「貴様ら!準備はいいか?」
「イエス、マム!」
そんなわけでやってまいりましたよ臨海学校。夏休み前の一大イベント、水着姿ではしゃぎ回る女の子たちがいっぱいですよ。オレには天国でござる。
「ねえ、ショウショウ……私ど~にもいやな予感がするんだけど」
同感です。どっちにしろバスの中に鬼軍曹千冬がいるとなれば何が起こるかなんぞすぐに分かる。
――ああ、間違い無く地獄になる。
予想してみよう。バスから降りて一列に並ぶ。そこからフラグが立ち、鬼軍曹はどちらかの選択を行う。
「思いっきり海で遊んで来い」
「貴様ら!その場で腕立て伏せ50回!」
さて、どちらを彼女は選ぶでしょう。俺は後者だと思う。
そこからは地獄の幕開けだ。
「さあ、バスから降りろ。速く!」
鬼軍曹千冬に急かされてバスから降りて一列横隊整列。一歩のミスも許されない。鬼軍曹千冬との睨みあいが続く、
「そんなに怯える必要は無いぞ。今日は一日自由時間だ。海で遊んだっていいし、街に繰り出すのもオーケーだ」
「はい!!!」
元気よく挨拶をする女子たち。と思ったが声が震えているぞ。
「それでは、解散!」
こうして、地獄へのカウントダウンが開始された。
「海だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!」
何だかんだ言って海で遊ぶのは楽しいです。谷本分隊揃ってノルマンディーごっこの最中です。
「コンタクト!ナチのMGを確認」
「了解!撃ちます」
「制圧射撃!撃てぇ!」
架空の銃座目掛けて相川さんがガスブローバックのサブマシンガンを撃ち込んで行く。その隙に谷本さんが上陸。そして俺たちはと言えば
「何でお前そんな水着なんだよ!」
のほほんさんの着ている水着は何と黒いウェットスーツにドラッガー式循環呼吸器とフィン、どう見ても水中作戦用の装備だ。
「ヘルウィークに備えて」
のほほんさん、君はいったい何者だ?とはいってもある意味正論な気がするのは気のせいではない。鬼軍曹が何をやるかという事が分かってるのだから用意するに越したことは無いという事か。
「それにしても、鬼軍曹がやらかすならどうして君はそんなに冷静でいられるんだ?」
「うん。いつか来るんだから今覚悟決めても後で決めても一緒な気がするから結局さっさと未練なくして腹くくったほうが楽かな~って」
そう言って屈託のない笑顔で笑うのほほんさん。
「だからさ。君は、どうしたい?」
次回更新は多分もう少し後になります。それでは