バンドリ実況プレイ~称号『青薔薇を支えし者』獲得ルート~ 作:狂花水月
今回は三人称視点で書いたつもりです。しかし、慣れない為何処かおかしいところがあるかもしれません
ああ、ほらまた間違えた。これで何度、何回目だろう?
土曜日、「羽沢珈琲店」にて二人の人間が向かい合って座っていた。一人は金髪緑目で高身長の青年、もう一人は紫色の髪色をした男性と見まがうような女性だった
「改めて、久しぶりだね薫。もしかしてかおちゃんって呼んだ方がいい?」
金髪の青年が女性...「薫」に話しかけた
「いや、薫のままでいいよ力也。出来れば他の人の前でその呼び方をするのはやめて欲しい。正直...恥ずかしい」
「かおちゃん」と呼ばれたのが恥ずかしかったのか少し顔を赤くしながら薫が青年「力也」にその呼び方を人前ではやめることを要求する
「ああ、キャラが崩壊するからか。じゃ、他の人の前ではやめるね。そういえば、ボクの前でもその口調なの?別に前のままでもいいんだけど」
「いや、このままでいいよ。私にとってあらゆる場所は舞台だからね。『瀬田薫』を演じ切らないと」
「辛くないの?それ」
「いや?演じることはとても楽しいことだから、つらいとは思ったことはないね」
「ふーん。ならいいけど」
「お待たせしました。ザッハトルテとチーズケーキです。お飲み物はぶどうジュースとブルーマウンテンでよろしかったでしょうか?」
二人が話していると茶髪の少女が注文した品を届けに来た
「あってるよ」
「ありがとう」
「では、ごゆっくりどうぞ」
そう言って少女はその場を離れた
「ねえ薫」
「なんだい?力也」
「ここ喫茶店だよね?」
「そうだね」
「注文した時は流石につっこまなかったけど、なんでぶどうジュースなの?普通こういうところだったら珈琲頼むもんじゃない?店名も羽沢『珈琲店』なんだし」
「好きだからだけど?」
「いや薫が好きなのは雑煮でしょ。今回の注文もキャラづくり?」
「まあ、そうだね。けれど別にこれらも嫌いじゃないよ」
「あっそ。なら別にボクがどうこう言うもんじゃないけど」
力也が呆れ気味にそう話す。薫はどこ吹く風で話を続ける
「しかし、私のことをよく覚えているね?てっきり忘れているものかと」
「まだ三年だよ?流石に覚えてるって。というか人間は全員一度見たり聞いたりしたことは忘れないよ?」
「そうなのかい?」
「うん。人間が物を忘れるっていうのはあくまでその人がその情報を引き出せていないだけで脳には情報として残るんだよ。というかこれ前にも他の人に言ったな...」
「なるほど。勉強になったよ」
その後も他愛ない話が続いていく。二人とも三年間会っていなかったからか話題はそこそこの長さ続いており、二人とも楽しそうに話している。すると、ふと思い出したように力也が質問する
「そう言えば薫」
「なんだい?」
「結局そのキャラになったきっかけって何?一因が中学校の時に演劇部に入ったからっていうのはわかったけど」
「色々あったのさ」
「もしかして自分を変えたかった...とか?」
「まあ、そういうことだね」
「なるほど...別にボクはどっちでもいいと思うけど、薫がそう思ったなら別にいいんじゃない?まあ、演じることが辛そうならやめるよう助言ぐらいはするけど、楽しいんでしょ?」
「ああ。しかしこうやって話すと力也も変わったことがよくわかるよ」
「?どこが?」
「私の事情にグイグイ踏み込んでくるところさ。昔はそういうことに踏み込まなかっただろう?」
「そういえばそうだったね。けど、薫くらいにしかこんなことはしないよ。下手にやって避けられるのも面倒だしね」
「...千聖の事、まだ気にしているのかい?」
「白鷺さん?別に?というか『ちーちゃん』って呼ぶの辞めたんだね」
「そうだね。...というか気にしてないって本当かい?」
「うん。別に白鷺さんが『私の前から消えて』っていったからあれ以降関わりを減らしているだけだし。白鷺さんもあれ以降特にアクションを取らなかったから、ボクのこと嫌いになったんでしょ?なら、特に会話をする必要性を感じなかったから最低限の会話しかしなかっただけだけど」
「...君の中ではそういう認識になっていたのか...」
「?それが『普通』じゃないの?もしかして日菜の解釈が正解だったのかな?」
「それはどういう解釈だったんだい?」
「自分から言っちゃったんだから本当は謝りたくてもこっちから話しかけてきっかけを作らないと言い出しづらいって」
「それであってると思うよ」
「そうなんだ。じゃあ、今度会う機会があったらちゃんと話しかけてみることにするよ」
「そうしておいてくれ。千聖のためにも」
「了解。...っともうこんな時間か」
「おや?何か用事かい?」
「両親に夕飯の買い物を頼まれててね。そろそろ買わないと夕飯が遅くなっちゃうから」
「ああ、もうそんな時間か。なら、これ以上引き留めるのは野暮だね」
「じゃあね薫。また月曜日。久しぶりに話せて楽しかったよ」
「ああ、こっちも楽しかったよ。...そうだ。最後に一ついいかい?」
「何?薫」
「日菜は息災かい?彼女とも話しをしたいのだが...」
薫にそう言われた瞬間、力也の雰囲気が楽しそうなものから何処か暗いものへと変化した
「死んだよ」
「え?」
「日菜は中学校2年生の時に死んだ」
「もしかして力也たちが引っ越したのって...」
「そう。それが理由。何も言わずに引っ越してごめんね」
「そうか...別に構わないよ。こちらこそ辛いことを聞いてしまって済まない。しかし、それならお墓参りくらいは行った方がいいね。今度場所を教えてくれるかい?」
「別に気にしてないからいいよ。僕もたまにお墓参りには行くけど、薫も来てくれるなら多分日菜も喜ぶよ」
「じゃあ、また月曜日」
「じゃあ」
その言葉を最後に力也はお会計を済ませて店を出た。そして薫も少しした後店を出た
「やっぱ君のいう事は正しかったんだね日菜。僕は君にいつも助けられてばっかりだ。君は自分のことを出来損ないだって言ってたけど、出来損ないはやっぱり僕の方だよ...」
彼の独り言は誰にも聞かれず空に消えた
こちらでもアンケートを取ります。内容は、小説を書くスタイルについてです。
青薔薇ルート(この作品)を選んだ場合はこのまま書かせていただきます。
一輪の花ルート(https://syosetu.org/novel/237131/)を選んだ場合は、もっとゲーム風に書くことにします。
小説の書き方どちらに一本化した方がいいですか?
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