一回だけの、オリキャラが出ます。
楽器を習い、バンドを組み、名前を売る6人、来たるべきラブライブ開催に向け、策を巡らす。
2009年3月某日
「「「「「「「「「「「「「「「「カンパーイ」」」」」」」」」」」」」」」」」
ここは、とある温泉旅館、貸し切りの大広間で宴会が始まった。
ズラッと並んだお膳を前に座っているのは、宴会の参加者達だが、子供の数が異様に多く飲み物も
ジュース系が多い。
それもそのはず、この宴会は穂乃果・穂乃美、ことり・翼、海未・渚、淑子・淑詠、文香・文誉、
美華・美彩達12人の小学校卒業・中学入学お祝いパーティーであった。
主賓の12人が舞台を背に座り、そこを中心に左右に「コ」の字に並んでいる。
彼女達の両親に妹達(これも幼馴染で同い年の高坂雪穂、赤城淑美、加賀文音、山城美智)が
一度に会し、ちょっとした宴会人数になっていた。
「12人とも、卒業&入学おめでとう!」と親達が、代る代るお祝いを言ってくれた。
姉組と第二妹組は普通に喜んでいるが、妹組はなんとなく硬い印象で違和感があった。
(双子の姉、双子の妹、下の妹で纏まっている事が多いため、纏めて呼ぶ際に周りからそう呼ばれ
ていた。)
それもそのはず、親達から出し物を要求され、今まで隠し通してきたガールズバンド、
『Peloiades 』を見せろと強制されしまったのだ。
『Peloiades 』は穂乃美達が、9歳で結成したガールズバンドで、名前の由来はギリシャ神話に
登場する7人姉妹の女神の総称であった 。
保護者達は、妹組の娘が『Peloiades』をやっているのは知っている。
教室に通ったり、楽器や機材を買うお金を、全て出してきたのだから。
しかし、彼女達は、謎の覆面ガールズバンドで有るからと、正体の露見を防ぐために、身内の
ライブ観覧を厳重に禁止しており、親にさえ活動の姿を見せ様としなかった。
本当は、ただ単に恥ずかしかっただけであったのだが、そこはお年頃の女の子、何かと理由を
つけて誤魔化してきた。
しかし、この卒業&入学の宴会で、お祝いを理由に押し切られてしまった。
「なんで、祝われる側がサプライズしなきゃいけないんだよ!」
怒りに任せて食べまくる、穂乃美
「まあまあミーちゃん、そんなに怒んないでよ。
いつかは演らなきゃいけなかったんだから、良い機会じゃないかな?」
「フーちゃんはそう言うけど、なにもここで無くても良いじゃん、折角お祝いの席なのに、
私ら祝われる側だよ!」
どうやら祝われるはずの自分達が、演奏させられる事が面白くないらしい。
「ミサは良いと思うよ。
今まで一回も見せた事なかったし、見てほしいってずっと思ってたから」
「うっ、それは私も思ってたけど、なにも今日じゃなくても良いじゃない。」
「はいはい、何時ものミーの我儘、おつ~~~」
「ナギちゃん酷いよ~~~」
「でも、真面目な話、姉組や第二にバレても平気なの?
誰かがぽろっと口すべらしたらアウトだよ。」
「ヨーちゃん、そこは身内を信じよう!
この先何十年も付き合って行くんだからさ。」
などと話していた。
「ねえ、穂乃美そろそろお願いしても良いかしら?」
「うん、判ったよ、おかあさん。皆んな、演ろうか?」
この一言で、妹組の雰囲気が変わった。
6人に漂うピンと張り詰めた緊張感と、周りを圧倒するプレッシャー。
それを残して宴会場を出て行く。
「ふぅん、流石だな、名前は伊達じゃないって事か」
「ですね、しかしあそこまでとは思いませんでした。」
「我が娘ながら怖くなりますね。」などと、親達は勝手な事を言っていた。
ちなみに姉組&第二妹組は、
「妹組どこ行ったの?皆でオシッコ?」などと呑気なものであった。
幕の引かれた舞台では、セッテングの最終確認を行い、ポジションに付く前のセレモニーを
行っていた。
「今日は初めて、両親や姉妹達にお披露目します。
やっとここまできました。
皆のおかげです。
お礼の気持ちを込めて演奏しましょう!
じゃヒデちゃん」
「ミーが言った通りだし私達の気持ちは同じ、良いライブにしよう! ヨー」
「私も気持ちは同じ、言う事は無いよ。 フーちゃん」
「皆、1つ、なら言う事はありません。 ミサちゃん」
「思いっきり楽しみましょう!」
「行くよ、皆んな、『音楽は愛!』」
『音楽は希望!』
『音楽は喜び!』
『音楽は未来!』
『音楽は平和!』
『音楽は命!』
「「「「「「 Peloiades(プレーアデス)now play!」」」」」」
「「「「「「「「「「えっ!」」」」」」」」」」
幕の後ろから音楽が流れてきた。
「「「「「「うそ!これってプレーアデスじゃない!なんでプレーアデスが?」」」」」
そして、歌が始まったと同時に幕が開いていく。
そこに居たのは、何時もの変装用ステージ衣装に身を包んだ6人だった。
初めはゆっくりとしたバラード調の曲、2曲目はそこそこハードなJーPOP
その後にMC
「本日はPeloiadesのライブにお越し頂きありがとうございます。
今日皆さんには、私達の正体を知って頂こうと思っています。
紹介の後、軽くソロを行います。
本来のステージでは、本名と愛称は言いません。
今日は特別です。
まずはボーカル 山城美彩こと ミサ ステージ名 アス!
ベース 園田渚こと ナギ ステージ名 メロ!
バイオリン 加賀文誉こと フー ステージ名 ケラ!
キーボード 南翼こと ヨー ステージ名 アル!
ドラム 赤城淑詠こと ヒー ステージ名 エレ!
そして私、ギター 高坂穂乃美こと ミー ステージ名 タユ!」
紹介される毎に変装用衣装を脱ぎ捨てソロを行なう6人。
「次の曲は、私達を、今日まで大切に守り、慈しみ、育ててくれた両親に捧げます。
そして、これからも迷惑を掛けまくるであろう私達を、よろしくお願いします。」
「「「「「「聞いて下さい。」」」」」」
その後、アンコール含め5曲を演奏しライブは終了した。
楽器を片付け、着替えてから宴会場に戻った6人は、それぞれの身内にもみくちゃに
された。
各自、部屋に戻っておしゃべりに講じる面々、のはずがなぜか一部屋に集まっていた。
「凄いよ!凄いよ!妹がプレーアデスだったなんって!
学校行ったら皆に自慢しまくっちゃおう!」
「痛!」 穂乃果の頭を強烈なチョップが襲う。
「アホ乃華何言ってんの!
そんな事したら私達解散だよ!
良い?絶対にバラしちゃダメだからね!」
「え~なんで?良いじゃん話しても」
「あのねぇ、私達は今度中学生、まだ義務教育期間中なの、穂乃果、児童福祉法って知ってる?
私達の活動はいろいろと法律で規制されてるんだよ。
だから覆面して正体不明、年齢不詳で活動してるんだよ。
バレたらそこで終わりなの!判った?
絶対内緒だからね!」
「それじゃいつまで内緒なの?」
「中学の間は無理、高校生になったら時期を見てじゃないかな?」
「そうなんだ。うん、判った。絶対言わない!」
「頼むよ。皆を信頼して教えたんだから、その信頼を裏切らないでよね。お願いだからね。」
「雪穂達も同じだから絶対言わないでね。」
「当然、私はカー姉と違うもん!」
「だよね~双子の姉より妹の方が安心できて信用できるってどうなのよ?穂乃果さん」
「ひっど~い、ミーちゃんも雪もひど~い、海未ちゃんもことりちゃんもそう思うよね!」
呼ばれた2人に加え、全員がそっと目を逸した。
穂乃果。信用全く無しが判明した。
ここは父親たちの部屋のはずが12人、要は全ての両親が集まっていた。
「Peloiadesの人気が凄いってのは聞いてたけど、あそこまで出来ると思ってなかったですよ。
あれで小学生って判ったら凄い事になりますよね。」
「でも、まだ4年あるんですからしっかりサポートしてあげないといけませんね。」
「そうですよね。私は今だに耳にこびり着いて離れない言葉があるんです。
『ダメだと言うなら従います。こんな気持悪い子供は要らないと言うなら、本来存在しない
私達ですから、皆さんの前から消えます。どうか私達の話しを真剣に考えて下さい。』
あの時、穂乃美ちゃんはこう言いました。
これは今でも変わっていないと、そして、あの子達6人全員が思ってるじゃないかと、だからこそ
私は、どんな事も受け入れ守っていこうって決心しています。」
「それはここに居る全員同じだと思いますよ?」
「そうですよね。」
翌日は朝食後に各戸に解散となり家族毎に帰っていった。
時は流れ、国立音ノ木坂学院の入学式に出席する穂乃果・穂乃美、ことり・翼、海未・渚、
淑子・淑詠、文香・文誉、美華・美彩の幼馴染12人。
中学時代の3年間は、精力的にライブをこなし、インターネットでの生配信や動画の
アップロードを行い、『Peloiades』は絶大な人気と知名度を誇る、謎のガールズバンド
としての地位を築き上げていた。
式の前にクラス分けを確認し、自分のクラスで待機&SH、ここで物語りの強制力なのか、姉組と
妹組はそれぞれに纏まり、別のクラスになっていた。
入学式も終わり、通常の登校が始まってすぐ、穂乃美達妹組は、軽音部を立ち上げるために動き
出していた。
生徒会室に行き、対象になる部が無い事を確認してから、6人の名前を書いた用紙を携え、
職員室に突撃したのだが、顧問が見つからない。
「このままじゃ部の立ち上げできないよ。」
「雛さんに聞いてみようか?だれか居ないか」
「いやいや、いきなり理事長はないっしょ。」
などと話していたところ、
「あなた達、部の申請?」
振り返ると、そこには生徒会長、伊勢真琴と、副会長、日向言音の姿があった。
穂乃美が代表して答える。
「はい、私達6人で軽音楽部を立ち上げ様としてるんですが、顧問の先生が決まらなくて」
「そう、それなら用紙は生徒会で預かって置きます。
顧問の方もこちらでお願いしておきますので安心して下さい。
数日中に顧問と部室を用意して置きます。
部室に関してなにか希望はありますか?」
「はい、練習では音が出るので、その辺りを考慮いただけると助かります。
あと、講堂か体育館でライブをさせて頂ける嬉しいです。」
「?ライブ?あなた達そんなに早く出来るんですか?」
「はい、オフレコでお願いしますね。私達がPeloiadesなんです。」
「えっ、Peloiadesって、あの正体不明のバンドですよ。それがあなた達?ちょっと一緒に来て」
真琴は慌てて生徒会室に走っていくと、穂乃美達を招き入れた。
「あなた達ほんとにPeloiades?嘘じゃないのよね?
ほんとなら、講堂でも体育館でも好きな場所で、好きな時間使わせてあげます。
会長権限で押さえます。」
「いやそこまでして頂くなくても普通でお願いします。」
「コト、これ2枚、私とあなたの分にサイン貰っといて。私は顧問と部室を手配してきます。」
「え?なになに?さっきPeloiadesって聞こえたけど」
「なに言ってるのよ。この子達がPeloiadesなのよ。サイン貰わなくてどうするのよ。」
「えぇ~~~~~!」
「コト、うるさい」
「あっ会長、くれぐれも正体は内密にして下さい。」
「えぇ?先生にも内緒なの?話せばあっという間に引き受けてくれるわよ?って言うか皆なり
たがると思うけど?」
「それが嫌なんです。
本気の先生じゃないと、私達の活動に着いてこれないと思いますから。
ただ引き受けてくれたら、その先生にだけは秘密にする事を条件に教えて良いですよ。
理事長はご存知ですから。」
「あなたがそこまで言うなら仕方ないですね。
内緒でお願いしてきますので、待っていて下さい。」
「じゃ、マコ行って来て、皆にはこれお願い出来ないかな?
2枚それぞれに6人全員のサインお願いしたいな。」
「まぁこれ位なら良いかな、皆んなは良い?」
「「「「「良いよ。」」」」」
「ただいま、2組の担任の山田先生が顧問やってくれるって、後、部室は先生の方で用意して
くれるって事になったから頑張ってね。」
「「「「「「ありがとうございました。」」」」」」
「ねね、今度新入生歓迎会が有るんだけど、そこでライブやってくれない?」
「あの~会長?私達も新入生なんですけど?」
「歓迎される方なのになんで演奏しなきゃいけないか、そこのところじっくりと説明をば」
「まあまあヒデちゃん、押さえて押さえて」
「今年は無理です。けど来年なら考えておきますから、今回は我慢して下さい。
後、オープンキャンパスや文化祭は、既存の曲で良ければ演奏しますよ。
オリジナルは正体がばれるからダメですがね。」
「ごめんね。マコ、普段はしっかりしてるんだけど、たまにボケボケなのよね。勘弁してね。」
「うぅボケボケは酷いよ~」
「あははは、顧問と部室の件ありがとうございました。これで失礼します。」
「「「「「失礼します。」」」」」
教室に戻りながら今後の事を相談する6人。
基本方針は、今まで通りバンド名を売り、人気を上げる事。
校内では普通の軽音楽部として、イベントに参加する事。
来年になったら事務局に働きかけ、ラブライブにバンド部門を作る事などを決めた。
「あ、やっと帰ってきた。どこ行ってたのよ。皆で帰ろうと思って待ってんただよ。」
「部の立ち上げ申請だよ。先に帰れって言ったじゃん、今までだって姉組、妹組って言われる
くらい別々だったんだし」
「良いの、クラスも見事に別々になっちゃったから、今日位一緒に帰ろうと思ったの。
部って、バンドの?」
「そう」
「ふぅん、さ、12人で帰るよ。」
「全く、あいつのカリスマには敵わんな。んじゃぁ、みんな帰りますかね。」
「「「「「(うい)(ほーい)(はい)(あいよ)(カリスマだと?お前も変わらんわ。このチート
姉妹が)」」」」」
約束通り、オープンキャンパスと文化祭では、既存の曲だけを、バンド名を出さずに
講堂で演奏した。
又、10月に生徒総会が行われ、生徒会役員の交代が発表された。
生徒会長に絢瀬絵里、副会長に東條希が就任し役者が揃ってきた。
生徒会室に向かう、穂乃美と淑詠
コンコンコン「失礼します。高坂です。」「赤城です。」
「どうぞ。軽音のお二人が何かしら?」
「会長、我々の事は聞いていますか?」
「ええ、あなた方がPeloiadesで、内緒だって聞いてますよ。」
「それなら良いんです。
高校生って事は発表してますけど、もうしばらく内密でお願いしますね。」
「はい、判りました。」
「「では、失礼します。」」
1月の日曜日、UTX学院の前にPeloiadesの姿が在った。
「すみません、音ノ木坂学院・軽音部の方ですか?」
UTXの制服を着た生徒が話掛けてきた。
「はい、そうです。お迎えありがとうございます。今日はよろしくお願いします。」
穂乃美が代表して答える。
「ご案内しますので付いて来て下さい。」
案内されたところは、UTX学院の最上階にある食堂の、更に奥にあるカフェスペース、
そこで待っていたのはUTXの顔であり、スクールアイドルの頂点に立つ『A-RISE』であった。
「ようこそ UTXにPeloiadesのみなさん。」
「初めまして、Peloiadesの高坂穂乃美と申します。」
「初めまして、赤城淑詠です。」
「初めまして、南翼です。あ、漢字の翼です。」
「初めまして、加賀文誉です。」
「初めまして、山城美彩です。」
「初めまして、園田渚です。」
「「「「「「よろしくお願いします。」」」」」」
「始めまして、 A-RISEの綺羅ツバサです。
南さん風に言うなら、カタカナのツバサです。フフフ」
「始めまして、統堂絵里奈です。」
「始めまして、優木あんじゅです。」
「あなた達がPeloiadesなのね。
流石、纏うオーラが半端ないわね。
全員、化け物ね。」
「いやぁ、初対面でいきなり化け物って・・・」
「あら、ごめんさい。
凄い子達だなって思ったから」
「申し訳ない。
ツバサと言う奴は、悪気は無いんだが口が悪くてな、思った事をすぐ口に出してしまうんだ。
許してやってくれ。」
「フフフ、判りました。褒められたと思っておきます。
ここからは私、赤城淑詠がお話させて頂きますね。
改めて、本日は休日にも関わらず、お時間を頂きありがとうございます。
早速ですが、本日窺ったのはラブライブに関する相談です。」
「せっかちですね。もう本題ですか?
想像するに、ラブライブをアイドル部門とバンド部門でやらないか?って事じゃないですか?」
「さすが、やはり判ってしまいますか、仰る通りです。で、ご意見は?」
「私達は良いと思います。
ラブライブは、まだスタートすら切っていない。
なのにアイド部門には『A-RISE』が、バンド部門には『Peloiades』が参加している。
これ以上のインパクトは無いと考えます。」
「賛同頂きありがとうございます。
では今後の行動としてはどうすれば良いと?」
「そうですね。
できるだけ早く、実行委員会に両部門での立ち上げを打診し、キャンペーンを打つ事だと
思います。
出来ればあなた方も顔出しして、高校生バンドである事を全面に出してほしいですね。」
「やはりそうなりますか、しかし今は顔出しは出来ません。
ですが、ラブライブが、競技としてスタートする頃にはやるつもりです。」
「顔出しはあなた方の事情が大きいでしょうから触れませんよ。
それで事務局にはいつ行きますか?
時間が有るなら、今からでもご一緒しますよ?」
「私達は構いませんが今日は休みですよ?」
「あなた方が来ると話したら、事務局の方からぜひ連れて来てほしいと頼まれました。」
UTX学院前、巨大モニター下
「本日はありがとうございました。
無事バンド部門の開催も決まって助かりました。」
「いやいや、今だから言いますが、事務局の方からあなた達にアポ取れないか?とか、
バンド部門作ったら参加して貰えないか話してほしい、とか、いろいろ頼まれたんですよ。
だから今日は渡りに船で大変助かりました。
本当にありがとうございました。
それに、あなた方とは競わなくて良いので、気楽にお付き合いできますし。」
「そう言って頂けるとこちらも助かります。
これからもいろいろ協力しなきゃいけない事が多いと思いますので、
よろしくお願いします。」
「わかりました。
こちこそよろしくお願いしますね。
で早速なんですが敬語辞めません?
お互い、部門は違え同じ立場なんですから、対等と言う事でどうでしょう?」
「はい、わかりました。
じゃぁこれからよろしく、ツバサさん」
「ええ、よろしくね。
そのうちお互いに呼び捨てでね。」
「ラブライブ優勝したら、そうさてもらうわ。」
「一つ聞いても良い?」
「なに?」
「普通、こう言う場合って、リーダーが話しをするんだけど、あなた達って誰がリーダー?
穂乃美さんかと思ったら、あなた主導で進むし、他の子が手を上げても
納得出来そうなんだけど。」
「一応、穂乃美かな。だよね?」
「えっ!」
「「だと思うけど?」」
「「違うの?」」
「リーダー?そんなのいつ決まったの?」
「なに言ってんの?初めっからミーちゃんがリーダーじゃない。」
「嘘、私知らないよ?ヨーちゃん」
「「「ミーがリーダーだと思ってた。」」」
「そんな・・・いつの間に決まったのよ。そんなの・・・」
「確かに今まで正式に決めた事なかったね。
なら、改めてリーダーはミーが良い人挙手 はい全員です。ミーがリーダーね。」
「うぅぅ、嵌めたな、皆んなで嵌めたな、酷い、呪ってやる。」
「ミー、今までだってリーダーやってたんだから、何も変わらないよ。
あなた、自然にリーダーやってたんだから、今まで通りにすれば良いの。」
「ヒデちゃん、他人事だと思って気楽に言ってくれるよね!」
「実際他人事だし?ガンバ!」
「「「「ミーちゃん、これからもよろしくね。」」」」
「ウフフフ、面白いわね。
あなた達、最高よ。
今まで正式にリーダー決めてないのに活動出来るなんて、凄い結束と信頼ね。
流石Peloiadesよ。今日はわざわざありがとう。」
「こちらこそ、ありがと。
じゃまたね。ツバサさん、英玲奈さん、あんじゅさん」
「ええまたね。」
「ミー、リーダーとして、挨拶しなさい。」
「ええ?なんでイキナリそんな事言うかな、ミサは。あんた、私のおかあさんか。」
「うるさい、ごちゃごちゃ言ってないで、挨拶しなさい。」
「仕方ないなぁ。オホン、本日はお時間を頂き、又お骨折り頂きましてありがとうございました。
今後も良好な関係を持てればと思っておりますので、よろしくお願いします。失礼致します。」
「「「「「失礼します。」」」」」
「「「バイバイ」」」
「「「「「「またね。」」」」」」
「あれで1年生?なんだか大人と一緒に居るようで、思わず頼ってしまったわ。」
「ツバサもか、私も大人と一緒に居るようですごく安心出来た。
赤城さんの交渉は、見事としか言えなかったしな。あんじゅはどう感じた?」
「私も二人と同じかな。ただ全員が、とんでもない化け物だって感じたけど。」
「お知らせします。お知らせします。1年1組、高坂穂乃美さん、1年1組、高坂穂乃美
さん、生徒会室までおいで下さい。繰り返します。1年1組、高坂穂乃美さん、1年1組、
高坂穂乃美さん、生徒会室までおいで下さい。」
コンコンコン「失礼します。高坂です。」
「高坂さん?入って下さい。」
「会長、校内放送で呼び出しって何事ですか?」
「今、ラブライブ実行委員会から貴方達に、名指しでバンド部門の参加要請が来たんだけど?」
「あぁ、やっと来ましたか。
先日、A-RISEの方達と一緒に事務局行って、話をしてきたんですよ。
ここからはオフレコですけど、6月にラブライブ開催発表なんですね。
その前に参加を盛り上げる為、A-RISEとPeloiadesに協力してくれないかって頼まれて、
OKしました。
顔出しは無しですが」
「そう、話は付いてるのね。
それで音ノ木坂の名前は出るのかしら?」
「もちろん!『音ノ木坂学院・軽音楽部・Peloiades』で登録ですから」
放課後、部室にて
「ヨーちゃん、雛さんにはどこまで話してる?」
「全部話してる。なにか問題でも?」
「いや、改めて説明居るかな?って思ってさ」
「特に要らないんじゃないかな、ミーちゃん、私達にフリーだからほぼ把握してる。」
「そっか、じゃ軽く音合わせしたらストックの曲作りしとこうか?」
「「「「「了解」」」」」
高校1年の冬が過ぎ、もうすぐアニメ本編のスタート。仕込みは出来たのか?
2話でも、本編スタートしない。次は本編に入りたいです。
演奏前の掛け声ですが、⊿のあのグループから拝借しました。