闘う歌姫、それを守る異世界人   作:宝宮

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4話 初戦闘といったな、アレは嘘だ

目を開くと知らない天井だった

 

雨音「俺はいったい何を」

 

体が動かない、首だけを動かしてみると手と足には手錠、そして俺のベッドの隣にはガタイがやばすぎる男

 

雨音(コイツは確か・・・風鳴弦十郎か)

 

弦十郎「目が覚めたみたいだな」

 

雨音「えぇ、手錠されていなければ最高の目覚めでした」

 

弦十郎「申し訳ない、一応君は重要参考人なものでな」

 

重要参考人?バカいえ、俺まだ何もしてないぞ

 

一応聞いてみるか

 

雨音「・・・何かしたんですか俺?」

 

弦十郎「あぁ、何かした・・っと、戻ってきたな」

 

ドアが開く、そこには青い髪の少女、銀髪のおっぱいがデカイ少女が

 

弦十郎「響君は?」

 

翼「小日向のところに向かいました」

 

弦十郎「ったく・・・まぁいい、紹介しよう」

 

雨音(しなくてもいい、わかってるよ誰か・・・)

 

わかってはいたが俺はクリスを見て1つ気づいた

 

雨音(シンフォギアの世界・・・疑問点の1つだったのが『どこのシンフォギアの世界』かだった。まぁ最初にノイズを見たからGX以降は否定されたから無印かG、またはGX以降の話が起こらなかったら平行世界か・・・)

 

弦十郎「翼、クリス君、挨拶を」

 

翼「はい、私の名は風鳴翼だ。君に襲い掛かっていたノイズを倒した者だ」

 

ああ、だから意識飛ぶ前にノイズが切れてたが翼の仕業か

 

クリス「あたしは雪音!雪音クリスだ!」

 

ツンツンしてるなぁ、クリス・・・まぁ俺の推しメンだからそれでも可愛いけど

 

弦十郎「今はいないが立花響君と小日向未来君という協力者もいるぞ!」

 

雨音「え・・あ・・あぁ、そうなんですね、すいません色々と混乱してしまって」

 

頭はしっかりフルに動いてる

 

雨音(弦十郎の言う通りならまだFISのメンバーが存在しない?またはまだ始まっていない?)

 

弦十郎「さて、いきなりで悪いのだが・・・申し訳ない」」

 

いきなり頭を下げる弦十郎、俺は驚いた

 

雨音「謝ることはないですよ!俺なんかしたんですか!?」

 

弦十郎「いや、ノイズが発生した際に全員避難を完了したと報告が入っていたがまさかまだ居たとは・・!俺の確認ミスだ!危険な目に合わせてしまい申し訳ない!」

 

俺は異世界から来て、最初にあの草原に寝ていた

 

雨音(つまり俺はノイズ発生と同時に呼ばれたのか・・・いきなりゲームオーバーになるところじゃんか)

 

雨音「・・・いえ、いいですよ。俺も寝てしまったのが悪かったんです」

 

弦十郎「そうか・・・ところで、この紙に見覚えは」

 

ポケットから出されるのはあの紙、神が書いた紙

 

雨音「それは・・・」

 

弦十郎「対象の人の体を操る力・・・とは?」

 

弦十郎や翼、クリスの目が鋭くなる

 

やばい、俺は完全に疑われている

 

どうする、ちゃんと言うべきか?

 

いや、言わない場合は自白剤とか飲まされるかもしれない・・・二課だからそんなことはしないと思うが、それでもあり得てしまう

 

雨音(どうする、どうする俺!!!!!!!)

 

色々と考えた結果

 

雨音「・・・はい、俺はその力を持っています」

 

ちゃんと答えることにした、二課ならば味方としても心強い

 

弦十郎「どんな力か」

 

雨音「そこは・・・いえ、正直に話します」

 

俺は話した、昨日にこの世界に来たことを

 

この世界の未来まで知っているということ

 

俺はこの世界の住人ではないということ

 

この力とここに来た理由は神に選ばれたからと

 

そこにいた俺以外の3人は驚いた

 

翼「まさか」

 

クリス「嘘つけ!」

 

雨音「本当だ、俺は未来を知っている。これからどうなるのかさえも」

 

弦十郎「その言葉、嘘偽りは」

 

雨音「ない、俺は君たちの強さをよく知っているから。敵になりたくない」

 

弦十郎「・・・・よし!ならばお前は二課にいろ!」

 

雨音「早い決断ですね」

 

弦十郎「子供の話を信じなくてどうする?」

 

雨音「俺は18歳ですよ」

 

弦十郎「20歳超えなければ子供だよ」

 

弦十郎は笑って頭を撫でた

 

・・・撫でられたのとか何十年ぶりなんだろうか

 

雨音「ありがとうございます」

 

弦十郎「ではいきなりで悪いが、今の現状を伝えよう。翼、小日向君と響君を」

 

翼「そういうと思い、もう呼んでおります」

 

扉が開き二人の少女が

 

響「遅くなりごめんなさい」

 

未来「ごめんなさい、遅くなってしまって」

 

雨音(響と未来も来たか、確定した。ここは無印のあと、Gの話だ)

 

響「それでどうしました、師匠?」

 

弦十郎「新しいメンバーの紹介をな、名前を」

 

雨音「俺の名前は雨音時雨です。よろしくね、立花さん、小日向さん」

 

響「よろしく!・・って、なんで私の名前と未来の名前を?」

 

弦十郎「・・・本当のようだな、異世界から来たというのは」

 

雨音「言ったでしょう?ここの人全員わかるよ、俺」

 

色々とドヤってしまうが我慢だ

 

クリス「それより、早く情報をよこせ!」

 

雨音「その前に状況を」

 

弦十郎「わかった、今の現状だが・・・」

 

話を聞いているとソロモンの杖が行方不明になっているという所までが今の現状だという

 

そしてその前はフィーネによるルナアタックなども存在していると

 

雨音(完全にGだな・・・となると次は)

 

雨音「翼さん、数日後にライブがあるでしょう?」

 

翼「あぁ、マリア・カデンツァヴナ・イヴとのライブだ」

 

雨音「気をつけろ、マリア・カデンツァヴナ・イヴは敵だ。そしてその敵と同時に他に二人来る」

 

弦十郎「なんだとォ!?」

 

雨音「敵の名はFIS、フィーネと名乗っている」

 

弦十郎「フィーネだとォ?!」

 

弦十郎さんうるさい、結構耳にくる

 

クリス「嘘を言うな!フィーネは・・!あの時!」

 

雨音「秘密結社の名がフィーネなだけだよ・・・そしてFISはあるキリフダを持っている」

 

響「キリフダ?」

 

雨音「あぁ、完全聖遺物『ネフェリム』だ」

 

そのあと俺は洗いざらい吐いた、これから起こる物語の一部を

 

信頼されるためにここにいるメンバーの昔のことや本人にしか知りえない話もした

 

さすがに全部言うと俺の知らない世界になりそうだったからやめといたが

 

雨音「ということだ」

 

弦十郎「なるほど、わかった。」

 

翼「・・・にわかには信じがたいですが」

 

クリス「でもシンフォギアのこととかも知っている・・」

 

未来「信頼するしかない・・ですよね」

 

響「うん!信頼するよ!雨音君!」

 

雨音「・・・ありがとう」

 

弦十郎「よし!それじゃ敵を炙りだすか!」

 

 

こうして俺は二課のメンバーとして協力することになったのだ。




4話から本編といったな、あれは嘘だ


やっぱり書きたいことを書くと長くなる

それでも楽しいから書くよ

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