とりあえず、今回はライトなエンカウント回で、ちょっと今後の伏線も入れてみようかと……
さて、2隻の船のトップ会談の始まりだ。
ちなみに、今いるのはイズモの人工重力区画にある貴賓室だ。こういう場所があるんだから、ホント贅沢な船だよな~。
「えっと、アークエンジェル艦長のマリュー・ラミアス大西洋連邦大尉です」
あれ? なんかオドオドしてね?
いきなり呼びつけられ、貴賓室に連行……案内されたから、緊張してるのか?
何か違う感じもするが。
「同艦副長、ナタル・バジルール中尉です」
こっちはこっちで表情が滅茶苦茶強張ってるな?
ほぼほぼギナ兄のせいだろうけど……
「ロンド・ギナ・サハク、オーブ国防委員で今はイズモの艦長を兼任し、ゴールドフレーム改のパイロットでもある」
ギナ兄、事実だが盛り過ぎだ。
相手が戸惑ってるじゃないか。
「同じくカガリ・ユラ・アスハ。同じくオーブの国防委員だ。この船での役職は……特にないな。強いて言うならオブザーバーか?」
まあ、ここまでは問題ないな。
とりあえず、現状を説明しておくと、エンカウントしたイズモとアークエンジェルは、舳先を互い違いにする感じで横並びとなり停船している。
そして、ギナ兄、もとい。ギナ艦長は間髪入れずに艦長のマリュー・ラミアス大尉と副長のナタル・バジルール中尉を呼び出したという訳だ。
(まあ、こっちから出向くよりはマシな判断だよな)
行ったとしても、アークエンジェルの方が受け入れに困っていただろう。
それにギナ兄……ああもういいや。心の声はギナ兄で統一しよう。
ギナ兄の場合、多分……いや、十中八九”
あっ、マリューとナタルは、普通にアークエンジェルに搭載されてた
でも、あれって死傷率半端じゃないよな? 折り紙幼女ちゃんや原作フレイが死んだのも、ランチに乗ってる時だし。
というのも、ザフトの腐れ民兵共は平気で脱出艇を撃つからだ。
(平気で投降兵を撃ち殺すザフトにモラルなんて物を期待してないから、それは当然としても……)
リアルに考えるなら、アニメの制作サイドは『面白半分に
他の数々のザフトの戦争犯罪もだが……あれ、本当に地球上の国家でやったら多国籍袋叩きにあって国亡くなるレベルだぞ?
それとも、「10億殺したザフトなら、あれくらいは許される」とでも思っていたのかねぇ。
☆☆☆
あっ、それと武器は両艦とも
これは別にお互いをけん制してるわけではなくギナ兄の判断で、『会談の最中に奇襲でも受けたら目も当てられん』と、むしろ警戒を密にするようアークエンジェルにも伝えたのだ。
実は階級的にはナタルより上のムウ・ラ・フラガ大尉にアークエンジェルに残ってもらったのもその一環で、流石に戦闘系の尉官が一人も残っていなくては、万が一の時は対応できないしな。
そして、『キラが
まあ正直、このタイミングで「お姉ちゃんだよ」はやりたくないんだよなー。
どこまで原作知識が通じるか疑問だが(フレイもイズモにいるし)、この時期のキラ・ヤマトって精神的に少々まだ打たれ弱いところがある。
ここで、『実はお前さんはオーブの重鎮の双子の弟なんだ。生まれはメンデルで製作されたスーパーコーディネイター』なんて言ったら、どんな反応示すかわかったもんじゃない。
流石に情報過多で、自我やら精神やらに傷が入る……という事はないだろうが、結果が読めない以上、余計なリスクは回避すべきだ。
ワタシは確かに死んだら地獄行き直行便の鬼畜外道だって自覚はあるが、かといって意味もなくアークエンジェルに不必要なリスクを背負わす気はないからな。
それに個人的には、もう少し落ち着いた環境で姉の名乗りをあげたいもんだ。
そこ。生暖かい目でワタシを見るな。
とまあ、ここまでは良かったのだが……
「最後になりましたが、わたくしが”プラントの歌姫”ことプラント最高評議会議長シーゲル・クラインの一人娘、ラクス・クラインですわ♪ 以後お見知りおきくださいませ」
なぜお前がしれっとここにいるラクス!!
☆☆☆
「オブザーバーとして参加を許可した」
さよでっか。
ギナ兄、もはやラクスの扱いが面倒を通り越して、もはや雑になってやしないかね?
というか、ワタシに丸投げしてる感が半端じゃないんだが……
あーあ、ほら見ろ。
マリューとナタルが、『人類ぽかーん計画』になってしまってるではないか。
あっ、ギナ兄がこっち見てやがる。
(はいはい。わーりましたよ。フォローしろってことでしょ?)
「悪いな。ラミアス大尉、バジルール中尉。国家機密に該当しかねん案件ゆえ、詳細は話せぬが……ラクス・クラインがここに居るのは、少々込み入った事情がある」
嘘は言ってないぞ?
『海賊よろしく非武装の民間船襲撃していたのがユーラシア連邦の船で、襲われた船には好意的ではない勢力の重要人物が乗ってました。成り行きで救助したんだけど、扱いに困ってます』なんて、明らかに気軽に口にすべきことじゃない。
「彼女がこの場にいる許可と、この件は内密に願いたい」
すると何とか再起動を果たしたらしい二人組は、
「い、いえ、どうかお気になさらずに! 内密の件は了解致しましたわ」
マリューさん、声が裏返ってるぞー。
「ザフトからの逃避で精一杯の我々には手に余る案件。どうかご随意にお願いいたします」
ナタルのが、まだちょい冷静かな?
顔色は悪いけど。
「この娘はほんのオマケ程度に思ってもらってかまわん」
「あら? ギナ様ったら、ちょっとひどいですわ」
「だまれ」
あれ? もしかして相性は悪くないのか?
☆☆☆
「そっちが受領予定だった
ギナ兄が、リストを読み上げながら……
「それと、こちらが回収できた”
「ご厚意に感謝します!」
と大きな乳を揺らしながら、割と整った敬礼をするマリュー艦長。
「礼はいらぬ。対価にそちらからのデータを根こそぎコピーするのだ。文句はない」
まあ、アークエンジェルはモルゲンレーテが基礎設計から関わってた船だからな。
このくらいの芸当はできるさ。
それに、実戦データは今のところ値千金だしな。
(それに、”ドミニオン”へのフィードバックもできるし)
アークエンジェル級
既に”むったん”、というかアズラエル財閥との売買契約は成立(売買先が大西洋連邦じゃないことに注意!)してるが……
元々は『
基本的にドミニオンはアークエンジェルと同じ船と言っていいが、量産を前提に一部設計を変更/拡大/簡易化していたりしていて、厳密に言うならドミニオンを基に建造される船が出てくるとすれば、”改アークエンジェル級”とか”ドミニオン級”と呼ぶのが正しいだろう。
実は原作と違い、アークエンジェル・タイプの船はMSの大量生産とセットで、量産される可能性がある。
言ってしまえば、スパロボオリジナル系における”スペースノア級万能戦闘母艦”の立ち位置を期待されてると考えていい。
もっと仰々しい言い方をするなら、MSとそれを最大限に活用できる母艦の開発は、提唱者の名を取って『ハルバートン
(一番の出資者が、地球同盟でも大西洋連邦でもなく、オーブとアズラエル財閥というのが何とも滑稽だが……)
ハルバートン
まっ、なにを言いたいかと言えば……
「遠慮せず、使えそうなものは受け取ってくれ。アークエンジェルに簡単に沈まれて困るのは、こっちも同じだ」
ラクスを混ぜた途端、「軽め」の意味が変わってしまった件について(挨拶
ある意味、重くなったとも言える罠w
コラボの方で第1話からドミニオンが出てきたので、こっちでもちょろっと名前だけ出してみました。
もう建造が始まっていて、アークエンジェルの運用データも組み込まれるようですが……早速、むったんが売約済みでござったw
そして重要なのは、カガリが時折見せる謎の「姉の気遣い」のせいで、キラが
カガリ→まさか弟とマリューが「そういう関係」だとはつゆほども思ってない(原作知識の弊害)
マリュー→まさかキラの双子の姉が、”オーブのとっても偉い人”だとは思っていない
という喜劇が……w