「さて、戦争に勝ったし、明日も補充試験受けないといけないから帰りますかな」
「ん?隼人帰るのか?なら俺も一緒に帰ってもいいか?」
「んー?・・・まあいいぞ・・・」
「・・・お前今姫路さんだったらなぁって思っただろ」
「っ!そんなこといっぱいしか考えてないぞ!?」
「ハァ・・・、考えまくりじゃないか」
「い、いいから帰ろうぜっ!」
「あ、おい!そんなに急いで鞄とか置いてくなよ!」
☆
「ふぅ、疲れた」
「そりゃ運動部じゃないお前がいきなり全力で走ったら疲れるだろ……」
俺体力こんなに落ちたのかよ、中学は陸上部入ってたんだけどなぁ。
「それもそうだけど今日の試召戦争のことだよ」
今日はすごく俺が活や----
「それならお前は真っ先に戦死したじゃないか」
「な、なぜお前がそれを知っている!?」
「俺は中堅部隊にいたんだぞ、先攻部隊の状況はだいたい知ってるぞ」
「な、なるほど……、じゃ、じゃあこの俺の黒歴史がみんなに知れ渡るのか……!」
「次回頑張ればいいだろ」
「そ、そうだな」
今回でだいたい動きはつかむことができたし次回はそれなりに活躍できるだろうな。
「明日もがんばるぞっ!」
「おおテスト頑張るのか、お前が珍しいな」
「・・・明日テストなの?」
「だからさっき自分で言ってたろ、明日は消耗した科目の補充試験だろ。まあ大体の奴は総合科目で戦死したから全科目だけどな」
くぅ……絶対明日一日だけじゃ終わらないだろ……。今日はゲーム少なめにして勉強頑張りますかなぁ……。
そこで吉井が前から走ってきた。
「おい、吉井どうしたんだ?」
横溝が聞く。
「えっと、鞄学校に忘れてきちゃって」
「流石吉井だな、観察処分者だけあるな」
「えへへ、ありがとね」
そう言って吉井は走って行った。
「褒めてないんだけどなぁ・・・」
俺が呟く。
「ホントバカなんだな。ってかお前なんでさっきしゃべらなかったんだよ・・・。人見知り激しすぎだぞ、姫路さんには謝れたのにな・・・」
「あ、あれは!そ、その悪いことしたなぁって思ったから・・・」
「まあいいさ、早く直せよそのコミュ症」
「善処します」
毎日努力はしてるんだけどね。いざ本番になるとどうしても・・・ね。
そこで俺は手に何も持ってないことに気づく。
「あ」
「今度はどうしたよ」
「鞄教室に忘れたから取り行ってくる」
「お前もかよ!まあ俺も行くよ。今日はお前やたらと不幸だからな・・・」
失礼な。今日はまだいいほうだし。
☆
「いつみてもこの教室は汚いな」
「それについては同感だ。早く取って帰ろうぜ」
「おうよ。・・・ちょっと待て中に誰かいるぞ」
「ん?別にいいだろ告白じゃあるまいし」
まあ横溝が言うとおりなんだけど人がいると入りづらいってのがあるよね。
誰がいるか少し開けるとそこには----
フラッ
「隼人どうした。姫路さんが告白してる場面を見て気絶しそうになったように見えるぞ」
「お、お前も見てみろ」
「ん?どれどれ----あーーー・・・」
終わった俺の高校生活が終わった!
「吉井が笑いながら姫路さんからの手紙を受け取ってる・・・」
「落ち着け谷川吉井は『不幸な手紙だね』っていいながら姫路さんの落とした手紙を渡してるだけ----って聞いてないなこいつ」
「姫路さんは小学校の頃から吉井が好きだったとか?いやでもそんな話は来たことない。じゃあどこで奴のことを好きになったんだ?(ブツブツ)」
「ハァ・・・。目覚めろ!隼人!」
ゴスッ!!
「グフッ、みぞおちに的確にパンチを入れられた」
「もう帰るぞ隼人」
「ん、分かったよ。でもみぞおち痛いから肩組んでくれ・・・」
「仕方ないな」
殴ったのは横溝だろ・・・。
ってか何か忘れているような・・・。
今更ですが話してる場面多いです