SAO イーディスと逝くアンダーワールド   作:難波01

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秘密裏に進められているプロジェクト。仮想世界を作り、いずれ兵器運用されるAIを作り出すもの。

 

 

 

プロジェクト・アリシゼーション

 

 

ダークテリトリー

 

 

 

 

SAO好きなら知っているであろう単語である。

 

SAOはゲームにフルダイブ、つまりはVRMMOを確立させた近未来が舞台の作品でゴブリンとオーク、その二種を使役するソーサラーに追われる彼の好きなアニメ作品の一つだった。

 

「感触はまさに現実(リアル)のソレ・・・・てか不幸だァァァ!!」

 

先程まで彼はSAOを題材としたアクションゲーム「SAOアリシゼーション・リコリス」をプレイしていた。

 

良くも悪くも話題になったゲームである。

 

進行不能バグとか色々でて、画面のフリーズなんて今に始まったことではないと彼はゲームを再起動しようとホームボタンを押した。

 

そして、意識のブラックアウト。単なる寝落ちかと思ったら冒頭の通りコレですよ。

 

目が覚めたら、まさかのダークテリトリースタート。

 

とある科学都市のツンツン頭、テメェの幻想をぶっ壊すでお馴染みの彼のような叫びを上げて逃げている彼の名はアバター名:シズク、「アリリコ」では二刀流を使用し、STRとAIGを中心にステータスを伸ばしていた。

 

故にゴブリンだろうがオークだろうがダークソーサラーだろうが追いつけるものなら追い付いて御覧なさい?脱兎の如く逃げるシズクさんを捉えることが出来たら褒美をくれてやろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「逃げるなッ白イウム!」

 

「聞けない相談っ!!」

 

ダークテリトリーを爆走すること数十分、何でアンダーワールドにいるのかとか絶賛混乱中のシズクを他所にゴブリンとオーク、その後ろに構えるダークソーサラーの皆さんは怒り心頭である。

 

「死ねッ!」

 

人界、平たく言うとキリトやアリス、原作メンバーが奮戦している側へ通じる抜け穴から尖兵のゴブリンが働き蜂のようにわいて出てきて進路を塞ぐ。

 

一見積みに見えるこの光景、皆さんも子供の頃に鬼ごっことかして体験したことあるんじゃないか?あ、この場合、刑ドロか・・・どっちでもいいや。

 

「うっ・・・・ガハ!?」

 

まぁ、違うとしたら相手が殺意ましましで七・八メーターはあろうオークが棍棒を振り被って打ち据えてくるくらいだろう。

 

ゴブリンの振るった棍棒を避ければ、のそりと出てきたオークの拳をモロに受けて吹っ飛ばされたシズク。ピンボールのように何度か無骨な手掘りの洞窟の壁にバウンドしながら最終的に人界側へ出たらしい。てか身体頑丈・・・そんなにVIT振ってなかったと思うけど死に掛けてない?もしかしなくても死に掛けだよね!?

 

「さぁ霧舞、思いっきり吐いちゃえ~!」

 

全身打撲、ついでにどっかの骨が逝っているシズクが何とか頭だけ動かして、打ち出された洞穴に火炎ブレスを吹き込むドラゴンがいた。

 

うん、ドラゴン。飛竜、その傍らで刀を地面に刺して微笑んでいる少女がいる。

 

壊れてない?彼女、壊れてないかな?てか、ドラゴンを手なずける少女・・・・うん、普通じゃないわ。てかの鎧は整合騎士様が皆さん着ている物だよね?となるとここは人界ですか。しかもいきなり整合騎士と出くわすと。

 

「・・・・あっ」

 

洞穴が崩れるのを見届けた少女と視線を交えるとそう呟いた。

 

そして、シズクの態勢と自分の立ち位置からスカートを覗かれたと思ったらしい。一瞬の間を置いて死に体へ蹴りが飛んできた。

 

「この・・・変態っ!!」

 

「ぐぼほぅ!!?」

 

まさか、おもいっきり脇腹を蹴り上げられるとは。と言うか今のでデスったらどうする気だ!?死んでも死に切れん!シズクさんはM気質じゃない、美少女に蹴られて死ねるなら本望ですなんて言うわけないだろ!なんて台詞にはできない無言の抗議をしつつ、脇腹に走る激痛、いや全身痛いんだけども。に必死に耐える。

 

「グルゥ」

 

そんな主の凶行を先程までブレスを吐いて焼却活動に勤しんでいた飛竜・霧舞がシズクを口先で小突いて、顔を真っ赤にして今度は刀を抜いている少女を小突く。

 

あ、ファンタジーなペットの優しさが身に染みる。今は何されても激痛しか走らんけども。

 

「ごめん!生きてるかな?無事かな?」

 

少女の問いかけに何とか頷くことで応答するとパァ!と明るい笑顔を浮かべた。

 

あ、こういうのは普通に可愛いな。

 

「良かったよかった! じゃ、捕らえるね!」

 

「・・・・・っ!」

 

「・・・・取り合えず、喋れる程度には回復させてあげる」

 

そう言うとボロ雑巾よろしいシズクの身体を拘束具で締め上げる少女。うん、間違いねぇわ。今の神聖術・・・変なところで確信を得ることになろうとは、と言うか助けてください。天命値の回復を望みます、このままだと本拠地に運び込まれる前に死んじゃう自信しかない。

 

いや死なんけども、恨みがましく視線を送っていると少女は手を翳した。淡く光る掌と感じる暖かさ。安心感を得

たことで糸が切れたように意識を失った。

 

「え!ちょっと!?未だ生きてる・・・よね?はぁ、仕方ない。霧舞に乗せていくか」

 

こうして、シズクはセントラル・カセドラルに連行・・・と言うか運搬された。

 

抵抗?出来るわけないだろ、シズクさんは絶賛気絶中ですよ?

 

後に長い付き合いとなる少女にして整合騎士、イーディスとの出会いはこんな感じである。

 




思いつき。

アプリやったら意外とツボったイーディス。

コレはもうやるっきゃないと書いた。
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