遊戯王GXに転生   作:キメラテックの旦那

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16話 まさかの三つ巴!三沢VS十代VS瑠璃!(前編)

瑠璃「わ、私が学園対抗戦に?」

 

有り得ない、ここはカイザーが辞退し、十代を推薦、そしてクロノス先生がそれを良く思わず三沢くんを推薦…のはずなのに

 

鮫島校長「ええ、遊条瑠璃くんは筆記テスト、実技テストでの総合点数トップ、三沢大地くんは筆記テストをトップで実技も第4位という成績、そして遊城十代くんは筆記こそ伸び代がありますが実技第2位を取っています。だからこそこの3人、オシリスレッド、ラーイエロー、オベリスクブルーの生徒のトップに出てもらいたいと思ったのです」

 

あれ私成績優秀なのか、総合トップって事は両方2、3位はいってるのか…なら明日香でも良くない?

 

瑠璃「私よりブルー代表なら明日香や亮さんがいるんじゃ…」

 

とりあえずカイザーの名前も…だって一応辞退した事は聞かされてないことになってるし

 

鮫島校長「天上院くんは辞退し、実は相手も1年と言うことで、こちらも1年を出そうと」

 

瑠璃「なるほど、それじゃカイザー亮は出るにも出れ…へっ?明日香が辞退?」

 

それはマジで?

_______________

 

鮫島校長「代表を辞退したい?理由としては?」

 

明日香「はい、私より瑠璃の方が実力が上と判断し、瑠璃の方がこの学園対抗戦の代表に相応しいと考えたからです」

 

鮫島校長「…分かりました、天上院くんの意見を尊重しましょう」

 

_______________

 

 

鮫島校長「という訳なのです」

 

瑠璃「私の意見は尊重しないのですね」

 

やっぱり鮫島は鮫島やの、偶にこのジジィって思う

 

鮫島校長「この学園対抗戦、勝った方には優勝賞品が与えられる…この戦い、絶対に勝利して欲しいのです!」

 

瑠璃「うっ、そうせがまれると…」

 

と言っても優勝賞品はトメさんのKISSなんだよなぁ…私にとってその光景はKILLなんだけど…

 

鮫島校長「この学園対抗戦は一対一の一本勝負…だからこそ3人の中で1番強い決闘者に戦って貰いたいのです、十代くんも三沢くんもとても気合いが入っている…頑張って励むように」

 

瑠璃「はぁ、わかりました…」

 

 

 

 

 

 

 

 

_______________ブルー女子寮自室_______________

 

瑠璃「納得いかない」

 

なぜだ、私はあの2人がガチで戦う時を見たいのに…おのれ鮫島許すマジ

 

薫「どうしたんですかいきなり」

 

ラビエル「…コロs(ウリア)「おっとそれ以上はいけない」

 

ウリア「…見た感じだと、自分は介入しなくていっかぁ、って思ったものに介入させられた感じですか?」

 

瑠璃「よくわかったねウリア?もしかして超能力者?って、幻魔だからわかるのか」

 

ウリア「そうです幻魔だから分かるのです」

 

アストラム『というか話の主旨が変わってるような』

 

マスカレーナ『そうだよ!マスター、今回はどのデッキを使うの?』

 

瑠璃「う〜ん…」

 

私が悩んでいるとバァン!と私の部屋のドアが勢いよく開いた、開いた扉の先には我らが御曹司、海馬瀬人様が勢いよく部屋に入ってきた

 

海馬「遊条瑠璃!貴様学園対抗戦に出場するそうだな」

 

瑠璃「か、海馬社長!?確かに出ますけど」

 

海馬「貴様の中で最も好んでいるデッキを使いそのデュエルに勝利しろ、もし勝利したのであればある程度の事は黙認してやる」

 

瑠璃「え、何をいきな…!わかりました…もし、私が代表になったなら…思う存分暴れてもいいですね?」

 

私のこの提案、先の戦いを見越してである、もちろんセブンスターズや、白の結社の様な奴らに対抗する為にはある程度のカードを黙認して貰わないと動くにも動けない、まぁ世界の危機なんだからしょうが無いよね

 

海馬「ふぅん、アカデミア内…いや、非公式戦ならば許可しよう」

 

交渉成立…ヤッタネ!

瑠璃「ふふふ」

 

海馬「ふはは」

 

瑠璃&海馬「アッハッハッハッハッ!!」

 

ハモン『なんですかアレ』

 

ウリア『頭のネジが数本ぶっ飛んでるんですよ』

 

ラビエル『だとしても何故好んでいるデッキを条件に…?』

 

アストラム『御曹司様の考えることは分からないってやつですね』

 

マスカレーナ『マスター…ご愁傷さま』

 

 

 

_______________翌日_______________

 

 

クロノス「ソレデーワ!コレヨーリ学園対抗戦の代表を決めるデュエルを開始するノーネ!」

 

 

三沢「十代!遊条!悪いが俺が勝たせてもらう」

 

十代「いいや!俺が勝つ!」

 

瑠璃「残念だけど、私が勝つよ!」

 

三沢&十代&瑠璃「「「デュエル!!!」」」

3人LP4000 手札5枚

 

三沢「俺のターン!ドロー!」 手札6枚

 

三沢「俺は、『カーボネドン』を守備表示で召喚!」

 

 

カーボネドン

レベル3

地属性 恐竜族

ATK800

DEF600

「カーボネドン」の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。

①:このカードが炎属性モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動する。このカードの攻撃力は、そのダメージ計算時のみ1000アップする。

②:自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。手札・デッキからレベル7以下のドラゴン族の通常モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。

 

 

三沢「カードを2枚伏せ、ターンエンドだ」

 

 

三沢LP4000 手札3枚

モンスター『カーボネドン』(守)

魔法&罠 セット2枚

 

 

翔「えぇ〜?3つ星モンスターで守備力600なんて、防御にもつかえないよ?」

 

薫「『カーボネドン』には…墓地にいる時にある効果があります、それを狙ってるのでしょう」

 

明日香「あら、貴女も色んなカードを知ってるのね」

 

薫「瑠璃さんの受け売りですが、ある程度知識は着いてますよ」

 

亮『瑠璃…お前はこのデュエル、どうやって勝つつもりだ…』

 

海馬『ふぅん、このデュエル、デュエルモンスターズを大きく変える可能性があるデュエル、精々利用させてもらうぞ、遊条瑠璃』

 

 

十代「いくぜぇ!俺のターン!」手札6枚

 

十代「最初っから飛ばすぜ!『融合』発動!」

 

確か…融合を発動する時に『封魔の呪印』が…!?

瑠璃「まって!十代!」

 

十代「へっ?」

 

十代は呆気に取られた声を出したがもう遅い、三沢くんはニヤリと獲物がエサに食い付いたのを見たように笑い

 

三沢「瑠璃は勘づいたようだが遅い!カウンター罠!『封魔の呪印』!この罠は俺の手札にある魔法カード1枚を捨て、魔法の発動を無効にし破壊する!そして!相手はこのデュエル中、この効果で破壊された同名カードを発動することが出来ない、そして!この効果は瑠璃にも適用される!」

 

 

封魔の呪印

カウンター罠

手札から魔法カードを1枚捨てる。魔法カードの発動と効果を無効にし、それを破壊する。相手はこのデュエル中、この効果で破壊された魔法カード及び同名カードを発動する事ができない。

 

 

十代「なっ!?融合できねぇの!?」

 

瑠璃「っ、だからまって!って言ったじゃん!」

 

十代「わ、悪ぃ」

 

 

薫「瑠璃さん、熱くなりすぎですよ…」

 

亮「十代も熱が入ってるな」

 

明日香「2人とも、気合いが空回りしてるわね」

 

海馬『ふぅん、これぐらいの逆境は返してもらわないとな…』

 

 

十代「仕方ねぇ『E・HERO バーストレディ』を攻撃表示で召喚!」

 

 

E・HERO バーストレディ

レベル3

火属性 戦士族

ATK1200

DEF800

炎を操るE・HEROの紅一点。紅蓮の炎、バーストファイヤーが悪を焼き尽くす。

 

 

十代「カードを1枚伏せて、ターンエンド!」

 

 

十代LP4000 手札3枚

モンスター『バーストレディ』(攻)

魔法&罠 セット1枚

 

 

瑠璃「私のターン!ドロー!」

 

瑠璃「私は手札のモンスターを1体墓地に送ることによって『サイバー・ドラゴン・ネクステア』を特殊召喚!」

 

 

サイバー・ドラゴン・ネクステア

レベル1

光属性 機械族

ATK200

DEF200

このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「サイバー・ドラゴン」として扱う。

②:手札からこのカード以外のモンスター1体を捨てて発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。

③:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、攻撃力または守備力が2100の、自分の墓地の機械族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は機械族モンスターしか特殊召喚できない。

 

 

瑠璃「そして『ネクステア』の効果!墓地にいる攻撃力、または守備力が2100の機械族モンスターを墓地から特殊召喚する!こい!『サイバー・ファロス』!」

 

 

サイバー・ファロス

レベル1

光属性 機械族

ATK0

DEF2100

このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。

①:このカードは自分フィールドの機械族モンスター1体をリリースして手札から特殊召喚できる。

②:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。自分の手札・フィールドから、機械族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。

③:自分の融合モンスターが戦闘で破壊された時、墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「パワー・ボンド」1枚を手札に加える。

 

瑠璃「そして!『サイバー・ファロス』の効果!融合を行う!」

 

三沢「何っ!?」

 

十代「モンスターで融合だって!?」

 

瑠璃「私はフィールドの『サイバー・ドラゴン・ネクステア』と、手札の『サイバー・ドラゴン・ヘルツ』で融合!『キメラティック・ランページ・ドラゴン』!!」

 

 

キメラティック・ランページ・ドラゴン

レベル5

闇属性 機械族

ATK2100

DEF1600

「サイバー・ドラゴン」モンスター×2体以上

このカードの融合召喚は上記のカードでしか行えない。

①:このカードが融合召喚に成功した時、このカードの融合素材としたモンスターの数までフィールドの魔法・罠カードを対象として発動できる。そのカードを破壊する。

②:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。デッキから機械族・光属性モンスターを2体まで墓地へ送る。このターン、このカードは通常の攻撃に加えて、この効果で墓地へ送ったモンスターの数まで1度のバトルフェイズ中に攻撃できる。

 

 

三沢「融合モンスター!?」

 

十代「すげぇ!融合なしで融合モンスターを出せるのか!」

 

瑠璃「三沢くん…君は私と十代は『融合』が無いとデッキが回らないと思ってた?」

 

三沢「いや…だが別のカードで代用するとは思わなかった…そこは俺のミスだな」

 

瑠璃「自分のミスをキチンと認めれるのって凄いことだよ…まぁ私は勝つ気でいるけどね!『サイバー・ドラゴン・ヘルツ』の効果!墓地、又はデッキにいるこのカード以外の『サイバー・ドラゴン』を手札に加える!」

 

 

サイバー・ドラゴン・ヘルツ

レベル1

光属性 機械族

ATK100

DEF100

このカード名の②③の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。

①:このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「サイバー・ドラゴン」として扱う。

②:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。このカードのレベルをターン終了時まで5にする。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は機械族モンスターしか特殊召喚できない。

③:このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。自分のデッキ・墓地からこのカード以外の「サイバー・ドラゴン」1体を選んで手札に加える。

 

 

三沢「デッキ圧縮もできるのか…」

 

瑠璃「私は墓地の『サイバー・ドラゴン・ネクステア』を手札に加える!」

 

十代「えっ!?『サイバー・ドラゴン』を手札に持ってくるるはずだろ?なんで『ネクステア』を手札に持ってこれるんだ?」

 

瑠璃「ふっふっふっ『サイバー・ドラゴン・ネクステア』も『ヘルツ』もフィールド、墓地にいる時は『サイバー・ドラゴン』として扱える!」

 

瑠璃「まぁ初めはこれぐらいで、カードを1枚セットしてターンエンド…あ!『ランページ』の破壊効果使うの忘れてたァァァ!!」

 

 

瑠璃LP4000 手札3枚

モンスター

『キメラティック・ランページ・ドラゴン』(攻)

『サイバー・ファロス』(守)

魔法&罠 セット1枚

 

 

三沢「やっと俺のターンか、ドロー!」

 

三沢「俺は『オキシゲドン』を攻撃表示で召喚」

 

 

オキシゲドン

レベル4

風属性 恐竜族

ATK1800

DEF800

①:このカードが炎族モンスターとの戦闘で破壊され墓地へ送られた場合に発動する。お互いのプレイヤーは800ダメージを受ける。

 

 

三沢「『オキシゲドン』で『バーストレディ』に攻撃!」

 

十代「ぐわぁ!!」

LP4000▶3400

 

三沢「ターンエンドだ」

 

三沢LP4000 手札2枚

モンスター

『カーボネドン』(守)

『オキシゲドン』(攻)

魔法&罠 セット1枚

 

 

十代「俺のターン!ドロー!」

 

十代「俺は魔法カード『Oー オーバーソウル』発動!」

 

 

Oー オーバーソウル

通常魔法

①:自分の墓地の「E・HERO」通常モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。

 

 

十代「俺は『バーストレディ』を召喚!」

 

十代「さらに魔法カード『天使の施し』発動!」

 

十代「3枚ドローして、2枚墓地へ送る!」

 

十代「そして!『E・HERO エッジマン』を召喚!」

 

 

E・HERO エッジマン

レベル7

地属性 戦士族

ATK2600

DEF1800

①:このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。

 

瑠璃『このタイミングでエッジマン?…やっぱり色々と物語が滅茶苦茶になってる…私の、せい…か』

 

三沢「!…『ネクロダークマン』か」

 

 

E・HERO ネクロダークマン

レベル5

闇属性 戦士族

ATK1600

DEF1800

①:このカードが墓地に存在する限り1度だけ、自分はレベル5以上の「E・HERO」モンスター1体をリリースなしで召喚できる。

 

 

瑠璃「さすが十代…」

 

十代「バトル!『エッジマン』で『サイバー・ファロス』を攻撃!」

 

瑠璃「グッ!」

LP4000▶3500

 

十代「『エッジマン』が守備表示モンスターに攻撃した場合、相手の守備力を超えている分、ダメージを与える!」

 

三沢「さすが十代だな、融合無しでも直ぐに別の戦略で戦う」

 

十代「俺のHEROは融合だけじゃない、魔法、罠、モンスターとの連携で行われるコンボも、HEROの強さだ!」

 

瑠璃「ふふっ、やっぱり十代のデュエルはいつ見ても面白い…だからこそ、勝利のしがいがある!」

 

三沢「あぁ、そして俺もこの勝負、決して負けるつもりは無い!」

 

十代「俺だって負けるつもりなんて無い!カードを1枚伏せてターンエンド!」

 

 

十代LP3400 手札3枚

モンスター

『バーストレディ』

『エッジマン』

魔法&罠 セット2枚

 

 

十代『融合が使えない…こりゃぁマジでやべぇな』

 

三沢『だがまだデュエルは始まったばかり』

 

瑠璃『必ずこのデュエル』

 

 

 

『『『勝つ!!』』』


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