ファーストストライカー   作:孤独ネコ

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第43話 意外な名コック

新暦75年12月

 

セフィリアとイザークが六課に出向になって一週間が過ぎ、なのはとシグナムが

特別休暇から戻ってきた

 

なのは    「みんなごめんね、お休みもらっちゃって♪一週間どうだったかな?」

 

スバル    「な゛の゛は゛さ゛~~~~ん゛・・・」

 

ティアナ   「お゛か゛え゛り゛な゛さ゛~~い゛。」

 

なのは    「どうしたの?スバルもティアナも?はなみずでてるよ?」

 

フェイト   「なのは・・・。その・・・いろいろあったんだよ・・・」

 

イザークによるスバルとティアナの地獄訓練は、結局一週間みっちりと続いた

 

最初は、少し懲らしめるくらいのつもりだったイザークだったが、二人の才能に

本気で稽古をつけたくなったらしい

 

スバル    「私、なのはさんの訓練がどれだけ有難かったのか、身に染みて

        わかりました!」

 

ティアナ   「いつも優しく教えて頂いて、ありがとうございます!」

 

なのは    「?」

 

フェイト   「あはは・・・。」

 

イザーク   「ほぅ、そんなに俺の訓練は嫌だったのか?」

 

後ろから聞こえてきた声に、スバルとティアナは飛び上がるくらいに驚く

 

スバル    「アマルフィ三等空佐・・・。」

 

ティアナ   「いつからそこに・・・。」

 

イザーク   「いつだろうな?」

 

スバルとティアナの二人は、今にも泣きそうな顔になっている

 

なのは    「とりあえず今日から一週間は、シグナムさん以外の八神家の皆と、

        アルフレッドさんがお休みだから。

 

        みんな覚えておいてね。」

 

エリオ    「あれ?でもアルフレッドさんもってことは・・・。」

 

キャロ    「食事ってどうするんですか?」

 

フェイト   「そういえば私も聞いてなかった。なのは知ってる?」

 

なのは    「誰かは聞いてないけど・・・

 

        はやてちゃんは代わりがいるから大丈夫、って言ってたよ?」

 

イザーク   「今日から一週間は、俺とセフィが食事を作る。」

 

まさかの人選に、セフィリア以外の全員が驚く

 

なのは    「イザークさんが・・・ですか?」

 

フェイト   「だ・・・大丈夫ですか?」

 

イザークがとても料理をするようには見えなかった為、六課のメンバーは冷や汗を流す

 

イザーク   「どういう意味だ?なんだその嫌そうな顔は!?」

 

スバル    「そんな・・・、先週は訓練で地獄を見たのに・・・」

 

ティアナ   「今週は食事で見るのね・・・。」

 

エリオ    「食事だけは、唯一の楽しみなのに・・・。」

 

キャロ    「明日からの訓練・・・耐えられるかなぁ・・・」

 

まさかのエリオとキャロまで絶望の顔をしていた

 

イザーク   「貴様ら・・・覚悟しておくんだな!」

 

セフィリア  「じゃまたあとでね♪」

 

イザークは呪いの言葉を言い残し、隊舎に戻っていった

 

スバル    「どうしよう・・・。」

 

ティアナ   「ホントにきついわね・・・。」

 

なのは    「ヴィヴィオには私が別で何か作ってあげようかな・・・。」

 

フェイト   「あとはセフィさんに期待するしかないね・・・。」

 

こうしてなのは復帰初日の早朝訓練は、全員が沈んだ気持ちのまま、終了となって

しまったのであった

 

 

 

 

早朝訓練が終わり、なのは達の食堂に向かう足取りは、やはり重かった

 

スバル    「お腹は空いたけど・・・。」

 

ティアナ   「気分は重いわね・・・。」

 

なのは    「とんでもないことになっちゃったね・・・。」

 

フェイト   「セフィさんがいるから、ある程度は大丈夫だと思うけど・・・。」

 

なのは達が食堂へ近づいたとき、食堂の中からヴィヴィオの声が聞こえていた

 

ヴィヴィオ  「なにこれ~♪きょうはどうしたの?」

 

なのは    「まさかヴィヴィオ!」

 

先にヴィヴィオが食堂に行っているとは思わず、なのはは慌てて食堂に駆け込む

 

なのは    「ヴィヴィオだいじょ・・・う・・ぶ?」

 

食堂に広がる光景が目に入り、なのはは言葉に詰まる

 

フェイト   「なのはどうしたの?」

 

フェイト達も続いて食堂に入ってくるが、なのは同様その光景に驚く

 

スバル    「すご~~~~い!」

 

ティアナ   「何これ・・・。」

 

そこには、高級ホテルのビュッフェに、負けず劣らずの光景が広がっていた

 

エリオ    「これアマルフィ三佐が作ったんですか?」

 

キャロ    「デザートもいっぱ~い♪」

 

ヴィヴィオ  「もうたべていいの~♪」

 

セフィリア  「うん、好きなものをとって食べてね♪」

 

全員が食べたいものを自由に皿に取り席につく

 

スバル    「いっただっきま~す♪」

 

スバルに続いて全員が手を合わせる

 

ティアナ   「!」

 

なのは    「これは!」

 

フェイト   「すごい!」

 

ヴィヴィオ  「おいし~~~~♪」

 

ギンガ    「みんなどうしたの?」

 

遅れてギンガが現れ、食堂内の光景を見て驚く

 

スバル    「ギン姉!アマルフィ三佐ってすごいんだよ!

 

        料理めちゃくちゃ上手なんだよ♪」

 

ギンガ    「これ全部イザークさんが作ったんですか?」

 

イザーク   「全部じゃない。セフィリアと半々だな。」

 

セフィリア  「俺が作ったのは半分もないよ。

 

        首都防衛隊じゃ、イザークの料理は有名なんだよ。」

 

首都防衛隊では、大きな事件を解決した後などに、イザークが隊舎の食堂で

料理を振舞い、隊員たちを労うのが慣習となっていた

 

ギンガ    「ホントにすごい・・・。イザークさんってなんでもできるんですね♪」

 

ギンガの目は、もはやハートになっている

 

なのは    「どこかで習ったんですか?」

 

フェイト   「ホント、プロの料理人みたいですね。」

 

イザーク   「俺のはただの趣味だ。ストレス発散みたいなものだな。」

 

エリオ    「アルフレッドさんの料理も美味しいけど、また違う感じで

        美味しいなぁ♪」

 

アルフレッドは基本が日本食、イザークの料理はどちらかというとヨーロッパ系に

近いものだった

 

ギンガ    「今度教えてください♪」

 

イザーク   「べ・・・別にかまわんが・・・。」

 

ギンガ    「じゃ今度うちに招待しますね♪」

 

イザーク   「なに!?なぜそうなる!?」

 

ギンガ    「だって教えてもらうって言っても、隊舎じゃ無理ですし・・・。

 

        何なら、私がイザークさんの家に行きましょうか?」

 

イザーク   「それは!?・・・わかった・・・。今度邪魔させてもらう。」

 

ギンガの家に行くということは、当然クイントがいるということを、後から思い出した

イザークは、後になって後悔することになるが、時すでに遅しであった

 

キャロ    「デザートも美味しい♪」

 

こうしてアルフレッドが戻るまでの一週間、全員がイザークの料理に舌鼓を打つの

であった

 

 

 

 

新暦76年1月

 

はやて達も休暇を終えて六課に戻ってきて、今は交代部隊の休暇を回していた

 

フェイト   「あと二週間くらいで出向も終わりですね。」

 

セフィリア  「そうだね~。」

 

アルフレッドが休暇から戻り、イザークとの食堂担当が終わってから、セフィリアは

以前のように、フェイトと隊舎の庭で昼食を取っていた

 

フェイト   「今日もいい天気でよかったです。

 

        やっぱり外でごはんもいいですねぇ♪」

 

セフィリア  「ホントだねぇ~。そういえばフェイトちゃんの休暇は?」

 

フェイト   「私は今回ずらしてもらいました。

 

        セフィさんが復隊したら、頂くことになってるんです♪」

 

セフィリア  「そうなんだ。」

 

フェイト   「あんまり嬉しそうじゃないですね・・・。」

 

フェイトがいじけたような顔をする

 

セフィリア  「そ・・・そんなことないよ!嬉しいよ♪」

 

フェイト   「ホントですか~・・・。」

 

セフィリア  「ホント、ホント!」

 

フェイト   「じゃ、休暇中はセフィさんの家にお泊りさせてもらいますね♪」

 

セフィリア  「え!?それは・・・。」

 

フェイト   「ダメなんですか?」

 

リンディや桃子のような反論させない笑顔を浮かべるフェイトに、セフィリアはただ

頷くしかできなかった

 

 

 

 

年も変わりセフィリアとイザークの機動六課出向も、あと二週間ほどで終了となって

いた

 

今は主要メンバーのほとんどが、食堂で昼食を取っている

 

はやて    「うちの部隊の特別休暇も、ほぼ完了やな。」

 

スバル    「隊長達もだいたい戻ってこられましたもんね。」

 

なのは    「そうだね。あとはフェイトちゃんとフォワードメンバーだけだけど、

        フェイトちゃんは再来週からだもんね。」

 

フェイト   「うん。再来週から一週間♪」

 

ティアナ   「ゆっくりしてきてくださいね。」

 

はやて    「明日からはフォワードメンバーの休暇やね♪」

 

エリオ    「一週間・・・。」

 

キャロ    「どうしようか?」

 

スバル    「あたしは実家に戻ってゆっくりするかなぁ♪」

 

ティアナ   「私は・・・どうしようかな・・・。」

 

家に戻っても一人のティアナは、どうするか思案する

 

ティアナ   「六課でゆっくりしながら、街にでも出かけようかな・・・。」

 

スバル    「じゃあ、ティアもうちにきなよ?」

 

ティアナ   「え?でも悪くない?」

 

スバル    「どうせ家に戻ってもギン姉はここにいるし、父さんと母さんも

        仕事だし。」

 

ティアナ   「そう?じゃ、お邪魔しよっかな。」

 

スバル    「やった~♪何処行こうかな~♪」

 

リインⅡ   「そうだ。スバルとティアナは明後日もし用事が無ければ、ギンガと

        私と一緒にあの子達の所にいきませんか?

 

        休暇中ですから、強制ではないですよ。」

 

リインフォースⅡが言うあの子達とは、[JS事件]に関与した戦闘機人の中で、

現在更生プログラムを受けている、

”チンク・セイン・オットー・ノーヴェ・ディエチ・ウェンディ・ディード”

そしてアギトのことである

 

スバル    「・・・」

 

スバルがティアナを誘った手前、どうしようか迷っていると・・・

 

ティアナ   「行きたいんでしょ!

 

        ったく、正直に言いなさいよ。私は構わないわよ。」

 

ティアナの提案にスバルが笑顔になる

 

スバル    「ありがとうティア♪

 

        実は・・・事件の後すぐ、一度ギン姉と一緒に行ったんだけど・・・

 

        あの子とだけ、まだちゃんと話せてないんだ・・・」

 

スバルの言うあの子とは、自分や姉のギンガとどことなく雰囲気がよく似た少女、

ノーヴェのことだった

 

スバル    「施設でちゃんと調べてもらったら、やっぱり母さんの遺伝子情報を

        もとに作られたって・・・

 

        私達と同じなのに・・・

 

        ただ私達と少し運命が違っただけなのに・・・」

 

ティアナ   「これからあんたが笑顔にしてやればいいでしょ♪

 

        お姉ちゃんなんだから♪」

 

ティアナがスバルの頭を小突きながら励ます・・・

 

スバル    「ティア・・・、うん・・・そうだね・・・あたし、がんばる!

 

        ありがとう、ティア!」

 

二人の様子をギンガとリインフォースⅡも、微笑みながら眺めている・・・

 

ギンガ    (あの子だけじゃない・・・。

 

        他の子達も、ちゃんとした教育を受けさせて、しっかり自立させて

        あげなくちゃね。

 

        他に私達の妹になる子もいるんだから♪)

 

リインⅡ   (私も融合騎のあの子とちゃんと話し合わなきゃ・・・

 

        まず私があの子を信じなきゃ、そうでなきゃ私のこと・・・

 

        私の言葉なんて信じてくれない。)

 

ギンガとリインフォースⅡも、それぞれの決意を新たにしていた

 

エリオ    「そういえば僕たちがいない間、隊長達はどうするんですか?」

 

キャロ    「私達がいない間は、事務仕事ですか?」

 

はやて    「そやなぁ。特に訓練することもないやろからな~。」

 

なのは    「私はあと三か月のみんなのメニューを考えたりかなぁ。」

 

フェイト   「執務官関係の仕事も、少し溜まってるしね。」

 

イザーク   「何を言っている?訓練はやるぞ?」

 

ヴィータ   「どういうことだ?」

 

セフィリア  「みんな聞いてないの?」

 

シグナム   「何の話だ?」

 

イザークとセフィリアの発言に、六課のメンバーは皆不思議そうな顔をしている

 

イザーク   「首都防衛隊から連絡が来ているだろう?

 

        『新人訓練の無い期間は隊長陣の訓練を行い、各隊員は自己評価を

         書面で提出せよ』ってな。」

 

セフィリア  「ま、書類の提出は形式的なものだけどね。

 

        要するに、俺たちが出向する為の理由を付けただけだね。

 

        前に俺が来たときにもやるつもりだったけど、結局出来なかった

        しね」

 

はやて    「あかん・・・

 

        そういえば、そないなこと書いてあった気ぃが・・・

 

        久しぶりの長期休暇に浮かれて忘れとった・・・」

 

このことに対する感想は、見事に二分化する

 

シグナム   「面白い!このところ腕が鈍っていたからな。」

 

ヴィータ   「このバトルマニアめ・・・。ま、面白そうなのは確かだな。」

 

なのは    「私が訓練受ける機会もなかなか無いからねぇ。やる気でてきたよ!」

 

これに対し反対派は

 

フェイト   「セフィさんと戦うなんて・・・。どうしよう・・・。」

 

ギンガ    「これって私もなんですかね?

 

        イザークさん相手なんて・・・、気が重いなぁ・・・。」

 

はやて    「まさかうちもなんか?アカン、アカンて・・・。

 

        いくら攻性いうたかて、うちは後方支援型なんやで?

 

        目の前でバチバチやるんわ性に合わんのやって・・・。

 

        どないしよう・・・。嫌やなぁ・・・、こわいなぁ・・・。」

 

はやて一人だけ少し理由が違うが、書類の提出が義務であれば、部隊長である自分が

やらないわけにはいかない

 

しかも堅物のイザーク相手では、適当に済ませて誤魔化すことも出来そうにないと、

はやては肩を落とすのだった・・・

 

 

 

 

数日後

 

話題のあった、六課の隊長陣対セフィリアとイザークの摸擬戦が行われていた

 

ヴィータ   「でぃやぁぁぁぁぁ!」

 

シグナム   「はぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

ヴィータとシグナムが、セフィリアとイザークにそれぞれ近接攻撃を仕掛ける

 

セフィリア  「はぁ!」

 

イザーク   「甘い!」

 

ヴィータとシグナムは二人に弾き返され態勢を崩す

 

追撃をかけようとしたセフィリアとイザークを、なのはとフェイトが射撃魔法で阻止

する

 

その隙に、はやてが広域魔法で二人を仕留めようとするが・・・

 

イザーク   「させん!」

 

はやて    「うわ!」

 

はやて    (なんであっこからあのタイミングで攻撃できるんや!?

 

        視野の広さが半端や無いで・・・

 

        それにしても・・・、やっぱり目の前で攻撃が飛び交うのはうちには

        向いてへんわ~・・・)

 

イザークの射撃により、はやての魔法は阻止される

 

ヴィータ   「ちくしょ~!なかなか近づけねぇ!」

 

シグナム   「うかつに近づけば、一撃で落とされかねんからな。」

 

当然、なのは達はリミッターがかかっている

 

今のなのは達の障壁では、セフィリアとイザークの攻撃をまともに受ければ、紙のよう

に簡単に切り裂かれてしまう

 

なのは    「私とフェイトちゃんでかく乱して、ヴィータちゃんとシグナムさん、

        ギンガの三人でその隙をつく。

 

        はやてちゃんは隙ができたら、いつでも魔法の発動が出来るように

        準備しておいて!」

 

ギンガ    「わかりました!」

 

シグナム   「簡単にはやらせん!」

 

ヴィータ   「とにかく一撃入れてやる!」

 

はやて    「もうヤケや!やるだけやったる!」

 

フェイト   「いくよ!なのは!」

 

なのは    「ディバイィィィィィン・バスタァァァァァァ!」

 

フェイト   「トライデント・スマッシャァァァァァァァァ!」

 

そして隊長陣評価のための摸擬戦は続くのであった

 

 

 

 

摸擬戦も終了し、一同は休憩室で休憩を取っていた

 

イザーク   「さすがにこのメンバー相手で6対2では負けるな。」

 

セフィリア  「ほぼ同時に落とされたもんね。」

 

訓練はセフィリア達の敗北で終わっていた

 

最後になのはが敢えて囮となりイザークを引きつけ、なのはがイザークに撃墜された

瞬間に、はやての広域魔法を発動され、二人は何とか障壁で耐えたものの、その隙を

ついて他の4人が一斉に接近戦で仕留めに来たのだ

 

フェイト   「でもお二人が全力だったら、こっちが負けてたと思いますけど。」

 

なのは    「それはさすがにね・・・。」

 

はやて    「そんなんされたらうちは瞬殺や、戦闘速度で飛ばれへんの

        やから・・・。」

 

評価訓練の名目の為、確かにセフィリアは全力で戦っていなかった

 

具体的には[超圧縮]の能力だけ使っていなかった

 

セフィリア  「そんなことないよ。

 

        たしかに魔力の圧縮率こそ普通にしてたけど、それ以外はかなり

        本気だったよ。

 

        ね、イザーク。」

 

イザーク   「そ・・・そうだな。」

 

イザークも後半はムキになっていまい、全力で攻撃していた

 

ギンガ    「でも・・・結局お二人とも優しいんですよね♪」

 

フェイト   「直接の打撃は一度も当ててこなかったし♪」

 

ヴィータ   「そういえば、障壁を破られただけだな・・・。」

 

シグナム   「素直には喜べんがな・・・。」

 

バトルマニアのシグナムのみ不満そうだが・・・

 

なのは    「私は直撃くらいましたけど・・・。」

 

ギンガ    「でも砲撃ですから、魔力ダメージのみですし。

 

        訓練用の砲撃ですから、ダメージは残ってないですよね。」

 

なのは    「そうだけど・・・。結構本気の威力だったような・・・。」

 

なのはが一人呟く

 

はやて    「ま、ええやん。これで評価訓練も終了やし♪

 

        無事終わってよかったわ。もう嫌やでこんなん。」

 

なのは    「なんだかな~・・・。」

 

イザーク   「とにかく評価訓練も終了だ。

 

        これで俺たちの仕事も、ほぼ終わったようなものだな。」

 

セフィリア  「そうだね。後は残りの期間、何も起こらないことを祈るのみだよ。」

 

なのは    「フォワードの子達の前のお休みは、途中で中止になっちゃった

        し・・・。」

 

フェイト   「今度はゆっくりさせてあげたいね。」

 

はやて    「今回は大丈夫や♪

 

        何かあってもこの二人おんねんで、わざわざあの子達呼ぶことも

        ないやろ♪」

 

なのは    「そうだね♪」

 

セフィリア  「その為に来てるんだから。」

 

イザーク   「任せておけ。」

 

とは言いつつも、残り二週間も特に問題も無く無事に過ぎていった

 

 

 

 

セフィリアとイザークの出向最終日

 

フェイト   「今日でセフィさんの出向も終わりですね。」

 

セフィリア  「そうだね。明日からはいつもの生活に戻るって感じかな。

 

        六課で過ごすのも楽しかったんだけどね。」

 

フェイト   「そうですね。いつも一緒にいられるのも幸せでしたけど・・・。

 

        六課だとなかなか二人にはなれませんから・・・。」

 

セフィリア  「そういえば、最近はお昼くらいしか二人でいられないもんね。」

 

フェイト   「はい、だから来週のお休みが楽しみなんです♪」

 

セフィリア  「そ・・・そんなに?」

 

フェイト   「そんなにってなんですか!?

 

        セフィさんは楽しみじゃないんですか!?

 

        私がお邪魔しちゃ迷惑ですか!?

 

        私と一緒に居たくないんですか・・・。」

 

フェイトがまくしたてるように、セフィリアを責める

 

セフィリア  「違う、違うよ!一緒に居られるのは嬉しいし、楽しみだよ。

 

        ただうちに来るのがそんなに楽しみなのって言いたかった

        だけで・・・。」

 

フェイト   「よかった~。てっきり私に興味がなくなっちゃったのかと・・・。」

 

セフィリア  「そんな訳ないでしょ・・・。

 

        あの時ちゃんと、この先もずっと一緒にいたいって言ったでしょ。」

 

フェイト   「にゃへへ~♪」

 

さっきまでの落ち込みようもなんのその、フェイトは幸せそうにしている

 

セフィリア  「来週は俺も休みがあるから、その時はずっと一緒にいられるし、

        どこか出かけようか?

 

        家でゆっくりするのは、仕事の日の夜でも出来るしね♪」

 

フェイト   「はい♪じゃあ行きたいとこ考えておきますね。」

 

セフィリア  「お願い。」

 

こうしてフェイト待望の、特別休暇の日がやってくるのであった




第四十三話でした

完璧超人イザークさん・・・でした

この作品も、残すところあと二話となりました

あと少し、ぜひお付き合い下さい

ではまた次回もよろしくお願いします
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