シーマ・ガラハウ。幼馴染だった女だ。こいつとの縁は自然に消滅したとばかり思っていたのに、どうしてか、また会ってしまった。正直、俺はシーマにどんな顔をして向かい合えばいいのか、全く分からない。
「何か注文したら?」
「そ、そうだな」
観念した俺はシーマを個室のあるカフェに誘った。基地内にある士官によって主に用いられる場所だ。ここなら佐官が二人で話していてもおかしくはないだろう。俺はコーヒーを頼み、シーマは紅茶を注文した。値段は高いが、味は上質である。そういつもは感じられるのに、今回ばかりは全く味がしなかった。
浮気がばれた夫の気持ちというものを俺は身を持って感じている。
「何と言ったらいいか、俺は若かったんだ……」
「それで?」
「マハルのことやお前に構っていられるほどの余裕が無かったんだ。これも全部、言い訳になるな。許してくれ」
「私も、あんたも大人でしょ。許すも何もないからね。そうさね、戦争が終わったら私と一緒にマハルに里帰りしてくれたら許してあげてもいいよ」
「ああ、約束するとも。お互い死なないようにしような」
修羅場のような空気を感じたが、俺は許されたらしい。ほっと一息ついてしまう。シーマは俺がそう返すといそいそと店を出て行った。会計はそもそも別になっている。あいつらしいと言えばあいつらしい。
「死なないようにか……戦争ってのは嫌なものだな」
作戦前にそんなことを言うのはおかしいことだろう。日常は戦場の狂気の前では儚く消え去るものなのだ。もうどうしようもない。
軍服を着なおし俺は気合を入れた。指揮官なのだ。緩んだところを部下に見せることは出来ない。今回の目標はサイド2である。ドッグに行き、艦の様子やMSの調子を見に行った。小さな問題は有るようだが、大きな問題はないようだ。
艦隊が出撃する時間となった。キャプテンシートに座った俺の指示で艦がゆっくりと動き出す。これから先は地獄だろう。
作戦行動時間になっため、艦隊の指揮を副官に少佐に任せ、俺自身はMSに乗り込んだ。チベ級にはカタパルトがないため、ゆっくりとした発艦だが、愛機の調子は良いようだ。
連邦艦隊はコロニーの守備の為、俺たちジオンは連邦艦隊の排除の為に戦争をする。味方のMSが青いノズル光を漆黒の宇宙に残し、陣形を作り上げる。背後を振り返るが見事なものだった。高い練度が有る。果たしてこのうちのどれだけが生きて帰ってこれるだろうか?
俺は、MS隊全体に激励の為の通信を行った。部隊の指揮を上げるためということも有ったが、それ以上に俺自身を鼓舞するためだった。
背後の艦隊からビームが、そしてミサイル群が放たれる。多少の損害は気にしなくていいと言ったが、随分と豪勢にコロニーを攻撃するものだ。この分では流れ弾で、民間人にも多くの死傷者が出るだろう。
「全機、編隊を組め。墜とされるなよ!」
俺のザクはスラスターを多少いじっている。加速性が良い。近くにいたサラミスに襲いかかる。サラミスは目標を艦隊ではなく、俺たちMS隊に変更したようだがもう遅い。至近距離から柔らかな腹を撃ち抜かれる。
火を噴いて、デブリの一種になったサラミスを背後に、次の獲物を狙う。砲塔を吹き飛ばされた手負いのマゼランが目に入った。あの程度なら俺でもやれる。肉薄し、強襲する。一発かすめたが、問題はない。全弾をぶち込む勢いでマシンガンを連射する。
流石に戦艦だけあって、サラミスより遥かに固い。だが、ザクの敵ではない。マゼランを沈め、戦場の様子を確認する。部下は何機か墜とされたが、それでもサイド2の連邦軍はほぼ排除された。これは圧倒的な戦果だ。
味方の艦隊に帰投する。艦の数を数えると数隻分が無かった。俺の艦隊ではななかったが、友軍艦隊が沈められたのは胸が痛んだ。
俺を含む部隊が連邦軍の部隊を引き付けて、撃滅する。次はシーマが率いる海兵隊の出番だ。MSから降りてブリッジに戻った俺は、シーマにちょっとしたサプライズプレゼントをした。
「発行信号を送れ。健闘を祈るとな」
「了解」
シーマの乗っているであろう艦から返答が有った。海兵隊の任務はアイランド・イフィッシュの成立だ。頑強な抵抗が予想されるが、シーマならやり遂げるだろう。
数時間が経った。コロニーには輸送艦からシートが降ろされ、それが機械によってコロニーの外殻に敷かれていく。理解が出来なかった。
「おい、あれは何だ?」
「おそらく、コロニーをコーティングしているのだと思われます」
「コーティングだと。何の為にだ?意味が無いだろう?」
「さあ、小官には分かりかねます」
艦隊を殲滅した後も、俺の艦隊はコロニーの護衛として残っていた。コロニーを護るという発想がどこから来たのかも分からなかったし、耐熱コーティングを施したコロニーをどうするのかも想像できなかった。
「耐熱……?耐熱、耐熱。ま、まさか!大佐!コロニーをジャブローへ落とすのではありませんか!?」
「そんな馬鹿なことをするはずがない……そんなことをしたら、この戦争の収拾が付かなくなるぞ。やめろ。やめろよ!あの中の人間はどうなった?まさか、そのまま殺すというのか?」
「ははっ、大佐、これは冗談ですよね?冗談だと仰ってください!」
「そうだと良いんだがな。戦争も何かの冗談だったらよかったんだ」
俺の願いとは裏腹に、コロニーにはブースターが取り付けられ、無慈悲に地球へ向かって降下を開始した。俺の艦隊でも佐官クラスの者は俺を含め、青い顔をしている奴が多かった。だが、それ以外の者は無邪気にコロニーの地球への落下を喜んでいるようだった。
戦争の狂気だろう。相手のことを想像できなくなるのだ。連邦に属するものをもはや人間だとは思えなくなっているのだろう。日常は戦火の前では儚いものなのだ。
コロニーは地球に落下した。当初の目標であったジャブローを逸れ、オーストラリアのシドニーに落着し、地球上に甚大な被害を与えた。ジオン国内はこの報に民衆の誰もが喜んでいるように見えた。無論、全員が全員喜んだということは無いのだろう。
コロニー落としは異常で残忍なことだ。平時であればほとんどの人間がそれを意識しただろう。だが、戦争の熱は人々を狂わせる。顔の見えない他者の命をそれも無辜の市民を自国の軍人が奪ったことを非難する人間はほとんどいない。
戦争の熱狂の中で、ジオンは地球に降下した。地球降下作戦の始まりだ。補給線が伸びることを危惧する人間はもはや少なくなっていた。確かに危惧する人間はいたかもしれない。しかし、彼らも、戦争という異常な空気に呑まれ正常な思考方法を失っていった。
そんな戦争の中で、俺は補給線を維持するための商船や輸送船の護衛をしていた。地球方面軍はキシリア少将の突撃機動軍がそのほとんどを担っているのだ。補給線の維持にはドズル中将の宇宙攻撃軍も協力しているが、護衛としてほとんどを占めるのは突撃機動軍の艦艇だ。
連邦軍による機雷の敷設や、嫌がらせ攻撃も、戦争当初は散発的なものだった。その当時、ジオンは破竹の進撃をしていて、補給路への攻撃に回す戦力は少なかったのだろう。
ジオンは破竹の進撃の末に攻勢限界に達した。輸送艦や商船を使った補給は頻繁に行われていたが、焼け石に水だった。地球はジオン軍が占領するには広大すぎる土地だったのだ。
補給路に対する連邦軍の攻撃はますます陰湿になっていった。それだけでは無く、規模もどんどん大きくなっていった。護衛している商船を失う事態も発生した。連邦軍は巨大だ。商船護衛をする俺の目にはジオンの限界は目に見えるものだった。
この戦争でのジオンの敗色は濃厚になっていった。勝利への方程式はもはや存在せず、ひたすら人間と物資を食いつぶしながら、俺たちは戦争を行ってきた。
段々と、商船の乗組員に若者が増えた。そして、俺の艦隊からはベテランのMSパイロットが引き抜かれ、代わりに新兵が送り込まれてきた。無論そういった奴らは死にやすい。若いMSパイロットが何人も護衛任務で死んで行った。
暗雲はどうにも拭い去れなかった。ジオンの敗北が決定的になったのは、オデッサでの大規模会戦だ。連邦艦隊を排除しながら、味方のHLVを救助した時に俺は敗北を悟った。
ソロモンが陥落し、もはや補給線の維持は不可能になった。地球の同胞へ支援をすることはもうできなくなったのだ。
移り変わりが激しいMSパイロットの顔を、覚える気が無くなったのはいつからだったか。ア・バオア・クー要塞。グラナダと共にジオン本国を護るための盾の一枚だ。このア・バオア・クー宙域に無数の艦が集結していた。俺の艦隊もその群れに紛れる。
グラナダが攻撃されるか、ア・バオア・クーが攻撃されるか。兵士の間では賭けが盛んにおこなわれた。不安を打ち消すために粋がる新兵とは、裏腹に古参兵は静かなものだった。
偵察機から連邦軍艦隊の進路がア・バオア・クー要塞であることが伝えられると、狂気が要塞内に満ちて行った。戦争が始まる直前の空気だ。人間を殺すというイカれた行動から、目をそらすための分かり易い逃げとして、要塞内を興奮した空気が覆う。
戦闘が始まった。俺はMSではなく、艦隊旗艦のキャプテンシートで攻撃の指示をしていた。副官の少佐はとっくに他の艦隊に移動させられてしまったし、俺以外に艦隊の指揮をとれる人間がいなかったからだ。
MSならば、この戦場を少しばかり忘れられ、目の前の狩りに集中できる。MSは俺にとっての逃避先だったのかもしれない。艦艇の数はジオンの方が少ない。しかし、要塞の支援も当てにでき、更には地の利もこちらにある。
勝てる要素は十分にあったはずなのだ。だが、ジオン側はじりじりと連邦に押されていった。熟練指揮官や兵の不足も有っただろう。だが、それ以上に大きかったのは中央管制室からの指示が10分間途絶えたことだった。
たったそれだけの時間でも、連邦軍が隙を突くには十分すぎる時間だったのだ。この小さなほころびが連鎖的に広がっていき、ジオン軍の戦線は崩壊した。
俺も麾下の艦隊をまとめ上げ、退却することを決定した。最期まで踏みとどまって戦う程の蛮勇は俺には残されていなかった。そうするには戦場に疲れすぎていたのだろうし、死を賛美できるほど狂ってはいなかった。麾下の艦も数隻が沈んだ。何人も死んだだろう。
ア・バオア・クーから逃げているわけだが、ジオン本国、アクシズ木星圏と、どこに逃げるにしろ一度は必ず通過する地点が存在している。カラマポイントだ。よっぽど偏屈な奴ではない限り、ジオンの艦はカラマポイントに行くだろう。
本国で勝手に武装解除したり、降伏調印に参加する艦もいるだろうが。だが、基本的にはジオン軍艦隊は一旦カラマポイントに集まるだろう。ようやく戦争が終わるだろうことを考えると、変な安堵感が湧いた。この戦争で俺も随分と年を取った。
シーマが生きていたら、マハルに里帰りをしたいものだ。あいつは果たして生きているだろうか。カラマポイントには多数の艦が集結しており、観艦式か何かのようだった。もっとも、観艦式にしては傷ついた艦も多く、バーゲンセールのようであり、統一感も何も存在していないが。
俺は麾下の艦隊の扱いに手を焼いていた。ほとんどが新入りであり、意見統一なんて出来そうになかったからだ。そういう訳で、各艦の艦長と会議を行った。俺のような角が取れて丸くなった年寄りは、ジオン本国への帰投をするべきだと主張したの。
だが、若い奴はそうではなかった。彼らに言わせれば最後の一人になるまで戦うべきであり、降伏なんかは論外だということだ。会議は平行線をたどり、ほとんどの艦の艦長がアクシズへの撤退を支持した。
そもそも、ア・バオア・クーの時点でジオンの命令系統が混乱しているのだ。おまけに派閥争いでもう目も当てられない状態である。つまり俺に部下を強制的に本国に帰投させる権限がなかったのだ。
俺自身が保守派であり冷遇されていたことも、部下の俺に対しての侮蔑を招いたのだろう。パトロール艦隊や商船護衛をしている奴は侮ってもいい奴だという風潮が軍にはあった。こんなのは言い訳だ。結局は俺自身の無能が艦隊を崩壊させたのだ。
苦々しい思いが表情にも表れているのが自分でも分かった。ため息をつきながら、キャプテンシートに身を委ねていると、一隻のザンジバル級がこちらに接近しているとの報告を受けた。繋がれた回線からは懐かしい声が聞こえた。
ザンジバル級との回線が開かれ、聞こえたのはシーマの声だった。スクリーンに映る顔色は悪い。向こうも俺のことをそう思っているだろう。折角の再開だというのに喜ぶ気力さえも残っていない。艦名はリリーマルレーンだと。随分洒落た名前だ。
リリーマルレーンからシャトルが出された。こちらがホストとして持て成さなければならないが、生憎そんな気力は無かった。
「久しぶりだな……」
「ああ。本当に久しぶりだよ……」
戦争前に見た姿とは全く変わっていた。俺も白髪が増えたし、どっちもどっちだろう。
「お互い老けたね。私もあんたもどうしようもなく疲れ切っている。当然と言っちゃあ当然の報いかもしれないね」
「俺も部下が言うことを聞かずにアクシズへ行っちまいそうだよ。お前はどうするんだ?」
「私らはアクシズが受け入れちゃくれないよ。なにせコロニーに毒ガスをばらまいた殺戮者の艦隊さ……」
「例えお前がどうであろうとも、お前はお前だろう。俺の手だってどうしようもなく血で汚れている。守れなかった奴らの怨念で背中が重いさ」
ブリッジで今後を話すのは野暮なことだろう。俺とシーマはブリッジを後にして、俺の私室に向かった。酒を片手に昔のことについて話し合った。戦争なんてなかった昔のことについて。
結局俺とシーマの話し合いは酒を飲むだけで終わってしまった。未来への道は全く見えない。それはシーマも同じだった。シーマはマハルに戻るそうだ。俺にもあいつとマハルへ里帰りをするという約束が有った。一先ずあいつに付き合っても良いだろう。
アクシズへ向かうジオン艦艇を尻目に、俺とシーマの艦隊はマハルへと向かった。故郷に戻れば希望が見いだせると思ったからだ。
だが、マハルの姿はどこにも無かった。マハルはコロニーレーザーへと転用されその姿を消したのだった。
ジオン公国は共和国と名を変えて存続はしていたが、全ての公国時代の軍人をどうにかすることは不可能だった。シーマにはかなりの数の部下がいる。それにコロニー虐殺の主犯だ。連邦に骨抜きにされたジオン共和国軍がシーマ艦隊を受け入れるという話があるわけがなかった。
俺が出世の為に築いたコネクションをたどっても、どうすることも出来なかった。時間だけがずるずると過ぎていった。
シーマも部下を生かすのに必死だった。俺のコネで何人かが、艦隊から足を洗うことは出来た。札付き扱いのシーマ艦隊を、完全に安定した職に就け解散させる程の能力は俺にはなかった。
地球連邦軍との裏取引や、アクシズ、アナハイムエレクトロニクスとの間接的な取引を俺は何度も繰り返した。だが、シーマ艦隊は如何せん大きすぎる部隊だ。食わせるために打つ手が無くなってきた。
そんな折に、デラーズフリートが発足した。ギレン派閥を中心として形成されたそれはキシリア派閥との軋轢は有ったが、頼れる存在だった。
デラーズフリートによるコンペイトウ。つまりは旧ソロモンへの攻撃が始まった。デラーズフリートの一隊としてシーマと俺はこの戦争に参加した。
戦争の勝利はどうでもよかった。俺にはそれ以上の目的が有った。地球にコロニーを落そうとするデラーズフリート。後方からの支援に徹して俺とシーマの艦隊は戦力の維持に努めた。
コロニーが阻止限界点を超えたとの知らせが入った。だが、その知らせは俺にとって始まりに過ぎない。
地球連邦はデラーズフリートの残党を全力で掃討しようとしてくるだろう。ここからシーマをアクシズ艦隊へ届けるのが俺の役目だ。
かつてシーマの騎士になると誓った。だからこそ俺は騎士としての役割を全うしようではないか。シーマが起きていたら意地でも俺を引き留めようとしたに違いない。
「お互い年を取ったものだな。愛してるぜ。お姫様」
寝ている彼女の手の甲にキスをする。アクシズへ。届いてくれよ。
「リリーマルレーンを守り抜け。俺たちの姫に傷一つ付けるんじゃないぞ!」
リリーマルレーンの格納庫には俺の愛機が鎮座していた。護衛任務では数回程度しか活躍できなかった愛機だ。
「モーリス・ミュラー。ゲルググJ出るぞ!!」
カタパルトが作動し、軽い衝撃が身体に掛かる。さあ。暴れる時間だ
「俺に続け。一隻でも多く敵を沈めろ。必ず守り通せ!」
スラスターを全力で吹かす。マゼランの対空砲火を掻い潜り、すれ違いざまにブリッジを吹き飛ばす。そしてエンジンだ。
俺を脅威と捉えたらしく、ジム共が寄ってくる。
「うっとおしいんだよォォ!!」
ゲルググJとは機体性能が違う。
「雑魚が!!」
オープンチャンネルでひたすら連邦を罵倒する。その効果もあって俺にヘイトが向いている。一発貰ったらしい。アラートがうるさい。
「うるせぇ!」
警告装置なんてものは役には立たない。ただ集中力を散らすだけだ。
「もっと俺を見ろ!もっとだ!やられたい奴からかかってこい!!」
視界の端に敵旗艦らしき船が映った。
「悪名高き木馬の同型か!!相手に不足はねえな!!」
対空砲火を無視して、俺は木馬もどきに直進した。
「そんなへなちょこ弾が当たるかよ!!」
「ぐぅぅ!!なんだ!!」
どうやら一発貰ったらしい。出血で眼がかすむ。
「身体が熱い。ああ死ぬのか……俺はここまでだったのか。愛してるぜシーマ」
ジオン共和国公文書館。そこに残され文書には、モーリス・ミュラーなどという人物は存在していない。だが、デラーズ紛争でのジオン艦隊掃討戦に参加した連邦軍兵士からは、一機のゲルググJが戦場をひっかきまわしたという戦場伝説を聞くことが出来た。
地球連邦側の資料として、ペガサス級グレイファントムの戦闘記録にもそのゲルググJは存在していた。
だが、モーリス・ミュラーのはっきりとした消息はたどれていない。
―――カイ・シデン「デラーズ紛争の真実」UC0089より