ファーストストライカー   作:孤独ネコ

43 / 46
第42話 照れ隠し

新暦75年12月

 

機動六課の特別休暇取得の為の補充要因として、機動六課にひと月ほど出向となった

セフィリアとイザークは、首都防衛隊のヘリポートで迎えを待っていた

 

イザーク   「わざわざ迎えに来るのか?」

 

セフィリア  「そうみたいだね。」

 

しばらく待っているとヘリの音が聞こえ、首都防衛隊のヘリポートにヘリが着陸する

 

ヴァイス   「お待たせしました、セフィの兄さん。」

 

セフィリア  「助かるよ、ヴァイス軍曹。」

 

ヴァイス   「いいんスよ。今回も六課の為に来てもらうんスから。」

 

ギンガ    「お待たせしましたイザークさん。」

 

イザーク   「ナカジマ陸曹!?どうしてここに!?」

 

ギンガの顔を見るなり、イザークの顔にあからさまに焦りが浮かぶ

 

ギンガ    「私も補充要因として来てるんです♪

 

        もともと六課には出向してまいたから♪」

 

イザーク   「なんだと!聞いてないぞ!セフィ、貴様知ってたな!?」

 

セフィリア  「俺も初耳だよ。」

 

ギンガ    「イザークさん、私がいちゃ迷惑でした・・・?」

 

ギンガの表情が暗くなる

 

イザーク   「い・・・いや!別に迷惑では無いが・・・。」

 

ギンガ    「じゃ大丈夫ですよね。さ、イザークさん行きましょう♪」

 

暗かったはずのギンガの表情が、一変して明るくなる

 

イザーク   「分かったから腕にしがみつくな!引っ張るな!」

 

ギンガ    「向こうでは皆さんお待ちなんですよ!早くして下さいね♪」

 

セフィリア  (ギンガちゃん・・・、逞しくなったな・・・。)

 

ヴァイス   (あの厳しいで有名なアマルフィ一等空尉が・・・。)

 

セフィリア  「ぷっ・・・くくく・・・。」

 

ヴァイス   「ぐっ・・・ぷぷぷ・・・。」

 

イザーク   「貴様ら・・・、何笑ってる!」

 

ギンガ    「ほら!行きますよ、イザークさん!」

 

照れ隠しで叫んでいるイザークをよそに、セフィリア達は機動六課に向けて出発した

 

 

 

 

古代遺物管理部 機動六課隊舎

 

セフィリアとイザークが六課に到着すると、隊長陣が出迎える

 

はやて    「よう来てくれはりました。

 

        セフィさん、アマルフィ一等空尉・・・。」

 

なのは    「わざわざすみません。こちらの都合に巻き込んでしまって・・・。」

 

フェイト   「各隊の隊長と副隊長は別々で休暇取りますから、仕事の補佐をして

        頂くだけで大丈夫ですので・・・。」

 

発言はしっかりとしている三人だが、表情には完全に「?」が浮かんでいた

 

セフィリア  「業務はこっちにまかせて、休暇中はゆっくりしてね。」

 

イザーク   「せっかくの休暇だ、こんな時くらい何も気にせずゆっくりして

        こい。」

 

はやて達が微妙な反応をしている理由は・・・

 

はやて    「そろそろつっこんどこか・・・。ギンガはどないしたん?」

 

イザーク   「聞くな・・・。俺にも何がなんだか分からん・・・。」

 

イザークの腕に手をまわして、一向に離れる気配のないギンガが、そこにいたから

であった

 

ギンガ    「お部屋はもう用意してありますから、今日はゆっくりして下さい♪

 

        補佐業務は明日からになりますので♪」

 

はやて    「ギンガ・・・、思ったより積極的やったんやな・・・。」

 

なのは    「人は見かけによらないね・・・。」

 

フェイト   「いいなぁ・・・、勇気あるなぁ・・・。」

 

フェイトの反応だけおかしいが、ギンガのインパクトが強すぎて、誰も突っ込むもの

はいなかった

 

 

 

 

隊長陣もギンガも職務に戻り、とりあえずセフィリアとイザークは休憩室で休んでいた

 

イザーク   「まったく、やっと落ち着けた・・・。」

 

セフィリア  「ふふふ。微笑ましくていいじゃないか♪」

 

イザーク   「他人事だと思って・・・。」

 

セフィリア  「イザークはギンガが嫌いか?」

 

セフィリアが直球の質問を投げかける

 

イザーク   「な!別に・・・そういう訳では無いが・・・。」

 

セフィリア  「じゃ何がダメなんだ?」

 

イザーク   「俺と彼女では年齢も違いすぎるだろう・・・。

 

        俺に彼女はもったいなさすぎる。」

 

イザークは真剣な表情で答える

 

セフィリア  「本人同士の問題だろう。

 

        イザークがギンガちゃんを苦手に思ってるなら、仕方ない

        けど・・・。」

 

イザーク   「正直言うとな・・・、どうしたらいいのかよく分からん・・・。

 

        今までそういったものに縁が無かったんでな・・・。」

 

セフィリア  「俺もあまり人のことは言えないけど、一つだけ言えるとし

        たら・・・。

 

        年齢はあまり気にしなくていいと思うぞ、俺の想い人も10歳下だ

        しな。」

 

イザーク   「そ・・・そういうものなのか?というか貴様いつの間に・・・。」

 

セフィリア  「先日の事件でね・・・。

 

        それにクイントさんのところも、たしか10歳以上年齢離れてた

        んじゃなかったかな?」

 

イザーク   「そういうこともあるのか・・・。」

 

セフィリア  「とにかく年齢とか、そういうことを気にするんじゃなくて、

        ちゃんとギンガちゃん本人を見てあげてほしいな。」

 

イザーク   「やけに彼女を気に掛けるな?」

 

セフィリア  「妹みたいなものだからね、幸せになって欲しいんだよ。

 

        その点イザークなら心配ないと思うしね。」

 

イザーク   「ま、いい娘には違いないと思うがな。」

 

セフィリア  「ふふ、宜しくね。」

 

恩人の娘として・・・仮だとしても兄として・・・

 

セフィリアは真剣にギンガの幸せを想っていたのであった・・・

 

 

 

 

翌日

 

古代遺物管理部 機動六課隊舎 訓練シミュレーター前

 

ヴィータ   「以前から話していた通り、今日からなのはとシグナムは一週間の

        休暇だ。

 

        今日から六課の特別休暇が終わるまでの間は、この方たちに訓練し

        てもらう。」

 

セフィリア  「みんな久しぶりだね。今日からまた宜しくね♪」

 

イザーク   「見た顔もいるがちゃんと自己紹介するのは初めてだな。

 

        首都防衛隊イザーク・アマルフィ三等空佐だ。

 

        宜しく頼む。」

 

ティアナ   「あ、あの時の!」

 

スバル    「おんぶの人!」

 

スバルとティアナはつい口がすべってしまい、踏んではいけない地雷を踏む・・・

 

セフィリア  「あ・・・。」

 

イザーク   「なにぃ!」

 

あからさまにイザークに怒りの表情が浮かぶ

 

フェイト   「ティアナ!スバル!」

 

ティアナ   「あ!」

 

スバル    「やば!」

 

失言に気付き、口をおさえるスバルとティアナだったが、時すでに遅しである・・・

 

イザーク   「なるほど・・・。おいセフィ、あの二人は俺が見る!」

 

セフィリア  「あ・・・、いや・・・。イザーク、ちょっと落ち着いて・・・。」

 

イザーク   「いいな!」

 

もはや有無を言わせぬ表情のイザークに、セフィリアが折れる・・・

 

セフィリア  「わ・・・わかったよ。イザーク、ほどほどにね・・・。」

 

ヴィータ   「ったく、あいつら・・・。バカが・・・。」

 

そしてイザークによる地獄の訓練が始まり・・・

 

スバルとティアナの実力に、手ごたえを感じたイザークは、

 

イザーク   「なかなか悪くない。これは扱きがいがありそうだ。」

 

口の端を持ち上げた笑顔で言うイザークに、ティアナとスバルは恐々としている

 

ティアナ   「あはは・・・。」

 

スバル    「ひえ~~~~。」

 

こうしてティアナとスバルは、久しぶりに立ち上がれなくなるほどの、地獄の訓練を

経験することとなった・・・

 

 

 

 

地獄の早朝訓練が終わったスバルとティアナは

 

スバル    「あひ~~~・・・。」

 

ティアナ   「と・・・とんでもない目にあったわ・・・。」

 

エリオ    「大丈夫ですか?」

 

キャロ    「お茶飲みます?」

 

スバル    「あ~り~が~と~・・・。」

 

ティアナ   「もらうわ・・・。」

 

ヴィータ   「バカな奴らだな。

 

        アマルフィ三等空佐も立派にエースと呼ばれる局員だ。

 

        実力はなのはやフェイトに引けを取らねぇんだぞ・・・

 

        それをからかうような真似をするから・・・」

 

スバル    「身をもって・・・。」

 

ティアナ   「体験しました・・・。」

 

ヴィータ   「これからは気を付けるんだな♪」

 

ヴィータは「バカな奴らだ」とでも言わんばかりに、呆れた顔をしている

 

スバル    「そうします・・・。地獄行きはもうごめんです~・・・。」

 

ティアナ   「ヴィータ副隊長の訓練が優しく思えたわ・・・。」

 

そんなやり取りをしていると、大声を出しながら本人がやってくる

 

イザーク   「だから引っ張るんじゃない!」

 

ギンガ    「早く食べてもらいたくて♪」

 

イザーク   「分かったから!」

 

イザークはギンガに腕を引かれながら席につく

 

スバル    「ギン姉?」

 

ティアナ   「ギンガさん?」

 

ギンガのいつもとは違った様子に、スバルとティアナが困惑する

 

ギンガ    「はい♪お弁当です♪」

 

イザーク   「あ・・・ああ、あり・・ありがとう。」

 

真っ赤な顔のイザークに、スバルとティアナは本当にさっきまでと同じ人物だろうか

と、疑いの眼で見る

 

ギンガ    「どうですか?」

 

イザーク   「う・・・うまい・・・。」

 

ギンガ    「本当ですか!?よかった~♪」

 

不安そうだったり嬉しそうだったり、ギンガの表情はめまぐるしく変わっていく

 

ティアナ   「ギンガさん・・・、なんか幸せそうね・・・。」

 

スバル    「あんなギン姉見たことない・・・。」

 

なのは    「いいなぁ・・・。」

 

その様子に目を奪われていたスバルとティアナに、休暇中のはずのなのはが話しかける

 

スバル    「なのはさん?今日はお休みじゃ?」

 

なのは    「今日は六課でゆっくりして、明日からヴィヴィオ連れて、ユーノ君

        と地球に帰ろうかと思ってるの。」

 

ティアナ   「そうなんですね。」

 

なのは    「うん。まだ私のお母さんにヴィヴィオを会わせてないし♪

 

        ユーノ君のことも、ちゃんと紹介したいしね♪」

 

ヴィヴィオ  「なのはママのママ?」

 

なのは    「そうだよ♪明日はなのはママのママとパパに会えるんだよ♪」

 

ヴィヴィオ  「♪」

 

ヴィヴィオは嬉しそうにしている

 

なのは    「それにしてもよくよく考えてみたら、私だけ一緒の部隊で働けてな

        いんだなぁ・・・」

 

スバル    「誰と一緒にですか?」

 

なのは    「それはもちろん・・・彼氏とだよ♪」

 

ティアナ   「彼氏!?どういう意味ですか!?」

 

なのは    「だってはやてちゃんにはアルフレッドさんでしょ。

 

        フェイトちゃんにはセフィさんでしょ。

 

        そしたらギンガもだなんて・・・。そりゃやる気も出るよね♪」

 

スバル    「アマルフィ三佐ってギン姉の彼氏なんですか!?」

 

なのは    「あ、ギンガとイザークさんはまだ違うか。」

 

なのはの訂正が入る

 

ティアナ   「ギンガさんとアマルフィ三佐はって・・・

 

        じゃフェイト隊長とセフィさんは?」

 

なのは    「あ、あそこはもうくっついたよ♪10年もかかってやっとだけどね♪」

 

エリオ    「そういえばフェイトさん、なんか最近更に綺麗になりましたよね。」

 

キャロ    「いつも楽しそうっていうか、幸せそうですもんね。」

 

ティアナ   「ということは、セフィさんは本当にあんた達のお父さんになったっ

        てことね。」

 

スバル    「いいなぁ。」

 

エリオ    「スバルさんもティアさんも一緒じゃないですか。」

 

キャロ    「スバルさんとティアさんも、妹みたいなものだって、セフィさん

        言ってましたよ♪」

 

スバル    「それもそっか♪」

 

ティアナ   「私も・・・なのかな?」

 

ヴィヴィオ  「ティアナのお姉ちゃんもよかったね♪」

 

ティアナ   「・・・そうね。」

 

ヴィヴィオの言葉にティアナが嬉しそうに微笑む

 

なのは    「だから、今ここに二人はいないの♪」

 

エリオ    「お出かけですか?」

 

なのは    「フェイトちゃんが朝早く起きてお弁当作ってたから、今頃二人きりで

        外でお昼でも食べてるんじゃないかな♪」

 

ティアナ   「ズルいですね・・・。」

 

スバルには突然ティアナの眼が、完全にどす黒くなっているように見えた・・・

 

スバル    「ティア?」

 

ティアナ   「私はまだお兄ちゃんになってもらった実感も、甘えさせてもらった

        こともないのよ・・・。

 

        明日からはお邪魔してやる・・・。」

 

エリオ    「ティアさん・・・、それはさすがに・・・。」

 

キャロ    「お顔が・・・怖いですよ・・・。」

 

ティアナ   「いいのよ!

 

        どうせセフィさんが隊に戻っちゃったら、フェイト隊長だけのもの

        になっちゃうんだから!

 

        幸運にも、私には直接技を教わっているというアドバンテージが

        ある。

 

        教えてもらうのを口実に、どうとでもなるわ・・・」

 

なのは    「ありゃ・・・、まさかティアナがこうなるとは・・・。」

 

しかしティアナの作戦はセフィリアにやんわりと躱され、結局セフィリアとフェイト

は、それから後も二人で昼食を取っていたらしい・・・

 

そして・・・

 

ティアナが、遠くからその様子を恨めしそうに見ていたという・・・

 

 

 

 

夜の訓練でもスバルとティアナは、イザークに扱かれていた

 

イザーク   「ほらほら!突っ込んでくるしか能が無いのか!?」

 

スバル    「っく!当たらない!」

 

ティアナ   (私の射撃も全部躱される・・・。この人圧倒的に視野が広い!)

 

イザーク   「お前も、ボーっと突っ立ってる暇があるのか?」

 

イザークはスバルの攻撃を躱しながらも、考えることに集中して、足が止まって

しまっていたティアナを、射撃で狙い撃つ

 

ティアナ   「きゃあ!」

 

ティアナ   (そんな!?ほんの一瞬足を止めただけなのに!?)

 

スバル    「ティア!」

 

イザーク   「仲間がやられたからって、すぐ敵から意識をそらす!

 

        そんなんじゃ敵の思うつぼだぞ!」

 

イザークのデバイスがスバルも吹き飛ばす

 

スバル    「がぁぁぁ!」

 

イザーク   「今日はここまでだな。」

 

二人は撃墜され、イザークが終了を宣言したため、この日の夜の訓練は終了となった

 

 

 

 

終了後イザークは、スバルとティアナにこの日の訓練の講評を始めていた

 

イザーク   「ランスター二等陸士、貴様は視野も広く射撃も良い腕をしている。

 

        しかし、攻撃・援護共にパターンが少なすぎる。

 

        今の貴様の実力であれば、もっと攻撃の手を増やせるはずだ。

 

        あとは考えてる間、足が止まることがたびたびある、それは

        あらためた方がいいだろうな。」

 

ティアナ   「はい!」

 

イザーク   「ナカジマ二等陸士、貴様は自分のタフネスさに頼りすぎだ!

 

        いくら接近戦が得意で、身体が丈夫であろうとも、そればかりでは

        ダメだ。

 

        せっかくもっている機動力と射撃魔法をもっと駆使して、攻撃の幅

        を広げろ。

 

        あと、仲間が攻撃されたからといって、いちいち気にするな。

 

        それでは己がやられるぞ。」

 

スバル    「はい・・・。」

 

返事はしているが、スバルの表情は曇っていた

 

イザーク   「納得してないようだな。」

 

スバル    「・・・。

 

        あの!

 

        どんなときでも仲間の無事を思うのって、いけないことなんでしょう

        か!?」

 

イザーク   「貴様、何か勘違いしていないか?俺たちが戦うのは何のためだ!」

 

スバル    「それは・・・

 

        困っている人、助けを求めている人達を助けるためです!」

 

イザーク   「そうだ!そしてそれは窮地に立たされた仲間も同じ事だ!

 

        今日貴様は、俺に撃墜されたな!

 

        貴様が墜ちたら、誰が倒れた仲間を助けるんだ!

 

        回復魔法を習得していない貴様が、傷ついた仲間を助けるためには、

        貴様が戦場を制圧するしかなかろう!」

 

スバル    「!」

 

スバルは言われて初めて、自身の間違いに気付く

 

イザーク   「わかったか!

 

        どんな戦場でも最後の敵を倒すまで、決して油断するな!

 

        敵から眼を逸らすな!

 

        それが助けを求める人を、傷ついた仲間を助ける為に、最も早い道

        だということを知れ!」

 

スバル    「はい!」

 

スバルはイザークの言葉に胸を打たれた、そしてこの人は尊敬出来る人だと直感した

 

スバル    「あの、アマルフィ三等空佐!」

 

イザーク   「なんだ?」

 

スバル    「ギン姉のこと、宜しくお願いします!」

 

イザーク   「な!突然何を言っているんだ貴様!」

 

スバル    「えへへ♪」

 

イザークの顔が、またも真っ赤になる

 

スバル    「アマルフィ三等空佐なら、ギン姉も安心だなって思って♪」

 

イザーク   「まったく・・・どいつもこいつも!

 

        そもそもそれは、相手にその気があるかどうかで、本人にその気が

        なかったらどうしようも無いだろうが!」

 

スバル    「じゃあギン姉が好きだったら、アマルフィ三等空佐は問題ないんで

        すね♪」

 

イザーク   「んなっ!」

 

ティアナ   「はいはいスバル!そこまでよ!」

 

スバル    「え?どうして?」

 

ティアナ   「私はもう嫌よ!これ以上のやぶへびはごめんだわ!」

 

すでにイザークは、もう爆発寸前といった表情になっていた

 

イザーク   「きさま・・・、まだ全然元気なようだな!追加訓練でもやるか!」

 

スバル    「え・・・遠慮します!」

 

ティアナ   「わ・・・私は何も言ってませんよ!」

 

イザーク   「さっさと汗を流して夕食にでもいけ!

 

        このまま俺と話したいなら、訓練しながら付き合ってやる!」

 

スバル    「し・・・失礼します!」

 

ティアナ   「ありがとうございました!」

 

スバルとティアナは、猛ダッシュで隊舎へ走っていった

 

イザーク   「ったく!」

 

セフィリア  「ははは、首都防衛隊の鬼隊長も、六課では形無しだね♪」

 

エリオとキャロの訓練を終えたセフィリアが話しかける

 

イザーク   「俺も随分と舐められたものだ!」

 

セフィリア  「そんなことはないよ。スバルちゃんは本心で言ったんだよ。

 

        そういうことでからかったりする娘じゃないさ。」

 

イザーク   「ふんっ!」

 

イザークもそんなことは分かっている、ただの照れ隠しである

 

セフィリア  「ま、イザークの言った通り、二人の気持ち次第だよ。

 

        外野がとやかく言うことじゃない。」

 

イザーク   「あの娘が俺に世話を焼いてくれているのは、ただの恩返しだろ。」

 

セフィリア  「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。

 

        決めつけてしまわないで、イザークがギンガちゃんのことをちゃんと

        見て考えてあげてよ。

 

        ま、あんまり言うとお節介だからね。この辺にしておくよ。

 

        ただ、もしその時が来たら、ちゃんと答えてやってくれよな♪」

 

イザーク   「ふんっ、くればな!」

 

そんなやり取りをしながら、セフィリアとイザークも隊舎へと戻っていった




第四十二話でした

イザーク×ギンガ中心回でした

どうなんですかね?

私はイザークのキャラを気に入っているので違和感ないですが・・・

楽しんで頂けているのでしょうか・・・
(不安しかない笑)

ではまた次回もよろしくお願いします
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。