あのラストライブを目指して   作:惟嗄

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ライブ間際に渡されたのは、ピアノの伴奏に歌声だけのCD。わずか2日で出来るのか?
穂乃美達の地獄が始まる。そして訪れる穂乃果達への試練。どうなるデビューライブ







1-4 μ’sのデビューそして試練

「アホ乃華、こんな間際にCD渡してまともな演奏できると思ってんのよかよ!

 最低でも1週間って言ってあっただろ!!!」

「だって仕方ないじゃん。

新入生に作曲お願いしたんだもん。

すぐには引き受けてくれなかったし」

「あのなぁ、CDって事は単音の伴奏と歌位しか入ってないんだろ?」

「すっごい、なんで判るの???」

「そりゃ判るさ。

でな、まずこのCDから音を拾って主旋律を楽譜にする。

次にメロディーラインの楽譜、ベースの楽譜、キーボードの楽譜、ギターの楽譜、

バイオリンの楽譜、ドラムの楽譜を作るんだ。

そこまで出来て初めて、各楽器の音出しが始まる。

ここまで特急で3日、各自でパート練習して、そこそこ出来るようになったら、初めて

合奏に入る。

ここから各パートの音合わせや、すり合わせと調整で3日は必要、ここまでで6日掛かってるぞ。

これを2日でやれって、どんだけ無茶振りなんだよ!!!!! 

もう良い、お前の相手してる時間が惜しい。

お前らとの音合わせは当日朝、軽音の部室でやるから遅刻すんな!」

 

 

「おはよう、皆んな集まってくれ。

今朝、あほがこれ持ってきた。

ピアノソロの伴奏と歌しか入ってない。

これを明後日16時までに、発表できる状態にしなきゃならん。

出来る出来ないじゃなくてやるしか無い。

あほ乃華、海未ちゃん、ことりちゃんの為にやるしか無い。 

皆んなよろしく頼む。」

「「「「「「穂乃果ちゃんがリーダーって聞いた瞬間に、こうなる未来が見えたよ。

やるよ。任して」」」」」

「CD焼き増しして各自キープ、ミサ歌声から主旋律拾って、そしたら、ヒデはドラム譜面、

フーも譜面お願い、ヨーは譜面とコード、ナギも譜面とベースコード、あとミサ、パーカッション

お願い、私もコード拾うけど、山田先生と生徒会長と理事長に話を通して来る。

フーある程度見えたら編曲しよう。

その前にソフト使って何処まで出来るか確認よろしくね。

行けるようならソフトメインで、その方が楽でしょ。」

 

 

職員室

 

「失礼します。山田先生いらっしゃいますか?」

「ん?高坂妹か、なんだ?」

「高坂妹って、実はですね。

明後日の新入生歓迎会で高坂姉達スクールアイドル(仮)が、講堂でライブをやるんです。

その演奏を軽音部が引き受けたんですが、さっき伴奏と歌だけ入ったCDを渡されまして、

目一杯頑張っても1週間はかかる作業を、明後日の朝までに終わらせないと、

駄目な状況に追い込まれました。」

「ふむ、要はお前達軽音部員は、徹夜で学校に居ると言う事だな?

判った特別に許可する。

幸い今日、明日は準備、明後日は本番で授業がないからな、頑張れ!」

「はい、ありがとうございます。」

「お前も姉では苦労するな、めげずにな。」

「・・・・」 ペコ

 

 

生徒会室

 

コンコンコン「お邪魔しま~す。毎度おなじみ高坂で~す。」

「あら、穂乃美ちゃん、今日は何?」

「ええ、明後日の新入生歓迎会で、クソ姉達スクールアイドル(仮)が講堂でライブをやるじゃない

ですか?

その演奏を軽音部が引き受けたんですが、さっき伴奏と歌だけ入ったCDを渡されまして、

目一杯頑張っても1週間かかる作業を、明後日の朝までに終わらせないと駄目な状況に、

追い込んでくれやがりました。」

「それって」

「ええ、寝る暇もなく作業を行い、そのまま練習して本番です。」

「やらなかったらライブは?」

「開催不可能です。どの道誰も来ないと思うんですけど、Peloiadesとして受けた以上、

プライドありますからやり遂げます。

付いては山田先生に許可を貰って来ましたので、生徒会としても許可をお願いします。」

「判ったわ。

先生の許可が出てるなら構いません。

無理するしか無いんでしょうが、がんばってね。」

「はい、ありがとうございます。では」

 

 

理事長室

 

コンコンコン「失礼します。高坂です。」

「穂乃美ちゃん、どうしたの?ってライブの事ね。」

「はい、アホ乃果がやってくれやがりました。

演奏を軽音部が引き受けたんですが、さっき伴奏と歌だけ入ったCDを渡されました。

目一杯頑張っても1周間かかる作業を、明後日の朝までに終わらせないと駄目な状況に、

追い込みやがりました。」

「あらあら、やっぱり穂乃果ちゃんらしいわね。」

「ですよね。と言う訳で、山田先生と生徒会の方には許可を貰いました。

明後日まで6人は缶詰なんで、ヨー帰れません。」

「判りました。

しかし、あなた達のプライドの高さと意思の強さは凄まじいわね。

倒れない範囲でやるんですよ。」

「はい!失礼します。」

 

「それじゃ、多少の手伝いはしときましょうかね。」

 

「もしもし、ことり?穂乃果ちゃん達と一緒?   そう丁度良いわ。

あなた、翼達がなにしてるか知ってる?     やっぱり知らないのね。

翼、明後日まで帰らないわよ。軽音部室に行ってご覧なさい。」

 

「穂乃果ちゃん、今おかあさんから、翼達がどうなってるか、見に行けって言われたんだけど

何か知ってる?」

「えっ、もしかしてあの事かな?

今朝、西木野さんに作ってもらったCD渡したんだけどめちゃくちゃ怒ってたんだよね。」

「何だろ、行ってみようか。」

 

「ただいま~、今日と明日、お泊まり会の許可貰ったから一気に行くよ。」

「「「「「おぉ~~~!」」」」」

 

 

こっそりと部室を覗くことり、海未、穂乃果

 

見えるのは、6人がそれぞれにヘッドホンを被り五線紙にペンを走らせる姿、たまに自分の楽器で

音の確認をしている。

とても声を掛ける事が出来ない、厳粛であり鬼気迫る、張り詰めた真剣な空気であった。

 

 

軽音部室から少し離れた廊下

 

「私、ミー達のあんなにも真剣で張り詰めた雰囲気の状態って初めて見た。

こんなに大変なものだったんだ。

CD渡したら簡単に演奏してくれるんだと思ってた。」

「穂乃果ちゃん、海未ちゃん、おかあさんから言われたんだけど、翼、明後日まで帰って

来ないんだって・・・」

「私もお母様から言われました。

渚は明後日まで帰らないと。」

「そんな! ミー言ってた。

どんなに頑張っても6日は掛かる作業を2日でやるんだって。

あの子達、これから一睡もしないでライブ終わらせるつもりなのかな。」

 

 

「ここに居たのね。

穂乃美さんは言ってましたよ。

『Peloiadesとして受けたんだ。』って、スクールアイドルは、あくまで高校生の間だけの

事だからプロじゃ無い。

アマチュアだからやりたいと思えば誰でもやれば良い。

でもね、同じ高校生なのに、プロとしての気概と、プライドと、気迫を持って活動している人達が

居る事も事実、そんな人達と、肩を並べてステージに立てるの?

今は無理でも、いつかはって思いは有るの?

それが無いなら、今すぐ辞めなさい。

妹達に迷惑掛けるのを辞めなさい。

今なら間に合うわ。

普通に帰宅できるんだから。

学校を守るって、聞こえは良いけど生半可な事じゃ出来ないのよ?

彼女達は、顔出しして身バレする事を前提に動いてる。

そうする事で、学校の名前をよりアピール出来るからって・・・

そこまでの覚悟で学校を救おうとしてるの。

あなた達にそこまでの覚悟があるの?よく考えて。」

そう言って去っていった。

 

 

「生徒会長・・・」

 

「卒業旅行の時、あんなにバラさないでって言ってたのに、今がその時って言うの?

私はどうしたら良いんだろ。」

「穂乃果ちゃん・・・」

「私、音楽の事解らないから手伝えないよ。」

「ことり・・・私だって同じです。

同い年の友達が、妹が死物狂いで作業してる。

それなのに何も出来ない。

しかもそんな状況に追い込んだのが自分だったなんて・・・」

「辞めた方が良いのかな?迷惑しか掛けてないじゃん。

軽い気持ちで初めたけど、本当はこんなにも重いものだったんだね。」

「穂乃果ちゃん、それは私も同じ、軽い物じゃないとは思ってたけどここまでとは思って

なかった。」

「穂乃果、ことり、ここで穂乃美ちゃん達に辞めますって言ったら、めちゃくちゃ怒られると

思います。二度と口を聞いて貰えない位。」

「そうだよね。あの子達ならそうなるよね。

じゃ、私達は、負けない位の思いを持ってやるしかないんだね。」

 

パン 両手で頬を張った穂乃果

「海未ちゃん、ことりちゃん練習しよう?

6人に負けない位しっかり踊って、歌を聞いて貰おう。

Peloiadesの音楽に負けない歌とダンスにしよう?」

「「(ええ)(はい)」」

 

 

泊まり込みで作業をしている穂乃美達、倒れるまで練習している穂乃果達、お互いの事は判って

いなかったが、周りに居たクラスメートは見ていた。

どちらもライブに向けて頑張っている事を、そして、その根底にある、学校を守りたいと言う

思いを。

だから、傍観者を止め、自ら当事者になる事を決意した者達が居た。

姉組の残り3人、淑子、文香、美華であった。それ以外にも、動き出した者達がいた。

 

「私達で、穂乃果達や穂乃美達をサポートしようよ。

あんなに頑張ってるのに、何にも出来ないなんて絶対やだよ。

生まれた時から一緒に居たんだよ。

何が出来るのか分らないけど、それでもなにかしたい。」

 

 

翌日

 

「ミー達~生きてる?ちゃんと食べてる?差し入れだよ~」

「これ食べて少しは休みなさい。

居ると邪魔だから退散するけど、何かあったら頼りなさいよ?

学校を守りたいのはあなた達だけじゃ無いんだからね。」

「私達3人は、あなた達と穂乃果達のサポートするって決めたから!

断っても勝手にするからね。

マネージャーとでも思っててね。」

 

 

ライブ当日、教室

 

「おはよう、ねぇねぇ淑子達って、何かやってるんだよね?」

「うん、穂乃果や穂乃美達のサポートって言うか、マネージャーみたいなの初めた。」

「それって私達も手伝って良い?私達も何かしたいの」

「芽依、結菜、紬に朱莉、乃々葉、芙多葉、ありがとう。

他にも手伝ってくれる人が居たら私達が中心になって動くからよろしくね。」

 

「おはよ~、あんたら寝てる?

目の下、クマで真っ黒なんだけど・・・

今日は本番だけど、ステージの準備は私達がやるからギリギリまで寝てなさいよ。」

「やる事いっぱいあるけど、そんなに人数居るの?大丈夫?」

「昨日言ったでしょ。サポートとマネージャーやるって、だから任せときなさい!

大体あんたらのそんな状態見たら、ほっとけないでしょが、全く無茶するんだから。」

「午前中に穂乃果達と最終音合わせしたら、本番前にステージで一回リハするわ。

午前の音合わせ終わったら、機材移動して開演1時間前まで休む予定よ。」

「じゃ、機材の移動とステージのセットはやったげる。

空いた時間で寝る様に、良いわね。」

「うん、ありがとう。

よろしくお願いします。」

 

学校内のいたるところで

「16時からライブやりまーす。講堂でーす。来て下さーい」

「スクールアイドルのお披露目でーす。ぜひ見に来てくださーい」

「これ、チラシです。ぜひお願いします。」

と案内やチラシ配布が行われていた。

 

 

軽音部室 9時

 

「「「おはよう(ございます)」」」

「「「「「「(おう)(おは)(うい)(・・・)(うん)(はよ)」」」」」」

全く覇気の無い挨拶が返ってきた。

「来たわね。時間が無い。早速音合わせやるよ。用意は良い?」

「うん、よろしく」

 

 

 

 

「大体良い感じね、あと数回、通しでやってみよう。」

 

 

 

「穂乃果達から何か希望はある?」

「うーん、ここのところは少しアップテンポって言うか刻めないかな?」

「刻むの?どの位?」

「ここの4分を16は多いか8分かな?それだと、このステップが丁度はまりそうなのよね。」

「じゃそこの部分だけやってみよう。ワン ツー スリー フォー」

 

 

「ねえ、穂乃美達は解かるけど、穂乃果達ってあんなに音楽詳しかったっけ?」

「いや素人だったはずだよ。数日前まで」

「何があったんだ?」

 

 

「良し、こんなもんかな、どう穂乃果?」

「うん、良いと思う。私達も時間まで休むから、ここ使わせ貰って良いかな?」

「良いよ。機材を搬出したら場所空くし、うちらもそこで仮眠するつもりだから。」

「良し、とっとと機材運んで一眠りしよう。」

 

 

講堂、ステージ袖

 

「機材ここに置いとくから後はお願いね。

なんとか形になったら、ホッとして一気に疲労が来てる。限界だわ。」

 

フラフラしながら戻っていく穂乃美だった。

部室に戻ってみると、穂乃果達3人を含めた8人が屍の様に寝ており、隙間を見つけた穂乃美は、

倒れるように寝てしまった。

 

ステージでは淑子、文香、美華を中心に 芽依、結菜、紬、朱莉、乃々葉、芙多葉達が

セッテイングを行い、照明の確認や音響のテストをこなしていたし、代理のリハまで

やってくれた。その他にもチラシ配りなどの宣伝をしている者達がいた。

 

 

「起きろ~~~!3時だぞ~~後1時間だぞ~」

「食料と飲み物買って来たから食べてね。

食べたら、穂乃果達は講堂の控室で着替え。

穂乃美達は着替え取って来たから、体拭いて着替えて。

臭いわよ、あんたら」

「クンクン、やっぱ臭う?

今日で3日目だもんね。

ここに泊まり込みは」

 

 

「間もなく我が校のスクールアイドルμ'sのライブが始まります。講堂においで下さい。」

外からは案内の声が小さく聞こえて来る。

 

 

「いよいよ本番です。地獄もやっと終わります。力を振り絞りましょう! 行くよ!」 

『音楽は愛!』

『音楽は希望!』

『音楽は喜び!』

『音楽は未来!』

『音楽は平和!』

『音楽は命!』

 

「「「「「「 Peloiades(プレーアデス)now play!」」」」」」

 

 

一方舞台袖では

「こんな時どうやるだっけ?」

「手を繋ごうか?番号言うだっけ?1」

「2」

「3」

 

客席のライトが消えゆっくりと幕が開いていく

目が慣れてきた穂乃果達の目に入ってきた物

手伝ってくれたクラスメート以外、誰も居ない客席

それを認識した穂乃果達は息を呑んだ。

顔を見合わせ首を振るクラスメート達

呆然と立ちすくむ3人の前で、「頑張ったんだけど・・・」と消えそうな声で言う。

 

「そりゃそうだ 世の中   そんなに   甘くない」

そう言って肩を震わせ泣き出しそうになる穂乃果。

 

「穂乃果、海未、ことり」

 

不意に後ろから声がかかった。3人が振り向くとそこにはPeloiadesのメンバーが並んでいた。

 

「3人共よく聞いて、私達はこうなるだろうと予想していたわ。

私達の初ライブがそうだったから。

初めてのライブは小学校4年の時、行きつけのライブハウス。

設営や準備は、いつもと同じ様に手伝ってくれたスタッフが、開始時間になると外に出て行った。

お客さんは誰も入ってこない。

そりゃそうだよね。

平日の昼間4時からなんて、遊んでる大人なんて居る訳がないもの。

私達は、それまで穴埋めや時間繋ぎで演奏していてそこそこ受けてたの。

だから出来ると思ってた。

でも、私達を見てくれてた人は、実はだれでも良かった。

別に私達である必要はなかった。

たまたまやってるから見ていただけ。

子供が頑張ってるから拍手しただけ。

それを思い知らされたよ。

それでも、ステージに穴を開ける事だけは許されないって思いはあった。

だから、泣きながら持ち時間の1時間演奏したよ。

あの時の事を思い出すと今でも泣けてくる。

でも、それがあったから今の私達がある。

穂乃果、海未、ことりどうするの?」

「どうして!それが判ってて!どうして!

こんなに無理して、ボロボロになって準備してくれたの!

最初に今の話して辞めれば良かったじゃない!」

「それは言ったでしょ?

意地とプライドだって。

Peloiadesは、私達は、一度引き受けた依頼は絶対遂行する!!

今なら、辞めてもだれも文句言わないよ。」

 

その時、駆け込んできた1年生が1人

 

「あれ?ライブは?あれ?あれ?」

 

俯いていた穂乃果が顔を上げた。

 

「やろう。歌おう。全力で。だってその為に頑張って来たんだから!

1人でも聞いてくれる人がいるなら!」と言い切った。

 

「ミーちゃん、いえ、穂乃美さんPeloiadesの皆さん。

演奏をお願いします。

私達はライブを行います。」

 

隣りにいたことり、海未もやる気になって穂乃果に声を掛け、スタンバイした。

 

「やる気になったな、こちらも全力で行くぞ!」

 

 

 

 

【START:DASH!】

 

 

 

 

演奏が終わり、肩で息をする穂乃果達、その前に生徒会長が立つ。

「どうするつもり?」一言発する絵里

「続けます。」

「なぜ?これ以上続けても意味が有るとは思えないけど」

「やりたいからです。

私、今、もっともっと歌いたい。

踊りたいって思ってます。

海未ちゃんもことりちゃんも同じだと思います。

こんな気持ち初めてなんです。

やって良かったって本気で思えたんです。

今のこの気持を信じたい。

このまま誰も見向きもしてくれないかもしれない。

応援なんて全然貰えないかもしれない。

でも一生懸命がんばって、兎に角、頑張って、届けたい。

今、私達がここに居る、この思い。

いつか、いつか私達、必ずここを満員にしてみせます!」

 

「そう」呟いて立ち去る絵里

 

扉の影から見ていた希は

「ふふ  完敗からのスタートか」と呟いていた。

 

 

「終わった~ とっとと片付けて帰ろ~風呂入りたい~寝たい~」

「ミーそれ全員思ってるから、言わなくて良いよ。」

「スクールアイドル続けるらしいから、姉のフォローは妹がよろしく!」

「フーちゃん、他人事だと思って軽い。しかも、それ今ここで言う?」

「だって他人事だもんね~ミサちゃん」

「だよね。」

「うわ、こいつら冷てぇ~」

「良いじゃん。ナギちゃんにヨーちゃんって仲間が居るんだから」

「げっ、こっちに飛び火した。

私達の姉は何処ぞの姉と違ってまともだもんね~。」

「だよね。

2日前にCD持って来るような事しないよ。

多分しないよ?ことりは。

いやあの天然はやるかも?」

「更にひど!ヨーちゃん、ナギちゃん、私らお友達だよ。親友だよ。見捨てないよね。」

「はいはい、じゃれ合うのはその位にして片付けますよ~。」

「「「「「は~い」」」」」

「取り合えず部室に投げ込んで終わりにしよ。片付けるのは後日で良いから。」

「賛成、兎に角今日は早く帰ろう!」

 

片付けを手伝いながらサポートメンバーは一言呟いた。

 

「やっぱり、異常なテンションになってるわね。あの子ら、家まで送った方が良いのかな?」

 

家に配達されたPeloiadesメンバーは、そのまま死んだように眠りこけていたという。

 

起き出して最初に言った言葉

 

 

「お腹空いた。なにか食べさせて・・・」

「お風呂入りたい。」

 

 

 

 

 




如何かがでした?作者は、高校時代、雅楽を演っていましたが、ギター以外の音楽の勉強をした事は有りません。
作中の話が正しいかは判りませんので、軽く読み飛ばしてもらえるとありがたいです。

穂乃美達は日頃は注意していますが、興奮すると男言葉になってしまいます。
これは全員です。

絵里や希の扱いがぞんざいなのは、生徒会との付き合いが、前役員の時から在ったと言う事です。(改1-2参照)



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