機動戦士ガンダム進藤   作:ドロップ&キック

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今回は閑話的……というか、ちょっとした原作の小さな疑問、解消回みたいな感じで。
まあ、大体サブタイのまんまですw

ああ、勿論このシリーズなりの解釈ってことで。




第022話:”ナチュラルとコーディネーター、その差ってなぁに? MS用OS編”

 

 

 

時々、ふと思う時がある。

ナチュラル用OSとコーディネーター用OS、一体何がどう違うのかと。

 

皆も疑問に思ったことがないだろうか?

コーディネイターには動かせるのに、なぜナチュラルには現行のOSでは満足に動かせないのか?

何がそこまで違うのか?

そして、我がオーブの優秀な科学スタッフはあっさりとその答えに行き着いた。

曰く、

 

『圧倒的に”速さ(スピード)”が足らない!!』

 

 

 

ゴキゲンか?

頭の中はいつもハッピートリガー(ダメじゃん!)、拳銃もクーガーのアニキも大好物なカガリ・ユラ・アスハだ。

スクライドは、あの熱さがたまらくね?

主人公の片割れが、うちの(キラ)と同じ保志総一朗(ほっしーVOICE)というのもポイント高いし、もう片方の主人公はなんと二枚目声の代表格たるグリーンリバーさんだ。

SEEDとWの主人公の夢の競演……豪華すぎじゃね?

しかもヒロイン(幼)は、かの魔砲少女だしな~。

 

 

 

とりあえず、話を元に戻して……この場合の速さとは何か?

それは、『単位時間あたりの入力量』だ。

 

動体視力やら反射速度、目→頭→手足というコマンドの伝達速度など、細かく話せばきりがないが、簡単に言えば「1秒間で選択して押せるスイッチの数が、平均値でコーディネイターがナチュラルより明らかに勝る」のだ。

例えば、100個並んだボタンから1秒間に任意の20個のボタンを押せるのがコーディネイターの平均だとすれば、10個しか押せないのがナチュラルの平均って事になる。

 

実はこれMSの操縦には、とんでもなく重要な差異なのだ。

MSというのは元来、「宇宙という三次元空間で、人に準ずる多数の関節(可動部)と全身に配されたスラスターを存分に使って、初めて驚異的な運動性を発揮する機動兵器」だ。

その分、従来のいかなる兵器より煩雑な操作が必要になるのが普通だ。

 

具体的に言えば「宇宙空間で真っ直ぐ進む」だけでも、基本的には航空機とさほど変わらぬ感覚で操縦可能なメビウスのようなMAと、手足まで用いた重心移動やそれ以上に全身のスラスターの合成推力で進むジンのようなMSは、操縦の難易度が違う。

そして、その難易度に比例し、「運動の自由度」が桁違いだ。

 

例えば、メビウスが攻撃手段のない真後ろに付かれたら、一度振り切るくらいしか窮地を脱する手段はないが、ジンならば横軸回転でも縦軸回転でも構わないが、「その場でクルリと振り向いて」撃てばいい。

しかも、基本は武装が固定されてるメビウスと違い、ジンは人間と同じくあらゆる方向に瞬時に武器を指向させることができる。

更に、0距離……クロスレンジの戦いなんて無茶なことまで出来るのが人型の強みだ。

 

考えてみて欲しいんだが……ナイフからバズーカまで扱える戦闘機サイズの巨人が、戦闘機と同じ速度で飛んできて三次元立体機動なんかやらかしたら、そりゃあ見るからに強いだろう?

しかも、ニュートロンジャマーの影響で、電磁波を用いた照準が肝の長距離砲撃や長射程精密誘導兵器の精度が著しく落ちる状況ならなおさらだ。

 

だが、それだけの運動を発揮するにはそれなりの制御の為の入力が必要であり、これもまた例えで悪いが「MSに戦術的に意味のある動きをさせるのに、1秒に10回の入力が必要」とした場合、それが出来るのがコーディネイターで、必要数の半分くらいの入力しかできないのがナチュラルと思えばいい。

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

ナチュラルの視点から見れば、「とんでもなく操縦が面倒で不親切設計。操縦者にまったく優しくない」のがMSであり、それをスペックごり押しで乗ってるのがコーディネイターということだ。

 

どうもコーディネイター……特に『プラントのコーディネーター』ってのは、「過度なまでのスペック偏重主義」なとこであり、実はコーディネイターは全てMSが乗れるわけではなく……というより、コーディネイターでさえも適性があるのほほんの一握りなのに、操縦を簡便化させてパイロットの間口を広げるような事は一切やっていない。

それどころか、

 

『操縦の難しいMSを動かせる事がコーディネイターの優越性の証! ナチュラル風情に動かせないMSを存分に扱える俺達Sugeeeeeeee!!』

 

ってノリだ。

本質的には、「病気に強く頑強なコーディネイターには薬なんて軟弱なもの不要!」と言わんがばかりに。プラントでは薬学が足踏み状態なのと同じ現象だ。

 

 

 

ここ、ナチュラルとコーディネーターの融和と共存を目指すオーブの首脳陣として、絶対に誤解してほしくなないから言っておくけど、コーディネイターって全部が全部超人じゃないからな?

「免疫能力の高さと整った容姿以外コーディネイターっぽくない(=身体能力とかはナチュラルと変わらない)」と評されるサーペントテールの”イライジャ・キール”みたいに、「スペックでナチュラルを圧倒できない」コーディネイターの方が、実は圧倒的な多数派だ。

つまり、コーディネイターは数字で表れる平均値が高いだけで、凡人はやっぱり凡人だって事だ。

それどころか、個体差がナチュラルより激しい(突出した者が出やすい)傾向があり、それがスペック至上主義に拍車をかけ、「願ったスペックが出なかった」という理由で、育児拒否や子児童遺棄の原因になったりするんだよな~。

 

 

 

少しは安心したか?

因みに、これをとある出来事から心底した時の”むったん(アズラエル)”は、まるで憑き物が落ちたような顔してたっけ……

 

何の因果だか、そんな理由があり『コーディネイターにもよく効く薬』は、『凡人コーディネイターが多数派らしく大手を振って生きている』我が祖国のオーブの方が研究が盛んで、先進的だ。

オーブってのは、祖が日本だけあって『全体的な調』を好み、『人同士の過剰な競争は嫌う』傾向が強いから、スペック競争に疲れ果てたコーディネイターには存外に住み心地がいいのかもしれん。

 

 

 

長々と話してきたが、ナチュラルとコーディネーターの差というのはそういうものであり、ナチュラル用のOSの開発が難航してるのは、「コーディネイターがスペックでゴリ押ししてる操作」を(すべか)らく、()()()/()()()()せねばならない》』点につきるだろう。

 

言うならば、『コーディネイターが毎秒10回行う動作を、ナチュラルは5回しかできない。ならば、足りない5回をソフトウェアで自動で行う』……

つまり、人が足らない部分をソフトで補うという、まあ実は人類が何度もやってきたことを繰り返してるのだが……だからこそ『何が最適な動きなのか? どこをどの程度自動化すべきなのか?』を模索し、最適解を出すまでに膨大なデータが必要になってくる。

 

(まあ、それを今まさにやってるのがうちの弟だったり、エリカ・シモンズとかだったりするんだけどね)

 

だけど、ワタシ……カガリ・ユラ・アスハは転生者らしく、別の切り口のアプローチを始めている。

その方法とは……

 

「とりあえず、次回のお楽しみってことで」

 

「お姉様? 誰と話してますの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




実はカガリは頭がわりかし良い説(挨拶

とりあえず、技術論的なのを一つ入れてみました(^^

実はナチュラルとコーディネーターの感覚の違いを書いておきたいなと思ったのがきっかけです。
「不便で扱いが難しいものなら、便利で簡単にしたい一般人(ナチュラル)」と、「ナチュラルに扱いが難しくて動かせないものを動かせることに優越感を覚えるコーディネイター(特にザフト)」……

「ナチュラルのクセにモビルスーツなんて生意気なんだよっ!」
なんてセリフが出た裏側には、こんな感覚があったのではないかな~と。


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