ヤンデレ少女たち   作:カニバルキャンディー

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クリスちゃん視点で初めて会った時のお話です


Bullet ailing

最初の印象は何処にでもいる馬鹿ノイズに巻き込まれたかわいそうな被害者、あたし達が守らなきゃいけねえ、そんな人達

 

 

 

その日の戦いは少しおかしかった、いや、言い方が悪かったな珍しい事が起きた、あの馬鹿(ひびき)じゃなくてあたしがノイズに囲まれてた

男を助け出した

ドガガガ!とイチイバルが弾丸を吐き出し周りのノイズを塵に変える。

「おい!そこにいるあんた!さっさと逃げろ!」

 

ひとりノイズに囲まれていたパッとしない男に怒鳴る。

 

「あ、あはは…腰抜けちゃって動けなくてさ…」

 

っち!この腰抜け野郎!

 

「ならあたしに捕まれ!この腰抜け!」

 

怒鳴るように叫び腰抜けの側まで走りそいつの首根っこを捕まえて走り出す!

 

「ちょ!やめ!逆に死ぬわ!」

 

うるせえ!このバカ!生きるか死ぬかだぞ!めんどくせえな!

そいつを目の前に投げ浮いてる所を自分の胸で受け止める、今更恥ずかしがるような事でもない!

そしたらあの野郎はなんて言ったと思う?

 

「うは!柔けえ!生きてて良かった!」

 

反射的にイチイバルで頭をぶち抜こうって思っても許されるはずだ

 

「お前結構余裕あるな!」

 

イチイバルを振り回してノイズを塵に変えその好きにあの馬鹿(ひびき)の隣に投げ捨てる

 

「ぐへ」

「ちょ!クリスちゃん?!ダメだよ乱暴にしたら!?」

「いいんだよ、そんなスケベ馬鹿、ここら辺なら安全だしさっさとノイズ殲滅に行こうぜ?翼先輩しか戦って無いしな」

 

クリスは今放り投げた〇〇をチラリと見てノイズの方向にジャンプしていく。

 

「ごめんね、クリスちゃん少し気難しくて」

 

そう言うと響は待ってよ〜クリスちゃ〜んと喋りながらクリスを追いかけていく。

 

男はぽつりと呟いた。

「お礼しないと…」

その言葉は私は聞こえなかった

 

ノイズ殲滅を終え、奏者達がそれぞれの帰路に帰っていく。

クリスは窓の外を眺めながら今日の事を少し思い出していた。

 

なんだってあのスケベ馬鹿の事を思い出してんだ?私は…今更胸揉まれたくらいじゃ照れるような性格してねえだろ…私がちゃんと助けたからか…?わからねえ…

そうして自宅に帰宅して夜は過ぎて、朝になる。

 

「おはようクリスちゃん!朝ごはんは何がいい?みくが作ってくれたパンがあるんだけどそれでいいかな!」

 

朝から馬鹿みたいに元気な声がする、と言うか…え?なんでこの馬鹿居るんだ?

 

「おい、大馬鹿野郎なんで朝からあたしの家に居るんだよ!」

 

枕を大馬鹿野郎の顔に投げつける

 

「わぷ!酷いよ!」

 

「質問に答えろ!」

 

「師匠がクリスちゃんが悩んでるから気にかけて欲しいって言われたから、寝起きドッキリ!」

 

この馬鹿は脳みそまで筋肉と米で埋め尽くされてんのかよ…ま、まぁ…嬉しくないってわけじゃないけどな…

 

「それで?どうしたの? 」

 

モシャモシャと朝パンを食べながら馬鹿が問いかけてくる

 

「…大した事じゃない…この間助けたあのスケベ馬鹿が気になってな…」

 

視線を向けるとキラキラとした今どきの女子高生という感じの目をしていた。

 

「クリスちゃん!それは恋だよ!」

「アホか!あたしはそんな性格してねえし!むしろ惚れるとしたらあっち側だろ!」

 

そう、これは恋でもなんでもねぇ、わかってる、純粋に一般人を助けたのが初めてでそれで少し気になってるだけだって…分かってるんだけどなぁ…

 

「お前はないのかよ…助けた後にそいつが気になるかどうかとか…そういう事」

「ん〜あんまりないかな…元気でやってるかな〜くらいは思うけどね?」

 

なんかこいつ変な所で割り切りがいいな…あたしの想像だと様子とか見に行ってるイメージだったんだけど…

 

「そうだ!だったら師匠に聞いてみよう!師匠ならクリスちゃんが気になってる人が何してるかくらいわかると思うし!」

 

「なんでそうなんだよ!あたしは別に会いたいとか思ってねえから!」

 

「へいきへっちゃら!思った時は一直線だよ!と言うことで!学校が終わったら師匠の所に行こう!」

 

バカ!スゴイバカ!知ってたけど!まぁ、憎めないバカだけどなぁ…

 

学校が終わり馬鹿と切歌、調のあたしを含めた4人で本部に突撃する。

 

「師匠ー!クリスちゃんの気になってる人の情報をください!」

「大声で叫ぶなバカ!」

 

拳骨を馬鹿の頭に落としてやる

 

「えぇ?!雪音先輩が気になってる人デース?!」

 

「意外、そういうのあんまり気にならないと思ってた…」

 

「そ〜なんだよ!だからビックリしちゃってさ!」

 

「だからちげえって!話を大きくするなこのバカ!」

 

馬鹿にボディーブローを軽めに叩き込んで黙らせる、これくらいで丁度いいくらいだ!

 

「ぐふっ…酷いよ…クリスちゃん…がく」

口で言うな口で

 

「ふむ、そう言えばこないだ助けた青年が助けてくれた人にお礼をしたいとか問い合わせがあったな、いつもの事だが随分熱心にお礼がしたいらしくてな、覚えていたんだ、どうだ、会ってみるか?」

 

めんどくさいけど…

 

「クリスちゃん!これはチャンス!灰色の青春に終止符を打つ時!」

 

「私達も影ながら応援するデース!」

 

「私も…!」

これ絶対行く流れになってるな…!?

 

「では!こちらから連絡を取っておくから、クリスくん達にはおいおい連絡する。」

 

はーい!とあたしを除く4人が元気よく返事をする、まためんどくさそうな事になったな…

少し期待している私の心は見ないふりをして

 

 

数日が立ちおっさんから今度の休みの日にあの男と会えると連絡があった、だから何でクリスくんにも春が来たか!とか言うんだよ!ちげえよ!この脳筋馬鹿ども!

あぁ!緊張もするしよ!

 

「えっと、お久しぶりです、以前助けていただいた〇〇という者です」

 

目の前に座る男が名乗り手を出し握手を求めてくる。

 

「あ〜あたしの名前は雪音クリス、よろしく?あと、かたっくるしいのは嫌いなんだ」

 

握手に応じ笑顔を作る

 

「あ、そうなの?ならかたっくるしいのは辞めとくか、あの時はありがとう!今日は俺の奢りだからなんでも好きなのを食べてくれ!」

 

そう言うと男…〇〇は態度を崩し人懐っこい笑顔を浮かべ店員を呼ぶ。

 

「そ、そうか?ならハンバーグ定食とパフェを…」

 

「OK、店員さんドリンクバー2つとハンバーク定食それとデザートにパフェ、あとグラタンを1つ」

 

「かしこまりました」

そう言うと店員は厨房に行く。

 

「や〜ごめんね、何度も何度も問い合せちゃって、ずっとお礼がしたいと思っててさ」

 

「別にいいって、あたしはタダ飯が食えてラッキーって感じなんだから」

 

嘘だ、少しこいつの事が気になってた、元気でしてるかなくらいだけどな

 

「あはは!素直でよろしい!良かったら電話番号とメアド交換しないか?」

 

「別にいいぞ?けど変な事で電話してきたからぶっ飛ばすからな?」

 

こいつの砕けた喋り方を聞いてるとこっちが緊張してたのが馬鹿らしくなってくるな…少しだけそう少しだけ響に似てるな…だからあたしもかなり素に近い上け答えをしてしまう

 

しばらくして、ご飯を食べ終えてまったりとした食後のリラックスする時間が2人の間に流れる。

 

「それで?この後は時間あるの?あるんだったらお礼を兼ねてショッピングにでもって思ってるけど」

 

ショッピングねぇ…そう言えば翼先輩のアルバムが出るんだっけ、ついでに買ってくか

 

「いいぜ?ちょっと買いたいアルバムがあるんだ、寄ってもいいか?」

 

もちのろんっと言って〇〇は伝票を持ってレジに向かう。

その言葉古くねえか?まぁ、気にしねえけどさ

 

その後はCD店に行きクレープを食べ、いい時間になったので解散する。

 

「お礼のはずが俺まで楽しんじゃったよ、家まで送ろうか?あぁ、初めてあった男が家までついてくとか無いわな、タクシー代出すから乗っていきな」

 

「気にすんなって、あたしも楽しかったからさ、別にそこまでしてもらう必要はねえよ、私はか弱い乙女じゃないしな」

 

クスクスと楽しそうに笑うクリス。

 

「い〜やダメだね!男が廃るぜ!」

巫山戯た口調でクリスにお金を握らせ走り去っていく。

 

「それではサラダバー!また連絡するからなー!」

 

はぁ、あいつも底抜けにお人好しだな、調子狂っちまうわ…

 

それから暫く〇〇と夜に連絡を取り合ったり公園や映画に行ったり一緒に遊んだ

 

「それにしても公園の時は笑えたな、まさか職務質問に会うなんてな」

 

「笑い事じゃねえよ!なんで俺が援交してるとか言われなきゃいけねえんだよ!そんなにモテなさそうか俺?!」

 

ケラケラとクリスと〇〇が笑っていてその雰囲気は恋人というより悪友と会話をしているような感じである。

 

こいつ悪いやつじゃねえな、最初こそ緊張してたけど、今じゃおっさん程じゃないけど頼れる…頼れる?大人だな

 

その日も何の変哲もない日だった、学校が終わりここ最近続いてたノイズの殲滅作戦も無く暇を持て余していたクリス。

 

暇だな〜あの馬鹿は未来とふらわーだし翼先輩とマリアは仕事だし調と切歌は何故か見つからねえし…仕方ない、スケベ馬鹿とでも遊ぶか、っと携帯携帯

 

「……ダメだ、かからない…あの暇人が出ないなんて珍しい」

 

何時もだったら3コールくらいで出るのに…何してんだ?ちぇ、なら映画でも借りて家で見てるか?そうするか

 

少しだけ寂しそうな背中をして、レンタルショップに向かう。

 

ん?あれは切歌と調とスケベ馬鹿?こんなところで何してるんだ?

 

……随分と中が良さそうだな…知り合いだったのか…初耳だぞ…?

 

 

物陰に隠れて3人の様子を覗き見る

キャッキャと仲のいい友人のようにじゃれあう3人。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……はぁ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あたしの中に生まれるドス黒い感情ノイズの前でもこんな感情は生まれなかった、アイツはあたしのものだろ…何とってんだよ…アイツら

 

 

手に持った財布を握り潰さんばかりに強く持ち、2人を睨みつける。

 

 

そうか…アイツらにもあの馬鹿…〇〇が誰のものかを教えなきゃ行けねえなぁ…

 

 

その日の晩あたしは〇〇に電話をかけてアイツらとの関係を聞いた

 

「もしもし、〇〇?今いいよな?ちょっと聞きたいことがあるんだけど?」

 

 

 

「ん?雪音から電話なんて珍しいな、何が聞きたいんだ?俺のスリーサイズ?」

 

それも気になる…いやちげえだろ私それよりもだ

 

「切歌と調と今日会ってたよな?…アイツらとはどんな関係だ?」

 

 

事と次第によっては……なぁ?

 

 

「ん〜妹的存在?と言うか今日あったのよく知ってるなそうそう!今週一緒に遊ぶんだよ!雪音も来るか?」

 

また胸の奥にドス黒いモヤモヤとした感情が産まれてくる。

 

気に入らねぇ…なんであたし以外の女と遊ぼうとしてんだよ…あんたはあたしのものだろ…?

 

「なぁ、〇〇アンタにとってあたしはなんなんだ?」

 

「あり?なんか今日そんな質問ばっかりだな、ん〜悪友?って感じだな」

 

その言葉にギリギリだった理性の糸が切れた。

 

「ふざけんな!なんであたしを二の次にしてんだよ!」

 

思わず叫んでしまったしかしイライラと〇〇が構ってくれなくて、どこか遠くに行ってしまうという焦燥感があたしの内側を蹂躙する

 

そこに〇〇の声がコダマする。

 

「あはは!なんだ雪音!最近遊べてなかったから寂しかったのか!よっしゃあ!任せとけ!来週2人だけで遊びに行くぞ!プランは任せとけ!サラダバー!」

 

ふははは!と叫びながらアイツは電話を着る、あの馬鹿…なんでそんなにあたしの事が分かるんだよ…優しくすんなよ…そうか…あたしあいつの事を…

 

 

そこからの〇〇とのデートはほとんどは変わらなかった、ただ一つ変わったのは私の心境

〇〇…アンタは私の陽だまりだ…〇〇のためなら私は何でもできるし、なんだってしてあげれる、だから…私を見捨てないでくれ…あたしだけを見ててくれ…

そうだ…今度はあたしからご飯でも誘おうかな…その後家にも来てもらいたいからな…




クリスちゃん口悪くて可愛い
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