今の所、世界の命運は俺にかかっている   作:流石ユユシタ

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感想、誤字報告ありがとうございます。


七十七話 私と彼の距離

 魔族たちが乗っている黒の戦艦。その中の一角を借り、そこで四天王が話し合っていた。

 

「先ずは魔力を集めるべきだ。あの世界の人間どもから負の感情を搾り取る。

魔の三銃士(トライ・リベリオン)が魔力に変換できるらしいからな」

「がハハハ、だったら俺が行こう」

 

堕天使とライオンが積極的に話に参加する。阿修羅は黙って何も言わず天使は微笑む。

 

「先ずはあの邪魔な訳の分からない奴らを殺す。そうすれば後は自由だ……お前にやれるのか?」

「当然だ。だが……全員はめんどくさいな。先ずは一人か二人にしておく……そうだな……あの赤い奴はグジャグジャにしたら心地よさそうだ」

「相変わらず下品な笑いだ」

「ああ!? うるせぇ!!」

「やめてください」

 

二人が喧嘩しようとすると再び天使が止める。そうすることで張り詰めた空気の中に僅かな平穏が生まれる。

 

「とにかく俺が先に行く」

「そうか、出来るならやってみろ」

 

ライオンが部屋から出て行く。彼を見送ると堕天使は天使に話しかける。

 

「アイツで行けると思うか?」

「愚問ですね……余裕でしょう。魔力を使えなくする彼が行けば九割九分勝つでしょう。一人ですべては無理でしょうけど」

「まぁ、一人でも片付けられれば上出来と言えるか」

「そうですね……相手は魔力だけは豊富らしいですから。一人でも大きい」

 

天使は何事も無いように告げた。その後、不敵に笑う

 

「さて、どうなるか見物ですね……」

 

◆◆

 

 

「おい、アイツらに好き勝手やらしていいのか?」

「仕方ないわ」

 

ゴーレムのドーンと博士のミッシェルが不満をあらわにして話し合う。いきなり現れていきなり居座った生意気な奴らだから当然だろう。自分達の船を最早私有物扱いするクソな奴らと言う印象だ。

 

「だって、力が未知数なんだもの。一歩引くしかないわ」

「……俺は切れたら切る」

 

唐突に骨三郎が話に混ざる。この三人は絆はないが四天王が気に喰わないと言う共通点がある。

 

「まぁ、好きにしなさい。私は様子見に徹するわ」

「っち……俺もそうするぜ」

 

不機嫌ながらも二人は様子見をすることを判断。それを見て骨三郎も仕方ないと瞳を閉じる。瞳なんてないがそんな感じがするだけ。

 

「仕方ない……様子見だ」

 

絆はないが何となく気は合う三人だ……

 

 

◆◆

 

 

 

 私にとって十六夜は大事な人だ。十六夜の事を最初は特に何とも思ってはいなかった。ただの気が合う二次元仲間。

 

 何処にでも居そうで腰も低い、二次元友達が居なかった私にとって彼との時間は非常に有意義で楽しい物だった。

 

 しかし、その時見て見ぬふりをしていた家族との問題。ずっと悩んでいた……だけどそれを強引に無理やりに彼は向き合わせてくれた。見えないところで守ってもくれた。支えてくれた。

 

 その時から淡い気持ちが芽吹いた。十六夜と一緒にこれからも一緒に居たい。沢山話もしたいと思うようになった。

 

だけど、そこでライバルが現れ、挙句の果てにファンタジー要素が現代に現れたりどたばたしてあんまり落ち着いて話が出来ない。

 

十六夜は何時も走っている。怪人も一人で倒す。私達を傷つけたくないという彼の優しさであることは分かるから嬉しい

 

だけど、同時に私を信じていないのではないかと思ってしまう。頼るには値しないと思っているのではないかと不安になる。

 

 

言いたいことは沢山あるのに言えない。

 

 

また、前と同じようになってしまう。私は素直になれない事が多い。思ってる事を全く言えないと言う事はない、だけど全部言えるわけでも無い。

 

 

心にぐるぐると不安が渦巻く。

 

 

このままではいけない。十六夜と話をしよう……そんな事を考えてはいるが……話せずに日々は過ぎていく……

 

 

何処かで腹をくくらないと……

 

 

 

◆◆

 

 

 幼児となっていた俺らしいのだが無事に元に戻ることに成功した。幼児の時の記憶は残っていない……彼女達にどうだったと聞いたら……いつも通りと言っていたのでちょっと安心した。

 

 

 今はメルの研究室にいる。彼女には殆ど研究室勤めをさせてしまい申し訳ないがやれることは全部やっておきたい。

 

 俺は常に魔装だけでなく、魔法器物(マジックアイテム)を持ち歩いてる。銃とか多少ではあるが回数は限られるが無いよりはましなので持っている。

 

 『ストーリー』は知ってるが流れ通りになるとは限らないからだ。

 

しかし、そう思いつつも何だかんだ流れ通りいくのではないかと思い始めてもいる。『ifストーリー』の時もそうだがキッチリ流れ通りだったこともあり、物語の運命力があるような気がしている。

 

 

杞憂と考えて行動するけどな……

 

 

「お前さんはいつも色々持ち歩いとるな」

「念のためにです」

 

彼女が研究室で座りながら俺に話しかけてくる。彼女の机には色々な資料が散乱している。流石に異界の言語は読めない。

 

 

「なーんか、頑張り過ぎな気もするで……もっとあの子達も頼った方がええで」

「いや、危ないかもしれないと思うと……つい」

 

確かにかなりやり過ぎた気もする……彼女達が危ないと思うと体が動いてしまうがもっと効率のいいやり方があった気がする。実戦の経験だって重要なんだ……

 

「でも、あの子達もお前が危険なのは絶対嫌なはずやで」

「そうかも……しれませんね……」

 

彼女達も俺に気遣ってくれる。負担をかけまいと行動する。しかし、それと同時に別の方向に負担をかけている。

 

「あの子たちは才能もあるし訓練だけでも十分強くなれるで。だけど心では溝的な物が生まれると思うで……一緒に戦うんやからもっと協力しないといけないやろ」

「そうですね……」

「ま、全部真に受ける必要はないけどな……ほな、後はこれ」

 

 

彼女は軽く笑うと銃型の魔法器物を渡してくれる。それを懐にしまい、予備はバッグに沢山入れて研究室を出て行った。

 

 

どうしようか……

 

 

悩んでるいるが答えは出ない。今まで通り突っ走るだけで良いのか……どうなのか。もうすぐ付いて行けなくなるからそれまでただ出来ることをやると言う安直な考えで良いのか……

 

 

そう簡単に答えは出ない

 

 

 

◆◆

 

 

その日、アウトレットモールの頭上から大きな黒い穴が開く。そして、そこからライオンの魔族が姿を現す。

 

ライオンは現れると早速町を破壊し始める。

人々は逃げまどいそれによって負の感情が生まれ魔力が蓄積していく。異変を感じた十六夜達は魔装を纏い現場に急行し、ライオンと対峙する。

 

 

「あれってライオンでしょうか?」

「そう見える」

「確かにそうだね」

「ありがちなデフォルトね」

 

彼女達は現場に着くと相手の分析を始める。彼女達の表情は冷静な分析を心掛けてはいる。

 

しかし、十六夜だけは焦りと不安を覚えていた。そもそも夏休みには起きるイベントはもう無い。さらに目の前のこの魔族は本来ならここには居ないからだ

 

 

そもそも、『魔装少女』は『序盤』、『中盤』、『終盤』で構成されている。

『序盤』は三人でひたすら怪人を倒しつつ活動する。『中盤』は片海アオイが転校してきてから年末まで。そこからが『終盤』である。

 

そして今目の前にいるライオンは『中盤』に出てくる敵なのだ。

 

 

更に言うなら、中間パワーアップして対峙する敵キャラだ。中間パワーアップをしなければ絶対勝てない敵でもある。

 

 

「グアハハは! 来たか! では、早速」

「逃げてください! 危ない!」

 

 

何かを発動させようとするライオン。そしてそれを見て逃げるように指示をする十六夜。彼女達は十六夜の焦り具合に一瞬、不安を覚えるが彼が居るなら逃げないと言う思考であった。

 

 

崩壊世界(ほうかいせかい)……」

 

ライオンが大きな黒い球体を火原火蓮に向かって発射する。物凄いスピードで彼女に向かい彼女はその中に閉じ込められる。

 

十六夜は庇おうとするが上手くいかず一緒に巻き込まれ……二人はこの世界から消失した。

 

残された三人は焦りと怒りで次々と『魔装技』を放つ。

 

銀堂コハクは光のレーザーを放つがそれを避けられる。そのままそのレーザーは空に行き雲を貫通する。それをみたライオンは冷や汗をかかざるを得ない。今回は撤退しようと判断する

 

「これは……引いておくか」

「あの人たちをどこにやったんですか!!」

「生きているぞ……今はまだな……」

 

 

そういうと今度は全身に電気を纏った『雷神モード』の萌黄が頭上からかかと落としを喰らわせライオンはコンクリートに激突する。

 

そして、アオイも水のナイフでライオンを切り刻もうとする。水のナイフは蛇のように伸びてしなやかだ。

 

 

ライオンはそれを避けると黒い球体をまた出して今度は自分がそこに入り……消えた。

 

 

残された彼女達には大きな喪失感を残して

 

 

◆◆

 

 

 そこで私達は目覚めた。魔装はいつの間にか使えないものになっており、さらに魔力そのものが感じられない。

 

 

 周りの景色は灰色。草木は枯れはて、人の気配は一つもない。

 

「十六夜。大丈夫?」

「ハイ……」

「ごめん。にげろって言ったのに……それに従っていれば」

 

 

私はあそこで意地を張って出しゃばってしまった事に後悔をした。こんな訳も分からない世界に彼を巻き込んでしまったからだ。

 

ただ、また一人で向かって行く十六夜を見ると居ても立っても居られない……それが彼の迷惑になってしまった……

 

「気にしないでください……それより………………………………」

 

 

十六夜は景色をざっと見まわすと瞳を閉じて考え事をし始めた。それは数分に及ぶ。

 

十六夜も魔装は解けておりパーカーを着ているだけだ。そして背中にはいつも持ち歩いているリュック。

 

やがて思考を終えると十六夜はある提案をする

 

「取りあえず、歩きましょうか。魔力も使えないみたいですし」

「そうね……」

 

辺りを警戒しながら私達は歩き始める。何処までも続く地平線。十六夜は前のように私を守るように、前後左右、東西南北を警戒しながら歩く。

 

この感じ懐かしい……前は厨二に見られるから恥ずかしいって言ったっけ……

 

しばらく、私達は歩いた。どこまでも荒れ果てた土地。何も無い。何も……

こんな世界に……一人で来ていたら……きっと寂しさでどうにかなってしまっただろう。

 

ここに十六夜が居てくれて助かった。だけど……やっぱり私は足手まといなのかな……歩きながら警戒する十六夜を見て私は思う。

 

「何も無いわね……」

「そうですね……質が悪い世界です。魔力も使えない。食料もない。人もいない。最悪の世界ですね」

「そうね……」

 

私達は取りあえず歩き進めた。すると急に訳の分からない人型の影のような物が現れる。

 

「逃げましょう!」

「う、うん」

 

彼は私の手にとって走り出す。手はギュッと握られこんな状況なのに何処か幸せを感じてしまう私は大馬鹿なのだろう。

 

私を庇ってここに来たのに、私を守ってくれているのにこんなことで一人幸せになっている。

 

その後も何度も訳の分からない人型は襲って来た。何度も何度も逃げているうちに私達は疲弊していった。まるで誰かに弄ばれているような感覚に陥った。

 

「はぁ、はぁ」

「せ、先輩、コーラどうぞ」

 

十六夜はバックの中からコーラを出すと私に差し出す。冷えてはいないがのどを潤す為にはこれ以上の物は無いかった。

 

口を付けて一気に飲み干す。

 

あれ? これって最初から開いてた?

 

「も、もしかして……これ……飲みかけ?」

「あ、すいません……それしかなかったので……」

 

ええええ!? そ、それって間接……き、キス……

 

「あ、うん、じゃあ、し、仕方ないわね……」

 

こ、こんな状況なのに……ラブコメのような展開に……これってありっちゃありなんじゃない……と思ってしまう私は独りよがりのダメダメ野郎!!

 

気を引き締めてそこから私達は偶に襲ってくる人型の影から逃げていった。

 

もう、何時間も経つ。いつしか、本当に疲労が体中を周り足が棒のようになってしまう

 

「ご、ごめん。ちょ、ちょっと休憩させて……」

 

最早、私はただの生身の女子高生。何の力もないただの凡人。しかし、そこでまた人型の影のような物が現れる。

 

このまま一緒に居たら……私だけでなく十六夜までも

 

「わ、私を置いて逃げて……」

「それだけは出来ないです」

 

十六夜は私を背負うと再び逃げ始めた。どんな時でも私を支えてくれる……

 

私の好感度メーターはどんどん上がって行った。彼の背中は固くて大きくて安心感があって……ドキドキする……

 

「お、重くない?」

「大丈夫です。寧ろ軽いです」

「そ、そう」

 

十六夜はずっと私を背負って歩き続けた。何処までも……

 

特に会話はない。だけど彼の優しさが伝わってくる。次第に彼への想いが強くなる……

 

 

……この人とずっと一緒に居たい

 

 

十六夜はどう思ってる? 足手まとい? ただのオタク仲間?

 

私は……

 

 

そこで、頭上からあのライオンの化け物が現れる……

 

 

「我っハは!! ここまでお前たちの逃げ惑う姿は楽しかったぞ! だが、ここでもう終わりだ!」

 

そうか……あの化け物は影の人型を放ってわざと走らせていたんだ。必死に逃げたけどそれはアイツの手のひらの上。

 

ここでは魔力も魔装も使えない。

 

このままじゃ、二人揃って共倒れだ……

 

私は彼に背負われている。ここまで支えてもらった。私を見捨てれば十六夜なら助かるかもしれない

 

 

「ねぇ、十六夜……私を置いて逃げて……」

 

 

本当は怖い。でも、十六夜を失うのはもっと怖い。ずっと支えてもらった。助けてもらった。せめてこれくらいの恩返しを……

 

そう思った。そして彼は私を地面に下ろす。

 

そう、それでいいよ。私を置いて……逃げ……

 

 

「逃げないですよ。例え死んでも……大丈夫です。そこにいてください……全て計算通りだ」

 

 

彼は私にその大きな背中を向ける。その姿に息を飲む……

 

 

「グあはは! この世界では魔力は使えない!」

「知ってるぞ。それより早く来てくれ。こっちは布石は全て揃っているんだ」

「そうだ! 良いことを思いついた! その娘を置いて行けばお前は助けてやってもいいぞ!」

 

ライオンの化け物がぎらぎらした目を私に向ける。ぞくりと恐怖が私を襲い体が震えだす。

 

「無駄な事を聞かないでくれ。この人は大事な人だ。その人が後ろにいる。絶対に退かない……」

 

十六夜は僅かに足が震えていた。怖いんだ。そうか……十六夜は凄いけど凄くないんだ。私と同じなんだ……

 

「そうか……じゃあ死ね!」

 

 

ライオンの化け物が十六夜に大きな腕を振り上げる。全く見えない。

 

魔装は動体視力の向上もする。魔装を纏っていたら防げるかもしれないが普通は防げない。

 

しかし、攻撃のピンポイントにシールドが展開し全て防がれる。

 

私には全く見えない……十六夜には見えているの? しかも、なんで魔力が使えないのにあんなシールドが展開できるの?

 

 

「ほう……防ぐか……ならこれはどうだ!」

 

何度もシールドで防がれる。そして、十六夜は銃型の魔法器物でライオンを打ち抜いた。

 

そんな……なんで動きを追えるの? なんで当てることが出来るの? 

 

魔力が使えない……メルが言っていたけど魔力とは絶対である物とない物では絶対的な序列が付く。

 

あのライオンは魔力を使っている。でも、十六夜は使えない。それなのに十六夜が押している。

 

十六夜は何度もライオンを打ち抜く。一発も外さず確実に当ててダメージを与えていく。

 

「グハ、な、何故、この世界で……俺が追いつめられる……」

 

あのライオンも全くこの展開が予想してなかったようで驚きを隠せない。全身から血を流し風穴がいくつも開いている。

 

そして、十六夜は更に当てていく。もう、これでもかと銃で当てる。もう相手も動けない。しかし、延々と銃で風穴を開ける。

 

「ぎゅら、がは、であ!!」

 

容赦ない……流石、十六夜……カッコいい……

 

そして、遂に相手の四肢が吹き飛び、そこで十六夜は相手のこめかみを狙う。

 

「な、なぜ俺が負けるんだ……」

 

自信の死を悟り相手が恐怖と疑問を提示する。それを聞くと十六夜は口を開いた。

 

 

 

――何で負けたか、明日までに考えておいてください

 

 

堂々と言い放ちその後に、更に言葉を十六夜は続けた。

 

 

「まぁ、お前に明日なんてないけど」

 

皮肉たっぷり、挑発的な物言いに相手に青筋が浮かぶ。しかし、直ぐにこめかみを打ち抜く。それによって灰色の世界にヒビが入り始める。

 

この世界の主を倒したからだろう。

 

 

十六夜は銃をしまうと私の元へ寄って来る。

 

 

「大丈夫ですか?」

「う、うん」

 

 

は、はずかしい……こんな……十六夜ってカッコよかったっけ?

 

彼の顔はいつもの五割増し位カッコよかった。

 

 

 

最近の私の想いは何処か落ち着いていた。コハクが言った迷惑とかいろいろ考えてしまい、セーブをかけていたのだ。

 

しかし、その想いに再び火が付こうとする。

 

言うならば、冷え切ったアジフライを電子レンジにかける。いや、それだけじゃない。タルタルソースとレモン汁が付いたくらい。前とは比べ物にならない位。心に想いが募って行く。

 

十六夜は照れ臭そうに笑った

 

 

――貴方が無事でよかった

 

 

その時、恋のキューピットに心をハートの矢で十本くらい一気に打ち抜かれたような感覚に陥った。

 

顔が熱い……とんでもない……熱い、熱い、熱い。

 

そ、そうだ。お礼を言わないと……一言ありがとうって言わないと……

 

 

「フン、別にあれくらい一人で片づけられたから。十六夜が勝手にやっただけだし、お礼なんて言わないから!」

 

あ、あれ? 思った事と言ってることが全然違う……つい、反射的に出てしまった。私はプイっとそっぽを向いた。

 

な、なんて失礼な……折角助けてくれたのに……

 

――い、一体、な、何が……私に起こっているんだ……

 

 

 


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