Armored Core Eastern War 作:ちょっとだけ別口
縁側には数年分の重みを纏った、今は最早肩書きばかりの博麗の巫女、博麗霊夢が座っていた。団子を齧って茶を啜るという日課を繰り返している彼女は突如として
「ちょっと。どういうつもり?わた──」
「『私はまだ日課の途中』なのよね。知ってるわ、そのタイミングを見計らって呼んだのだもの」
「『呼んだ』んじゃなくて『連れ去った』んでしょ」
霊夢がそう反論すると、スキマの中に更にスキマが生まれ、その場所から紫は姿を現した。口元を扇子で隠して笑っている様子が霊夢の目にはより腹立たしく映った。
「本当にどういうつもりなの?」
苛立たしさを隠そうともせず問いかける。
「いいえ、別に何かしようというつもりではないの」
「じゃあ何を──」
「『2年』」
「................?」
そうとだけ言った紫を怪訝な目で見つめる霊夢。何を言っているかわからないので、そうするしかないのだ。
「2年で行動を起こさないと、きっと大結界は崩れるわ。私が
紫がはあ、と溜息を吐く。
「そうなった理由も想像に固くないわ。恐らくは...........」
紫のその言葉に、霊夢が続けた。
「ま、十中八九
「そういう事でしょう」
紫は少し溜めてから言った。そして黙り込む霊夢を後目に言葉を続ける。
「人間が全て死ねば、その時のものを覚えている者は誰一人としていなくなる。AIだって、
「今の幻想郷?......外の人間も、妖怪や神に負けず劣らず随分と傲慢だったようね」
そう吐き捨てるように呟いて霊夢は肩をすくめた。
「呆れた。こっちの身にもなって欲しいわ」
「本当にその通り。外の人間は異常な早さの進化に対応し切れず、我が身を滅ぼした。そして今、幻想郷のあらゆる人々が外の世界と同じレールの上を急速に走っている。まるで自ら滅びを望むかのように、ね」
「滅び......外の世界と全く同じ末路ってワケね」
「そういうこと」
そして二人とも黙り込んでしまう。霊夢は団子の残りを齧り、紫も扇子を仰いでいる。時間にして10分ほど経った時に、紫が話を再開する。
「霊夢、貴女に私から最後のお願いをするわ。いい?」
「...........ま、面倒だけど、アンタには借りがあるからね」
霊夢がぶっきらぼうに返すと、しかしその答えに紫は微笑んだ。次に霊夢が聞いたのは、彼女の口からはとても聞いた事のない声色だった。
「それなら、一つだけ。...........助けて、この世界を。私達の愛した、この幻想郷を...........お願い。これは貴女にしか言えない事だから」
紫が珍しく、しおらしい声で霊夢に頼む。それは頼みと言うよりは、もはや希望、嘆願。そんな部類の呟きのようにも聞こえるものだった。
「......まったく、アンタのそんな声聞きたくなかったわ」
「霊夢......」
「良いわよ。私が守ってあげる。言わばこれは異変、なら博麗の巫女がこの異変を解決するのは、当然のこと。でしょう、紫?」
「.....!」
紫の涙が、流れた気がした。
どの話を優先的に完結させるべきか?
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射命丸文編(アリーナ編)
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霊夢・魔理沙編(機械化八人衆編)
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メインストーリー(オムニバス)