新暦75年5月
機動六課視察二日目
セフィリアやヴィヴィオと一緒に食堂を訪れたティアナは、食事も一緒に食べること
になった
セフィリア 「どうぞ、ヴィヴィオちゃん。」
ヴィヴィオ 「ありがと~。」
セフィリア 「ん、いい子だね~。」
ヴィヴィオ 「へへへ~。」
セフィリア 「さ、食べようか。」
ヴィヴィオ 「いただきます。」
セフィリア 「いただきます。」
ティアナ 「いただきます。」
三人できちんと手を合わせて食べ始める
ティアナ (こうしてみると、ホント子煩悩のただのお父さんね。
あんなにバケモノ並みに強いなんて、信じられない・・・。
それに今日の摸擬戦は、明らかに本気じゃ無かったし・・・)
ティアナの視線に気付いたセフィリアが、ティアナに話しかける
セフィリア 「どうかした?」
ティアナ 「い・・いえ・・・、その・・・今日の摸擬戦勉強になりました。」
正直思い出したくはないが、とても忘れられそうもない・・・
セフィリア 「どういたしまして♪どう?何か得たものはあったかな?」
ティアナ 「実力差がありすぎて、今はなんとも・・・。
でもロムレット三佐のおかげで、今後の訓練では色々考えたり、
試したり出来ると思います。」
セフィリア 「ぜひそうしてくれる嬉しいな。
あ、それと俺のことはセフィでいいからね。」
ティアナ 「そんな・・・。」
スバル達といる姿をみていると、つい忘れてしまいそうになるが、目の前の人物は
もはや雲の上の存在といってもいい人なのだ
セフィリア 「スバル達もそう呼んでるし、公式の場以外ではそう呼んでくれると
嬉しいな。」
ティアナ 「でしたら、私のこともティアナでいいです。」
セフィリア 「そう?じゃ、そうさせてもらおうかな。ティアナちゃん。」
ちゃん付けでよばれるとは思っていなかったティアナは、少し顔が赤くなる
セフィリア 「ほら、ヴィヴィオちゃん口が汚れてるよ。」
ヴィヴィオ 「ん~~。」
ヴィヴィオは黙って口を拭かれている
ティアナ (ほんとお父さんね・・・)
三人が食事を続けていると、なのは達が外出から帰ってきた
なのは 「ヴィヴィオ~。」
なのはに呼ばれてヴィヴィオが駆け寄る
なのは 「ヴィヴィオいい子にしてた?」
ヴィヴィオ 「うん♪セフィさんといいこにしてた♪」
なのは 「そっか♪」
フェイト 「セフィさん、ありがとうございました♪」
セフィリア 「俺の方こそ、ヴィヴィオと遊べて楽しかったよ。」
はやて 「ティアナも一緒に遊んでくれてたん?」
ティアナ 「いえ、私はたまたまセフィさんとお話させて頂いていただけで。」
はやて 「そかそか。」
そしてはやて達も一緒に食事を取り、そろそろ遅い時間となった為、それぞれ自室に
戻ることになった
なのは 「じゃ、いこうかヴィヴィオ。」
ヴィヴィオ 「うん♪」
セフィリア 「また明日ね。お休みヴィヴィオ。」
ヴィヴィオ 「セフィさんおやすみなさい。」
フェイト 「私も行きますね。おやすみなさい、セフィさん。」
セフィリア 「おやすみ、フェイトちゃん♪」
ティアナ 「私もこれで失礼します。」
セフィリア 「そうか、ゆっくり休んでね。」
はやて 「みんなおやすみな~。」
こうしてそれぞれは自室へと戻っていった
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自室に戻り簡単な書類仕事を終えたセフィリアは、茹った頭を冷やそうと夜風に当たり
に外へ出た
セフィリア 「気持ちいい風だな。」
しばらく歩いていると、木の陰にヴァイスが立っているのが見えた
セフィリア 「ヴァイス陸曹?こんなとろでどうしたんだ?」
ヴァイス 「あ、セフィ三佐じゃねえっすか。三佐こそどうしたんです?」
セフィリア 「俺は寝る前に、少し風に当たろうと思っただけなんだけど。」
ヴァイス 「俺ぁちょいとあれを見てたんでさぁ。」
ヴァイスの指さす方にはティアナがいた
セフィリア 「ティアナちゃん?」
ヴァイス 「あいつぁ思い詰めるっつーか、思い込んだら止まらねぇっ
つーか・・・
ここしばらくは落ち着いてたんですけどね・・・
なにかあったんでしょうかね・・・」
セフィリア達の視線の先には、訓練にいそしむティアナの姿があった
セフィリア 「俺のせいだろうな・・・」
ヴァイス 「セフィ三佐の?」
セフィリア 「今日の摸擬戦が刺激になったんだろうが・・・
ティアナちゃんはどうだ?言って聞く感じの娘?」
ヴァイス 「そうですねぇ・・・
以前ちょっとあったんで、前よりは聞き分けがいいと思います
が・・・」
セフィリア 「ん~、とりあえず今日は止めとくか・・・」
ヴァイス 「そおっすね。もう二時間はやってますからね。」
セフィリアとヴァイスがティアナのもとに向かう
足音に気付いたのかティアナが振り向く
ティアナ 「ヴァイス陸曹それにセフィ三佐!?」
現れた人物に、ティアナはバツが悪そうな顔をする
ヴァイス 「お前ぇさんもう忘れちまったんか?」
ティアナ 「そういう訳じゃ・・・」
セフィリア 「ヴァイス陸曹、今日はもういいさ。
少し気がはやってしまったんだろう。
今日の摸擬戦の成果が出てるともいえるが、褒められたものじゃ
ないことも理解しているね?」
ティアナ 「はい・・・」
セフィリア 「分かっているならいいさ。
みんな君のことを考えて言ってくれているんだ。
余計なお世話なんて考えないであげてね。」
ティアナ 「はい・・・、気を付けます。」
諭すように言うセフィリアだが、ティアナにとってある意味怒鳴りつけられるより
つらい言い方であった
セフィリア 「とりあえず今日はもう休もうね。
もしこれ以上やるようなら、明日から俺がいる間は、
深夜訓練なんて出来ないくらい、厳しくいこうかな♪」
セフィリアの冗談とも本気とも分からない提案に、ティアナは冷や汗を流す
セフィリア 「ちなみに今日のヴィータちゃんの訓練が、楽勝と思えるくらいの
ヤツね♪」
そしてティアナから血の気が引く
今日ついついヴィータの地雷を踏んでしまったために、夜の訓練は地獄とも思えるくらいのものだった
それ以上の訓練なんて、正直想像したくない
何となくだがこの人は、やると言ったら本気でやりそうだ・・・
とりあえず今日のところは、素直に寝ておこうと思うティアナだった
ティアナ 「すみませんでした・・・、部屋に戻ります・・・。」
セフィリア 「うん、いい子だね。」
そしてまた頭を撫でられる・・・
そして・・・気が付いた・・・
ティアナ (そうか・・・、こんな風に頭を撫でるのも、静かに怒るのも・・・
お兄ちゃんに似てるんだ・・・、顔は全然似てないけど・・・
雰囲気が似てるんだ・・・)
セフィリア 「じゃ戻ろうか。ヴァイス陸曹は?」
ヴァイス 「俺ぁ今日夜勤なんで、整備場に戻ります。」
セフィリア 「そうか。じゃ頑張ってな、ヴァイス陸曹。」
ティアナ 「失礼します。」
こうしてセフィリアとティアナは寮に、ヴァイスは整備場に戻っていった
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隊舎の寮に戻る道すがら、ティアナが呟くように謝罪の言葉を口にする
ティアナ 「あの・・・ロムレット三佐・・・、すみませんでした・・・」
セフィリア 「反省してるならいいさ。
今日の摸擬戦君で分かったけど、君は負けず嫌いみたいだね・・・、
しかも極度に・・・。」
ティアナ 「あ~・・・」
思い当たる節しかないティアナは、言い返す言葉も無いといった様子になる
セフィリア 「それはいいことでもあるけど、悪いことでもあるね。
実戦ではいい方に働く、窮地に追い込まれても何とか勝つ道を探す
原動力にもなる。
幸い君は勘も頭も良い、良い師にも恵まれた、このままいけば君は
きっと強くなる。
ただし、このまま行けばだ・・・
その負けず嫌いは、君の短所にもなっている。
自覚はあるか?」
ティアナ 「はい・・・、今は・・・」
ティアナは以前の自分を思い出す・・・
気持ちばかりがはやってしまって、無理な訓練と連携を行い、相棒と師に多大な迷惑を
かけてしまった
もうあんなことは二度としたくない・・・
セフィリア 「なるほど、じゃあまり小言を言うのは意味無いし、これ以上は
嫌われちゃうかな・・・。」
ティアナ 「いえ・・・そんなことは・・・」
セフィリア 「分かってくれているならいいんだよ。
ティアナちゃんに嫌われるのも嫌だからね。
今日はこの辺にしておこうかな。」
ティアナ 「あの・・・、よければぜひお話を聞かせて頂きたいのですが!」
セフィリア 「そ・・・そう?じゃ今度ゆっくり話そうか。
今日はダメ。もう遅いからね、休みなさい。」
セフィリアは、ほんの少しだけ強い口調で諭す
ティアナ 「あ・・・、はい・・・。」
セフィリア 「やっぱりいい子だ。」
また頭を撫でられる
ティアナ (やっぱり・・・、似てる・・・)
そしてティアナは素直に自室に戻り、床についたのであった
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機動六課視察三日目
新人達の早朝訓練の後、セフィリアはシミュレーター前で、訓練データの収集をして
いるなのはに話しかける
セフィリア 「なのはちゃん。」
なのは 「セフィさん、今日の訓練もありがとうございました。」
セフィリア 「これが仕事で来てるんだ、お礼は必要ないよ。
それよりちょっといいかな?」
なのは 「どうしました?」
セフィリア 「できれば夜の訓練の時がいいんだけど、ティアナちゃんを俺に
任せてもらえないかな?」
なのは 「ティアナを?どうしたんです?」
セフィリアはなのはに、昨夜のティアナの件を話す
なのは 「そうですか・・・、ティアナ・・・」
セフィリア 「まぁ、昨日はちょっと魔が差してしまっただけだと思うんだけどね。
ただあの娘はかなり見込みがある、正確には俺だから教えられる
ものがある。
他の子達も才能豊かなのは間違いない。
ただ他の三人の子達には、この短期間じゃたいしたこと教えてあげ
られないと思うけど、あの娘にはもしかすると、いいきっかけを
与えてあげられるかもしれない。」
なのは 「いいきっかけ・・・?」
セフィリア 「うん。
あの娘は自分に自信が無い・・・
というか言い方が難しいんだけど・・・
”強くならなければいけない”という強迫観念があるように見える。
だから、自信を付けさせてあげたいんだ。
なのはちゃんの教導で、長いスパンでの成長は見込める。
だから短期間で何か一つ、自信をつけてあげることが出来
れば・・・」
なのは 「セフィさん、ちゃんと皆のこと見てくれてるんですね。」
特に説明をしたわけでも無いのに、ティアナが兄の夢を叶え無念を晴らそうと頑張って
いることを、セフィリアが感じ取っていることになのはは嬉しそうだ
セフィリア 「せっかく出会えたんだ・・・
せっかくなら強くなって欲しいもんね。
俺が教えることに関して、新人達の中では彼女が一番可能性があると
思うし、放っておくと彼女が一番危険な気もする。
また何かで躓くと、今度は身体が壊れてしまうまで止まらない気が
するんだ。
だけど、最終的にはなのはちゃんの判断に任せるよ。
彼女はなのはちゃんを信じているだろうし、なのはちゃんも自分の
教導を邪魔されるのは、気にくわないだろうからね。」
なのは 「気にくわないなんてことは無いですよ・・・
ティアナが強くなる為に、最善を尽くしてあげることが私の仕事
ですから。」
セフィリア 「ま、受けるか受けないかも彼女次第だけどね。」
なのは 「セフィさん教導隊に来たらいいのに、ぴったりだと思いますよ。」
セフィリア 「教えるのも育てるのも、嫌いじゃないけどね・・・
でも俺は、やっぱり現場で危険が迫っている人達を助けたい
からさ・・・
育てるのはなのはちゃんに任せるよ。」
なのは 「そっか~、残念。
セフィさんを連れてきたってなったら、隊の皆に自慢出来た
のに・・・」
セフィリア 「なのはちゃん達がうちの部隊に教導に来てくれたらいいよ♪」
なのは 「セフィさん達なんて相手にしたら、うちの隊の方が自身なくしちゃ
いますよ・・・」
セフィリア 「それも面白そうだね♪」
なのは 「・・・・セフィさん・・・・」
セフィリア 「ん?」
それはなのはの心からの願い・・・
なのは 「・・・・ティアナのこと・・・お願いします。」
セフィリア 「まかせて。」
こうしてその夜の訓練から、セフィリアがティアナの訓練を受け持つことになった
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ティアナの件を話し終えたセフィリアとなのはは、一緒に隊舎へ戻る道を歩いていた
すると目の前をフェイトとヴィヴィオが、手を繋いで歩いているのを見つける
なのは 「ヴィヴィオ~♪」
なのはの声にフェイトとヴィヴィオが振り返る
フェイト 「おはよう、なのは。
ヴィヴィオ、なのはさんとセフィさんにおはようしようね。」
ヴィヴィオ 「おはよ~。」
なのは 「おはよう、ヴィヴィオ。」
セフィリア 「おはよう♪」
フェイト 「なのはとセフィさんは今から朝ごはんですか?」
なのは 「うん。」
セフィリア 「そうだよ。」
フェイト 「じゃ一緒に行きましょうか。」
なのはとフェイトが左右からヴィヴィオの手を取り、食堂へ向かうのをセフィリアが後ろからついていく
なのは 「今日のご飯は何かなぁ~?」
ヴィヴィオ 「なにかな~?」
微笑ましい光景に、セフィリアはつい笑顔になってしまうのだった
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夜の訓練の時間となり、開始前のミーティング中ティアナに衝撃が走った
なのは 「今日から夜の訓練では、ティアナはロムレット三佐が担当します。
最終日の夜は無理かもだから、残り六日間かな~。」
スバル 「ティア、すごいね!」
エリオ 「おめでとうございます、ティアさん!」
キャロ 「頑張って下さい!」
ティアナ 「え゛?」
ティアナの脳裏に、昨夜のセフィリアの言葉が繰り返される・・・
[明日から俺がいる間は、深夜訓練なんて出来ないくらい厳しくいこうかな♪]
[ちなみに今日のヴィータちゃんの訓練が、楽勝と思えるくらいのヤツね♪]
ティアナは真っ青になっている・・・
ちなみに今のティアナには、スバル達の応援も違うものに聞こえている
[ティア、すごい〈不幸が訪れた〉ね!」
[〈地獄行き〉おめでとうございます、ティアさん!」
[頑張って〈生き残って〉下さい!」
ティアナ 「あ・・・あの・・・私・・・、なのはさん・・・どうし・・・」
なのは 「しっかり勉強してきてね。」
セフィリア 「じゃティアナちゃんはこっちにきてね・・・」
ティアナ 「は・・・はい・・・」
セフィリアとティアナは、場所を変え二人だけで訓練することになった
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他の場所に移動したティアナは、セフィリアから訓練について説明を受ける
セフィリア 「じゃ始める前に説明をするね。」
ティアナ 「あの・・・伺っても宜しいでしょうか?」
青い顔をしたティアナが、セフィリアに問いかける
セフィリア 「どうしたの?」
ティアナ 「私だけ別メニューということは、やっぱり昨日の罰・・・なんで
しょうか?」
セフィリア 「あはは。大丈夫、違うよ。それでさっきから顔色が悪かったのか。」
ティアナ 「はい・・・」
ほっとしたのかティアナが安心した顔に変わる
セフィリア 「そっちの方がいいならそうしようか?」
ティアナが再び青い顔に戻る
ティアナ 「い!いえ・・・遠慮したいです!」
セフィリア 「ふふっ、冗談だよ。じゃとりあえず説明するね。
昨日の摸擬戦で、君たちの現在の実力は分かった。
ここに来る前は、全員の訓練に均等に参加するつもりだったん
だけど、摸擬戦でちょっと考えが変わってね。
君は摸擬戦で[AA]ランク魔導師のスキルである、多重弾殻射撃
を使用していたね。」
ティアナ 「はい。」
セフィリア 「俺ならその技術を高めてあげられるかもしれない。
だからこの個別訓練を提案させてもらったんだ。
他の子達も良い才能を持っているが、高町教導官の教導の方がより
成長できると思う。
他の子達への俺の仕事は、昨日の摸擬戦で終了していると言える。
だけど君にだけは、俺が教えられることがあると思った。
俺なら君の射撃を強くしてあげられるかもしれない。
高町教導官には俺が教えると言い切ったけど、受ける受けないは
君の判断に任せる。
どうする?」
ティアナは困惑する、ホテルアグスタの後なのはと言葉を交わし、なのはについて
いこうと、なのはを信じて強くなろうと決めた・・・
セフィリアの提案は確かに魅力的だ、このまま教えを乞いたい気持ちも確かにある
だが素直に受け入れられない自分がいるのも事実だった
ティアナ 「・・・すみません。なのはさんに相談してからでもいいですか?」
セフィリア 「もちろんだよ。
別にここで俺の訓練を受けないと強くなれないわけじゃない。
なのはちゃんの教導だけで、君はとても強い魔導師になれる。
それだけの資質は確かにある。俺が保証するよ。」
ティアナ 「なまいき言って・・・すみません・・・」
セフィリア 「そんなことないよ。なのはちゃんのこと信じてるからでしょ?」
ティアナ 「・・・はい。
なのはさん本気で私のこと考えてくれてて、本当に私のこと思って
くれてて。
私・・・なのはさんに教えてもらって強くなろうって決めた
から・・・」
セフィリア 「それもすばらしいことさ、教えてくれる人が優秀であればある
ほどね。
じゃ、今日は俺と二人で摸擬戦しようか。
時間を無駄にするのは、もったいないからね。」
こうしてこの日は、セフィリアと二人で摸擬戦をすることとなり・・・
結局ティアナは、昨夜のヴィータの訓練を超えるものを受けるはめになったのであった
ティアナ (・・・やっぱり、・・・昨日の罰は下るのね・・・)
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翌日
早朝訓練を終え朝食もすんだ後、ティアナはなのはのところへ訪れていた
ティアナ 「なのはさん。今宜しいでしょうか?」
なのは 「ティアナ、大丈夫だよ。」
ティアナ 「セフィさんからの提案なんですけど・・・
どうしたらいいか分からなくて・・・」
なのは 「セフィさんから聞いてるよ。
てっきり昨日の夜すぐ聞きに来ると思ってたけど♪」
ティアナ 「昨日は・・・その・・・」
もちろんティアナも、なのはにすぐ聞きにいくつもりだったのだが、
セフィリアの訓練により昨夜は泥のように眠ってしまい、結局いけなかったのである
なのは 「あはは、大丈夫だよ。最後きつそうだったもんね。」
ティアナ 「はい・・・。それで・・・あの、訓練なんですけど・・・」
なのは 「ティアナはどうしたいの?」
ティアナ 「それが分からなくて・・・。
セフィさんの提案に魅力があるのも確かです。
でも私は、なのはさんの教導で強くなりたいんです。」
なのは 「あはは、うれし~なぁ♪
・・・でも、ティアナ。
私の教導はセフィさんがいなくなった後も続くし、そもそも私だけ
が教えることが正しいってわけでもないんだよ。
ティアナがそういってくれるのは本当に嬉しい。
でも一番はティアナが強くなること、シンプルだけどそれが一番
大事なんだよ。
それに、ティアナ。
私でも今まで、セフィさんが個別に指導するなんて聞いたこと
ないんだ。
もしかしたらものすごいチャンスかもしれないよ?」
ティアナ 「今まで・・・、誰も・・・」
なのは 「そうだよ・・・。
だからティアナ、セフィさんの言葉に甘えちゃえばいいよ。
それにね、ティアナが誰に何を教わろうと、ティアナは私の大切な
教え子だよ。」
ティアナ 「なのはさん。」
ティアナは涙を流していた、そしてセフィリアの特訓を受ける決心をするのだった
第三十二話でした
ティアナちゃん個別訓練決定
(この作品ではそんなに活躍するわけじゃないですが・・・、ティアナもヒロイン候補
だった名残ですね、どうしても特別扱いになっちゃう笑)
ではまた次回もよろしくお願いします