ファーストストライカー   作:孤独ネコ

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第40話 決着

新暦75年9月19日

 

ミッドチルダ東部 スカリエッティ研究施設

 

洞窟の内部に響く足音に、トーレが反応する

 

トーレ    「誰だ!?」

 

セフィリア  「まったく・・・、好き放題言ってくれてるな・・・」

 

暗闇の中から淡々とした・・・、しかし確かに怒りを含んだ声がする

 

セフィリア  「それといいようにやってくれたな・・・

 

        ジェイル・スカリエッティ!」

 

洞窟の暗闇の中から、ゆっくりとセフィリアが現れる

 

ジェイル   「セフィリア・ロムレット・・・、どうやってここに・・・。

 

        最高評議会の命令も、思ったより効果がないようですねぇ・・・」

 

セフィリア  「いや・・・なかなかにきつかったよ・・・」

 

地下に閉じ込められていた数日間、飲まず食わずでいたのだ・・・

 

実際後少しイザーク達が遅ければ、取り返しのつかないことになっていただろう

 

フェイト   「セフィさん今まで何を!?心配したんですよ!」

 

セフィリア  「ごめんねフェイトちゃん。心配かけたね。ぐっ・・・」

 

セフィリアはよろけて倒れそうになるが、何とか身体を支える

 

フェイト   「セフィさん!」

 

ジェイル   「なるほど・・・、くっくっくっ・・・。

 

        無理を押してきたわけか・・・

 

        あれもまんざら無駄では無かったということだねぇ。」

 

ジェイルが地上本部地下に仕掛けた、強化型AMF発生装置のことを思い返す

 

ジェイル   「そんな身体で何をしに来たんだい?

 

        まさか、そこの哀れな人形を助けに来た、なんて言わないだろ

        うねぇ?」

 

フェイト   「・・・。」

 

セフィリア  「その通りだよ・・・。

 

        お前が何を言いたいかさっぱりわからんが、彼女を助けるのは当然

        だろう。」

 

ジェイル   「ふふふ・・・。

 

        よかったねぇ・・・フェイト・テスタロッサ・ハラオウン執務官。

 

        いつかは捨てられると分かってはいても、うれしいものだ

        ろう・・・」

 

セフィリア  「いい加減黙って欲しいんだが。力ずくで黙らせてやろうか!」

 

ジェイル   「おお・・・怖い怖い・・・。

 

        じゃあ君は、その出来損ないの人形をどうするというんだい?

 

        人と違う生まれ方をして、その生みの親である母親すらも捨てた

        その人形を!」

 

セフィリア  「決まってるだろ。一生共に歩いていくさ。

 

        俺は彼女を愛しているからな。」

 

フェイト   「へにゅ?」

 

ジェイル   「はん?」

 

突然の告白に、場の空気が一変する

 

セフィリア  「何か変なこと言ったか?」

 

フェイト   「セフィさん・・・そそそそそ・・それって・・・」

 

ジェイル   「・・・・・・」

 

流石のジェイルも唖然としている

 

が、すぐに気を取り直し、会話を自分の間合いに戻そうとする

 

ジェイル   「ま、夢をみるのは自由だよ。人形でもね。」

 

ジェイルの言葉に、フェイトは浮かれていた自分に気付き、すぐに青い顔に戻る

 

フェイトの表情が暗くなっているのを見たセフィリアは・・・

 

セフィリア  「フェイトちゃん、昔あげたペンダントのこと覚えてる?」

 

それはまだフェイトが子供だった頃、セフィリアに貰ったアマテラスに似た紫色の宝石

が装飾されたペンダント・・・

 

もちろん今も大切に所持している

 

フェイト   「も・・・もちろんです。」

 

セフィリア  「その時言ったよね。

 

        誰も君のこと嫌いになったりしない、離れていったりしないって。

 

        不安になった時は俺が抱きしめるって。」

 

フェイト   「はい・・・。」

 

セフィリア  「フェイトちゃんは俺よりあいつの言葉を信じるの・・・

 

        悲しいなぁ。」

 

セフィリアは少しからかうような顔をする

 

フェイト   「そんなことないです!」

 

セフィリア  「じゃそんな顔しないで。

 

        俺は、フェイトちゃんにはいつも笑っていて欲しいから。

 

        そんなフェイトちゃんが好きなんだから♪」

 

フェイト   「は・・・はい。」

 

セフィリアの言葉に、フェイトは真っ赤になって返事をする

 

ジェイル   「う~ん・・・、そういう言い方をされてしまっては私に分が悪いね。

 

        それは私より君を信じるよねぇ・・・。

 

        ま、ここで君を亡き者にして、そこの人形には失意の底に落ちて

        もらうとしよう。」

 

ジェイルは、トーレとセッテに目線で攻撃の合図を送る

 

それを見たセフィリアは、フェイトが捕まっている檻を壊す

 

セフィリア  「フェイトちゃん、いくよ!」

 

惚けていたフェイトがやっと正気に戻ると、トーレとセッテが二人に攻撃を仕掛けて

くる

 

トーレ    「ライドインパルス!」

 

セッテ    「スローターアームズ!」

 

セフィリア  「アマテラス!」

 

フェイト   「バルディッシュ!」

 

セフィリアとフェイトの姿が消える

 

トーレ    「なに!?」

 

セッテ    「!?」

 

セフィリア  「とりあえず、さっさとすまさせてもらうよ!」

 

フェイト   「もう負ける気がしない!」

 

フェイトは、先ほどまでの重い気持ちが、嘘だったように軽くなっていた

 

セフィリア  「アマテラス、フォルムドライ!」

 

フェイト   「真ソニックフォーム!」

 

セフィリア  「アサルト・ストライク!」

 

フェイト   「いきます!」

 

トーレ    「ぐほっ!」

 

セッテ    「がはっ!」

 

トーレとセッテは、本気のセフィリアとフェイトにそれぞれ吹き飛ばされ、壁に激突し

気絶する・・・

 

セフィリア  「さてどうする?ジェイル・スカリエッティ。」

 

ジェイル   「ふむ・・・。

 

        君が来た時点で、私の負けは決まっていたのかな・・・。

 

        私が憎いだろうねぇ・・・

 

        君の両親は私のせいでいなくなったのだから。

 

        そして君の親友も私によって人生を狂わされた・・・」

 

フェイト   「へ?」

 

初めて聞く事実に、フェイトは動揺を隠せない・・・

 

セフィリア  「・・・。」

 

ジェイル   「君の能力を欲した私の欲望に巻き込まれ、君の両親は命を落と

        した・・・

 

        さぁ!私を殺すがいい!だがそれも無駄なことだがね!

 

        今ここにいる私が消えても、次の私が野望を叶える!」

 

フェイト   「セフィさん・・・。」

 

フェイトがセフィリアの心情を察して声をかける・・・

 

セフィリア  「貴様を憎む気持ちはもちろんある・・・

 

        が・・・ある意味感謝もしているよ・・・。」

 

ジェイル   「感謝?」

 

セフィリア  「色々なことがあったけど・・・

 

        そのおかげで大切な出会いもあった・・・」

 

セフィリアはフェイトを見ながらジェイルに言う

 

フェイト   「あ・・・。」

 

フェイトの頬が赤く染まる

 

ジェイル   「ふぅ・・・

 

        君と話していると調子が狂うねぇ。

 

        ま、その甘さ『がぼぁっ!』」

 

ジェイルが話している途中で、セフィリアは手にしていた槍で、ジェイルを弾き飛ばす

 

完全に油断を突かれたジェイルは、壁に激突し気絶している

 

セフィリア  「許しはしないけどね♪」

 

フェイト   「セフィさん・・・」

 

いきなりジェイルを弾き飛ばしたセフィリアに、さすがのフェイトも顔が引き攣って

いた

 

セフィリア  「さて、とりあえず全員拘束しておこ・・・う・・・」

 

言いかけて、セフィリアが力なく地面に倒れこむ

 

フェイトは、突然倒れたセフィリアに驚き、抱き起こす

 

フェイト   「セフィさん!しっかりしてください!」

 

セフィリア  「フェイトちゃん・・・ごめんね・・・俺はもう・・・」

 

セフィリアの言葉に力が無い・・・、顔色も白く生気が無くなっていた・・・

 

フェイト   「嫌です!セフィさん、死んじゃ嫌です!」

 

セフィリア  「フェイトちゃん・・・、お・・・」

 

フェイト   「なんです?セフィさん・・・」

 

セフィリア  「お・・・おなか・・すいた・・・」

 

フェイト   「おなか!・・・へ?」

 

セフィリア  「少し点滴打っただけで・・・何も食べてないんだよ・・・」

 

フェイト   「もう!セフィさんのバカ!心配したじゃないですか!」

 

こうして主犯であるジェイルを含めた6人は、捕縛され無事連行された。

(施設内にいたウーノとセインはヴェロッサとシャッハにそれぞれ捕縛され、スバル

 との戦闘で重傷だったチンクは、生体ポッドで治療中だったところを、その後フェイ トによって保護された)

 

施設内の事後調査をヴェロッサとシャッハに任せ、セフィリアとフェイトはアルトの操縦するヘリに乗って、最後に残った[ゆりかご]へと向かった

 

 

 

 

ミッドチルダ上空 [聖王のゆりかご]

 

はやて    「あかん・・・、ガジェットが多すぎる・・・。

 

        キリがあらへん!

 

        このままやと、うちはここを離れられへん・・・

 

        いくらなのはちゃんとヴィータでも、一人だけやと危険や。」

 

ゆりかご外部でガジェットの相手をしている部隊は、ギリギリで均衡を保っていた

 

このタイミングではやてが抜けることは、一気に形勢が変わってしまうことになる

 

しかし、はやてがどうするか思案していたところに、思わぬ救援が現れる

 

イザーク   「アサルトォォォォシュラァァァァァァァウド!」

 

キャロ    「ヴォルテーーーーーーーール!」

 

航空武装隊員A「首都防衛隊のアマルフィ隊長じゃねーか!

 

        普段ゼスト隊長やロムレット三佐の影に隠れてるが、さすが

        オーバー[S]ランク魔導師!すげぇぜ!」

 

航空武装隊員B「あれホントに召喚魔法か!?

 

        なんかガジェットが一瞬で50体くらい消滅したんだけど・・・」

 

キャロ    「八神部隊長!ここは私が押さえますから、行って下さい!」

 

はやて    「せやけど・・・。」

 

キャロの進言にはやては迷う、いくら強力な召喚が出来るとはいえ、キャロはまだ

10歳なのだ

 

イザーク   「彼女も一人前の局員だ。

 

        貴様が選んだ子だろう、子ども扱いするな。いくぞ!」

 

リインⅡ   「はやてちゃん、キャロも一人前の局員ですよ。それに・・・」

 

エリオ    「キャロは僕が守ります!」

 

捕縛した戦闘機人は、スバルやティアナに任せたリインフォースⅡと、フリードに

乗ったエリオも駆け付ける

 

イザークとリインフォースⅡの言葉で、はやての決意は決まる

 

はやて    「・・・エリオ・・・キャロ、・・・まかせたで!」

 

エリオ    「はい!」

 

キャロ    「はい!」

 

エリオとキャロに外部のガジェットを任せ、はやてとリインフォースⅡそして

イザークは、[ゆりかご]内部へ突入した

 

 

 

 

ミッドチルダ・首都クラナガン近海上空

 

クラナガンに向かう戦闘機人が倒れると同時に、別方向から大量のガジェットが現れる

 

シャリオ   「クラナガン近海上空に、突如ガジェット航空型が出現!

 

        おそらく緊急事態に備えた援軍・・・」

 

アルト    「そんな!今そっちに回せる人員なんて!」

 

ルキノ    「います!シグナム副隊長!あと首都防衛隊のゼスト隊長です!」

 

機動六課と首都防衛隊きっての武人が二人、クラナガンの空に立つ

 

シグナム   「英雄と呼ばれたグランガイツ殿と同じ空に立てることを、光栄に

        思います。」

 

ゼスト    「こちらも剣の騎士と共に戦えるとは・・・恐悦至極だ。」

 

シグナム   「では、行きましょう!」

 

ゼスト    「うむ!」

 

シグナム   「紫電一閃!」

 

ゼスト    「フルドライブ!」

 

クラナガン上空に現れた、大量の伏兵ガジェットは二人のベルカの騎士により一瞬で

殲滅された

 

シグナム   「シャーリー、とりあえず残存機影無し。」

 

ゼスト    「敵の増援を警戒し念の為、この場で待機する。」

 

ガジェットを壊滅させた二人は、六課の通信管制であるシャーリーに報告をする

 

シグナム   「お疲れ様でした。」

 

ゼスト    「そなたもな。」

 

シャリオ   「すごい・・・。」

 

アルト    「たった一振りで・・・。」

 

こうして二人の武人によって、クラナガンの危機は去ったのであった

 

 

 

 

[聖王のゆりかご]内部

 

ヴィータは大量の機械兵器に襲われていた

 

それは過去、なのはを襲ったガジェットによく似た兵器であった

 

ヴィータ   「くそっ・・・、キリがねぇ・・・。

 

        早く駆動炉をぶっ壊して、なのはの所に行かなくちゃいけねぇ

        のに・・・」

 

大量の機械兵器相手に、なかなか進めずにいたヴィータに、祝福の風が吹く

 

はやて    「クラウ・ソラス!」

 

はやての魔法が起動兵器を一掃する

 

ヴィータ   「はやて!」

 

リインⅡ   「ヴィータちゃん、応援に来たですよ♪」

 

ヴィータとリインフォースⅡがユニゾンする

 

ヴィータ   「これで百人力だぜぇ!」

 

はやて達と合流したヴィータは、機械兵器を殲滅しながら駆動炉に到達する

 

ヴィータ   「これが駆動炉・・・。」

 

はやて    「ヴィータ、とっとと破壊してまおか。」

 

駆動炉    「敵性魔力の発生を検知、防衛行動に移ります。」

 

駆動炉が防衛プログラムを開始させる

 

ヴィータ   「アイゼン、フォルムフィーア!」

 

グラーフ・アイゼンが巨大化し、ドリルとブースターで破壊力を増した、巨大な鉄槌が

駆動炉の障壁を攻撃する

 

ヴィータ   「かてぇ!」

 

駆動炉    「攻撃を検知、敵性勢力の排除を開始します。」

 

部屋に射撃型の機械兵器が無数に出撃する

 

はやて    「やらせへんで!」

 

はやてが魔法で機械兵器を破壊し、ヴィータを援護する

 

はやて    「うちが邪魔はさせへん、ヴィータは駆動炉を!」

 

ヴィータ   「あいよ!いくぞ、アイゼン!リンツ!」

 

リインⅡ   「はいです!」

 

ヴィータがさらにカートリッジをロードさせ、駆動炉に強力な一撃をお見舞いする

 

ヴィータ   「でぃやぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

しかし、駆動炉に展開されている障壁が破れない・・・

 

ヴィータ   「これでも・・・だめか・・・」

 

ヴィータが諦めかけるが・・・・

 

ヴィータが攻撃を加えた駆動炉の一点から、次第にヒビが入り・・・

 

はやて    「鉄槌の騎士と黒鉄の伯爵が、最大最強の一撃を放ったんやで・・・」

 

ヴィータ   「あ・・・」

 

はやて    「どんな堅い障壁やろうと・・・、どんな硬い障害やろうと・・・

 

        その一撃の前には無力やで・・・」

 

駆動炉は崩壊した・・・

 

こうしてヴィータとはやてにより、駆動炉は破壊された・・・

 

 

 

 

一方玉座の間では、なのはが大人の身体となったヴィヴィオと、戦闘を繰り広げていた

 

ヴィヴィオ  「止まらない!止められないの!」

 

なのは    「止める!止めてみせるよ!」

 

なのは    (とはいえ、このままヴィヴィオと戦い続けても、何もならない・・・

 

        操っているあの陰険メガネを何とかしないと・・・

 

        でも、ヴィヴィオを押さえながらじゃ、サーチもうまくでき

        ない・・・!)

 

陰険メガネと呼ばれた戦闘機人ナンバー4のクアットロは、現在最下層のコントロール

ルームで、モニターを見ながら全体の把握・指揮をしていた

 

クアットロ  「みんな、情けないわねぇ・・・。

 

        結局最後に残るのは・・・この・わ・た・し♪

 

        この[ゆりかご]さえ、二つの月の魔力を得られる位置に到達して

        しまえば・・・

 

        ねぇ、ドクター。

 

        ディエチちゃん!」

 

クアットロは腹部をさすりながら、自身以外に残った最後の戦闘機人である、ディエチ

に指示を出す

 

なのは    「魔力反応!どこから!?」

 

なのははレイジングハートからの報告で、自身を狙う魔力反応を感知するが、

ヴィヴィオとの戦闘で余裕のないなのはは、場所を特定できずにいた・・・

 

ディエチ   「可哀そうだけど・・・全力で撃たせてもらうよ。」

 

玉座の間につながる通路の奥から、戦闘機人ナンバー10のディエチは、自身の武器

[ヘヴィバレット]でなのはを狙っていた

 

ディエチ   「充填率100%!ISヘヴィバレット・・・」

 

ディエチがなのはに向けて砲撃を発射する寸前・・・

 

イザーク   「アサルト・シュラァァァァァウド!」

 

先にイザークの砲撃がディエチを飲み込む

 

ディエチ   「がぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

イザーク   「不意打ちは本意ではない・・・が、先に仕掛けてきたのはそちらだ。

 

        悪く思うなよ。」

 

ディエチ   「ほぼノータイムでこの威力・・・、こいつもバケモノか・・・。」

 

イザーク   「俺程度をバケモノ呼ばわりとはな・・・

 

        貴様らも程度がしれているな。」

 

イザークはディエチをバインドで拘束し、なのはの救援に向かった

 

なのは    「魔力反応消失?」

 

イザーク   「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

ヴィヴィオ  「!」

 

イザークの攻撃をヴィヴィオが止める

 

なのは    「アマルフィさん!」

 

イザーク   「高町一等空尉!こいつの相手は俺がする!

 

        貴様は貴様の仕事をしろ!」

 

ディエチの敗北をモニターで見ていたクアットロは、ヴィヴィオを操り攻撃を激しく

させる

 

クアットロ  「ディエチちゃん・・・、やっぱり役立たずねぇ・・・。」

 

ヴィヴィオ  「あぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

イザークとヴィヴィオが戦闘を開始する

 

イザーク   「ちいっ!なんなんだこいつは!」

 

なのは    「アマルフィさん!なんとか時間を稼いで下さい!」

 

イザーク   「いいから早くしろ!八神二佐から大体の話は聞いているが・・・、

 

        こいつ相手に全力で攻撃してはいかんとは・・・

 

        そう長くはもたんぞ!」

 

事前に、はやてからヴィヴィオのことを聞いていたイザークは、ヴィヴィオも保護対象

の人物な為、全力で攻撃が出来ずにいた

 

なのはと二人で全力で攻撃すれば、今のヴィヴィオであっても、魔力ダメージでノック

アウト出来る可能性はあったが、クアットロが健在の今の状況では、どんな事態が引き

起こされるか分からなかった為である

 

なのは    「はい!」

 

なのはが、密かに飛ばしていたサーチャーの速度を上げる

 

ヴィヴィオ  「はぁぁぁぁぁぁ!」

 

イザーク   「こいつ!

 

        攻撃を止める気配も無いが、俺が相手になってから遠慮も無いな!

 

        いい加減にしろよ!」

 

ヴィヴィオ  「しねぇぇぇぇぇぇ!」

 

イザーク   「なんでだよ!」

 

ヴィヴィオを猛攻をなんとか凌ぐイザークだったが、だんだんと押されてきていた

 

イザーク   「まだか、高町一等空尉!こいつ、もはや俺を殺す気満々だ!」

 

なのは    「大丈夫ですよ。ヴィヴィオはそんな娘じゃありませんから♪」

 

ヴィヴィオ  「消え去れぇぇぇぇぇぇ!」

 

イザーク   「これのどこをどう見たらそう思うんだ!貴様!

 

        眼も耳も頭もおかしいんじゃないのか!」

 

なのは    「嫌がっているだけですから~~~~!」

 

イザーク   「貴様!見たくないものは見ない主義か!」

 

そんなやり取りの中でも、イザークの決死の時間稼ぎにより、なのははついに

クアットロを見つけ出すことに成功していた

 

クアットロ  「戦況もいい加減厳しいしぃ、全てのガジェットの設定をハザード

        モードに変更しましょ~。

 

        暴走するかもしれないけどぉ、全てはドクターの・・・

 

        はっ!」

 

クアットロが気配を感じ後ろを振り向くと、赤いサーチャーが浮いているのを確認する

 

クアットロ  「これは・・・、サーチ魔法?まさか私を探すため・・・

 

        でもここは[ゆりかご]の最も深い場所・・・、

 

        すぐにここには来れない・・・、はっ!」

 

クアットロの脳裏に、過去になのはが放った砲撃が浮かぶ

 

クアットロ  「まさか!壁抜き!?」

 

なのは    「ディバイィィィィィィン・・・・・

 

        バスタァァァァァァァァァァァ!」

 

なのはの砲撃が、いくつもある隔壁をぶち抜きながらクアットロに迫る

 

クアットロ  「あ・・ああ・・・あああ・・、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

隔壁を抜いてきたなのはの砲撃に、クアットロはのみこまれ・・・倒れる

 

クアットロ  「あ・・あ・・・、ドクター・・の・・・野望・・が・・・」

 

こうして主犯であるジェイルと全ての戦闘機人は、機動六課と数多の管理局員の協力

により捕縛されたのであった




第四十話でした

これで事件解決です

次回からは事件後のお話になります

あともう少しだけお付き合い下さいませ

ではまた次回もよろしくお願いします
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