あのラストライブを目指して   作:惟嗄

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ハッピーエンドです。







4-2 おかえりそして

穂乃美の消えた布団を抱き締めて眠る穂乃果と雪穂、その二人を守るように眠る両親。

 

朝日が差し、いつもなら朝練のために起き出す時間。

穂乃果と雪穂は、体の下に柔らかい物を感じていた。

 

 

うぅ、重い。苦しい。潰れる。息が、退いて。

 

 

聞き慣れた声がする。

 

{ミー(ちゃん)(姉)の声が聞こえる。なんでこんな声が聞こえるのよ。今更・・・}

 

潰れる。ああ、こんなにもすぐに逝っちゃうなんて、こっちに戻らない方が良かったのかな?

 

ゆっくりと目を開ける二人、自分達の下にある、柔らかい物体を確認して固まった。

 

「あ、やっと起きた。重いから早く退いて。」

 

なんとそこには、消えたはずの穂乃実が柔らかい微笑みを浮かべて見つめていた。

 

何も言わず、穂乃美を抱きしめる二人、伸し掛かられ更に抱き締められた穂乃美は

 

ぐぇ、死ぬ。また逝っちゃう。」と言いながらも、二人の頭を撫で続けた。

 

その様子を、見ている両親は、微笑みながら涙を流していた。

 

 

 

「皆んな、おはよう」

 

「「「「おはよう」」」」

 

「あっ、今日は学校行かなきゃ不味いじゃん。」

 

「「ミー(ちゃん)(姉)なんで?」」

 

「昨日、学校に来なかったら、部室と機材処分してって言っちゃた。

だから、顔だけでも出しとかないとやばい。」

 

 

早速、何時ものペースで動き出す穂乃美だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

残された6つの家族、その全員が意識を失う様に眠りについた。

 

 

夢を見た。同じ夢を

 

淑詠が穂乃美が翼が文誉が美彩が渚が存在しない世界。その物語。

 

穂乃果が海未がことりが、スクールアイドルに成らなかった世界。

穂乃果が海未がことりが、最初のライブで挫折した世界。

穂乃果が海未がことりが、3人だけだった世界。

穂乃果が海未がことりが、1年生を加えた6人だけだった世界。

穂乃果が海未がことりが、にこを加えた7人だけだった世界。

穂乃果が海未がことりが、9人になったが穂乃果が辞めことりが海外へ行った世界。

穂乃果が海未がことりが、2回目にエントリーしなかった世界。

穂乃果が海未がことりが、予選に間に合わなかった世界。

穂乃果が海未がことりが、優勝出来なかった世界。

穂乃果が海未がことりが、優勝後にライブを行わなかった世界。

穂乃果が海未がことりが、解散せず9人でプロになった世界。

穂乃果が海未がことりが、スクールアイドルのライブを行わなかった世界。

淑子が 文香が 美華が、サポートを初めなかった世界。

 

 

全ての世界に共通するもの。

 

時期は違えど必ず起こる事象、ラブライブが衰退し、消失し、UTX学院が無くなり、スポンサーの

アメリカの巨大企業が倒産し、それを切っ掛けに世界規模の不況が始まり、世界が衰退して行く。

 

 

 

 

 

{あの子達は、妹達は、あの6人は、これを防ぐ為に、回避する為に、私達の為に、皆の為に、

身を捧げたの? 命を捧げたの? 生贄なんて認めない。そんな事は認めない。

 

       還せ。我が子を。妹を。姉を。還せ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気が付くと漆黒の闇。

何も視えない。

何も聞こえない。

横になっているのか?座っているのか?立っているのか?判らない。

自分を包む、優しく、温かく、厳しく、厳かな気配、そして感じる5人の仲間。

 

 

流れ込んでくるイメージ。

 

 

自分達6人が存在しない世界。その物語。

 

姉達が、スクールアイドルに成らなかった世界。

姉達が、最初のライブで挫折した世界。

姉達が、3人だけだった世界。

姉達が、1年生を加えた6人だけだった世界。

姉達が、にこを加えた7人だけだった世界。

姉達が、9人になったが穂乃果が辞めことりが海外へ行った世界。

姉達が、2回目にエントリーしなかった世界。

姉達が、予選に間に合わなかった世界。

姉達が、優勝出来なかった世界。

姉達が、優勝後にライブを行わなかった世界。

姉達が、解散せず9人でプロになった世界。

姉達が、スクールアイドルのライブを行わなかった世界。

姉達が、サポートを初めなかった世界。

 

 

全ての世界に共通するもの。

 

時期は違えど必ず起こる事象、ラブライブが衰退し、消失し、UTX学院が無くなり、スポンサーの

アメリカの巨大企業が倒産し、それを切っ掛けに世界規模の不況が始まり、世界が衰退して行く。

 

 

{これが私達が呼ばれた理由。本来の物語に戻すための駒、それが私達。}

 

{完全に役目は終えた。演りきった。}

 

{これで家族は、父は、母は、姉は、妹は、そして皆んなは大丈夫だ。}

 

{良かった。}

 

 

 

 

 

 

〘選びなさい〙

 

 

 

〘赤なる新たな世界  青なる元の世界  白なる物語の世界〙

 

 

 

 

目の前に現れた光

 

 

 

 

赤い光      青い光      白い光

  

 

 

〘選んだ世界へ〙

 

 

 

還りたい、家族の元に

 

還りたい、仲間の元に

 

還りたい、皆の元に

 

 

だから、『白』

 

 

〘誰か一人でも違う世界を選んだら消滅〙

 

〘あなた方の行動と想いに敬意と感謝を〙

 

 

 

 

 

〘ありがとう〙

 

 

 

 

 




やっと、完結です。拙い文章を、ここまでお読み頂きありがとうございました。
自己満足で書いていますので、気が向いたら続編を書くかもです。

6人が戻ってから卒業までの1年を書きたい気持ちはありますし、構想だけは、
『バンドリ』もあります。

どうなる事やら。


では、ありがとうございました。




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