第1回ラブライブ・バンド部門に優勝したPeloiades。
生徒会役員になり更に忙しくなる。
ラブライブは第2回が発表されるが穂乃果達に予選会場が無い。
穂乃美達はどう動くのか?
そして、ストーリーを変えてしまった影響はどうなるのか?
「お知らせします。お知らせします。我が校のガールズバンドPeloiadesがラブライブの決勝戦に
おいて優勝を果たしました。
繰り返します。我が校のガールズバンドPeloiadesがラブライブの決勝戦において優勝を
果たしました。」
10月1日、講堂で生徒総会が開催されていた。
「音ノ木坂学院は入学希望者が予想を上回る結果となった為、来年度も生徒を募集する事に
なりました。
3年生は残りの学園生活を、悔いの無いよう過ごし実りのある毎日を送って行って貰えたらと
思います。
そして、1年生、2年生は、これから入学して来る後輩達のお手本となる様、気持ちを新たに
前進して行って下さい。」
「理事長ありがとうございました。続きまして新生徒会役員紹介に移ります。」
穂乃華、穂乃美、海未、ことり、美彩、淑詠がステージ上に並んだ。
「新生徒会役員の紹介です。
生徒会長・高坂穂乃華、
副会長・高坂穂乃美、
書紀・南ことり、
会計・園田海未、
庶務・山城美彩、赤城淑詠
以上6人が新役員となります。
続きまして、新役員より挨拶です。」
「只今、紹介に預かりましたお馴染みμ'sの高坂穂乃華です。(ハンドマイクを投げ上げ
受け止めるパフォーマンスをする穂乃果、その瞬間、覚えて来た挨拶を忘れ固まった)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「会長が言葉を忘れ、挨拶が止まってしまいましたので、代わりに挨拶させて頂きます。
副会長を拝命致しました、高坂穂乃美です。
今回の生徒会は、全員がスクールアイドルのμ'sかガールズバンドの Peloiadesのメンバーを
兼任しています。
全力を持って生徒会業務を遂行する所存ではありますが、至らぬ点も多々あろうかと思います。
皆様のご協力とご理解をお願いし挨拶と替えさせて頂きます。
ご清聴ありがとうございました。」
「新生徒会役員の紹介及び挨拶でした。これを待ちまして生徒総会を終了致します。」
生徒会室
「アホ乃華、穂乃バ華、マイク投げて挨拶忘れてんじゃないわよ!
大恥掻いたじゃない、これでお姉のバカさ加減が全校生徒に暴露されたわ。
こんな事で大丈夫なの?
やっぱり副会長引き受けるんじゃなかったわよ。」
(音ノ木坂は生徒数が少ないため、会長が次期会長を指名し、新会長が新役員を指名する。
異議がある場合のみ選挙となる。)
「そんな事言わんと頑張ってぇな、エリチが穂乃華ちゃん指名した以上、ストッパー兼サポートは
穂乃美ちゃん以外おらんのやから、ね。」
「たく、ポンコツがポンコツ指名しやがって、生徒会長はポンコツしか成れないの?
そう言えば前前会長も結構抜けてたよね。」
「ポンコツ言うな!」
「ミー、私はポンコツじゃない!」
「二人共、ポンコツ以外の何物でもないわ。
全く!ポンコツじゃないって言うなら、ここに溜まってる書類は何なんですか?
元生徒会長さま?」
「うげ、だってμ'sの活動が忙しかったんだもん。」
「はい、はい、今からこれ片付けるよ。
新旧会長はしっかり働く様に、特に新会長はね。」
「今日は、目の前に置いてある書類を片付けたら帰って良いぞ、各自のノルマよ。」
同じ頃、他のμ'sメンバーはいつもの様に屋上で練習していた。
置いてあるスマホがメールの着信を遂げた為、内容を確認した花陽は
「嘘・・・ありえないでしょ、こんな事」
と呟き大慌てで部室に走って行った。
部室に戻った花陽は、PCを立ち上げ何やら確認をしている。
「あぁ~どうしよう、どうしよう、凄すぎます。」
と大興奮である。後ろから画面を覗き込んだ、ニコ・真姫・凛も固まってしまった。
いきなり部室を飛び出し、校内を走り回る4人、穂乃果を探し、行き先を聞いては空振っていた。
やっと中庭で穂乃果を確保しメンバー全員を部室に集めた。
HPを見て説明する花陽
「早くも第二回大会の開催が決定しました。
今回は前回を上回る大会規模で会場の大きさは数倍、ネット配信のほかライブビューイングも
計画されています。」
「凄いわね。」
「凄いってもんじゃないです。
そしてここからがとっても重要!大会規模の大きい今度のラブライブは、
ランキング形式ではなく各地で予選が行われ、各地区の代表になったチームが本戦に進む
形式になりました。」
「つまり、人気投票による今までのランキングは関係ないと言う事ですか?」
「その通り!これは正しくアイドル下剋上、ランキング下位の者でも予選の
パフォーマンス次第で本戦に出場できるんです。」
「それって私達でも大会に出るチャンスがあるって事よねぇ。」とにこ
それを聞いたメンバー皆がやる気になって居たのだが、絵里が
「ちょっと待って!地区予選があるって事は、私達A-RISEとぶつかるって事じゃない?」
「「「「「「「ああ!」」」」」」」
「「ダメだ。」」涙を浮かべ呆然とする花陽に、崩れ落ちるにこ。
「A-RISEに勝たなきゃいけなんて」
「それはなんでも・・・」
「無理よ。」と否定的な意見が続出する中、海未が
「確かにA-RISEとぶつかるのは苦しいです。
が、だからと言って諦めるのは早いと思います。
予備予選は4位までが通過ですよ。」
この一言でやる気になるメンバー達、ふと見ると1人落ちついてお茶を啜る穂乃華が居た。
「穂乃華?」
「出なくても良いんじゃない?」あっけ取られ驚くメンバー達
「ラブライブ出なくても良いと思う。」
穂乃果の正気を疑うメンバー、次々に参加を促すものの、理由を言わず誤魔化す穂乃果であった。
夜、穂乃華以外のメンバーによる一斉通話で話し合う8人、穂乃果の本音が判らず迷うμ'sで
あった。
穂乃果の部屋
ベッドに寝転び考えにふける穂乃果
「カー姉、見たよ。またラブライブ演るんだって?エントリーするんでしょ?」
と言って部屋に入って来た雪穂
「うん・・・・」
「出なよ。亜里沙も凄い楽しみにしてたよ。
それにさ、今度のラブライブの開催日、知ってる?」
「知らない。」
「来年の3月、上手く行けば、私と亜里沙は4月から音ノ木坂の新入生、でも私達が入学するって
事は・・・・・もう判るでしょ。」
「あっ」
雪穂の部屋
「雪、入るよ。」
「あ、ミー姉」
「お姉どうだった?」
「大分悩んでみたいだった。」
「そうか、もうひと押ししとこうかな?」
「ミー姉、どうなるの?」
「何が?」
「この先」
「どこまで?」
「最後」
「お姉含めたμ'sメンバーには絶対言わないって誓える?」
「うん、亜里沙にも言わない。」
「よし、今回、何にもしなくてもラブライブにエントリーする。
予備予選はツバサさんが声かけてUTX使うんだよ。
4位だけど通過する。
10月に修学旅行有るんだけど、その週末にファッションショーのイベントライブ頼まれるんだ。
けど2年生全員、沖縄行って台風で飛行機が欠航、帰れなくなる。
1年3年だけでこなすのね。
10月末にはハロウィンイベントで、ライブ出演依頼受けてライブ演るんだけど、
予備予選突破したから来る話もある訳なの。
次に、12月の予戦が学校説明会の日と重なってね。
しかも、前日からの大雪で説明会の開始が、1時間繰り下げになるんだわ。
生徒会長として挨拶する事に拘って、移動手段がなくなるの。
そこに全校生徒が総出で雪かきして道を作ってくれて、走って会場入り、皆んなの思いを
背負って、皆んなへのありがとうを込めて歌ったら予選通過なんだけど、問題山積みなのよ。
現在の問題は、ストーリーを変えてしまったから、なんとかしないとって事、予備予選も予選も
日程変えちゃったから、ファッションショーのイベント依頼来ないかも、ハロウィンの出演は
無いかも、予備予選のステージ、UTXなんだけどツバサさんがお姉に興味持て声掛けるから発生
するんだよね。
でも、今のツバサさん、私達と付き合いあるからお姉に声掛ける必要ないの。
予選当日、全校生徒が雪かきして道作ってくれて、それが大きな力になるのよ。
本戦前、HPの紹介欄にキャッチフレーズ付けるんだけど、それにもこれが関わってくるの。
μ'sの原動力は何かって事なんだけど、これが無くなってると思うのね。
どうするかなぁ、しかも、今回は11月の予備予選前にμ's、Peloiades、A-RISEの合同ライブを
計画してて、バーターで予備予選の会場確保予定、これ原作にないんだよね。」
「ちょって待って、バーターってなに?」
「えっと、取引とか交換条件って事。」
「そうなんだ。バーターで何をするの?」
「予備予選って原作じゃUTXの屋上って言ったじゃない。
だから場所を借りるために、ライブ出演を餌にしようかなって。」
「うわ~話聞いただけで滅入ってきた。頭痛い。
ミー姉、今までずっとこうして来たの?」
「そうよ。
4歳で記憶が戻ってからずっとね。
これで良いのかな?
こんなはずじゃないのにって思いながら過ごしてきたよ。
一つ動くとどんどん変わってくるのよね。」
「苦労してるんだね。よしよし」と言って穂乃美の頭を撫でる雪穂、
大人しく撫でられる穂乃美はどこか嬉しそうだった。
「それで、カー姉をどうするの?」
「数日中に、にこちゃんメインでメンバーが動き出すと思う。
それで解決するはずなんだけど、ダメだったら動くよ。」
「そっか、私に出来る事ある?」
「今は無いかな、何かあったら頼むからその時はお願いね。」
「うん、頼ってね。」
予想通り自分達で解決し出場を決め、エントリーしたμ'sであった。
予備予選の規約を知ったメンバー達は、ライブ放映用の場所を探して校内をうろうろしていたが、
使ってしまった場所ばかりで、外に無いか探しに向かった。
アデス部室
「ミュウの予備予選の場所、どう動こうか?」
「なになに?ミーちゃん、何悩んでるの?」
「えっ、あれってミサちゃんの案で行くんじゃなかったっけ?」
「うん、それはそうなんだけど、実際問題どう行動すれば良いかって事。」
「そっちね。」
「ミュウの予備予選の場所、UTXだったじゃない。」
「だよね。それがなにか?」
「あれって予選の撮影場所探してアキバに行って、たまたまUTXの前でツバサさんに見つかって、
ツバサさんがμ'sに興味あったから、カフェに連れて行ったんだよね。
でも、今のツバサさんうちらと昵懇だから、わざわざお姉に声掛ける必要ないじゃん。」
「うーん、そっか、知り合う切っ掛けが無いんだね。それミスったかも。」
「あのイベントも予選突破に結構重要な事だよね?
A-RISEの舞台を間近で見て落ち込むけど、それをバネに歌うんだから大事だよね。」
「まいったねぇ、まあステージに関しては、ミュウが頼ってくれれば、屋上ステージにねじ
込めるよね。」
「こうなったら、それぞれ姉にぶっちゃける?
お姉とことりちゃんと海未ちゃんで、それとなくうちらに相談する雰囲気作って貰って、
ヒデねとフミねとミカねで援護射撃してもらう。
んで相談来たら、付き合いあるからって貸してもらう流れはどう?」
「それが一番スムースかなぁ、でも、ツバサさん、貸しても良いけどバックバンドやれって
言うよ。絶対」
「ルール、変えちゃったもんね。」
「うちらも借りるつもりなんだから、ミュウもバックバンドしちゃおうか?
それなら発破かけれるよね。」
「最終確認ね。11月のライブにA-RISEを呼ぶ事を条件に、UTX屋上でμ'sとPeloiadesの予備
予選を行う。
A-RISEとμ'sからバックバンドの依頼があったら受ける。
これで良い?
では、賛成の人、挙手 全員です。
この方向で進めます。
これミーちゃんに一任で良いかな?」
「「「「任せる。」」」」
「了解。ヒデ、付き合ってね。」
「一任じゃ無いのかよ!」
穂乃果の部屋
「お姉、ちょっと良い?」
「ん?ミーちゃん?」
「あのさぁドジ踏んだ。ごめん」
「???」
「お姉達、撮影場所探してるけど無いでしょ。」
「うん、見つかんない。
どこか良いとこあるの?」
「それね、原作だとこの時期、撮影場所探してアキバ行ったお姉達は、UTXの前でツバサさんに
見つかっちゃうの。
ツバサさんはお姉達に興味持ってて、最上階のカフェに連れて行って話するのね。
そこで、屋上にステージ作るから一緒に演らないかって言ってくれて、それに乗っかるの。
でも今は、私達が親しくしてるからさ。」
「そっか、ミー達が居るから、あえて声掛け無くても良いって事なのね。」
「そう、だからそれとなく姉組で、私達に相談しようって流れを作って欲しい訳、これは全部の
姉組にそれぞれが話してるから、明日でも相談してみて。
私達に、相談さえして貰えれば、幾らでも動き様あるから、ストーリー通り屋上ステージで
演じさせてみせるよ。」
「判った。明日やっとく」
「あと、新曲は作ってる?今回からは既存の曲使えないよ。」
「それは合宿行って皆んなで作ろって事になってる。今回も参加する?」
「いや、お姉達だけで行った方が良いと思うな、なんとなくだけど。
でも今月は時間無いのに、合宿なんて行ってて大丈夫?
手遅れになる前に言ってよ?
作詞、作曲、衣装にステージ、ダンスも相談に乗るからね。
それと、近々ツバサさん達に相談しに行くからお姉も付き合ってね。」
「そう、判った。ありがとね。」
「ん」
忙しい合間を縫って、穂乃華と穂乃美、淑詠の姿が、UTX学院最上階・カフェスペースにあった。
「「こんにちは、ツバサさん、英玲奈さん、あんじゅさん。優勝おめでとう。」」
「ありがとう。お久しぶりね。そちらも優勝おめでとう。」
「ありがとう。」
「ありがとう。でね、こっちに居るのがμ'sのリーダーで姉の、高坂穂乃華、お姉」
「始めまして、高坂穂乃果です。優勝、おめでとうございます。」
「ありがとう。始めまして、ご存知と思いますがA-RISEの綺羅ツバサです。」
「始めまして、統堂絵里奈です。」
「始めまして、優木あんじゅです。」
「それで今日はどうしたの?」
「ヒデ」
「ツバサさん達さ、予備予選に向けて、人気アップと話題性、欲しくない?」
「どう言う事?後この前言った通り呼び捨てで良いわよ。」
「判った。μ'sは前回、出場辞退したじゃない。
それで内輪のライブ演ろうって事になったの。
場所は音ノ木坂の講堂、日時は11月2日の土曜、14時開演。
それにサプライズで参加しない?
生配信と学校のHPに動画アップ、そっちの了解が取れればデータ提供有り、ただし大幅な加工は不可で」
「えぇ!ヒデちゃん!何言ってるの?A-RISEさんだよ?優勝チームだよ?」
「お姉は黙ってて。」
「あら、なかなか面白い事考えるじゃない。」
「これって凄い話題にならない?
予選前2週間だと熱も冷めないでしょ。どう?」
「良いわね。ぜひ演りたいわ。」
「私達は制服スタートで1回、μ'sは2回着替える予定、そっちは 構成次第じゃないないかな。
演奏は私達で演ったげるよ。今なら格安で」
「見返りは?」
「予備予選の場所提供、2組分」
「えっ?」
「お姉はしゃべるな。」
「ぜひお願いするわ。
こんな美味しい話、乗らない訳ないじゃない。」
「だよね。細かい事は、赤城淑子ってのに、あっ淑子は私の双子の姉で、kureって名前の
サポート部隊でリーダーやってるの。
姉に連絡させるから打ち合わせて」
「サポート部隊があるんだ。
普通そんなの居ないわよね。
うちの学校は違うけど。」
「そうなのかな、まあ良いや。
で、何曲演る?
出来れば今日、譜面貰って行きたい。」
「そうね、サプライズだから3曲かな。
後はアンコールだけど、私達も出るの?」
「うん、出て1曲やってから皆んなで1曲でどう?
うちらも同じだから。」
「皆んなで演る曲は決まってる?」
「まだ決まってないけど、メジャーな、誰でも知ってる曲にしようと思ってる。」
「あんじゅ、任せるから譜面渡してあげて。
それと、ルール変更でバックバンド可能になったじゃない?
演ってくれない?
あれ仕組んだの、あなた達でしょ?」
「あはは、やっぱ来た。
ばればれだね。
このタイミングで言うとか、断れないじゃん。
良いよ演ったげる。
但し、譜面は10日前までに私達の手に、合同練習するならもっと早くにね。
それと近々、予選会場の件で多分ミーが 連絡すると思うから、話し合わせてほしいな。」
その後、軽く打ち合わせを行って退出した。
「ミーちゃん、ヒデちゃん、なんでA-RISEの人達と知り合いなの?この前も親しいって。」
「今年の1月にラブライブを2部構成にする為の協力をお願いしたからね。
それからの付き合い。
向こうもラブライブで競う事が無いから気楽みたいよ。」
「バックバンドって何?
前はダメって言ってなかった?
しかも仕組んだって?」
「穂乃果ちゃんさルールブック読んでないでしょう。
変わったんだよ。
って言うか変えさせた?」
「はぁ~あんた達はどれだけ先に行ってるよ。」
「良いじゃん。これで一層盛り上がるよ。楽しみ~」
翌日アデス部室
「ミーいる?」
「いるよ。」
「あの件、相談しようってなったから、悪いけど今から来てくれない?」
「良いけど全員?」
「今日はミーだけで良いかな、リーダーだし」
「そんじゃぁ、まっ行ってきますかね。
ツバサに頼む事になるから、だれかアポ取ってくれる?」
「私やっとくよ。今で良い?」
「フーちゃん、あんじゅとバイオリンで盛り上がってるもんね。
昨日話した件で私が電話するから、話し合わせてって言ってくれる?
結構巫山戯て話すからごめんねって、内容判んなかったらヒデに聞いて、
早い方が良いからお願いね。
それで、OK貰えたら私に連絡よろ。」
ミュウ部室
「ただいま、連れてきたよ。」
「よっ、お助けマン、参上、今回は何かな?
わが灰色の脳細胞が察するに、ずばり撮影場所に困っている!だろう。」
「灰色の脳細胞ってなによ。」
「真姫、君はアガサ=クリスティーの小説に出てくる、名探偵エルキュール=ポアロを
知らんのかね。彼の決めゼリフよ。」
「そんなもん、女子高生が知るか!」
「嘘!世界的に有名なミステリー作家の作品だぞ!ミステリーの名作だぞ!
『オリエント急行殺人事件』とか『そして誰もいなくなった』とか知らんのか?
超名作で何度も映画やテレビドラマになってるぞ。
勉強ばっかりじゃ頭でっかちの堅物になっちゃうぞ。」
「うるさいわ。」
「真姫いじりはこの辺で、なんで呼んだの?」
「いじるな!」
「はいはい、真姫ちゃん おつ!
話進まないから黙ってようね。
いい子だからね。
ハイ、ナデナデ」
「頭撫でるな!」
「凄い、あの真姫ちゃんが振り回されてる。」
「話進まないから、海未ちゃん説明よろ。」
「あっ、ミーちゃんごめんね。
ミーちゃんが言った通り、撮影場所が無くてどうしようかと思って来てもらったの。」
「ふむ、そんな事もあろうかと!そんな事もあろうかと!!そんな事もあろうかと!!!
作は練ってありますぜ、旦那。」
「凄い!対策済みって事?」
「おい!そこじゃないだろう!誰かツッコメよ!こんな事なら1人は連れてくるべきだったよ。」
「ツッコムって、何に?どこにツッコメば良いの?」
「もう良いです。
私がバカでした。
消えれば良いんですね。
そうなんですね。
生きていてごめんなさい。
遺品は妹に渡して下さい。
皆さんさようなら、さようなら、さようなら」
「まって、死なないで、おねえちゃん頑張って理解するから、勉強するから、だから強く
生きて!」
「しゃきーん!ふっかーつ、良し、君達に副音を与えてあげよう。
ビシ!これが、俺の祝福だ。」
「指差すな!」
「何この姉妹漫才」
「そこ漫才言わない。これから盛り上が・・・ ちょっとごめん。」
「もしもし、ミーだよ。『話付いたよ』 うん『すぐ連絡欲しいって』
うん『じゃよろしくね』 うん、ありがと、じゃ、すぐ話す。」
どこかにTELする穂乃美
「もしも~し、お願い聞いてくれたら、あなたのかわいい妹に成ってあげても良いかもしれないと
思っていないミーちゃんで~す。『あなたね~』
ええ、そう。それでそこ使いたいなぁ~て、だめ?『場所の話ね』
うん、仕方ない、演って進ぜよう。
感謝する様に、じゃ、後は穂乃果と打ち合わせてね。
それと、演ってほしくば譜面速攻持って来い!
アハハハハ『ここまで巫山戯るのか』
うん、ありがと。まったね~。」
「は~い、解決しました。
皆さんはUTX屋上特設ステージで予備予選を行います。
同じ場所でA-RISEとPeloiadesも行います。以上」
「えっ、今の電話、相手は誰なんですか?やたら親しかったようですが」
「ん?ああ、A-RISEのツバサ。
アデスも場所探ししてたら、屋上にステージ作るから一緒にどうって誘われてさ。
良いよって返事してたんだけど、今ミュウの分もねじ込んだ。
あいつ、バックバンドしてくれって条件つけやがったよ。
まあこっちも2組演るし、もともと暗黙の了解みたいなもんだから、正式にOKしたわ。」
「どこから、突っ込んで良いの?
なんであの方を呼び捨て?
なんでツバサさんとタメ口?
なんで簡単にステージ借りれるの?
なんで?なんで?なんで?」
「皆んな~諦めて~ミーちゃんは、ミーちゃんで、ミーちゃんなんです。ミーちゃんなんだ!
としか言えないんです。」
「「「「「「「「そうか」」」」」」」」
「それで、納得すな!」
「お姉、時間とか細かい事は自分達でやってね。
私達は私達で打ち合わせるから。」
「うん、判った。ありがとね。
でさ、A-RISEのバックバンドってなに?
この前もちょっと聞いたけど、前は出来ないって言いてたじゃん。」
「お姉、参加資格とかのルール読んでる・・・・・はず無いか。
今回からエントリーしてるバンドが、バックバンドしても良くなったの。
ただ音の迫力あるけど、ダンスのスペース減るし、演奏する方には振動が敵になるから対策が
必要よ。
一概にメリットばかりじゃ無いって事、何?
やってほしい?
良いけど高いよ。
A-RISEは2組の場所提供だったよな~フフフフフフフ」
「うわっ、ミーちゃん悪い笑顔、そんな顔しちゃいけません。おねえちゃんが許しません。」
「良いでわないか。良いでわないか。決まったし~、か~えろ。じゃぁねぇ~」
手をヒラヒラと振りながら自分の部室に帰って行く穂乃実だった。
「なんだか、嵐の様な怒涛の展開でしたね。」
「でも、これで予選出来るんだね。」
「あのA-RISEを、直ぐ側で見れるんだ。」
「ミー最後に巫山戯て言ってたけど、バックバンド頼む?」
「私は頼むべきだと思う。
あの子達のネームバリューだけでも、とんでもないアドバンテージあるから。」
「元正体不明な子供バンド、実力は折り紙付き、前回優勝者、これだけでも注目なのに、アイドル
部門・前回優勝者のバックバンド演ります。
もうこれだけで、どっちもトップ通過間違いないでしょう。
そのバンドがバックバンドになるって事は、もの凄いインパクトです。」
「だよね。願ってもない幸運だよね。」
「お願いするって事で進めるね。
後はキュレも巻き込んで打ち合わせだけど、早く編曲まで終わらせて譜面渡さないと、
初ライブの再来になっちゃうよ。」
「では、その方向で急ぎ作業を進めましょう。」
部室に戻る途中、ツバサに電話をし、お礼を述べる穂乃美だった。
アデス部室
「ただいま~、フーちゃんありがとね。
片付いたけどA-RISEのバックバンドも決まりました。
楽譜はすぐ届けてくれるって、それとミュウもバックバンド言って来るよ。絶対。
予選は3曲演奏決定と思ってて」
「「「「「了解」」」」」
「自分らの分は時間あるうちに出来るだけ練習しとこうね。」
「じゃ、演ろうか」
「「「「はい」」」」
μ'sの予備予選会場をキープした穂乃美、代わりにバックバンドが2つも、あそこまで巫山戯た態度は一体?
ナデシコとファフナーパクリました。