あのラストライブを目指して   作:惟嗄

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姉達に初めて本心を話しやっと家族と認識出来た6人。この先の道を大きく左右する、穂乃果とことりと海未の行動。そして気が付いてしまう新たなる問題。最後のライブまで辿り着けるのか?

冒頭の浜に居る6人に会話を追加し、姉との会話を修正しました。







改1-8 本当の姉妹そして新たなる問題

朝、いつもの様に目を覚ましたアデス班は海岸で日の出を見ていた。

「やっとここまで来たね。この先は変わり過ぎて全く読めないけど頑張ろうね。」

「ねぇ、全部の姉妹に話したけどほんとに良かったのかな?

一応、皆んな受け入れてくれたけど、本心はどうなんだろって考えちゃうの。」

「ミサちゃんもなんだ。私は何処かで拒絶されてるんじゃないかと思っちゃうよ。」

「私もやっぱり信じきれないかな。皆んなはどう?」

「同じだね。」

「同じ事思ってんたんだ。ミーちゃんは?」

「私もかな、何処かで拒絶してんじゃないかって思ってる。

それにね、私自身があの人達を親だと、姉だと、妹だと思って?うんん、信じてないんだと

思う。」

「それ判る。何処か引いちゃうんだよね。我儘言えないし。」

「だね。信じたいけどこんな化け物みたいな子じゃって、思ってる自分が居る。」

「「「うん、うん」」」

「私ね、親を呼ぶ時、穂乃果や雪穂と同じにしてるの。

本気で呼べないから形だけでもって。

姉妹も名前でしか呼べないんだよ。

後ね、スキンシップが極端に恥ずかしい。」

「「「「「「それ同じ。」」」」」

「寂しいね。」

「「「「「うん・・・」」」」」

そう言って6人で手を繋ぎ、登る太陽を見つめていた。

 

 

徐々に登って来る太陽、気が付くと、後ろにそれぞれの姉が立っていた。

そして、後ろから強く抱き締められた。

 

「「「「「「えっ!」」」」」」

 

背中の温かみと前からの日差しを受け、涙が溢れるのを止められない、アデスの

6人だった。

 

 

出発までの待ち時間

 

「ミー、朝なんで泣いてたの?」

「判らない。なんだか胸がいっぱいになって涙が溢れた感じだった。

多分だけど穂乃果が、抱き締めてくれたからじゃないかと思う。

無条件で受け入れてくれてたって、本気で思えたんじゃないのかな。

他の皆んなも同じじゃないかな。

だからありがとね。

穂乃果。うんん、お姉ちゃん。」

「うわ!ミーがデレた!嬉しいよ~もっかい言ってお姉ちゃんて!」

「ばか!恥ずかしい!もう言わない!」

 

だがそう言いながら穂乃果を抱きしめる穂乃美だった。

 

「これからもよろしくね。お姉ちゃん。」

 

耳元で呟いた。

しばらく、抱き合っていた二人だったがそっと離れ向かい合った。

 

「おとうさんやおかあさんに話した時ね。

拒否されたら死ぬつもりだったんだ。

答えを待っている間、ずっと怖くて、辛くて、悲しくて、ヒデちゃんとヨーちゃんと

3人で抱き合って泣いてたの。

穂乃うんん、お姉達に話した時も、拒否されたら家を出るつもりだった。

ずっと怖くて、辛くて、悲しくて、6人で抱き合ってた。

信じてほしい、嫌わないでほしい、もし嫌われたら拒絶されたら一緒にいられないって

思ってた。

その思いは心のどこかにずっとあった。

だからだろうね。

お姉に抱き締められて安心したんだと思う。

ここに居ても良いんだ。

この人は受け入れくれたんだって、ほんとに心の底から信じられたんだと思う。

やっぱり、記憶のせいで一線引いてたんだよ。

自分は違う。

家族じゃないって。」

「そんな風に思ってたんだ。

今まで辛かったね。

もう大丈夫だよ。

いつでもお姉ちゃんが付いてからね。」

 

ふたたび抱きつく穂乃美

 

「そんな事言うから涙が止まらないじゃないか、バカ姉。

前世合わせると80歳近いはずなのに、どんどん体に近づいてる感じ、多分、体が女の子から女に

なって行ってるからだと思う。

変わっていくスピードも早くなってる。

子供の時の方が男として考えられたもん。

それに、話し言葉も変わって来てる。

昔は『もん』なんて絶対言わなかったしね。

多分今の私は、8割から9割が女だと思うよ。

でなきゃ一緒にお風呂入ったりお姉に抱き付いたり出来ないから」

 

「うん、そうなんだね。帰ったら雪にも話さなきゃいけないね。

 

「うん」

 

同じ様な事が全ての双子に起こっていた。

この合宿は6組の双子にとって、とても大切な、そして大きな転機となるものであった。

 

帰宅途中の電車内でキュレの班分けが発表された。

「皆んな集まって!これからキュレの班分けを発表します。

まずは、リーダーは私、赤城淑子が努めます。

又、仮称キュレeins(アインス)の班長も兼任します。

班員は最上芽依、三隈結菜、新規参加の高雄美乃里で、担当はステージ設備作成設営です。

仮称キュレzwei(ツヴァイ)、班長加賀文香、班員は班長から」

「仮称キュレzwei、班長の加賀文誉です。班員は鈴谷紬、 羽黒芙多葉 、新規参加の熊野結月で、

担当は音響照明です。」

「最後に仮称キュレdrei(ドライ)、班長は山城美華」

「仮称キュレdrei、班長の山城美華です。班員は衣笠乃々葉、青葉朱莉、新規参加の

愛宕優理絵で、衣装その他です。」

「以上、12名がキュレの正式メンバーとなります。

各班の名称ですが、賛同頂ければ仮称を取ります。」

 

「「「「「「「「「「「「よろしくお願いします!」」」」」」」」」」」」

 

穂乃美が立ち上がり

 

「私が代表して挨拶させて頂きます。

これからが本番でどんどん厳しくなっていきます。

サポート体制はこれまで以上に重要で、場合によっては当落を左右すると言っても過言では

有りません。

皆さんにはご苦労をお掛けすると思いますが、よろしくお願いします。」

と言って最敬礼をした。

 

「「「「「「「「「「「「「よろしくお願いします!」」」」」」」」」」」」」

 

車内に居合わせた乗客からもあたたかい拍手が起こった。

そこで、慌てて穂乃美が、

 

「お騒がせして申し訳有りません。

私達は『音ノ木坂学院』のスクールアイドルμ'sとガールズ

バンドPeloiades にサポートをしてくれるkure です。

今は合宿の帰りで、ラブライブと言う競技に出場しています。

よろしければ応援をお願いします。」

と言って車内全方向に向け頭を下げた。

 

「「「「「「「「「「「「「「「「よろしくお願いします!」」」」」」」」」」」」」」」」

再び、拍手とともに励ましの言葉が掛けられた。

 

「穂乃美って凄すぎでしょ。

あそこでとっさに謝罪して宣伝するなんて、あれであそこに居た人の何人かは、

うちらのファンになってくれたわよね。ありえないわ。」

 

「皆んな聞いて!ワルキューレのリーダーだけど穂乃美で行きたい。反対ある?」

口々に賛成だの異議なしだの肯定の言葉しか出てこなかった。

 

穂乃果が

 

「ミーちゃん、よろしく!」

「まて、それはちょっと」と言いかけるが全メンバーから攻撃され煤けてしまった。

「「「「「「「「「「「「「(穂乃美)(ミー)(ミーちゃん)に決定!」」」」」」」」」」」」」

 

「判った。受ける。

ふっふっふっ、私をリーダーにした事を後悔させてやる!

我が前にひれ伏すが良い!

で、早速リーダー権限でキュレの呼称を認めます。

仮称を外して下さい。」

 

などと、巫山戯ているうちに駅に到着し各々帰宅していった。

 

夏休み中はラブライブ本戦を目指し、ひたすら練習を重ねるミュウとアデス。

マネージャー的にサポートするキュレの面々であった。

 

 

アデス部室

 

「原作では、穂乃果が無理なトーレニングをして風邪を引いてしまい、文化祭のステージで倒れて

しまった事で、ラブライブコンテストから撤退してしまう。

責任を感じた穂乃果はμ'sを辞めてしまい、その事で海未と大喧嘩の末絶交状態になる。

海外留学の話が出ていたことりは、ゴタゴタの為に穂乃果と相談できないまま不本意に

旅立とうとして、穂乃華が空港で引き止め、講堂で制服のままライブする。

で良いんだよね?」

「1期2期合わせても一番対応に悩むイベントが来てしまったね。」

「それの対応を考えるのも必要だけど、その前に日程を考ないと、実施するの無理じゃない

かな?」

「えっ、どう言う事?フーちゃん」

「あのね、カレンダーに入れ込んで見るとよく解るんだけど、9月21日22日が文化祭、

28日29日が決勝戦だけど、本来は29日だけでここに講堂ライブ入れたんじゃないかと予想、

10月1日に生徒総会と第2回発表、8日9日10日が中間テスト、15日16日17日が修学旅行、27日が

ハロウィンで、これにファッションショーが入るけど、アニメは修学旅行後の週末だから20日。

しかも、合宿はいつ行った?ハロウィンのインタビューいつ受ける?ファッションショーも

ハロウィンも予備予選突破が条件じゃなかった?

じゃ、予備予選はいつ?UTXに行くのは予選の2週間前って、

これってどう考えても無理ゲーだから。」

「うむ、確かにこれってありえないスケジールだね。」

「ざっくり当て嵌めると、21日に倒れて24日にお見舞いとラブライブ辞退、生徒募集決定

パーティーやって2週間後にことり出発、当日空港で捕まえて講堂でライブって事は、ライブ

10月8日位?そこは中間なのに生徒総会と2回目発表?最短で2日ライブ、3日発表、13日予選で

即発表、8日9日10日が中間テスト、15日16日17日が修学旅行、予選の2週間前にUTXだから

行ったのは、決勝の数日前で9月27日28日あたりって無理だこれ。止めよう。

やるだけ無駄だわ。

文化祭と中間と修学旅行は確定なんだからこれを主軸にして、臨機応変に動くしか無いでしょ。」

「ねえ、2回大会のスケジュールだけでも、こっちでコントロール出来ないかな。

大会優勝者の意見なら無碍にできないでしょう。

発表は早くて良いけど、予備予選を11月、予選を1月にして、前回優勝者はシード付けるとか

どうだろう。

出来ないかな?」

「それ良いかも、検討の余地有るね。

少し考えて見よう。

だけど今は穂乃果ちゃんとことりちゃん問題だよ。」

「この時って、穂乃果ちゃんとことりちゃんだけじゃなく、メンバー其々がμ'sに所属する意味、

アイドルを続ける意味を考える切っ掛けになるんだよね?

多分、スクールアイドルに拘るって事も、これが有るからだと思うのよね。

だとすると、今回は見てるしかないのかも知れない。」

「うーん、私達の存在がある事で、原作と変わってるんだから変えても良いんじゃないかな?」

「じゃ私がお姉監視して無理させない?」

「私はこと姉を妹特権で引き止めて、穂乃果ちゃんに相談させる?」

「それで全てトラブル回避出来てラブライブも続けられるけど、そうなると2回目のモチベ

どうなるかな?」

「2回大会って、前回の悔しさと、存在意義や所属する理由がバネになってるよね。

それがなかったらどうなっちゃうんだろう?」

「その前に、今の大会の順位がどうなるんだろう?原作じゃ出場しないんだから」

「こればっかりは考えても答え出ないけど、下手に話したらどうなるか判んないね。」

「「「「「「悩むなぁぁぁ」」」」」」

「悩むのも仕方ないけど、うちらの方も考えないと。本戦出場はほぼ確定だよ。」

「練習しなきゃいかんでしょ。」

「そうなんだよね。」

「「「「「「はぁ~」」」」」」

「いっそ、親の意見聞いてみる?なにかヒントでもあればめっけもの位で」

「今はそれしか無いかな、ただその際にお姉達に判らない様にする事だね。」

 

 

「ただいま~」

「おかえりなさい」

「母、お姉には内緒で父と一緒に聞いて欲しい事がある。時間作って」

「良いけど、雪穂は?」

「う~ん、雪か、黙っててくれるなら居ても良いよ。」

「そう判ったわ。なんとかするから任せといて」

「よろしくね。」

「穂乃美、あなた合宿から帰ってから家族の呼び方が変わったわね?なんで?」

「えへへ、それはまたね。」

「判ったわ、出来るだけ早くセットしたげる。」

「うん」

 

 

「穂乃果お風呂入っちゃいなさい。」

「後で良い、先入って・・・」

「私入る。」

「ミー?じゃ一緒に入ろうか?」

「えぇ~良いけど?なんで?」

「なんとなく・・・」

 

 

「ミー背中洗ったげるね・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ねぇ・・・・・・」

「何?」

「・・・・・・・なに悩んでんの?」

「えっ・・・・・・・・・・悩んでないよ。」

「嘘だね。何か私に関する事で悩んでる。」

「はぁ、お姉って変なとこ鋭いんだよね。

確かに悩んでる。

でも言えない。

記憶に関する事だから、内容を、言うべきか言わざるべきかだから。ごめん」

「そうなのね。

判ったミーが決めるまで待ってる。

何に悩んでるかが判っただけでもホッとしたよ。

そっか、私に言うか言わないか、か。

それって私が知るとなにかが変わるの?」

「お姉が知ると未来が大きく変わってしまうの、このままの流れが良いのか、変えても良いのか、

それが判らないの。」

「あなたは、あなた達はとんでもない重荷を背負わされてるのねぇ。」

「前世記憶も後半年だけどね。それ以降は、あっ」

そこまで言って初めて気がついた。

アニメ二期と劇場版が終わったらどうなってしまうのか、

このまま続いて行くのか、世界が終わるのか、異分子の自分達が消えるのか。

 

「なに?」

「なんでも無い。私上がる。」

 

 

一斉通話でアデスメンバーを呼び出し、先程気が付いた事を話す穂乃美

 

「あのさぁ、私達の記憶って言うかアニメ『ラブライブ』は来年3月まで、欲を言っても雪穂達が

3年生の4月が一瞬出て終わりじゃない?」

「それって、劇場版の話だよね?」

「だね。アメリカ行ってミュウが超有名になって、アキバで千人規模の合同ライブ成功させて、

雪穂達が新入生に説明する中に回想で、場所不明な解散ライブやって終わりだよね。」

「でね、気が付いたの、来年の4月以降どうなっちゃうんだろうって」

「それって」

「うん、このまま続いて行くのかな?

世界が終わるのかな?

本来居ない私達が消えるのかな?

それに気付いちゃった。」

 

「「「「「・・・・・・」」」」」

 

その後は、皆黙り込んでしまいなんとなく解散してしまった。

 

 

放課後のアデス部室

 

集まった6人だが、今までに無く暗く沈んでいた。

日中も、あまりの事にキュレメンバーさえ声を掛けられなかった。

 

「「「「「「・・・・・」」」」」」

 

担当の楽器を弄ってはいるが、心ここに在らずであった。

 

「ねぇ、4月以降の事は考えても仕方ないよ。

アキバの合同ライブ終了までを目標に動いて行こうよ。

今出来る事を片付けて行こうよ。」

「だね。今はそうするしか無いよね。

落ち込んでても仕方ない。

動こう?」

「「「「だね。」」」」

「この件も、親には話した方が良いね。」

「「「「「うん」」」」」

 

「話変わるけど、2回大会の件、やっぱコントロールしようよ。

どう考えても無理っていうかおかしいよ。

私達の優勝は殆ど間違いないから、優勝したら速攻話さない?

発表は出来るだけ早くして、11月後半に予備予選、1月後半に予選、3月に本戦でどう?」

「ミサちゃん、なんでその日程?」

「予備予選前にμ'sとPeloiadesとサプライズでA-RISE呼んでライブやる。

生配信とHPに動画アップ、 A-RISEには出演させるから、予備予選用の会場貸してって

バーター取引、それを11月上旬にやれば、インパクトあるっしょ。

それと、規約を変えてバンド部門にエントリーしてても、バックバンドを可能にして、

μ'sのバックバンドやっちゃう。

予選通過は4組だからμ'sもなんとかなると思う。

10月は中間と修学旅行、もしかしたらファッションショーにハロウィンがあるから11月後半に

予備予選、ついでに言うと、1月予選は、12月は忙しい。

期末に冬休みあるし、正月早々は準備期間無いじゃん。だから後半ね。

本戦3月は入試終わってからって理由だよ。」

「なるほど、それ良いね。乗った。

だけど、バックバンド可能にしたら、ツバサさん達も演れって言ってくるよ。

まぁ、良いけどね。

じゃぁ賛成の人    決定だね。

お姉達の問題が片付いたら行動しよう。」

 

その後、普通に練習をして帰宅した穂乃美達

 

 

「ただいま」

「穂乃美?あの件、明日の夜集まるからね。場所は園田さんちに20時、用意しといてね。」

「了解、お姉には?」

「誤魔化しても付いてくるだろうから、はっきり、あなた達の未来の事を話し合うから

来るなって言うわ。」

「判った。ありがとね。」

 

 

20時、薗田家道場、妹組6人、親12人が向かい合っている。

「本日もお集まり頂き、ありがとうございます。

今回は赤城淑詠がお話します。

穂乃美・翼・渚の3名は各自の姉が当事者である為、冷静に進行出来ない恐れがあり傍観と

致します。

今日の議題は3つです。

まず、μ'sはラブライブの本戦に向け、人気獲得のために動画を作成しサイトにアップ、

本戦出場ラインの20位を越え19位になります。

そこで、さらに確実にするため文化祭でのライブをアップしようとしますが、講堂の使用が

外れて、あ、講堂の使用権は抽選なんです。

校舎屋上にステージを作りライブをします。

この時に、穂乃果ちゃんは本戦出場間近で舞い上がっており、周りを巻き込んだオーバーワークの

練習を行い、自分は風邪を引いてしまいます。

熱が出てフラフラの状態でライブを行い、途中で倒れ3日ほど寝込み回復します。

この時、雛さんが、生徒会長の絵里さんに「こんな事の為にやっていたのか?」と問い掛けます。

これを真摯に受け止めた穂乃果ちゃん以外のメンバーは、話し合った結果、ラブライブの

エントリーを辞退します。

これを自分の責任であると思い込んだ穂乃果ちゃんはμ'sを辞めてしまいます。

そして、時期を同じくして、ことりちゃんに海外から、デザイナーとして留学の招聘が来ます。

悩むことりちゃんですが、穂乃果ちゃんは自分の事で手一杯で気が付かず、

またことりちゃんも遠慮して相談出来ないまま、自分の気持に不本意な状態で旅立とうとします。

穂乃果ちゃんは、辞める事を告げた時に、海未ちゃんと喧嘩してしまいますが、海未ちゃんの

助言により、空港でことりちゃんを捕まえて連れ帰り、講堂で9人揃ったライブを行います。

その後、穂乃果ちゃんが生徒会長に海未ちゃんとことりちゃんが役員に就任し、更に第二回

ラブライブの3月開催が発表されます。

しかし、前回の失敗を恐れ、参加に二の足を踏む穂乃果ちゃんに、絵里、望、にこが3月に

卒業で、このメンバーでは、これが最後である事を話し参加を決めます。

結果優勝するんですが、1回目のラブライブで涙を飲んだ事が原動力になっている事は

間違い有りませんし、穂乃果ちゃんが辞めた事でμ'sは一旦休止します。

その間に、メンバー其々がμ'sに所属する意味、アイドルを続ける意味を考える切っ掛けに

なるんです。

これを踏まえ、このまま流すのか?流れを変えるか?が相談内容です。

第2に原作における、9月10月のイベントスケジュールが、現実には実行不可能な事で、

これは個々の事象ごと、臨機応変に相談しながら対応するか、今回我々が優勝した際に、

2回目のタイムスケジュールをリクエストして、完全に変えてしまおうかと考えています。

もう一つは私達の事ですので、先にこちら2点の検討をお願いします。」

 

「確かに、穂乃果ならそうなるわね。」

「ことりも穂乃果ちゃんがそんな状態なら話せないわ。」

 

「なにを相談したいかって言うとぶっちゃけ変えるか?変えないか?です。」

この後、親達は話し合い、穂乃果、ことりは基本は変えないが、部分部分で手を出し、

概ねストーリーをなぞる事で一致し、サポートは妹組に一任と決まった。

9月以降のスケジューに関しても妹組に一任する事になった。

 

「次の問題です。

私達の存在です。

このラブライブのストーリーは1期が先程言った、ことりちゃんを連れ戻し、講堂でライブを

行ったとこまで、2期がラブライブに優勝し卒業式を終え、校門を出るところで、

ラブライブがドーム球場で決勝戦の開催を計画している事が発表されたところまでです。

その後、劇場版が作られ内容は2期最終回の続きです。

ドームでの決勝戦開催の為、ラブライブの人気を上げる必要があり、優勝チームであるμ'sへの

協力要請で、アメリカでライブを行い、その動画が人気を博し全国的なアイドルとなりますが、

3人の卒業と共に解散を決めていたメンバーは、普通のアイドルとして続けてほしいという要請に

悩みます。

最後はスクールアイドルとして解散を選びますが、ドーム開催を成功させるために全国のスクール

アイドルを結集し、アキバで路上ライブを行い、スクールアイドルの認知を図り成功します。

劇場版のラストシーンは、雪穂と亜里沙が音ノ木坂の3年生で、多分アイドル研究部の

部長と副部長だと思われます。

新入生に、部活としてのスクールアイドルを説明し、その年のラブライブが、ドームでの

決勝戦開催を決めた事を話します。

回想で、場所は不明ですが、μ'sの9人がラストライブを行う映像で終わります。

アニメ『ラブライブ』は1期2期劇場版で終わりです。

この後は有りません。

一応、2期の中で花陽・凛・真姫・穂乃果はスクールアイドルを続けて行く事を表明しています。

雪穂・亜里沙は音ノ木坂に合格しアイドル研究会に入部します。

ですが描写はそこまでです。

また、6年後の世界で、静岡の内浦を舞台にした『ラブライブ サンシャイン』と言う作品が

作られますが、μ'sは、伝説としてわずか数ヶ月で廃校から学校を救い、ラブライブで優勝し、

スクールアイドルの認知を行い、ドーム開催の立役者なのに解散して行ったグループとして

語られるだけです。

つまり来年4月以降は、どうなって行くのか全く判りません。

このまま続いて行くのか?

この世界が終わるのか?

異分子である私達が消えるのか?だと思います。

出来ればこのまま続いてほしいと思っていますが判りません。

この事を覚えていて下さい。

わずか半年後の事です。以上です」

重苦しい空気の中、帰宅していく各家族、その中に会話はなかった。

 

帰宅した父・母・穂乃美を迎えた穂乃果と雪穂

「私には聞かせられない話は終わったんだね?」と拗ねた様に話しかけて来る穂乃果

「ごめんなさいね。あなたが知ってしまうと、行動が変わって未来が変動してしまうから

話せないの、我慢してね。」

親から宣言されてしまい、これ以上は聞けない穂乃華だった。

 

 

「このまま続いて行くか?世界が終わるか?私達が消えるか?か、このまま続く

事を祈るしかないんだな。どこまで重い物を背負わさせているんだ。あの子達は」

呟く父であった。

 

 

 

 

 

 




最後にして、最大の問題に気が付いた穂乃美達。目指す場所は何処なのか。




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