モンハンのモンスターの能力が使えるようになったこのご時世、僕が目覚めたのはドスジャギィの能力でした。   作:螢司教

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どうも、お久しぶりの投稿です~ 


何かと多くなる縁②

ムシャムシャムシャ...

机の上には大量の食事。

しかしそれも瞬く間に消えていく。

 

ガツガツガツ...

追加のメニューを運んできた店員も、目を丸くして驚いている。

まぁLサイズのハンバーグやライスを三口ほどで平らげるのだから、無理もないだろう。

いや、それよりも机の上に、バベルの塔のごとく積み重なる食器を見て驚愕しているのだろうか。

 

 

そんなことよりも僕は自分の財布の心配でいっぱいだった。

ハンバーグLサイズが800円、ライスLサイズが250円、カレーライスLサイズが810円...

それに加え机の上には片付けられた分を除いて、大体36皿はある。

これだけでも恐らく30000円はするだろう。気が遠くなる...

 

 

しかしこの女性、その他にも色々頼んでいるらしく、次々と料理が運ばれてくる。

先ほどから可哀想なくらい店員が、ただ料理を運ぶだけの作業を行っている。

しかも人手不足なのか同じ店員がひたすら客席と調理室を往復している。

 

 

ようやく料理が運ばれなくなったと同時に、彼女がふぅと息を漏らす。

「いや~、助かりましたぁ...

あなたがいなかったらどうなってたことか」

神咲 魔美(かんざき まみ)と名乗る女性が礼を言う。

おかっぱに近い短髪で、身長やらなにやら...ともかく色々でかい。

 

 

「いえ、大したことは...」

「してますよぉ~

私最近ほぼ常に何か食べとかないと、体がもたないんですよぉ~」

最近...?

そのワードを聞いて、彼女が能力持ちということがすぐにわかった。

 

 

「ん~?どうかしました~?」

自分の表情に変化があったのか、彼女は不思議そうにする。

僕は彼女の身体の変化について教えることにした。

そこから話が掘り下げられていき、何故か僕の話にすり替わっていった。

 

 

「へぇ~!あそこの職員さんだったんですねぇ~

いや~、ほんと良いところでしたよぉ~」

「ん?、何でです?」

「実は私、仕事がてら妹と診断を受けに行く予定だったんですよぉ~

妹と待ち合わせしてたんですが、もうお腹が減って減って~...」

 

 

なるほど、そんなことが...

まぁ彼女に発現した能力上、仕方ないと言えるだろう。

あくまで僕の憶測だが、彼女が話した特徴から察するに、彼女の能力が"貪食の恐王"である可能性があるからだ。

 

 

恐暴竜 イビルジョー

自らの生命を維持するために、常に生物を食らわんとする超特級危険生物。

自身の体温や体を保つためか異常なほどの食欲を持ち、イビルジョーが出現した地域の生態系が壊滅寸前になるほど餓えているのだ。

加えて身体能力、戦闘能力も高く、もはや全身が筋肉の塊と言っても過言ではない。

 

実際中型のモンスターを口に咥え、あたかも自分の武器であるかのように振り回したりして辺りを破壊しつくすこともある。

さらに古龍や他の危険生物などに襲いかかり、渡り合う実力と獰猛性もある。

他にも崖を軽々と登ったり、飛んでいる飛竜種に飛びかかる、はたまた"砂漠の暴君"の脅威の突進も難なく止める上軽々と持ち上げ地に叩き伏せるなど、前代未聞の身体能力なのだ。

 

 

そんなやばいやつの能力を持ってしまって、日々の生活の大変さが分かる。

本人一人であればより大変であっただろうが、妹という支えがいて良かったと思う。

しかし妹と一緒に診断を受けに来たということは、その人も能力が発現したということになる。

自分は他の用事があるので早く店を出たいところだが、魔美さんが妹もついでに見てほしいオーラを出しているため、出るに出れない。

それにもし断って怒りでも買ったら...想像もしたくない。

 

 

早く来てくれと心の中で思った瞬間、願いが神様に通じたのか本当に来たらしい。

僕の後ろを見た魔美さんが僕の後ろに誰かを見つけたようで、手を振ったのだ。

それに気づき後ろを振り向くと、長い黒髪のワイルドな格好をした女性がこちらに向かってきていた。

 

 

その女性はこちらに気付いたのか、どうもと明るい笑顔で会釈した。

「金子ちゃ~ん、遅いよぉ~」

「ごめんな姉貴、ちょっと渋滞くらっててさ」

金子(きんこ)と呼ばれる女性が、魔美さんの隣に座る。

 

 

「ありがとうな兄ちゃん!

見ての通り、姉貴の食欲すごくてさ~」

金子と呼ばれる女性はそう言いながら魔美さんの隣に座る。

「…うわ、相変わらず量ヤバイな」

レシートを見た金子さんは苦笑しながら小声でそう呟いた。

 

 

「ねぇねぇ金子ちゃん、この人あそこの職員さんなんだってぇ~

金子ちゃんも見てもらったらぁ~?」

頭を悩ましている金子さんに、魔美さんはおっとりと話す。

すると金子さんは「ふ~ん」と聞き流すが、よほど驚いたのか、身を乗り出して「はぇっ!?」と驚きの声を漏らした。

 

 

どうやら同じ職場の人の友人が研究所で働いているらしく、友人曰く"ワッケワカランワード"が大量に出てくるのだとか。

それが起因して、"研究所の人って頭良いんだ!"となったのか?

恐らく実際はただのゲームの専門用語だろうが…

 

 

「すっげ~!まさかここで研究所の人に会えるなんてな!

しかも分類部門…!エリート中のエリートじゃんかよ!」

今までにないくらい褒めちぎられ、馴れていない僕は小さく笑って返す。

「じゃあ姉貴も言ってたことだし、アタシも見てもらおうかな?」

話は本題に戻ったので、僕は彼女の診断をすることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

話を聞いて数十分……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…うん、何となく分かってはいた。

姉の方も災害級の能力だったのだ。妹の方も同等の能力が発現してもおかしくはない。

………

 

 

 

 

 

………羨ましすぎるわっ!!!!!!

 

 

 

 

 

 

何で僕の周りにはこんなかっこいい能力持ってる人らが来るんだ!!??

 

 

 

 

いくら能力関係の職場に就いたからって、こんなことある!!??

まだ2日も経ってないよ!?

何でよ!!!!????

…と、心の中で叫びまくった。

 

 

「…んで、どうなんだ!?

アタシはどんなやつの能力を手にいれたんだ!?」

金子さんはキラキラした眼差しを向けてくる。

かの暴虐の獅子が纏う金色に煌めく体毛の如く、眩しい目線だった。




本当に久し振りでございます、螢司教です!!
しばらくの間更新出来ず、申し訳ありません。 
これからのことですが、現在の状況もあり、自分も多忙になっているので、今作品また他作品の更新頻度が以前より不定期になってしまいます。
何卒ご容赦ください。 


さて今回出てきた姉妹、両者ともヤバイ能力をお持ちです…
姉は明らかになりましたが、さて妹の方は一体何の能力が発現してるのでしょう…?
そして武島くんは無事、かの少女の服を買えるのか!?
それ以前にお財布の死は免れるのか!? 運命や如何に…!


それでは次回で会いましょう!
またまた!
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