、ディズニーシー……行きたかったなぁ」

 

「Oh、シオンはDisney Sea……行った事ないデスカ?」

 

「ん~、完成年度にはもう入院してましたし……治ってからも今までずっと隠遁生活で仕事とホテルの往復しかしてませんでしたから……」

 

 皮肉たっぷりにこれまでの隠遁生活をサラッとぶち撒けてみる……勿論、メインオーダールームのクルーは全員私が機械生命体だというのは知ってるので隠遁生活の事情は周知の事実。

 

「……私も、2年前はロクに外にも出なかったし……分かるかも」

 

 この中で最も年齢の近い(みこと)さんが同情してくれた……

 彼女の場合、両親の事故死と凱さんの重症が重なって自暴自棄になりかけてたって経緯があるから……

 

 おっと、過去を詮索するのは私の主義じゃないからスルーするとして。

 

「護くん良いなぁ……」

 

 過去イチで羨ましさを全開にする私を見ながら、スワンさんと命さんは苦笑するのだった。

 

 ……しかし、そんな日常的な場面を引き裂く様に警報音が鳴り響いた。

 

「Whats!? 何事デスカ?!」

 

「首都圏交通ネットワーク上にて、複数の事故発生……」

 

 命さんがシステムから警報の詳細を受け取り教えてくれた。

 幹線道路の渋滞や事故は少なくとも0で終わる日などそうある事ではない……普通なら単なる事故の報告だと処理されるのだが。

 

「護くんからは、ゾンダー発見の報告はないし……」

 

「……じゃあ、事故は偶発的なものなの?」

 

「複数箇所で起きてる事を考えると……判断に困るのぅ」

 

 原作同様、護くんからのゾンダー反応の報告は無い……しかし、私の感知能力にはバリバリ反応が来ている。

 

「可能性は0じゃない……もしかしたら、万が一って事態も考えた方が……」

 

「そうね……凱、聞こえる? 幹線道路で複数の事故が起きてるの」

 

 ちょうど偵察活動に出ている凱さんに、事故現場の様子を見て貰う……現状では、それから判断するしか無いとし、命さんはすぐさま凱さんに連絡を入れた。

 

 

 命からの報告を受け、事故現場へと向かった凱だったが……事故の現場が複数であった為か、ゾンダーの出現場所の特定には時間が掛かっていた。

 

「……此所ではないのなら、次はレインボーブリッジ方面へ……!」

 

 凱は現在位置から最も遠いレインボーブリッジの現場を次の地点と定める……道中にはまだ未通過の現場が2ヶ所あるので、様子を伺いながら通過し、状況によっては急行も可能と判断したからだ。

 

『深川線の事故はトレーラーの脱輪、か……晴海線の方は……?』

 

 凱からの報告と監視衛星の中継で、少しずつ明らかになる事故の詳細……と、そこへ警戒警報が再び鳴り響く。

 

「凱! 晴海線の現場で巨大な暴走車を確認したわ! 他の車両を破壊しながら築地方面へと移動中!」

 

 監視衛星から晴海線の望遠映像が、メインオーダールームのスクリーンに投影される。

 そこに映されていたのは、原作と同じ……巨大なローラーの如きタイヤで周囲の車両を踏み潰し、吸収しながら鈍走するゾンダーロボの姿であった。

 

「イカン! 奴は破壊した車両を吸収して無限に巨大化するぞ!?」

 

 やはり現れたゾンダー……原作とは違い内陸部ではないが、場所が今年のオリンピック予定地にも近く、築地方面は食の観光地として人通りも多い……ゾンダーロボがそこへ突っ込めば、多大な被害は確実だ。

 

『クソッ、これじゃ住民の避難も間に合わない! ディバイディングドライバーの整備はまだか?!』

 

  ディバイディングドライバーが使えるのなら、ゾンダーだけを空間的に切り離し、安全に戦闘と救助活動を行える……のだが。

 

「ダメです! 突貫でも、約2時間は掛かります!」

 

 万事休すか……と、思われたが。

 

「長官! 氷竜と炎竜なら……!」

 

 このシーン、中から見てると思わずにやけるね……こんな時こそ彼らの出番! というシチュエーションが目の前で繰り広げられる。

 

「うむ……という事だが、君達! 出られそうかね?」

 

 既に2人への通信も繋がれており、2人の答えを待っていた。

 そして勿論、その答えは……

 

『我々に任せてください!』

『必ず期待に応えてみせます!』

 

 原作よりも少しだけ小気味良い返答……私も彼ら2人と、事ある毎にアレコレ会話をしたり経験を色々と重ねて貰ったので、原作よりも人間味を増した流暢な言葉を喋る様になっていた。

 救助活動のエキスパートとして、とても頼もしく成長してくれた彼等……原作と遜色無く、十二分に活躍してくれるだろう。

 

「よぉし、氷竜・炎竜! 緊急発進!

 逃げ遅れた市民たちを全力で救出せよッ!!」

 

 斯くして、氷竜・炎竜の初任務……大都市圏での広域救助活動が開始されるのだった。

 

──────────

 

「怖くない、怖くない……!」

 

「大丈夫だよ華ちゃん、もうすぐGGGが助けに来てくれるから……!」

 

 護たちの乗ったバスは、ゾンダー出現の少し前から勝鬨橋周辺の渋滞に巻き込まれており、ゾンダーと渋滞の板挟みに遭っていた。

 この世界にはカモメ第一小学校などないので、護くん達の通う学校はこの地区に程近い有明小……その為、必然的に高速バス等で都心方面へ行くには晴海線を使うのである。

 

「白いロボットが車の化け物と戦ってる……!」

 

「前の車が燃えてるぞ!?」

 

「車が邪魔で扉が開かないよぉ!!」

 

「怖くない怖くない……」

 

 なお、護たち乗るバスの現在位置は築地本願寺付近……対するゾンダーは既に築地六丁目付近にまで迫っており、最前線はもう目と鼻の先……しかも、バスの2台前にある車両は、前方の10台が絡む玉突き事故の被害をモロに喰らってボンネットから火を吹いており、すぐそばの対向車線にはガソリンを満載したタンクローリー……タンク車両と火を吹く車の運転手は既に逃げていたが、玉突き事故の被害車両にはまだ人が残された車両もあり、バスも急停止の影響で扉の前に大型の事故車が邪魔をして出られなくなっていた。

 

(凱さん……みんな、早く助けに来て……!)

 

 もう猶予はない、対向車線のタンクローリーが火に包まれる……その直前だった。

 

『おおおおおっ、間に合えぇぇぇ!!』

 

 紅い消防車が車両の向こうからラダーを伸ばして水流を放水、炎を吹き上げる車両がタンクローリーから徐々に離されながら消火されていく。

 そして護たちの乗るバスの周囲を塞いでいた無人の事故車両も、青いクレーン車のクレーンによって次々と撤去されていくのだった。

 

 

 ギャレオンへのフュージョンを完了し、護の目の前で単身ゾンダーロボを止めるべく果敢に挑み掛かるが、既にガイガーとゾンダーロボとの体格差は2倍近くになっており、周辺には人が取り残された事故車両がまだ残っている為、立ち回りにも支障が出ていた……このままではガオガイガーへとファイナル・フュージョンしても、満足に動けない。

 だが、少しでもゾンダーロボの侵攻を食い止めようと凱はガイガーのままで戦闘を継続する。

 

『これ以上先に行かせるかッ!!』

 

 どれだけ体格差があろうと、戦闘行動を取っていれば自然と敵対者(ガイガー)に意識が向くゾンダーロボ……その為辛うじて侵攻は食い止められているが、このままではガイガーに勝ち目が無いのも事実。

 

 歌舞伎座のビル屋上から様子を伺うプリマーダは、不利に喘ぐガイガーの様子を見てほくそ笑んでいた。

 

「ふふふっ、さすが私のプリティホイラーちゃん……さぁ、その小さな敵対者の身体を踏み潰しておやり!」

 

『……ッく、このままじゃスクラップにされちまう……!』

 

 ゾンダーロボのアームでホールドされたガイガーが抵抗するも、サイズ差だけでなくパワー差の激しい相手なだけに苦戦を強いられていた……だが。

 

『『隊長ッ!!』』

 

 猛スピードで紅い消防車と青いクレーン車が走ってくる。

 救助活動を完遂し、そのまま戦闘に合流した氷竜と炎竜は、ガイガーを助けようと敵ゾンダーロボへと吶喊……行われたラダーとクレーンの突き攻撃でガイガーはゾンダーロボのアームから開放された……しかし、ゾンダーロボは両腕から衝撃波を放ち、氷竜と炎竜へ意趣返しとばかりに反撃する。

 

『ぐぅぅぅぅ……!!』

『ぬぁぁぁぁ……!!』

 

 想定よりも強力な反撃に、苦悶に喘ぐ氷竜と炎竜……

 

『イカン! このままではまとめてスクラップにされてしまうぞ?!』

 

 麗雄博士の言葉に、一部のスタッフが驚きの声を上げる……しかし、2人の意志に諦めや恐怖といった負の感情は一切無かった。

 

 その時だった……バスごと救助された後、外へ出てそのまま戦闘の様子を伺っていた護……傍らにはいつの間にか本部から抜け出したシオンが居り、何やら言葉を掛けていた。

 

 その言葉に促され「ある決意」をした護は、戦闘の繰り広げられている場所へ……自身の胸中に渦巻く感情を乗せた一言を、大声で叫ぶのだった。

 

「ゾンダーのバカヤローッ!!」

 

 ダメージに喘ぐ氷竜と炎竜……しかし、護の感情が自身の能力を引き出したのと同時に、氷竜と炎竜のAIもその波動を感知……そして呼応するかのように、単なるプログラムではなく、固有の人格へと昇華し始めていた2人の自我を急成長させたのである……そして。

 

『この程度……で、諦める……なんてッ!』

『僕達には……プログラム、されてないッ!』

 

 言動こそ機械的な単語が含まれるものの……もう人間と遜色ないレベルで感情の乗った言葉を発し、AIシステムがフル稼働を開始……同時にGSライドの出力までも急上昇し始めた。

 

『何……ッ?!』

 

 護が発した波動はガイガーにも影響を及ぼしており、急激に上がった出力はそれまで必死に抑えていたゾンダーロボを軽々と吹き飛ばしていた。

 

「何が起こったんだ……!?」

 

「Oh! 氷竜と炎竜のGSライドの出力レベルが急上昇してマス!」

 

「博士! 氷竜と炎竜が……!」

 

 計測不能レベルの高エネルギーを発するGSライド……その出力は、今まで不可能だった奇跡をこの場に齎した。

 

『『システムチェーンジッ!!』』

 

 GSライドの出力不足……それが奇跡によって解消された今、氷竜と炎竜は同時にシステムチェンジ。

 青と赤……その鮮やかな装甲に身を包んだ2体のビークルマシン、そのロボット形態を初披露する氷竜と炎竜……その表情には自信が満ち溢れていた。

 

『氷竜!!』

『炎竜!!』

 

『『ハァァッ!!』』

 

 変形完了と同時に2人は脚部の武装格納ユニットから武器を取り出す……氷竜の持つ「フリージングガン」から放たれた冷凍ビームが、ゾンダーロボの足元を凍結させて動きを封じ、炎竜の持つ「メルティングガン」の熱線が、ガイガーを襲おうとしたゾンダーロボのアームに直撃し、当たった反動で狙いを狂わせガイガーの回避を援護した。

 

『……ッ?! 氷竜、炎竜!!』

 

『隊長、ここは私達に任せて!』

『今の内に、ファイナルフュージョンを!』

 

 頼もしき2人の声に後押しされ、凱は合体キーワードを叫ぶ……!

 

 

 後の展開は原作通り……ガオガイガーへと合体して「ヘル・アンド・ヘブン」を叩き込み、爆発する前に海へと落として被害を抑え、護くんがコアにされた人を元に戻して一件落着。

 

 しかし、原作にない展開も幾つかあった。

 

──────────

 

『……今度は、青いロボットに……赤いロボットだと……!』

 

 さっきまで暴れていたゾンダーロボに「プリティーホイラーちゃん」というアダ名を付けていたプリマーダは、ガオガイガーを援護した氷竜と炎竜に怒りを覚えた……が、その視界に望外の存在を認識すると、急に表情が穏やかになっていた。

 

(……っ?! 何だ……この感情は……奴らは我々の使命を阻む敵だと言うのに……)

 

 一瞬だけ惚けたような顔になったプリマーダだったが、すぐに意識を持ち直し『覚えてらっしゃい!』と姿を消すのであった……

 

──────────

 

 そして……

 

「……ごめんなさい、僕が……友達と遊ぶのに夢中になって、ゾンダーの感知が出来なくて……」

 

 原作通り、凱へと謝る護くん……しかし、凱は「失敗は誰にだってある、俺にだってな……だけど、失敗から学んでいけるのが人間なんだ、そしてお互いをカバーし合うのが仲間ってモンだ」と持論をもって励ましていた。

 

 その言葉に元気を取り戻した護くん……氷竜と炎竜も自己紹介し、私も話に加わろうと足を進めるが……

 

「護くんはまだ小学生……なんだから……もっと、私達を……頼って……」

 

 気力で耐えていたけど、さすがにもう限界だった……全身の力が抜けてしまい、護くんの目の前で転倒してしまう……ダメだ、もう全く身体が動かない。

 

(……ヤバイ、護くんのGパワーの出力……舐めてたわ)

 

 更に意識までも朦朧とし……護くんが私の名前を呼んだのを最後に、私の意識はぷっつりと途絶えてしまった。




ほぼ原作通りに氷竜と炎竜の初戦闘は無事終了!
……しかし、シオンは護くんのGパワーをモロに喰らって大ピンチに?!

それに、プリマーダの様子も少しおかしかったね……

でも、事態は待ってくれないので次回予告行ってみよー!

──────────

次回予告


君たちに最新情報を公開しよう!

戦闘終了と同時に倒れたシオン

数日で復帰したものの、倒れた原因を追求され
仕方なく自身の秘密を少しずつ明らかにしていく……

その一方で、氷竜と炎竜に秘められた
真の力が必要となる事態が発生してしまう……

果たして、彼らに秘められた真の力とは?


次回、勇者王ガオガイガーif NEXT...
第7話『その名は超竜神(ちょうりゅうじん)

次回もこの小説で、ファイナルフュージョン承認!!

コレが(7話の)勝利の鍵だ!!

  • 氷竜と炎竜の〇〇
  • シオンの秘密(の一部)
  • ゾンダリアンの凡ミス
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