オリキャラは今のところ出すべきかは考えているところなので、タグは付けていません。
地球では従妹でしたがフレメヴィーラでは妹なのでブラコンタグ付けるべきでしょうか?
ここではないどこか、異なる世界。
ここセッテルンド大陸の西側には人類が暮らす数多の国ひしめく『
ただ一つだけ、東側にも人類の国家が存在する。
その国の名は、『フレメヴィーラ王国』。
彼のボキューズ大森海と国境を面しているため、そこからやって来る魔獣たちとの最前線となっている国である。
国中のあちこちに出没する魔獣に抗するために多数の騎士団を擁し
、西方諸国ひいては人類の盾としての誇りを持つ、民曰く『騎士の国』。
西方暦一二六八年、物語は静かに始まりを告げる。
王都『カンカネン』のエチェバルリア邸にて、ベッドに寝かされ頬をぷっくりと膨らませて金髪の少女、夢川空ことミラネスフィア・エチェバルリアが不機嫌であることを示している。
「もうすこし、しるえっとないとみていたかったですぅ!!」
「ううむ、まさかエルはともかくミラまで
「ふふ、まさか二人とも同時に『騎士になります!』なんて言うのだもの私も驚いたわ」
「しかし、ミラは…………」
先程からミラについて話している二人、マティアスとセレスティナのうちマティアス苦い顔を浮かべる。
そう、ミラはセレスティナに連れられ、倉田翼ことエルネスティとともにマティアスの仕事を見せようとしていたのだ。前世から極度のロボット好きの二人はすぐさま幻晶騎士に夢中になり大興奮。
そうして暴れているものだから例の『発作』が出てしまい、急ぎ病院に運び込まれた。
幸い大事には至らなかったから良かったものの、一日安静にすることを命じられた。
そもそもの原因を語るには、まだミラが物心つく前まで遡らなければなるまい。
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気持ち良さそうに昼寝をしているミラとエルを見、愛おしそうに微笑むセレスティナ。
二人が寝付いたのを見計らい、セレスティナは家事に戻る。
それが致命的な行動であった。
子供とは目を離してはいけないほど危なっかしい生き物、赤ん坊なら尚更だろう。
セレスティナが気づいたときにはミラは姿を消しており、エルをラウリに任せ、大慌てであちこちを探し回った。
数十分の捜索の後、苦痛に顔を歪め倒れているミラが発見された。
ミラを見つけた場所は杖が保管されている場所であり、隣には杖が一つ転がっていた。
この状況だけを見れば、杖が倒れてぶつかった程度に考えるだろう。
だが、事態はそれよりも遥かに深刻だった。
杖の先端に取りつけられた触媒結晶が消失していることから、ミラが触媒結晶を飲み込んでしまったと気づいたときにはセレスティナの顔は蒼白になっていた。
自分が目を離したばかりにこんなことになったのだと、セレスティナは後悔の念に苛まれた。
「だ…………い…………」
「!?」
これでもかと愛しの娘を抱きしめていると、胸元から声がしたように思えたのだ。
「だい…………じょ…………ぶ」
気のせいではなかった、確かに聞こえていた。
まだ1歳を迎えたばかりの娘が突然話し出したのだ。
「ミラ…………!!」
「だいじょぶ、だよ…………かあ、さま」
触媒結晶を飲み込み、そのショックが起点となり前世の記憶が戻ったのだが、それをセレスティナが知るよしもなく。
その日は病院に運ばれ、一週間は拘束されていたがミラとしては状況の整理に時間を使えたのでちょうどいいなと考えていた。
これは余談だが、近所では神童ともてはやされ一部の貴族が縁談話を持ちかけられたがセレスティナの微笑みの圧に追い返されていた。
■■■
そうして話しは、現在に戻る。
「ミラは身体が弱いのですから、しょうがないですよ」
「違いますよ兄様! 私は弱いのではありません、強すぎるんです!」
触媒結晶を飲み込んだ結果がもたらしたのは記憶を呼び起こすに留まらず、異常としか思えない変化がミラの身体には起きていた。
たまたまマティアスと相撲もどきの遊びに興じていたときのこと、幼児が相手であれば大の大人が当然負けるわけがない。
そのはずだったが、その常識はあっさりと覆されることになる。
ミラとしてはぽすっと軽めに拳をあてただけのつもりだったのだが、マティアスは後方に吹き飛び壁にめり込んでいた。
さすがはライヒアラ騎操士学園がほこる戦闘技能教官マティアス、上手く受け身をとったらしく軽い打撲ですんだようだが。
どちらかと言えば重症だったのはミラの方だろう。
高熱を出して倒れたミラは病院に運ばれ、診断の結果過剰な魔力消費によるものらしい。
魔力とはエーテルを取り込み、精製されるもの。体内にある程度貯めることができるもの。
魔法を使用する際の触媒として魔力を消費し、魔法術式で内容を決めるというのが世間一般の常識。
ミラの場合、魔力の貯蔵量と放出量が尋常ではなく身体能力にさえも影響を及ぼしているとのこと。
知識としては知っている、しかし実践する手段がないのでは話にならない。
(どうにか魔力をコントロールできるようになりたい、父様も母様も前回と今回のときのことをダシにすれば言いくるめることは可能なはず。話題の振り方をミスれば、魔法もだけど幻晶騎士についても学ばせてもらえなくなるかも。確実性を持たせるには…………そうだ!)
「兄さま、ちょっと…………」
「?」
ちょいちょいと指だけでこっちにこいと合図すると、エルは不適な笑みを浮かべるとトコトコと近づき、耳元に囁いてくる。
『何かご用ですか? 空』
『ふーん。やっぱり気づいていたんだ』
『それはお互い様です。ロボットを見てはしゃぐような子供なんて空ぐらいでしょう?』
『自分は全力で棚にあげちゃうんだぁ~。一周回って尊敬しちゃうんだゾ☆』
『あなたがこれからしたいことを手伝え、そういうことですよね』
『だって、翼くんのことだから剣やら魔法やら教えてくれとか言い出しそうなんだもん』
『何はともあれ、二人揃ったと来ればやることは一つ…………』
『『ロボット、作る!!』』
いつまでもひそひそ話を続けている二人を訝んだのか、口を開こうとした両親よりも先にこちらの要求を突きつける。
「「父様、母様、魔法を教えてください!!」」
ミラが2歳、エルが3歳で前世の記憶が戻った解釈。
Gガンダムの東方不敗みたいにシルエットナイトと戦わせてみたいです。
人間対ロボット…………ロマンですよね!