機動戦士ガンダム進藤   作:ドロップ&キック

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もう夜遅いですが、明日が休日なので、夜更かししてる誰か読んでくれることを祈ってアップ(^^




第055話:”敵が愚かなのはありがたいことなんだが、こうまで容易いと逆に罠を疑いたくなるのが人のサガ”

 

 

 

ワタシ事、カガリ・ユラ・アスハは、レーザー通信回線を繋ぎっぱなし(傍受状態)にしてあるロウ・ギュール一味の母艦”ホーム”と、ユーラシア連邦宇宙要塞”アルテミス”との間で行われた通信……そのあまりの無茶苦茶っぷりに、つい顔をしかめてしまう。

 

 

 

『だから! 俺達は”()()()()()()()()()()()()()()()()”で、”アルテミス”の被害調査に来たと言ってるだろうがっ!! ()()()()()()()()()()()()()()/()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()だってあるんだっ!!』

 

『黙れ海賊風情がっ!! その公文書とやらも偽造したものに決まっておるわっ!!』

 

『誰が海賊だっ! ジャンク屋組合のマークが見えないのかよっ!!』

 

『ジャンク屋なぞ、所詮は宇宙の火事場泥棒だろうにっ! 海賊とどう違うっ!!』

 

いや、まあそれについてだけは全てではないが同意見(こいつの言葉に一部でも同意できるなんて、なんか嫌だなぁ)なんだが……それにしても、

 

(分かってはいたが、)

 

「ガルシア司令、バカ過ぎだろう」

 

予想以上に簡単に引っ掛かってくれたもんだ。

逆に簡単に引っ掛かりすぎて、もしかしたら罠じゃないかと不安になるくらいだ。

 

 

 

~回想~

 

 

ワタシがロウ・ギュールに提示した作戦は至ってシンプルだ。

 

・原作通りに”アルテミス”に近づき、ガルシアたちの目の前で”レッドフレーム”を見せびらかすように、あるいは挑発するように動かすこと。

 

『つまり、俺たちに囮になれと?』

 

「いんや。頼みたいのは、デコイの役目じゃなくて大物を釣り上げるルアーの役目さ」

 

確かに、目の前でレッドフレームをちらつかせただけならただの原作再現ではあるが……

 

「その際、必ず今回の観察任務(ミッション)は、『オーブ、それもワタシとロンド・ギナ・サハク、国防委員会二人の署名が入った”()()()()()()”がある』事を強くアピールしてくれ。誰も疑う余地がないくらいな」

 

と伝えてから、

 

「ああ、それともしガルシアがMSをよこせと言ってきたら、こう返して欲しいんだ。あのな……」

 

 

 

~以上、回想終了~

 

 

 

レッドフレーム(コイツは)は、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()だっ! やれるか!!』

 

そう。実際にはロウ・ギュールにレッドフレームを譲渡する気満々だが、建前的には『モルゲンレーテ社からMS機体開発のための供与』であり、所有権はモルゲンレーテ社にあることになっている。

一応、これにも意味がある。

『ジャンク屋風情に最高機密兵器をくれてやるなんて……』と言い出す奴が、左右を問わずに必ずいるからその対策という訳だ。

 

そして、モルゲンレーテ社ってのはオーブの国有企業であることは、国際的にも常識の範疇だ。

少なくとも、職業軍人で知らないバカはいない……と思いたい。

 

『それがどうしたっ! 命が惜しければさっさと置いて行けっ!!』

 

と益々ジンに乗った傭兵をけしかけるガルシア。

 

『だーかーらーっ! コイツはモルゲンレーテからの預かり物! バックにゃオーブが付いてるってのっ!! コイツを奪うってのは、まんまオーブに喧嘩売るってことなんだよっ!! アンタ、それ分かってるっ!!?』

 

器用に避けながら、そう怒鳴り返すロウ・ギュール。

『8』のサポートがあるとはいえ、やっぱ腕良いよな~。

 

そして、

 

「はんっ! あんな小国の何を恐れる必要がある!! 文句をつけてきたなら、そのまま捻り潰してくれるわっ!!」

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

はい。ガルシア君、アウト。

もう言い逃れはできないね?

 

「”ザ・ワン”、録画と録音は?」

 

「バッチリでソキウス」

 

(さてと、)

 

これでいくらでも外交上、マウントが取れる。

いつものようにユーラシア連邦とはまともに話なぞできないだろうが、

 

(大西洋連邦の頭の固い連中を納得させられれば問題はない)

 

それとガルシアにどこまでその自覚があるかは知らないが、将軍というのは軍の中でも特別で政治と無縁でいられる役職ではないんだ。

 

『聞くに堪えんな』

 

そう好戦的な笑みを”ゴールドフレーム改”のコックピットで浮かべているのは、毎度のこととはいえ”イズモ”の艦長席をワタシに丸投げにしたギナ兄だ。

 

「ギナ兄、お待たせだ」

 

ブリッジの中じゃないから別にいいだろ?

 

『待ちかねたぞ。愚妹』

 

愚妹は余計だっつーの。

 

「作戦指示は特にない。好きなように暴れて好きなように傭兵どもを蹴散らしてくれれば、それでいいよ」

 

『委細承知だ』

 

まったく……あの兄は、いつになったら「我慢」とか「表情に出さない」ってスキルを覚えるのかね~。

 

「んじゃあ……」

 

ワタシは大きく息を吸い、

 

「イズモMS隊、全機発艦セヨッ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

きんぐくり~むぞん♪

とは言わないが、ギナ兄とチーム・ソキウスの奇襲で、一気に状況は我らが有利に傾いた。

ゴールドフレーム改に、組立ホヤホヤとはいえ”スリー”が操る”グリーンフレーム”、そしてジン・ハイマニューバ並みのスペックを持つオーブジンを操るソキウス達……ぶっちゃけ、負ける要素ないです。

 

(さて、”アルテミス”までの射線も開けたことだし)

 

特に砲撃の邪魔になる障害物も無しな上、こっちのMSが傭兵部隊を文字通り蹴散らしてる為、未だに発見された感じはない。

確かに、元々光波防御帯の防御力に頼り切った”アルテミス”の哨戒/警戒網は大したもんじゃなかったが、

 

(よほどこちらの奇襲に慌てふためいてると見えるな)

 

ならば、やることは一つ!

 

「ゴットフリート、1番から4番まで同調射撃、準備!」

 

まあ、いきなり”陽電子砲(ローエングリン)”使わないのは武士の情け……ではなく、これから突入戦やろうってのに、間口を広げ過ぎても面倒が増えるだけってことだ。

 

「目標、半壊した()()()ドッグ部分……」

 

そう、アークエンジェルが脱出の時、派手にぶっ壊した場所だ。

当然、”全方位光波防御帯(アルテミスの傘)”はまだ機能していない。

 

(もっとも機能していたら傭兵なんぞ使わないだろうけどな)

 

「全門斉射よぉーい!!」

 

アウトレンジから砲戦は、我らが日本人だった頃からDNAに刻まれた十八番(オハコ)

 

(とくと味わうがいい野蛮人共……!)

 

()エッ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




”提督の決断”の最新作出ないかなぁ……(挨拶

”艦これ”もいいけど、たまにはコーエー系の硬派な第二次大戦物とかやりたくなります(^^

さてさて、今回の最大の殊勲賞は誰かと言えば……ガルシア君一択でしょうねw

オーブのひも付きだと言ってるのに強奪しにかかるなんて、まさにユラ助……もとい。ユーラシア連邦軍人の鏡!
いや~、流石に「あの国」の末裔ですなw

とはいえ、ガルシアって苗字はスペイン系が多いはずなんですけど、心は実態はともあれ大国指向の北国で育まれたのでせうなー。

とりあえず、”アルテミス”攻略は次回で終わる筈……終わるといいなぁ(^^



追伸
最近、仕事の関係で平日があまりに忙しい為、なるべく週末に頑張ろうかなーと思ってます(^^
思う存分に書けた連休が懐かしひ(泣

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