俺とモブ等とその一人   作:pikaru

4 / 8
第4問

「まじか!?俺ってすげえな!なあ横溝!」

 

「そこまですごいとは言えないけどな……」

 

1年の時からだったか、あんまり覚えてないが知らないうちに友達になってた野郎、横溝だ。

 

「ってか、なんで俺を谷川って苗字でわざわざ呼んだんだよ」

 

「そりゃーまあ、なんとなくだよ」

 

「じゃあお前を、これからもずっと、浩二じゃなくて、横溝って呼ぶぞ?」

 

「分かった分かった。おはよう、隼人」

 

「おう、おはよう。浩二」

 

すごい、たわいもない話だけど、新学期早々こういうことができるのは嬉しいことだな。

ん?べ、別に浮かれてるわけじゃないんだからね!

 

「……、今思ったが隼人」

 

「どうした?」

 

「俺が、横溝の本名が浩二って誰も知らんと思うぞ……」

 

「あーー、大丈夫だよ。原作の7巻の野球の試合で、お前スタメンだったから大丈夫だ。みんな知ってる」

 

「すごいピンポイントだな!?他の原作では、俺の名前は出てないのかよ!?」

 

「あー、うん、ほら先生戻って来たぞ。この話はまた後でな」

 

「……解せぬ」

 

武士っぽいこと言いつつも、浩二……わかりにくいし、アイツとしゃべる以外は横溝でいっか。横溝は戻っていった。

 

先生が、教卓を持ってきたので、またHR(自己紹介)が始まった。

 

「え、えっと!横溝浩二です!趣味は----」

 

横溝は、なんか面白い感じのことを言おうと頑張ったみたいだが、少し頑張ろうとした普通の青年で終わっていた。

 

「坂本君、キミが自己紹介最後の1人ですよ」

 

「了解」

 

ん?ああ、朝っぱらから女子から逃げたやつだったかな?全く俺は、そんなこと一切ないというのに……。

羨まけしからん。

 

「坂本君はFクラスのクラス代表でしたね?

 

福原先生に問われ、鷹揚に頷く赤髪のゴリ(ry

クラス代表。ってか、あいつクラス代表だったのか。まあ、学年の中で点数が低い中での一番だしな。俺だって本気出せば(ヤマ勘が当たれば)クラス代表、いやEクラスにだって入っていたかもしれないんだぞ!ほんとだかんな!

 

「Fクラス代表の坂本雄二だ」

 

ん?んん?坂本……雄二?どっかで聞いたことあるぞ?えーっと、んーっと……

 

「俺のことは、代表でも坂本でも好きなように呼んでくれ」

 

ああ、わかったぞ。俺がこの学校に来たときに色々噂があった奴だったな。

悪鬼羅刹だの、喧嘩を売る相手を探しているだの、あっち系の趣味があるだのってな。最後のは嘘っぽいけど……

 

「さて、皆に1つ聞きたい」

 

なぜだかよくわからんが、気付けば自然とあいつのほうに視線を向けるようになっていた。

その様子を見て代表こと坂本雄二は、教室内の各所に移る。

 

かび臭い教室

 

古く汚れた座布団

 

薄汚れた卓袱台

 

つられてクラス全員も坂本の視線を追い、それらの備品を眺めていった。

 

「Aクラスは冷暖房完備の上、座席はリクライングシートらしいが----」

 

ああ、朝見たときそうだったな。

ぬぬぬ、だんだん怒りが芽生えてきた。

 

「----不満はないか?」

 

『大ありじゃぁっ!!』

 

当たり前だろ!

 

「だろう?俺だってこの現状は大いに不満だ。代表として、問題意識を抱いている」

 

同じ学校、同じ学年だと言うのになんだこの仕打ちは!あんまりじゃないか!確かにそういうこと知ってこの学校来たけれども!

 

ほかの場所でも次々と不満の声も聞こえる。

 

「みんなの意見ももっともだ。そこで」

 

前を見るとすごい不敵な笑みが見えた。

 

「これは代表としての提案だがFクラスはAクラスに『試験召喚戦争』を仕掛けようと思う」

 

あいつ、こうなるのをわかってやってたのかもしれないな……。まあ、楽しそうだけどな!




原作を壊したくなくて原作に忠実に書こうとしています。
ですが、だんだん変えて行こうと思っているので、もう少し待っていただけると幸いです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。