モンスターハンター 〜蒼き狩人の変異記録伝〜 作:ふれんちとーすと
おそらく最終回ですね。
次回作は幻想入りを予定しております。
それでは最後も楽しんでいってね!
ここは闘技場。
今まさに、これから決着をつけるべく二人のハンターが相対する。
方や、負けた屈辱を晴らすために。
方や、生きるために。
今闘いの火蓋が切って落とされる。
ケイト:ハンター
防具:レイアS
武器:コロナ
エーオス:ランポス種
ケイトside
今こそ決着をつける!
私の中は、それでいっぱいだった。
今目の前には、かつて為す術もなく敗北した仇敵がいる。
勝ちたい。
私は剣を手に取る。
いざ!
ケイトsideout
ケイトまずジャンプ斬りで斬りかかる。
エーオスは難なく避ける。
ふとエーオスの様子がおかしい。
目を閉じている。
そして次の瞬間
「ゴアァァァァアァァア!!」
エーオスの咆哮が辺りに響く。
ケイトは思わず耳を塞ぐ。
エーオスは、何かを溜めている。
口に溜めているわけではない。
体の奥底から"何か"を引き出すように溜めている。
ケイトは、すぐ様斬りかかろうとする。
すると、
「きゃあ!?」
彼女は弾き飛ばされる。
奴は・・・エーオスは"帯電"していたのだ。
彼は、城に来てからもずっと。庭の雷光虫を食べ続けていた。時に来る、火竜の肉やマンドラゴラ、ニトロダケと共に。
そして日々、姫様とリンが寝て後に訓練していたのだ。
それは何故か?
愚問である。
答えはたった一つ。
彼が生まれながらにしてのハンターであるからだ。
彼の皮膚は、帯電と共に少しずつ蒼く染まっていく。
その様子は、神聖な雰囲気を周りに印象付けていく。
しかしケイトもただジッとしていた訳では無い。
それは彼女のそう装備を見れば分かることだろう。
彼女は、エーオスの観察をしながら依頼モンスター達を狩り続けた。
時には仲間と。そして彼女は、上位のハンターになる事が出来たのだ。
彼女はとっさに盾を投げつけた。
エーオスは、難なく避ける。
しかし、避けた先からケイトが出てくる。
そして、彼女は再び彼に傷を付けた。
途端に彼は咆哮する。
そして、彼女に噛み付く。
避けきれずに、電撃をくらい彼女は弾き飛ばされる。
闘いのハンター熾烈を極めた。
お互いに傷だらけだった。
どちらとも今にも倒れそうだ。
ケイトは、左手の籠手を少し砕かれ、フォールドもヒビがはいっている。
エーオスは皮膚が傷だらけではあったがどれも浅い。
両者共に疲れており、次で決着がつく。誰もが息を呑んでいる。
ふと気がつくと
「ドラン!頑張って!」
「アニキ!もう少しです!ファイトです!」
エーオスの耳には、そんな声が聞こえた。
そして、両者は一斉に駆け出す。
一瞬の静寂。
両者共に倒れていた。
誰もが引き分けだと、疑わなかった。
その時、エーオスが立ち上がる。
ゆっくりとだが、地を踏みしめ立ち上がる。
そして、一鳴きする。
勝者!エーオス!
その後早いものだ。
ギルド職員が、エーオスの鱗を採取及び、治療を行いケイトも治療される。
その夜
「ドラン。お疲れ様。」
「アニキ!ナイスファイトでしたニャ!」
エーオスは、二人とベッドで休んでいた。
エーオスはさりげなく、リリアの頭に嘴を乗っけて目を閉じていた。
リリアは静かにエーオスを撫でる。
リンはエーオスを枕にして眠る。
その日の月は、どうしようもなく美しかった、
ついでにだが、ケイトはと言うと・・・
「負けちゃった、か・・・」
そんな月を眺めながらふと窓から外を覗いた。
すると、
「助けくれ!頼むよ!お前らだって男だろ?俺らの気持ちもわからないでも無いだろ!?」
「言いたいことは、それだけか?」
「ふふふ・・・最終ラウンドだッ!」
「覗きなんぞしてんじゃねぇぇええええ!」
「いつかその意見が通ると、いいなぁ?」
「目標を駆逐する!」
「てめぇは俺らを怒らせた。」
覗き(5人)を兵士達が、ボコボコにしていた。
1人、覗きのリーダーらしき人物が逃げ出そうとした時、そいつの前に何かが現れた。
「どうもノゾキさん。」
「アイエエエエ!?ニンジャ!?ニンジャなんで!?」
と、忍び装束の男にボコられていた。
ふと、リリアは目を覚ました。
そして、月を見上げる。
この世界に永遠なんて物は無い。
だから、いつか朽ちるその時までこの幸せを守りたい。
俺はそう思うよ・・・リリア姫。
リリアはそんな声が聞こえたような気がした。
「ドラン?」
何故かそう思った。
そしてリリアは呟いた。何気なく呟いた。
「幸せだと、そう思うわけで」
彼女はそう呟いた。
この物語は、一先ずここで幕を閉じるのだが。
一つだけ言えることはある。
例え、ここで終わりだったとしても一度作られた世界ならきっと物語は続いている。
私はそう信じている。
皆さんの心の中に続く事を願う。
一応これにて終了です。
ご愛読してくれた方ありがとうございます!
締まらない終わり方かもしれません。
でも、最後はわりと作者の本音です。
それでは皆さん。縁がありましたら、また何処かで会いましょう。
それでは、ノシ