唐突ですが……サブタイは真面目ですが、オープニングはグズグズです。
おまけに微エロ(?)、注意です。
前回までのシリアス風味の反動が出てます。
脳みそ柔らかくしてお読みください。お願いします。
よろしいですか?
では、お楽しみください♪
さて、その頃一方アークエンジェルでは……
「あはぁ……きらくんのいっぱいだよぉ」
「ダメだよ?
「いいよぉ。もっとまりゅうであそんで♪」
「マリューは本当にえっちな
「うん! まりゅうはえっちな子なのぉ。だから、きらくんもっとしれぇ♪」
「いいよ。マリューのお腹がパンパンになるまで、赤ちゃんができるまでしてあげる」
「まりゅう、きらくんのあかちゃんいっぱいうむのぉ! ぜったいままになるんだからぁ」
「うん。楽しみにしてるよ。僕の可愛いマリュー」
「うれぃいよぉ」
…
……
………gdgd通り越してgzgzじゃねーか。はっ!?
すまない。第三者委員会、もとい。三人称視点と申すものだが、回線をつなぐ部屋を間違えたようだ。
ルビが何か違う気がするが、気にしてはいけない。
何かコメントを残すとすれば、やっぱりキラ・ヤマトはスーパーなコーディネイターだったということだろうか?
そっち方面でスーパーっぷりを発揮してどうする?という気もするが……ベッドヤクザと評判高い、体は女(胸は薄いが)で心は両性具有というのが双子の姉というのだから仕方ないのだろう。多分きっとメイビー。ある意味、撃墜王らしいと言えばらしい。
あと、マリュー・ラミアスは……うん。想像以上にダメだったというか、年下の男の子に好きなようにされるのが、想像以上に良かったというか、そんで墜ちたというか堕とされたというか……まあ、そんな感じだ。
色々言いたいことはあるが、とりあえず幸せそうなのは何よりだと、無難なコメントでしめさせてもらう。
☆☆☆
視点(回線)は改められ、時間は前後する。
「えっ? ユーラシア連邦の軍事施設……ですか?」
戸惑うような顔をしたのは、今やマリューの勧誘で「オーブの下士官候補生だが、緊急事態ゆえに大西洋連邦へ臨時出向」という形で大西洋連邦の軍服に袖を通すことになったヘリオポリス・カレッジ組……そのリーダー格、真新しい青の軍服と眼鏡が眩しいサイ・アーガイルだった。
「あちゃー。よりによって
同じく真新しい制服のトール・ケーニヒは露骨に「アイタタ」という顔をし、
「トール、言い方。大西洋連邦はユーラシア連邦や東アジア共和国と地球連合を結成してるんだから……」
ピンクの制服がどことなく可愛いミリアリア・ハウはそうたしなめるが、内心は完全同意な上に、貞操の危機は感じていた。
日本の伝統を引き継ぎ、その歴史用語になった国の気風と南洋のおおらかな気候が合わさった結果、輪をかけて性的文化に大らかなオーブ出身で、ついでに処女ではないとはいえ、だれかれ構わず股を開く気は彼女にはなかった。
「でも、”
”ユラ助”というのは、”ロシア人のとある呼び方”から派生して生まれた(ロシアという国ももうない為)言葉だ。
「ぶっちゃけ、”東ア共”と同じ穴の狢じゃん!」
”東ア共”は、日本語が公用語のオーブでは好まれて使われる単語で、ストレートな意味では”東アジア共和国”の略称だが、実際には……
”
という隠喩で使われている。
まさに東アジア共和国が、どの国を主体にして生まれた国なのかをよく表す言葉だった。
そして、それはオーブにとり、何があろうと決して相容れない国ということも示している。
「銃がいるね。それもなるべく強力なものがいい」
そうボソッと呟くのは一人だけ、整備員が着るツナギに身を包んだカズイ・バスカークだった。
何故、彼だけが一人ツナギなのかというのは、別にボッチだからという事ではなく、ちゃんと理由があって……
~回想~
「むしろなんで、みんな整備課じゃなくてブリッジ詰めを選ぶのさっ!?」
「「「えっ? だって人手不足だって言われたから……」」」
「もっと工業系カレッジ学生の誇りを持とうっ!?」
~回想終了~
真っ当すぎて草が生えるレベルだった。
大丈夫だカズイ。コジロー・マードックは君に強く期待している。
「あの、この反応って……?」
困惑気味なのは、マリュー・ラミアスだった。
生粋の大西洋連邦、今でいうアメリカのダウンタウン出身のマリューには、どうもこの感覚は理解しがたいらしい。
「僕らはオーブ人なんです。マリューさん」
そう答えるのは、コーディネイターなのにナチュラルにマリューの横に立っていたキラだった。
「ヤマト少尉、何度も言ってるがせめてブリッジでは恋人つなぎはやめろ」
とたしなめるのは、マリューがアレなため事実上のアークエンジェルのボスとして君臨する、ナタル・バジルール中尉。本来なら仮にも軍人であれば「ラミアス大尉」と呼ばないことも注意すべきなのだが、それについてはもう諦めた……というか、どうでもよくなったらしい。
「あっ、すいません。つい無意識に」
ぱっと手を放すキラに、「あっ……」と心底寂しそうな声を漏らすマリュー、「どんだけ依存してんだ?」と言いたげに溜息をつくナタルに、苦笑するムウ・ラ・フラガというのが、最近のお約束だ。
大丈夫なのかこの船は?
「坊主、そこら辺のこと少し詳しく説明してくれんか?」
とムウ・ラ・フラガ大尉。
「僕は幼年学校が月のコペルニクス市で過ごしたので、生粋のオーブ育ちのサイたちほどうまく説明できないかもしれませんが、」
キラはそう前置きしてから、
「約70年前の再構築戦争の出来事を、かつて母国に何が起きたかを、オーブ人は決して忘れない……そういうことです。ムウさん、地球連合が結成されオーブが勧誘をかけられたとき、何と返答したか知っていますか?」
「ああ」
思い当たったように、
「確か、『東アジア共和国とユーラシア連邦がいる限り、オーブは決して地球連合には加盟しない』だったか?」
キラは頷き、
「正確には『大西洋連邦との長年にわたる友誼を違えるつもりはない。だが、我が国の建国の歴史的背景と国民感情を鑑みれば、ユーラシア連邦と東アジア共和国が加盟する地球連合に草鞋を置くことも、轡を並べることもできない』です」
実はこの言葉、C.E.70年2月8日の、『ウズミの中立宣言』の中に出てくる、「
国民感情への配慮とも、対外姿勢の抜け道の確保とも言われる一節であるが、これを言わねばならないあたりに、この世界線でのオーブの立ち位置が浮き彫りになっている。
これが、つい先日まで……もしかしたら、今もそうかもしれない「熱狂的なウズミ人気」の一因になってるのは、実に皮肉と言えよう。
もっとも、もしこの場にカガリが居れば、
『親父殿の本音としては、大西洋連邦ともこの機会に縁切りしたかったんだろうけどね。そんなことは許さないけど』
とシニカルに笑ったことだろう。
「フン。軍人としてはともかく、国防の気構えくらいはあるということか」
セリフは厳しいが、どこか上機嫌なナタルは、
「良いだろう。サイ・アーガイル、トール・ケーニヒ、ミリアリア・ハウ、カズイ・バスカーク、それにキラ・ヤマト」
微かな笑みと共に、
「お前たちに銃を貸し出してやろう。そして、艦内の帯銃も許可しようじゃないか」
みんな、マリューさんがエロすぎるのが悪いんやーっ!!(横島風挨拶
エロいよねマリューさん。無印OPのシルエット回転乳揺らしとかw
うん。評価バク下がりしそうな怖さが~(滝汗
そして、キラはやっぱりスーパーコーディネイターだった(ヲイ
なんか、カズイがまたしても微妙なポジション変更がなされてますが……原作より血の気が多そうなヘリオポリス・カレッジーズ(?)は果たしてどう動くのか?
原作と同じ展開に、なるようなならないようなアルテミス編のスタートです♪