バンドリ実況プレイ~称号『青薔薇を支えし者』獲得ルート~ 作:狂花水月
前回に引き続きミヤ君視点です。人物視点って難しいですね...
音宮視点
ボクがライブハウスを出て少ししたら、今井さんがボクに気づいたらしく、こっちによってきた。
「あれ?音宮...だよね?音宮こういう趣味あったんだ~。意外~」
別にそういうわけでここに来た訳ではなく、本を買いに行くついでに散歩でもと思ったらここを見つけたので入ってみた。と今井さんに伝えた後、こちらも今井さんはそういうキャラに見えなかったから以外だ、と伝えた。恐らく湊さんが理由なのは予想がついているが、あちらから言ってもらわない限り確証は取れない。
「やっぱそう見えるか~。こう見えてもアタシ昔はベースやってたんだ~」
ベースという単語に聞き覚えがなかったので、聞いてみることにした。
「ベースっていうのはね、『エレクトリックベース』の略で、見た目はギターに似てるんだけど、弦の数が少なくてギターよりも低音を出せるんだ~」
なるほど。と答えた後に、今はやっていないのか?と聞いてみた
「うん。つい最近辞めたんだ~」
理由は言わなかったが、答える前に少し間があったことから、何か理由があったのだろう。そこには触れずに自分が湊さんの名前をボード内に見つけて気になったため、見てみたことを伝えた。
「音宮もみたんだ!どうだった?友希那の歌?」
音宮「も」といったことから確定だろう。しかし話の流れからしてそこを深掘りするのは普通ではないと思い、彼女の質問に答える。客の雰囲気から察した、ということは伏せて、プロといっても過言ではなく、しかもそのプロの中でも一握りしかいないレベルなのではないかと伝えた。
「でしょでしょ!すごいよね友希那の歌!...ホントアタシなんかとは大違い」
最後に小さく呟いた言葉から察するに、どうやら今井さんは湊さんに多少なりともコンプレックスを抱いているらしい。ベースを辞めたのもそれがきっかけだろう。ここで湊さんに感じた妄執について聞いても良いことはないだろうと感じたので、この辺で話を切り上げることにした。
「じゃあね音宮~。また月曜日~」
じゃあ、またと言って彼女と別れた。
ふむ。湊さんの過去は聞けなかったが今井さんの現状が聞けて大変有意義な会話だったな。しかしコンプレックスを多少なりとも抱いているはずなのになぜあそこまで彼女は湊さんを構うのだろうか?前みた限りでは彼女は今井さんを拒絶するような態度を取っていたはずなのに...普通の幼なじみは皆そうなのだろうか?ボクは幼なじみに拒絶されたから関わらないようにしたがこうするのが普通だったのだろうか?
...いや、自分を含めたサンプル3つで判断するのは早急だな。ただ、彼女たちともっと深く関われば絶対に退屈しないのは確かだ。そのためには音楽について学ばなくてはな。元々小説を買うつもりだったがそれに追加で買えばいいだろう。
...などと思っていると道の端の方からなにやら揉め事のような気配がしたのでそちらに耳をすましてみた。
「あの...別にいいですから...道を開けてください...」
「そんなに嫌がらなくていいじゃ~ん。な~あ~、俺らと遊ぼうぜ~」
「いえ...ですから...別にいいと...」
「そんな固いこと言わずにさ~、気持ちいいぜ~」
...どうやら3人の男が女性をナンパしているらしい。ナンパにしても多少言い方があるだろうに...他の通行人は...明らかに避けて通っているな。迷惑ごとに関わりたくないのだろう。しかし、このままでは彼女がどうなるか分からないため、いい人になるとしようか
「あの~すみません」
「ああ?なんだてめえ?俺たちがこの子を遊びに誘ってるっつうのによぉ」
「そうそう。ひょろガリはひっこんでろよ」
「ギャハハハハ」
ゲスイ...絵に描いたようなチンピラだ...という考えは伏せて話を続ける
「とはいっても彼女困っているじゃないですか。ですよね?」
「はっはい」
「...ですってお三方、警察呼びますよ?」
「はぁ?ただ俺たちは彼女誘ってるだけなの?それでなんで警察呼ばれなきゃならないんだ?脳みそ入ってまちゅか~」
「そうそう」
「ギャハハハハ」
ハァ...こういう輩は話が長くなるのが王道だし、さっさとキレさせるか
「一応軽犯罪法第1条には他人の進路に立ちふさがる、若しくはその身辺に群がつて立ち退こうとせず、又は不安若しくは迷惑を覚えさせるような仕方で他人につきまとった者を処罰するというものがあります。今のあなた方はこれに当てはまる行動をしていると思われますが?あなた方こそ脳みそがないのでは?あ、ありませんでしたね。すみません」
野次馬も集まっているから目撃証言もあるしこれで相手から攻撃してきたら正当防衛になるはず...さぁ、どう出る?
「てめぇひょろガリの癖に...オイお前ら!やるぞ!」
「おうとも!」
「ギャハハハハ!」
「危ない!」
よしきた、これで正当防衛になる...と。取り敢えず...震脚からのパンチでいいか
「ぐぇ」
「ぐべら」
「あべし」
「.........」
...いくらなんでも雑魚すぎないか?動きも遅いし拳も大振り、こんなの多少武術の心得があったら余裕で対処できるぞ?そのくらい分からないのだろうか?まぁ、分からないからこんなことしてるんだろうが。本当に人間は無駄が好きだなぁ
...取り敢えず、彼女にまた話しかけるか。改めて彼女の姿を見てみると、黒髪ロングの大人しそうな美人だった。おまけにどことは言わないがとても大きい。普通の人でも目で追いそうだからナンパされるのも仕方ないのかもしれないな。
「大丈夫ですか?怪我とかされていませんか?」
「は...はい!私は大丈夫です......貴方の方こそ大丈夫ですか?」
「ボク?いや、大丈夫だよ?君も見てたでしょ?」
「はい...3人の人をあんな一瞬で...」
「あれくらい多少武術の心得があったら普通だって。取り敢えず、警察呼ぶね?」
「は、はい......ありがとうございます......」
「すみません。何人かここに残っていただけませんか?第三者からの視点も取り調べに必要だと思いますので」
数人の方と彼女と共に警察を待つこと数分...警察が来て多少取り調べに時間を割かれた末、ボクたちは開放された。どうやらあのチンピラはこの辺でも有名だったようで、何人かの人が被害にあっていたらしい。中には強姦された人もいたのだとか...まあ、彼らは体格に恵まれていたし力尽くで押さえれば事を起こすのはそう難しくはなかったのだろう。普通の人ならここで彼女がそうならなくてよかったとでも思うのだろうな...
「しかしよかったよ、君に怪我とかがなくて」
「はい......本当にありがとうございます......」
「しかし君はなんであんなところに?」
「実は今日......私の好きな小説の発売日でして......本屋に買いに行こうと思ったら......ああなってました......」
「それは...不運としか言いようがないね...でもよかったよ、ボクが本を買いに行こうとしてた途中で」
「貴方も......読書が趣味なんですか......?」
「まあね、SF系、特にAIとか出てくる作品とか好きだな~」
親近感わくし。ということは言わないでおく
「私は......色々......です......」
「ボクはこれから目当ての本を買いに行くけど...君はどうする?帰るなら家まで送るよ?」
「私も......買いに行き......ます......」
買う予定だったラノベと適当に選んだ音楽雑誌を籠に入れて会計を済ませた。店を出て少ししたら彼女も買い物を終えたらしく、店から出てきた。
「お待たせ......しました......」
「別に大丈夫だよ。じゃあ、いこっか」
彼女の案内で彼女の家まで送っていった。表札を見るに、白金さんというらしい。
「今日は......本当に......ありがとうございました......」
「別にいいよ。自分が好きでやったことだし。今度は気を付けなよ」
「はい......では......」
そういって彼女は家に入った。
「さて、ボクも帰るか」
今日は予想外のことが多くてとっても面白い日だったな。明日もこうだといいなとボクは考えつつ家路を急いだ。
次回からまた実況パートに戻ります。後、土日祝は基本更新できませんのでそこはご容赦ください。
小説の書き方どちらに一本化した方がいいですか?
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青薔薇ルート
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一輪の花ルート
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棲み分け