という訳で、今回のエピソードの主役は、とあるMSです。
MSは、銃やバイクと同じ程度には道具として好きなカガリ・ユラ・アスハだ。
腕前は……まあ、気にするな。
勘づいた人もいると思うが……銃とバイクが好きなのは『キノの旅』の影響だな。
ただし、ワタシの本来の愛銃はもっとゴツく、バイクはしゃべるのは1台もないけど、排気量はどれもエルメスよりデカイぞ?
思わず忘れそうになるが……イズモは現在、ユニウスセブン、正確にはその残骸に向けて航行中だ。
あっ? 別にユーラシア大陸のど真ん中に落とすためとかじゃないぞ?
それは3年後くらいの腐れザフトに任せるとして……取りあえずはプロパガンダの素材集め、最新画像の撮影っていうのが
それはともかく、
「取りあえず、確かに強そうではあるんだよな」
現在、格納庫の中ではユニウスセブン到着までの間、暇を持て余した(?)ギナ兄ことロンド・ギナ・サハクとややマッドの
(いや、それはそれでいいんだけどさ……)
「両腕が”
思わず関西弁(似非)になってしまったではないか。
「”
ギナ兄、その見解はどうなんよ?
いや、まあせっかく両腕拾ったんだし、両方取り換えた方がバランス調整とか面倒くさくないから気持ちはわかるけどさ。
(まあ、確かにトリケロスとかを取り外して、ゴールドフレームの腕に取り付けるよりは、必要な手順は少なくなる……のか?)
前にも何度か書いたが、大西洋連邦とオーブは開発場所こそ極秘だっただけで、MSの共同開発自体は割と大々的に発表されている。
オーブなんざ国民投票までやったんだから、それこそ国民の大半は知ってるだろう。
なので、大西洋連邦のGAT-XシリーズとオーブのMBF-Pシリーズの親和性はずっと高く、言ってしまえば兄弟機と言ってもいい。
前に触れたかもしれないが、例えば原作ではゴールドフレームしか手のひらにある大西洋連邦共通規格の武器用エネルギー供給ソケットを持っていなかったが、この世界ではMBF-Pは標準装備で、おそらくは後の量産型アストレイにも受け継がれるだろう。
他にもエマージェンシー・ウエポンとして対装甲コンバットナイフの”アーマーシュナイダー”がアストレイにも標準装備されている。
あっ、どちらかと言えば、低燃費&長稼働時間を目指すアストレイに、アーマーシュナイダーは相性の良い装備だ。
逆に今まさにゴールドフレームに搭載されようとしてる新型バッテリーユニット、新素材大容量高温超電導燃料電池の”パワーエクステンダー”は、設計段階から大西洋連邦と共通規格で、ザフトの襲撃が無ければGAT-Xシリーズ全機とマッチングテストが行われる予定だった。
無論、結果が良好なら「原作よりずっと早い段階で」標準装備になったはずだ。
要求性能やコンセプトの違いで、装甲とかは大きく違うけど、実はインナーフレーム(UCガンダムファンとしては是非ともムーバブル・フレームと呼びたい!)は、ほぼ同じものだ。
流石に変形前提の”
それは当然、手足の接続部にも当てはまるってわけだ。
☆☆☆
原作と違い「いきなり両腕をブリッツのそれと付け替える」なんて贅沢(なのか?)ができるというのも、大体ロウ一味と一緒にヘリオポリス周辺で限界まで粘ったおかげだ。
その成果は十分……というか、想像以上の成果、アイテムゲットがあった。
おそらくだが、イズモに詰め込んでるGAT-Xシリーズのパーツや周辺機器/装備だけで、アークエンジェルが詰め込めたストライク用のそれの数倍はあるんじゃないかな?
避難民と一緒に本国へ持ち帰らせた分は、更にその数倍だ。
「それはそれとして……」
(
たしか、原作だとギナ兄が拾ったゲイボルグを脱出のためにブッパしたけど、調整不足が祟って右腕も一緒にあぼーん、
(それが原因で、たまたま拾ったブリッツの腕を取り付けるって展開だと思ったけど……)
どうやら、今生でもギナ兄はブリッツとゲイボルグには縁があるらしいな?
「まあ、問題は取り付け方法か……」
(見た感じストライカーパックの接続部と”
「これって、”バズーカ・ストライカー”じゃね?」
いったい何年、時代を先取りしてんだ? あのマッドどもは。
☆☆☆
「どうしたカガリ? 我がゴールドフレームに熱い視線を向けて?」
「いや、別に熱視線を向けてるつもりはないけどさ……」
”我が”って早速、個人所有宣言かい。
というか、まだ黄色の”安全第一”メット被ってるんかい!
「ギナ兄、もしかしてそのヘルメット、気に入ってるのか?」
「うむ。嫌いじゃないぞ?
味わってどうすんだよ?
「それに安全規定上、格納庫等ではヘルメット着用は義務じゃなかったか? それ以前に、なぜおまえは装着しない?」
似合わないからだよ!
それと、その業務は整備士などの現場作業員の規定だからな? 一応。
(ギナ兄って変なところで日本人してるよな~)
それはともかく、
「アストレイってストライカーパックに対応してたっけ? あのシステムって、”
「その答えなら簡単だ。ストライカーパックの接続部や本体側のパーツも拾ったからな。試しに組み込んでみた」
いや、ガンプラの改造とかじゃないんだから。そんな簡単に……
「A-4スカイホーク(=アメリカ合衆国の20世紀中期に製造された傑作艦上攻撃機。四半世紀もの間生産された)にボフォース40㎜機関砲を搭載するよりは、無茶な改造ではあるまい?」
いや、それ”エリ8”ネタじゃん! しかもマイナー。
「ギナ兄、相変わらず”エリア88”好きだな~」
いや、紹介したのワタシだけどね。
「あれこそ、”古き良き時代の浪漫”だろ? 多くの国が数々の戦闘機を作り、空を彩っていた華やかな時代だ」
いや、あれってそういうんじゃ……もっと、殺伐としてると言うか。
(いや、今生も十分に殺伐としてるか)
殺伐さはどっちが上か分からないが、死んだ数は比べ物にならないくらいこっちの世界の方が上だろう。
そしておそらく、これから更に殺伐さは加速するだろうしな。
「ところでギナ兄、この機体の名は決めたのか?」
「いや、正式名称はまだだ。仮コードは”MBF-P01C”、Cは
確かにこの改造度じゃ、”
原作に沿った表現するなら、両腕をブリッツのそれに換装したからピアサーロックが追加になってるけど、
(”天(未完成)”が一番近いのか?)
「悪くないんじゃね? そういやブリッツの腕使ってるなら、両腕消しながら攻撃して、相手の意表を突けそうだな?」
ふと思い出したのは、原作でギナ兄がロウ相手にやってた『お手てナイナイ攻撃』だ。
まあ、この世界でロウともめる可能性は低いだろうから、見る機会はないかもしれないけど。
「確かにフェイズシフトと切替式で、ミラージュ・コロイド・ステルスができたな……全身隠せなければ意味がないと考えていたが、」
「物は使いようさ」
犬と鋏モナー。
両手がステルスできるなら、もしかしたら威力倍増するかもしれんし。
「ところでカガリ」
「ん?」
「あと半日もすれば、ユニウスセブンだが、撮影の準備はいいのか?」
「そのあたりは怠ってないよ」
さてさて、果たして鬼が出るか蛇が出るか……
(はたまた、もっと厄介なピンクの歌姫様が出てくるか……)
結果によっては、益々混迷するだろうな。
(この世界は、さ)
ギナ兄、実はオールドファッションの漫画(再構築戦争以前の日本古典作品)とか好きみたいっすよ?(挨拶
という訳で、日曜の朝の更新は、ゴールドフレーム、正確には”MBF-P01C ゴールドフレーム改”の登場となりました(^^
作中でカガリも言ってましたが、”天(未完成)”に近い装備や特性の機体ですが、両腕がブリッツの物に換装されている(ピアサーロックも追加されてる)のと、ゲイボルグがバズーカストライカー風(!?)に装着されてるのが大きな違いですね~。
原作の”天”シリーズと似て非なる進化をしてゆきそうですが、よろしくお願いします。