ファーストストライカー   作:孤独ネコ

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第26話 空と陸の恋模様

新暦73年4月

 

ナカジマ家

 

この日ナカジマ家では[スバル訓練校卒業おめでとうパーティ]が開かれることに

なっていた

 

セフィリア  「スバルちゃんおめでとう。すごいね主席卒業なんて。」

 

スバル    「ティア・・・友達のおかげです!」

 

セフィリア  「そうか、でもこれでスバルちゃんも後輩だね。」

 

クイント   「セフィちゃん♪任務で一緒になった時はお願いね。」

 

セフィリア  「その時は全力で守りますよ。」

 

話もそこそこに料理も並び、クイントの乾杯の音頭でパーティは開始となった

 

・・・    「・・・・・・」

 

パーティが始まるとすぐに、セフィリアは後ろから服を引っ張られる

 

セフィリア  「ん?・・・ルーちゃん♪」

 

犯人はメガーヌの娘であるルーテシア・アルピーノであった

 

セフィリア  「ルーちゃん元気だった?」

 

セフィリアはルーテシアを抱きかかえて頭を撫でる

 

ルーテシア  「げんき。セフィは?」

 

セフィリア  「元気だよ。」

 

ルーテシア  「セフィなかなか会いに来ない・・・」

 

セフィリア  「ごめんね~・・・、お仕事が忙しくてね・・・」

 

ルーテシア  「今度・・・遊んで・・・」

 

セフィリア  「そうだね。今度お休み取れたら遊びに行こうか♪」

 

ルーテシア  「約束・・・」

 

セフィリアとルーテシアは指切りをする

 

メガーヌ   「あらあら、ルーは相変わらずセフィちゃんが大好きね♪」

 

クイント   「スバルとギンガも、小さい頃はあんな感じでいつも引っ付いて

        たわねぇ♪」

 

クイントの言葉にギンガは食べ物を喉に詰まらせ、スバルは飲み物を吹き出す

 

ギンガ    「んぐっ・・・。ゴホッゴホッ・・・。か・・・母さん!」

 

スバル    「ぶふぅーーーー!母さん!」

 

スバルとギンガは顔を真っ赤にして抗議する

 

セフィリア  「そういえば最近、ギンガちゃんもスバルちゃんも頭撫でさせてくれ

        ないもんなぁ・・・」

 

ルーテシア  「ギンガ・・・、スバル・・・、セフィのこと・・・きらい?」

 

ギンガ    「ききき・・・きらいじゃ・・・ない・・・よ。」

 

スバル    「ただ・・・ちょっと・・・はずかしい・・・だけです・・・」

 

メガーヌ   「お年頃なのねぇ・・・」

 

クイント   「私の娘とは思えないわねぇ・・・」

 

ゲンヤ    「自分で言うな・・・

 

        というかお前ぇには少し自重してほしいんだがなぁ・・・」

 

未だにセフィリアに会うたび、ところかまわず抱き着くクイントに、ゲンヤがツッコミ

を入れる

 

パーティも終盤に差し掛かり、思い出したようにセフィリアがギンガとスバルに声を

かける

 

セフィリア  「そうだ二人とも渡すものがあったんだ。」

 

ギンガ    「渡すもの?」

 

スバル    「ですか?」

 

セフィリアは二人に用意していた小包を渡す

 

セフィリア  「これ卒業祝いね。

 

        ギンガの時は来れなくて渡せなかったから、遅くなったけど。」

 

ギンガ    「開けても?」

 

スバル    「いいですか?」

 

セフィリア  「どうぞ♪」

 

二人はプレゼントを開封する

 

ギンガ    「これ・・・」

 

スバル    「ブレスレットですか?」

 

お揃いのデザインでギンガは銀に薄紫のラインが入った物、スバルには銀に青いライン

が入った物になっている

 

セフィリア  「お揃いのね。」

 

ギンガ    「ありがとうございます。」

 

スバル    「大切にします。」

 

セフィリア  「喜んでもらえたなら嬉しいよ。」

 

こうしてパーティを楽しんだセフィリアは、またいつもの日常へと戻っていく

 

 

 

 

地上管理局本局・無限書庫

 

ある日、無限書庫になのはが訪れる

 

なのは    「ユーノ君♪」

 

ユーノ    「なのは?」

 

突然連絡も無しに訪れたなのはに、お茶を出しながらユーノが問いかける

 

ユーノ    「それで、今日はどうしたの?なのは?」

 

なのは    「何かないと来ちゃいけないの?」

 

少し拗ねたような顔で言うなのはにユーノが焦る

 

ユーノ    「そそそ・・・そんなことないよ!」

 

なのは    「ふふっ、冗談だよ。最近会えてなかったから・・・

 

        顔見に来ちゃった。」

 

まさかのなのはの発言にユーノは嬉しくなる

 

ユーノ    「ありがとう。

 

        ごめんね・・・、あまり時間取れなくて・・・」

 

なのは    「ん~ん、それは仕方ないよ。

 

        メールや通信くれるだけでも嬉しいもん。」

 

ユーノ    「あの・・・なのは。」

 

なのは    「ん?」

 

ユーノ    「びっくりさせようと思ってまだ言ってなかったんだけど・・・」

 

なのは    「なに?」

 

ユーノ    「今度予定を合わせて、遊びにでも行こうかと思って準備してたん

        だけど・・・」

 

なのは    「ホント!?」

 

絶好のタイミングで訪れたチャンスに、ユーノが勇気を振り絞る

 

ユーノ    「うん。ミッドに新しく水族館が出来て・・・

 

        夜はイルミネーションがあってすごく綺麗なんだって・・・

 

        よかったらどうかな・・・?」

 

なのは    「いく!いきたい!」

 

考える素振りもみせずなのはは返事を返す

 

ユーノ    「よかった。じゃ今度連絡するね。」

 

なのは    「うん、待ってる♪」

 

思いがけないユーノのお誘いに、内心大喜びで帰るなのはであった

 

なのはが帰った後

 

女性司書   「なるほど・・・

 

        誰の誘いも受けないのは、ちゃんと想い人がいたからなんですね♪

 

        うちの若い娘達が何度声かけても乗らないわけだ。

 

        でもまさか司書長の想い人が、あの[空の女王]高町なのはだった

        とはねぇ~。」

 

ユーノ    「昔からの知り合いで・・・」

 

女性司書   「で?

 

        時折こっそり出して眺めてる指輪、渡すんですか?」

 

ユーノ    「知ってたの!?」

 

女性司書   「バレバレですよ・・・」

 

こうしてユーノは、ついになのはに告白する決意を固めるのであった

 

 

 

 

ミッドチルダ中央部 クラナガン郊外 [オール・ス・マイル]

 

はやて    「ちょお遅なってしもうた・・・」

 

はやてはアルの店に向かうため、小走りで駅から出てきた

 

アルフレッド 「はやてちゃん。」

 

はやて    「アルさん?どないしたん、こんなところで?」

 

アルフレッド 「いや・・・その、もう暗いから心配で・・・」

 

はやて    「そ・・・そうなんや・・・ありがとう・・・」

 

嬉しいからか恥ずかしいからかはやての顔は少し赤くなっているが、周りが暗いため

アルフレッドは気付かない

 

はやて    (ホンマ、セフィさんとタイプは違うとるけど、

        やっぱ親友ゆうだけあって根っこの部分はよう似とるなぁ・・・

 

        紳士というか優しいというか、素で女を弄ぶというか・・・)

 

アルフレッド 「もう準備は出来てるから行こうか?」

 

はやて    「はい♪」

 

二人で夜道を歩く

 

アルフレッド 「いつもごめんね、ちょっと遠いでしょ?

 

        家はもっと都市部にあるから、そっちで出したかったんだけど・・・

 

        建物から建てようと思っていたから、安くていい物件が郊外にしか

        無くて・・・」

 

はやて    「アルさんのお店に行くのは楽しみやから、全然嫌とちゃいますよ。」

 

アルフレッド 「そう言ってもらえると助かるよ。

 

        はやてちゃんのおかげで、最近お店の評判も上がって来てるみたい         で、忙しい日も多くなってさ。

 

        嬉しい悲鳴だよ。」

 

アルフレッドの店は良心的な値段とはやてに教わった確かな味で、最近評判の店に

なっていた

 

昼は食事専門で、夜はお酒も出すお洒落なバーのような感じである

 

はやて    「アルさんの実力ですよ。私は何も・・・」

 

アルフレッド 「そんなことないよ!ホントに助かってる!

 

        最近は君に会えるのが本当に楽しみになって・・・」

 

ついアルフレッドははやての手を握ってしまった

 

アルフレッド 「あ!ご・・・ごめん!」

 

はやて    「・・・・・・・・・わたしも・・・」

 

アルフレッド 「え?」

 

はやて    「私も・・・アルさんに逢えるの・・・楽しいですよ。」

 

アルフレッド 「あ・・・ありがとう・・・」

 

はやて    「・・・」

 

二人は恥ずかしさで顔が真っ赤になっている

 

アルフレッド 「あの!」

 

はやて    「はい!?」

 

アルフレッド 「後で誘おうと思ってたんだけど・・・

 

        今しか言えなさそうだから・・・

 

        今度・・・よかったらでいいんだけど・・・

 

        一緒に遊びに行きませんか?」

 

アルフレッドは緊張のあまり、なぜか敬語になっている

 

はやて    「遊びに?」

 

アルフレッド 「うん、新しく水族館が出来たの知ってるかな?

 

        夜はイルミネーションがとっても綺麗なんだって・・・

 

        少し遅くなっちゃうけど帰りはちゃんと送っていくから・・・・

 

        よければ・・・」

 

生真面目な性格が災いして、少しばかり余計なことも口走ってしまうアルフレッド

だが、はやてはすでにアルフレッドの性格を理解している為、気にした様子も見せない

 

はやて    「・・・わたしなんかでええんですか?」

 

アルフレッド 「はやてちゃんだから!はやてちゃんと行きたいんだ!」

 

はやて    「そんなら・・・ぜひ・・・」

 

結局その日はお互い真っ赤になったまま、お互い何となくぎこちない時間を過ごした

そうな・・・

 

 

 

 

新暦73年5月

 

ミッドチルダ南部 水族館

 

なのは    「うわ~、すごいねユーノ君♪お魚さんいっぱ~い♪」

 

ユーノ    「きれいだね。」

 

約束通り水族館にやってきたなのはとユーノ

 

なのは    「ユーノ君連れて来てくれてありがと♪」

 

ユーノ    「そんなに喜んでくれたなら僕も嬉しいよ。」

 

その後も水族館を回って、昼食の時間になった

 

ユーノ    「なのはは何食べる?」

 

なのは    「う~ん、ハンバーガー♪」

 

ユーノ    「ハンバーガーでいいの?」

 

なのは    「うん♪めったに食べないから。」

 

ユーノ    「じゃあ、ハンバーガーを2つとコーヒーを2つで。」

 

なのは    「あと、このポテトも1つ下さい♪」

 

なのはが店員に追加注文をする

 

なのは    「一緒に食べよ♪」

 

ユーノ    「うん。」

 

ユーノ    (かわいいなぁ!)

 

ユーノはなのはの笑顔に打ち抜かれる

 

二人でハンバーガーを食べて、さらに水族館を回る

 

なのは    「ユーノ君イルカショーだって♪」

 

ユーノ    「見に行こうか。」

 

なのは    「うん♪」

 

水族館の定番であり、昼の目玉であるイルカショーへ向かう

 

なのは    「すごい♪すご~い♪」

 

イルカがジャンプするたびに、はしゃいでいるなのは

 

なのは    「はぁ~、すごいなぁ、かわいいなぁ♪」

 

ユーノ    (なのは喜んでくれてるみたいで、よかった。)

 

イルカショーの後も水族館を回り、外もすっかり暗くなってきた

 

なのは    「うわ~、キレー♪」

 

今二人がいるのは、この水族館最大の目玉イルミネーションのトンネルである

 

本物の海の下にトンネルが作られ、昼は360°たくさんの魚が泳いでいる姿が楽しめる

 

夜はトンネル全体がイルミネーションで彩られ、幻想的な空間へと変わる

 

なのは    「うわぁ~・・・、星に囲まれてるみたい・・・♪」

 

ユーノ    「なのは!」

 

ユーノが真剣な表情でなのはの名前を呼ぶ

 

なのは    「はい!?」

 

なのはが瞳を大きくしてユーノを見つめる

 

ユーノ    「僕はずっとなのはに謝らないといけないって思ってた。

 

        なのはは僕のせいで人生を変えられてしまった・・・

 

        あのとき僕が君に助けを求めなければ、大変な思いも痛い思いも

        しなくてすんだんだ。」

 

なのは    「ユーノ君、気にしないで。

 

        私はユーノ君に出会えて、魔法に出会えてよかったと思ってる。

 

        確かに大変なことも痛いこともたくさんあったけど・・・

 

        今私は幸せだよ。」

 

ユーノ    「違うんだ!僕は・・・、僕は・・・

 

        なのはが大変なことも、たくさん痛い思いをしたことも分かってる

        のに・・・

 

        それなのに・・・

 

        僕は喜んでいたんだ!君に出会えたことを!

 

        僕は・・・・君を・・・・君のことが好きだから!」

 

なのは    「ホント?ユーノ君、ホントに?」

 

ユーノ    「うん。僕は君を傷つけた張本人なのに・・・君を好きなんだ・・・」

 

なのは    「ユーノ君・・・私もユーノ君のこと・・・大好きだよ♪

 

        だから、笑って♪大好きなユーノ君が泣いてるの嫌なの。

 

        だから笑って、もう一度言って♪」

 

なのはの言葉にユーノは必死に涙を止めようとするが・・・・

 

止まらない・・・

 

止まらなかったが・・・

 

何とか笑顔で・・・伝える・・・

 

ユーノ    「なのは、大好きです。これからも僕とずっと・・・

 

        ずっと一緒にいて欲しい・・・

 

        だから・・・これ・・・受け取ってくれるかな。」

 

ユーノはポケットからケースを取り出し中の指輪を見せる

 

ユーノ    「僕と付き合って下さい。」

 

なのは    「しあわせにしてね♪」

 

なのはが左手を差し出し、ユーノは指輪を薬指に通す

 

なのは    「ユーノ君♪大好き♪」

 

二人は星に包まれながら、いつまでも抱き合っていた

 

 

 

 

時は戻り

 

 

はやて    「ようさんお魚おんなぁ~。キレーやわ♪」

 

アルフレッド 「ホントに綺麗だね。」

 

はやてとアルフレッドは約束だった水族館に来ていた

 

はやて    「私水族館初めてやねん。アルさん連れて来てくれてありがとうな。」

 

アルフレッド 「そうなの?地球には水族館って無いの?」

 

はやて    「そやのうて、私小さいころ足動けへんかって、両親もおらへん

        かったから、こういうとこあんまし来たことないんよ。

 

        足動くようになってからは、もう管理局の仕事しとったから、

        遊ぶ暇もそんなに無かったしなぁ。」

 

アルフレッド 「ごめん・・・」

 

はやての過去を聞いて、表情が暗くなるアルフレッド

 

はやて    「ええねん。

 

        いろんな出会いがあって、今はこうして幸せに生きとる。

 

        何も不幸やない、せやから暗い顔せんといて。

 

        せっかく来たんやから楽しい方がええやん。」

 

アルフレッド 「そっか・・・。

 

        そうだね、はやてちゃんがせっかく初めて来たんだから、

        全力で楽しませるぜ!」

 

はやて    「その意気や♪」

 

その後もアルフレッドは、張り切ってはやてをエスコートする

 

昼食を取りながら、はやては気になっていたことをアルフレッドに聞いてみる

 

はやて    「そういや、こないだ私の知り合いと話してた時アルさんの話をした

        んやけど、アルさんがあのミハエル・エレクトロニクスの関係者や

        ないかって話が出てんよ。

 

        そないなことあるわけないのになぁ。」

 

アルフレッド 「ん?そうだよ?ミハエル・エレクトロニクスの総帥は俺の父だし。」

 

結構大変なことだと思うのだが、あっけらかんとした顔のアルフレッドに、はやてには

いまいち重大さが伝わってこない

 

はやて    「ホンマやったんかい!」

 

アルフレッド 「でも、俺は次男で会社は兄さんと姉さんが継ぐから、あんまり関係

        ないんだけどね。

 

        父さんと母さんもそのことは理解してくれてるし。

 

        だから管理局にも入局出来たし、今もこうして好きなことやらせて

        もらえてる。」

 

アルフレッドは、あまり自身がミッドチルダ大企業ミハエル・エレクトロニクスの

関係者だと知られるのを嫌っていた

 

今までアルフレッドに自分から近づいてきた女性は、明らかにお金目当てで、

アルフレッドが今はミハエル・エレクトロニクスと基本関係が無いと知ると、

態度が変わることが多かった

 

だからこそアルフレッドは自分を見て好きになってくれる人を探していた

 

だからいつも自分から女性に声をかけていた

 

隠したかったわけでは無いし、聞かれれば答えるが、はやてをそんな女性達と一緒

にはしたくなかった

 

したくなかったが、はやてを深く知っている訳では無い

 

信じたいが・・・、分からなかった・・・

 

不安があった・・・

 

はやての言葉を聞くまでは・・・

 

はやて    「そうなんや。よかったわ~。

 

        そんな大企業の人と私やと釣り合わへんし・・・

 

        今のお店で頑張ってるアルさんの方が輝いてる気ぃするし・・・

 

        うちは今のアルさんがす・・・好きやから・・・」

 

はやては、自分がたった今告白まがいのことを言ったことに、気付き真っ赤になって

いる

 

アルフレッド 「・・・・・・」

 

しかしはやての言葉にアルフレッドは救われた

 

この女性は今まで自分に言い寄ってきた女性とは違う、この女性は自分をちゃんと

見てくれている、この女性とずっと一緒にいたい

 

そう思わせてくれたのだ

 

アルフレッド 「はやてちゃん。」

 

はやて    「どないしたん?」

 

アルフレッド 「俺、はやてちゃんに出会えてよかったよ。」

 

はやて    「どうしたん急に、照れるやんか。」

 

アルフレッド 「ホントだよ。」

 

アルフレッドの真剣な表情にはやては赤くなる

 

はやて    「わ・・・私もアルさんと出会えてよかったで。」

 

その言葉にアルフレッドも赤くなるが、笑顔だけは崩れることはなかった

 

昼食を終えイルカショーなどで日が暮れるまで楽しみ、ついにイルミネーションの

時間となった

 

はやて    「ホントにきれいやなぁ・・・」

 

アルフレッド 「はやてちゃんの方が綺麗だ・・・。」

 

はやて    「ベタベタやなぁ。

 

        さすがの私でもそんなん冗談やってすぐわかるで。」

 

冗談だと思い軽口で答えるはやてだが、アルフレッドの顔は真剣なままだった

 

アルフレッドははやての両肩に優しく手を置き、はやての眼を見ながら告白する

 

アルフレッド 「冗談じゃない・・・、本気だよ。」

 

はやて    「アルさん・・・」

 

アルフレッド 「最初は料理を教えてもらうために会ってた・・・

 

        でもすぐに、はやてちゃんと会いたいから、料理を教えてもらう

        ようになってた・・・

 

        はやてちゃんといるといつも時間を忘れる・・・

 

        はやてちゃんと別れる時が何よりさみしく感じる・・・」

 

はやて    「・・・・・」

 

はやてはアルフレッドの言葉を黙って聞いている

 

アルフレッド 「俺ははやてちゃんとずっと一緒にいたい・・・

 

        好きだ!俺とこの先もずっと一緒にいて欲しい!

 

        だから・・・俺と付き合ってくれ!」

 

はやて    「あの・・・せやけど・・・わたし・・・局員で危険も多いし・・・」

 

アルフレッド 「はやてちゃんのやりたいことを止めて欲しいとは思ってない。

 

        俺だって好きなことしてる、元局員で死にかけたこともある、

        危険なことがあるのも十分知っている!

 

        だからこそ一緒にいたいんだ!君を絶対に離したくない!」

 

はやて    「そんなん言われたん初めてや・・・

 

        こんなに幸せな気持ちになるんやな・・・

 

        アルさん約束してや・・・

 

        私は家族がおらんようになるんが一番嫌いや・・・

 

        せやから絶対にずっと一緒におってな・・・

 

        お願いや・・・」

 

アルフレッド 「まかせとけ!君を絶対に離さない!絶対にいなくなったりしない!

 

        一生愛し続ける!約束する!」

 

はやて    「ほんなら・・・宜しくお願いします・・・」

 

二人は静かに抱き合う・・・

 

星の海の中で・・・

 

 

 

 

しばらく二人の世界を過ごした後、はやてが水族館を出ようとした時

 

はやて    「あっ!・・・すんません・・・」

 

・・・    「こちらこそ、ごめんなさい。」

 

肩がぶつかってしまい、反射的にお互いが謝罪すると同時に顔を合わせる

 

はやて    「って・・・・なのはちゃん!?」

 

なのは    「・・・・はやてちゃん!?」

 

二人     「なんでここにいるの!?」

 

同じ日・・・同じタイミングで・・・

 

恋人と結ばれた二人であった・・・




第二十六話でした

こんな偶然もあっていいじゃないか・・・

スバルのパーティはルーテシアの出番を無理矢理作った感じですね

ではまた次回もよろしくお願いします
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