ダンまち ~孤高の剣士の英雄譚~ 作:キリト・クラネル
お久しぶりです!
今話は《孤高の剣士》主人公にして、本作ベルの義弟キリトが登場します。
ではどうぞ!
ロキ・ファミリア。
オラリオに於いて二大巨頭の片割れ。所属人数やその質の比率を考えても、やはりオラリオ最大のファミリアとして名高い事は一般人でも知っている。
そんなロキ・ファミリアに奇跡的に入団できた少年《ベル・クラネル》は、入団したその日の内に主神ロキより恩恵を刻まれた。
もともと英雄に憬れ、冒険者を志した部分が大半を占めていたベルにとって、それは一世一代の楽しみであった。まるで新たな冒険譚を手に取り、展開に没入しながらページを捲るかのような躍動感。背中の地肌に刻まれた恩恵を書き写された紙を手に、ベルは期待を膨らませたものだ。
「……あの、神様。魔法もスキルも、何もないんですが」
しかしその期待はあっけなく破られる。
通常、冒険者の恩恵は六種類の数値的ステイタスと、魔法スロット、スキルスロットの三つに大別されて表記される。初めて恩恵を刻まれた者はレベル1、全ステータスゼロからスタートするとは聞いていた。
それ故、ベルは魔法とスキルに期待を掛けた。
英雄譚に登場する人物は、みな雄大な魔法を使い、時に自身や仲間を支援するスキルを行使していた描写があったからだ。それに憬れたからこそ、なにか発現していないかと思ったのだが。
渡された紙の魔法、スキルスロットの欄は全て空白だった。
「そんなもんやで、ベルたん。魔法を覚えやすいのはエルフやし、恩恵を刻まれる時にスキル持ってるのってかなり稀やからな~」
神が与える恩恵は、与えられる側の人間の経験を反映するものとされる。
だから恩恵を刻む時点で魔法を覚えている者はエルフが多いとされるし、スキルになるとなれば、凄まじく強固な意志や他の追随を許さない経験をした事を意味する。ベルにどちらもなかったのは、魔法が発現しにくいヒューマンであり、且つ平穏な日常を送っていたからに他ならない。
そう補足されたベルは、落胆を隠せないでいたが、今後冒険を繰り返せば発現する可能性は十分あると言われてやる気を取り戻した。
その後は、ベルはガレスに連れられ、客間へと移動した。顔合わせや掃除をするには時間が遅かったための一時的措置だ。
ロキの部屋には団長フィンとハイエルフのリヴェリア、そしてロキが残った。
三人の視線は、卓上に置かれたベルのステイタス用紙の写しに向けられている。
「……で、これどう思う?」
ロキが口火を切り、用紙の一か所を指し示した。そこはスキルスロットだが、ベルが見た用紙と異なり、卓上のそれには項目が一つ存在していた。
【
・早熟する
・憧憬を持ち続ける限り効果持続
・憧憬の丈により効果向上
「まぁ……一言で言えば、規格外だよね」
フィンが苦笑を浮かべながら言う。しかし苦笑ではあるが、目だけは真剣だった。
「字義をそのまま読み取るなら、このスキルは成長促進系。おそらく経験値獲得の補正だろうな」
腕を組みながら、リヴェリアが続く。その表情は悩むようなものだ。
「少なくとも私は聞いた事ないぞ、経験値補正のスキルなど」
「僕だってないよ。多分オラリオ初なんじゃないかな」
「まぁ……仮に発現したとしても、誰も言わんやろ、コレ」
三者三様に初めて見る効果のスキルに頭を悩ませる。その程度に大小はあるが、根幹として存在するのは、ベルに対する懸念だった。
神と冒険者が混在するオラリオは一千年の歴史を持つ。神が下界に降り立ってから千年、という意味だ。
神々の降臨は人が為した事ではない。下界の様子を見て、娯楽を求めた神々による独断だ。ロキとて悪戯と策謀好きな性格で降臨した身である。その気質は眷属を大切にし始めても未だ色濃く残っていた。
しかし――ロキは、まだマシな方だ。
まだ常識の枠に入っていると言える。自身のファミリアが存在しなければオラリオの秩序が乱れると、そう自負している部分も手伝っていた。
だがそうでないファミリア――例えば中規模の気楽なところ――の主神は、そういった責務が無い故に、奔放な言動を慎まないでいる事が少なくない。自身の欲求のために他ファミリアから眷属を引き抜こうとし、揉め事を起こすのも少なくない。
それを神はよく理解している。冒険者歴が長ければ、感性が違う下界の者とていやでも理解する。
ベルのコレはマズイ、と。神としてロキは、長年の経験からフィン達も判断していた。ベルにスキルの存在を明かさなかったのはロキの独断だが、その行動はベルの安全を確保するためだった。
神は未知を好む。未知のためなら、どんな事もしでかすだろう。
そしてベルの経験値補正のスキルは、前代未聞、未知そのものだ。神からすれば『面白いおもちゃ』という判定を受けること間違いなしである。
「暫くはヒミツやなぁ」
「そうだね……ベルがレベル3や4辺りになって、自力で火の粉を払えるようになるまでは秘匿しておこう」
「気の長い話になりそうだ」
そうして、ロキ達はこのスキルの存在を本人にも伝えない事にした。
理由は三つある。
一つ目だが、効果の中に『憧憬を持ち続ける限り』とある。これはそのままの意味で、ロキ達にもベルが何に対し憧憬を抱いているかはよく分かっていない。実在する人物なのか、あるいは英雄への憧憬が現れたのかが分からないが、確かなのは、その夢が破れた時は効果を喪うという事。それが酷ければ酷いほど、マイナス効果のスキルが発現してもおかしくない。それを危惧した。
二つ目は、ベルがこれを知った時、果たして素直に憧憬を抱き続ける事が出来るかという疑問。憧憬の丈により効果が上がるのなら、そこに疑問が挟まれば当然質は下がり、効果も下がるだろう。それは好ましくないと考えた。
そして最後は、ベルの安全のため。
神には下界の者の嘘を見破る能力がある。ベルは嘘が苦手なので、問われれば即座に見抜かれ、露見するだろう。誤魔化すのも得意とは思えなかった。
この三つの理由から――ロキは特に三つ目を重視し――ベルには秘匿される事になる。知っているのはロキとフィン、リヴェリア、そして後に共有されたガレスの四人だけとなった。
*
入団の翌日に挨拶回りをしたベルは、ファミリアに所属する多くの先輩達から可愛がられつつ、日々鍛錬に励んだ。ダンジョンの知識を付けるリヴェリア監督の勉強会、低レベル冒険者用の講義の他、自己鍛錬やパーティーを組んでの探索など、毎日を忙しく過ごす。
そうして二週間が過ぎた頃、充実した日々に変化が訪れた。
「……ベル」
日中の空き時間、庭でナイフの素振りや筋トレに勤しんでいたベルに近付く影が一つ。金髪を靡かせるうら若い少女。名をアイズ・ヴァレンシュタイン。《剣姫》の二つ名を持つレベル5冒険者であり、容姿の意味でも強さの意味でもオラリオで騒がれる有名人。
そして――
「あ、アイズさん?!」
その姿を認めた途端、ベルは顔を赤くした。
ベルは、アイズに対して好意を寄せていた。
この二人の間に特別なことがあった訳ではない。しかしアイズはなぜかベルに対し、そこはかとなくスキンシップが多い方にある。そしてベルはハーレム願望を抱いており、出会いを求めてオラリオに来たくらい美麗な異性への関心はある方だ。モンスターから助けられたなど英雄譚の如き劇的な出会いこそ無かったが、ベルが意識するくらいには交流があった。
なにしろベルはハーレム願望を持つ割には初心なので異性に対して免疫が無い。
淡い恋心を寄せるのは仕方ない事だった。なにしろアイズに想いを寄せる男は声を上げないだけでオラリオ中にいるとされるほどなのだから。
「お疲れ……よく、頑張ってるね」
そんな事も露知らず、無自覚のままアイズはベルを労う。まだ自身より背の低い少年の頭を撫でるのも無自覚だ。
「あ、ぅ……あ、ありがとう、ございます」
キレイな異性からまっすぐな労いを受け、ベルは更に顔を赤くする。下から見上げる様はウサギのよう。
(……かわいいなぁ)
感性が幼いアイズは、ふわふわな髪をずっと撫でていたい欲求に駆られた。
しかし現実は非情である。アイズには為すべき事があった。そのため、心から惜しみつつ手を放す。
「実は、ベルに用事があったの。君に面会希望の人が来てる」
「え、僕にですか? ギルドの人とか?」
汗を拭きながら、ベルは羞恥を横に置き、思考を回す。
この二週間、ベルがダンジョン探索に出かけた回数は片手で足りる。その間は同じレベルだが先輩の冒険者達とパーティーを組み、レベル2以上の人の監督を受けていた。その間に問題を起こした覚えはない。
お金を稼げば自分の武器を鍛冶師に直接依頼したり、防具や回復薬の調達など他者との交流も増えるが、入団したばかりの自分の武具は倉庫に置かれていた物であり、回復薬も支給されていたからまだ商業系ファミリアとの交流もない。
あるとすれば、冒険者登録と魔石換金で関わったギルドの人間だが……と、アイズに目を向ける。
「その子は、キリト・クラネルって言ってた」
「あ、キリト、来たんだ。良かった」
ちゃんと手紙読んでくれたのかぁ、とベルが言うのを聞いて、アイズはやっぱり知り合いかと納得する。名字を聞いた時点で予想はしていたから驚きは少なかった。
「ベルって、弟、居たんだね」
アイズの驚きは、むしろそちらに向けられていた。
ベルが入団の挨拶をして回った時、冒険者を志した理由については口にしておらず、また特に聞かれる事もなかった。入団試験に立ち会ったロキとフィン達を除き、他の団員は『祖父の遺言に従ってオラリオに来た』としか知らない。そのため弟がいた事も伝わっていなかった。
話さなかったのは単純に聞かれなかったからで、ベルに他意はなかった。
ちなみに恩恵なしでダンジョンに潜ろうとした話はロキによって暴露されており、アイズの関心を余計引いていたりする。
「はい。あ、でも血の繋がりはないんですよ。義理の兄弟なんです」
「……そうなんだ」
アイズは館の出入り口で見た人物を思い出す。
小人族を思わせる小柄な体躯。鴉のように黒い髪と瞳。華奢さはベルと近い部分があったが、身体的特徴は結構違っている。確かに血の繋がりは感じにくい。
しかし、弟か、と。アイズは少し不思議な気持ちになった。
アイズは一人っ子であり、兄弟姉妹の感覚は分からない。同僚に姉妹はいるが、その少女達も仲間という意識が強かった。
唯一異なったのはベルという少年だ。今年13になるという少年は、不思議と15歳のアイズを擽るものを持っていた。それがなんなのかは両者ともによく分からないでいる。
そして、初めて弟のように感じる少年の、弟という存在。
どういう人物なのか、アイズは関心を持った。
「キリト、だっけ? その子、どういう子なの?」
玄関への道すがら、アイズは問う。決しておかしな話でない筈だと何故か自問自答しながら。
「そうですね……キリトは僕より2つ年下なんですけど、よく兄のように感じます。物知りで、強くて。あ、あと料理が上手くて。そして凄く優しいんです」
「……そっか」
ベルは、懐古の笑みを浮かべながら答えた。そこに親愛の情を感じ取り、アイズも少しだけ笑む。
――そうして歩き、二人は玄関に到着した。
扉を開き、外に出る。ロキ・ファミリアのホームたる《黄昏の館》の出入り口には門番が二人立っていて、その近くにもう一人、黒ずくめの子供が佇んでいた。
黒のシャツとズボン、前開きの外套を纏い、腰から無骨な直剣を吊るした子供。身長は120セルチもあるかどうか。黒髪は後ろ腰まで届くほど長く、弟と言われなければ少女と間違えてしまうくらい、その容姿は整っている。
アイズは、ロキが好みそうだな、という感想を持った。容姿がかわいい方のベルにも好意的なロキの事だからという理由だった。
「よく来たね、キリト!」
「ん……手紙があったから」
ベルの歓迎に、黒ずくめの少年――キリト・クラネルは、懐から手紙を取り出し、苦笑いを浮かべた。
その表情には少しの疲労が滲んでいる。ベルとアイズは、長旅で疲れたんだろうなぁとしか思わず、追及しなかった。
館に入ったキリトはベルの先導で客室に案内された。アイズはフィン達を呼びに席を外している。
案内された部屋のソファに腰かけたベルは、キリトも腰かけたのを見て、先に口を開いた。
「その、ごめんね。相談も無しにオラリオに来ちゃって」
「いや、待ってくれてる間に帰れなかった俺が悪いから、そこは気にしなくていい。爺さんも……残念な事になったな」
キリトの言葉に、ベルは久方ぶりの郷愁と悲しみに襲われた。
二人を拾い、育てた親代わりの祖父は、奔放な性格だった。性に対して見境が無く、毎日違う女性を連れ込んでいた事をよく覚えている。
キリトが行商人の護衛を買って出たのは、見聞を広める以外にも、祖父の生に対する奔放さ、見境の無さに嫌悪を抱いていたからでもある。それを知っていた祖父は――それでも続けていたのだが――キリトを止める事はせず、むしろその背を押し、見送った。
祖父は、子供の教育には悪影響が多分にあったが、子供が決めた道には背中を押し、見守る事をよしとする寛容さがあった。自身がモンスターから己を救った祖父を慕うように、キリトはその寛容さを好んでいた。
だから、自身がその場にいなかった事を、キリトが悔やんでいるとベルは察する。
「……うん。でも、仕方ないんだよ。だってモンスターはどこにでもいるから」
「そうだな……」
言外に、ありふれた事なんだ、だから誰も悪くないんだ、とベルが言う。キリトはその意図を読み取り、言葉を重ねる事はしなかった。
もう過去の事なのだ、と。
もう一度祖父の冥福を祈ってから、キリトは頭を振り、思考を切り替えた。
「この話はこれで終わりにしよう……それで、ギルドの人から聞いたけど、ベル
「うん。ここに入るまで色々あったけどね」
「ダンジョンには、もう?」
「何回か先輩達と一緒に行ったよ。一対一ならいいんだけど、複数を相手にするのはちょっとキツかったかなぁ」
そうして、キリトはベルから近況を聞き出していく。
オラリオには暗黒期と呼ばれる魔の時代があった。人殺し、人攫いが普通にあった時代だ。四年前にその時代も終わりを告げたとは言え、罪に手を染めた者が全て炙り出されたとは考え難く、またその組織が全て潰えたともキリトは思っていない。ともすれば、マトモな体裁を保ち続けたファミリアが残っているとすら考えている。
ロキ・ファミリアはオラリオの二大巨頭の片割れだ。
そしてその主神は、悪戯と策謀を好む道化の神。暗黒期に終止符を打った一員のため可能性は低いと言えど、内情を知らないのでは何とも言えないと警戒心を持っていた。
しかしその危惧に反し、ベルの顔は朗らかだ。思った以上に手厚い後輩指導。聞けばハイエルフ直々のダンジョンに関する講義や、上級冒険者達による指導も度々あるという。
聞けば聞くほど
――そして内心、諦めを抱いた。
「やぁ、失礼するよ」
話している間に、アイズが呼びに行った面々が部屋に入ってきた。ロキとフィン、そしてアイズの三人。リヴェリアとガレスは所用で外出していたのでいなかった。
「君がベルの義理の弟だね?」
「キリト・クラネルです。兄がお世話になってます」
「ああ、よろしく」
「男の娘来たこれぇ! これで勝つるで!」
真っ当にフィンが挨拶する横で主神たるロキがぶっ飛んだテンションを見せ、キリトの頬が引き攣った。アイズは無表情だが、ベルとフィンは呆れたように息を吐く。
「すまない。ロキのこれは……まぁ、持病のようなものなんだ。気にしないでくれると助かる」
「え、ええ……」
「あはは……最初はびっくりするよね」
たった二週間前の事なのに懐かしいなぁと、ベルは初めてこのテンションを受けた時の事を思い出す。
あれは、そう、歓迎会で酒を飲んだロキに絡まれた時だったか。入団二日目にしてロキの変態行動の犠牲になったのだ。リヴェリアやアイズ曰く、女子に対しては常にあのテンションであり、男に取る事は滅多にないらしい。
あんまり嬉しくないなぁと思ったのは記憶に新しかった。
「さて……キリト、きみがウチを訪ねたのは兄の顔を見るためだけかな」
「自分もこれを機に冒険者になろうと思いまして」
「ふむ。理由を聞いてもいいかな」
キリトの即断に、フィンが返す。ベルにしたのと同じ、入団試験だった。
「――護るため、です」
キリトは、強く答えた。
「俺が傭兵として度々家を出たのも見聞を広め、そして経験を積み、強さを磨くため。それで祖父を、ベルを守るつもりでいた。あの片田舎での生活を守りたかった。平凡で、普通の日々を」
けれど、と。言葉がそこで区切られる。
キリトの表情には、悔恨が色濃く浮かんだ。
「祖父は死んだ。モンスターに殺された……その場に俺はいなかった。居たらどうなのかとは思うけど、たられば話は意味が無い。ただ……同じことを、繰り返したくない」
そこで、ベルへと視線が向く。
「本当は、ベル兄を連れて帰るつもりだった。半端な想いで命を賭けて欲しくなかった。ベル兄は、唯一の肉親だ。俺にとって平和の象徴……死の危険を、冒してほしくなかった」
「本当は……と言うことは、もうそのつもりはないのかい?」
「ええ。兄の事は、よく知ってます。それに俺の我儘ですからね……だからこそ、近くにいて、護りたい。そのために傭兵として自分を磨いてきたんです」
「なるほどね……」
フィンは思考を回す。
正直――危険だな、と思った。
キリトのそれは依存に近い。
仮に加入を許さなかった場合。
恐らく一旦は身を引くだろう。しかし別の神の眷属、別ファミリア所属の冒険者となり、間接的にベルとの交流を保つはずだ。武具を譲るとか、回復薬を譲るとか。
もしそうなるとマズい。基本的にファミリア同士の接触は最小限にすることが暗黙の了解となっている。偶然出会って立ち話をする程度であればともかく、物の譲り合いとなると揉め事になる可能性は無きにしも非ず。ロキ・ファミリアと交流の薄いファミリア所属ともなればその可能性は高くなっていく。
それでも、キリトは行動を諦めない気がフィンにはした。
翻って加入を許した場合。
おそらくだがベルにべったりになるだろう。キリトは家を空け、数か月単位の護衛依頼をこなしていたというから、離れる事そのものに忌避感はないはずだ。迷宮探索も別パーティーになったとしても問題はないだろう。オラリオ外のモンスターは弱い個体とは言え、恩恵なしで戦ってきたのなら実力も相応に高いと思われる。
――結果。
「……ロキ、僕はキリトの加入を認めようと思う」
「ほーん……ま、フィンがそう決めたなら、ウチもええで」
ベルの時は、その心意気から即断できた。損得勘定はほぼ抜きである。それはベルの純粋さが打算を抜きにさせた。
しかしキリトは別だった。他者に依存している故に、損得勘定をあらかじめ計算し、被る被害の差で判断した。フィンはキリトの加入を許さない方が被害が大きくなり得ると考えたのだ。
それをロキも察してはいたが、その上で判断を下したと見て、とやかくは言わなかった。
「よかったぁ……これからは、キリトと一緒に戦えるね! 今までずっと見てるだけだったからなんだか嬉しいよ!」
「俺も、ベル兄と肩を並べられるのは嬉しい」
手を取り合い、白い兄と黒い弟が笑い合う。
「よかったね、ベル……」
主神と団長の懸念を知らないアイズは、ベルが喜ぶ姿に微笑みを浮かべていた。
*
その後。
主神と団長直々に入団が許されたキリトは、早速とばかりにロキから恩恵を授けられる事になった。場所を移すのも面倒だからという理由で二人だけ客間に残る。
「ほなキリ坊、上の服脱いで、そこのソファにうつ伏せになってな」
「はい」
恩恵の授け方をベルから聞いていたキリトは疑問を持たず、上の服を脱ぎ、半裸となった。
キリトの色白の肌が晒され、ロキは鼻息を荒くする――が、晒された胴を見て眉を寄せる。顔や手はキレイなままだが、胴体や胴に近い四肢には少なくない傷跡が刻まれていたのだ。
「キリ坊、その傷は……」
「傭兵稼業してる間に、まぁ、色々と」
「ほー……にしてはエラい多いなぁ」
キリトの背に乗りながら、ロキは疑問に思った。
ベルから聞いた話では行商人の護衛依頼をしていたという。しかしそれだけとは思えない傷の量に、違和感があった。ひょっとするとどこかの戦争に参加した事があって、敢えてベルにはそれを明かしていないのかもしれない。
そう一人納得しつつ、ロキは自分の指先に針を刺し、血を一滴垂らす。皮膚に落下した赤い滴は比喩抜きで波紋を広げ、キリトの背中に沁み込んでいく。その中心から指をなぞり始め、道化の刻印を施していく。
神々が扱う【
ただ下界の人間は神聖文字を基本習わず、従って読めないので、神はステイタスの更新時、下界で最も用いられている
眷属一人につきその作業が入る。何百人もの眷属を持つロキは、最早数えきれない回数それをこなしてきた。
ロキの指が軽やかにキリトの背を踊る。光と共に刻印が刻まれ、恩恵が染み渡っていく。
そして刻印が完成し、キリトの《歴史》が明らかになった。
「――――んなッ?!」
作業中、浮かんできた経験を刻む間は思考を飛ばしていたロキも、共通語に書き直すべく思考を回し始めた瞬間、その背に自身が刻んだものを見て驚愕する。
***
キリト・クラネル
Lv.1
力 I 0
耐久 I 0
器用 I 0
敏捷 I 0
魔力 I 0
【魔法】
魔法:クリスマス・ブレス
蘇生魔法。
宝石《還魂の聖晶石》としてストック。
蘇生成功時、あるいは対象存命時に欠損修復、完全回復、自然治癒力増強効果発動。
蘇生効果は死亡から10秒以内で成功確定。以降は時間経過するほど確率低下。遺体の状態が劣悪であるほど確率低下。
発動回数は宝石一つにつき一回。
インターバルは一ヵ月。
所持・使用は術者と守護対象のみ可能。効果は守護対象のみ適用。
守護対象
1)ベル・クラネル
《詠唱式》:聖光を号し、再誕願い奉る。万物に宿りし生命の息吹、希望を紡ぎ、災厄の抑止を呼び戻す還魂の宝具を我が手に。
《発動式》:クリスマス・ブレス
魔法:インカーネイション
心意魔法。
強固な想像を現実に具象化する。
具象強度は術者の想像の強度に依存。
魔法:リリース・リコレクション
心意魔法。
詠唱連結。
効果の程度は想像の強度、空間魔素、
第一位階:エンハンス・アーマメント
武装完全支配術。
《
具象強度は術者の想像の強度に依存。強度によっては詠唱破棄可。
詠唱式:
第二位階:リリース・リコレクション
記憶解放術。
《
具象強度は術者の想像の強度に依存。強度によっては詠唱破棄可。
詠唱式:
【スキル】
【
・成長する。
・常時『戦闘』判定発生。
・戦闘時、精神系状態異常無効化。
・目標を抱き続ける限り効果持続。
・想いの丈により効果向上。格上との戦闘時追加補正。殺し合い時、更に補正。対人戦闘時、更に超高域補正。
【
・二刀装備時に発動。
・強者特効。
・「剣士」「速攻」「先制」「剛身」「破砕」「連撃」「神速」「加速」「見切り」「超反応」。
1)【
・二刀装備時限定。
・任意発動。
・レベルブースト。全アビリティ極大補正。
・発動中、効果に比例した体力&マインド継続消費。
・思いの丈、時間経過により効果向上。
2)【
・二刀装備時限定。
・任意発動。
・
・発動中、効果に比例した体力&マインド継続消費。
・思いの丈、時間経過により効果向上。
【
・戦闘時、守護対象関連の行動に対して耐久、器用、敏捷微補正。「魔防」。守護の丈により効果向上。
守護対象
1)ベル・クラネル
・瀕死状態時に精神昂揚。全アビリティ高域補正。
・憎悪発露時、理性抑制(《剣鬼一念》により無効化)。全アビリティ超高域補正。憎悪の丈により効果向上。
憎悪対象
守護対象の敵
【
・戦闘時、「治力」「精癒」「対異常」「逃走」。
・瀕死時、行動不能に陥るまでの時間を延長。
【
・【ステイタス】自動更新。
・ステータスメニュー視覚化。
・ストレージ解禁。
・一定以上の装備荷重時における補正。
***
(いや……いやいやいやいや! どんだけやねん! チートやないか!)
あまりの内容にロキの動きがびたりと止まる。
しかし、それも当然の事だった。
初めて恩恵を与えた時、魔法無し、スキル無しの真っ新な状態が最も多いとされる。そこから多くの冒険を繰り返し、経験を積む事でアビリティ値を上げ、魔法を発現していく。ヒューマンでも多くの本を読めば魔法を覚える確率は上がるが、エルフは元から読書を嗜む傾向にあるので、最初から何かしらの魔法を発現している事は少なくない。だがそれでも、スキルまで発現している事は稀だ。
魔法は最大三つ、スキルは現在確認されているだけでも団長フィンの五つ。
スキルに関しては一つ、二つまでが多く、まったく持たない者も少なくない。
リヴェリアは詠唱の長さで一つの魔法につき三段階変化する魔法を三つ習得しているため、実質九つ使える。しかしそんな彼女でもスキルはまだ二つだ。
ガレスは魔法を持たず、スキルも力と耐久を底上げするスキル含めて二つ。
フィンが魔法二つ、スキル五つ。
だが――キリトは、魔法三つ、スキル五つ。
第一級冒険者ならまだしも、恩恵を受けたばかりの子、それも11歳という幼さだ。明らかな異常事態にロキは困惑した。
加えて言えば、その内容も埒外のものばかり。
まず回復魔法自体が希少だというのに、欠損修復付きの完全回復も前代未聞で、更には蘇生効果もある。限定的とは言えそこまでの効果は破格だ。対象がベルに限られる辺りはともかく、今後キリトの意識によってはそこから増えるのだから恐ろしい。
心意魔法というものも聞いた事はない。詠唱連結はリヴェリアのそれと同じだが、段階を追っているという事は、実質的に四つ魔法を使えるという事。
しかも――インカーネーションの説明を見るに、本人の想像の幅によっては千変万化と言えるものの可能性もある。
ロキからすればそんな万能な効果の魔法は聞いた事が無かった。
(しかも……なんや、このスキル)
発現した五つのスキルはすべてが前代未聞だったが、最後の【
【ステイタス】の自動更新。ステータスメニュー視覚化。
前者はまだ分かる。神の存在意義を失うので、正直どうかと思ったがまあいい。更新の手間が省けると考えれば、遠征直前の長蛇の列を想えば有難いとすら思えた。
だが――後者の、表記が別のステータスとは、いったい。
(色々と物騒な字面のもあるし、発展アビリティ付与も数が多い。フィンの前例があるから付与自体は無い訳やないけど……)
引き出された【ステイタス】は本人の歩んできた軌跡を顕す。それ故、埒外の事でもキリトの経験は全て真実。どう取るかはこちら次第。
――前例に無い、という事は。
この少年は、恩恵を授けられる時点では、これまでの全ての冒険者を超える過去を背負っているという事を意味する。
都市最強の冒険者も、自身のファミリアの団長、ハイエルフ、ドワーフも、剣姫と呼ばれる少女も、今は無き最強の二大ファミリアの冒険者達すらも経験しなかった事を、だ。
(……そのまま解釈するなら、キリ坊の過去は相当悲惨やったって事になる。ベルたんの弟になる前って事も無くはない。あくまで主観の程度で変わるんやからな……とは言え、なぁ……)
物騒な字面のスキル、例えば【
他も何かしらの過去がある。
(【
格上に効果を発揮するのだろう強者特効の他、全アビリティの極大補正、レベルブースト、数多くの発展アビリティ。何れも聞いた事がない。発展アビリティにも、初見のものが複数あった。
それだけ《キリト・クラネル》という人間にとって、二刀に対する想いが深い。
その割には、壁に立てかけた剣は一本しかなく、二本目の名残は無いが。
意味不明なのは【
「……ロキ様?」
「ん、ちと待ってやー」(さて、どうするかなぁ)
サラサラと、ひとまず神聖文字で見ても分からなくしたものを写し書きつつ、どれをキリトに見せていいものにするか判断に迷っていた。
ステイタスを書き写した用紙は、たとえ同じファミリアに者だろうと見せ合うべきものではない。
しかしスキルや魔法の存在は別。勿論他ファミリアの者に教えるのは論外だが、ファミリア内であれば戦術に影響を与えるし、分かっているのと分かっていないのとではスキルの効果も天地の差を生む。特にキリトの場合、自身が認識していないと暴発する恐れのあるものが多すぎた。
ベルのようにまったく教えないという選択肢は、この時点で潰えている。
だが――では、どれを許すべきか。
大人であればともかく、キリトはまだ子供。ベルに比べれば知恵が回るようだが、どこまでかをロキは知らない。
それに、共通語に直した紙をベルは見たがるはずだ。特に初回はスキル、魔法の発現機会にして未知の宝庫。ベルもその辺はしっかり教え込まれている筈だが、それを実践できるのもキリトが【ステイタス】を更新する二回目以降の事になるだろう。
そこからキリトの異常性が知れ渡れば、キリトの安全が脅かされる。連鎖的にベルも疑われかねない。
自身のファミリアも十分強大だと自負しているが、流石に連合を組まれるとキツいものがある。なんなら搦め手を使われる可能性すらある。そうなってはベルかキリトのどちらかが引っかかりかねない。
(……んー……しゃーない、苦肉の策や)
ロキは決断した。
キリトは傭兵として世界を渡り歩き、傷だらけではあるが、五体満足で生還してきている。となれば世間の荒波にも揉まれている。加えてベルを守る事に執着している事は、魔法とスキルの守護対象欄ある名前を見ても一目瞭然。それを逆手に取る事にした。
共通語に書き直した分を用意し、服を着るよう指示したロキは、ソファに座ったキリトに言った。
「なぁ、キリ坊。今からキリ坊には包み隠さず書き写したモンを見せるけど、他の子には一切ヒミツや。もし誰かに漏らしでもしたら、キリ坊自身も、兄弟関係って事でベルたんも危険に晒されかねん。ええな?」
「分かりましたけど……魔法でも発現したんですか?」
「おお、しとるしとる。ガチでヤバめのヤツがな」
真剣みのある顔になったキリトに、これならとロキは判断し、紙を渡す。
それを見た少年の顔は、眉を顰めた。
「……何コレ」
それが、キリトの開口一番の感想だった。
ロキが渡したそれには、【
懸念は、視覚化されるステータスメニューというものがアビリティ値を映す場合、その思惑はもちろん、スキル詳細で知られれば意味が無いという事であるが、そうなればいっそフィンも巻き込んでの主神・団長命令で定期的な更新を命じるつもりである。実際定期的に更新する様子を周囲に見せていないと、更新していないのに強くなっていると思われ、痛い腹を探られかねないのだ。
「やー、ウチも心底驚いたで。今のフィンですらここまでの数の魔法とスキルを持ってないからなぁ。キリ坊、過去にいったい何があったん? よっぽどの事がないとこんなに出んで? なにせ何回も”冒険”しとる一級冒険者以上の数やし」
――それは、何気ない問いだった。
答えなんてないだろうという予感による言葉。もし答えがくればめっけもの程度の、期待なんて欠片しかない問い。今日会ったばかりの間柄だ。詳しい事なんて話してくれないだろうという諦観があり、ロキはそこまで言葉に気を向けていなかった。
「――転生」
だから。
その一言に、虚を突かれた。
「……いま、なんて言ったん?」
「転生した。前世を、覚えてる。《俺》という意識はそっくりそのまま、この《キリト・クラネル》として生まれ変わった。この魔法とスキルは……前世の分、だと思う」
「……嘘、やないやと……」
神は下界の子の嘘が分かる。だからこそ、キリトが嘘を吐いていないと理解し、驚愕した。
天界に残っている神は、日夜、下界で死に、天へ還った魂の転生処理に終われている。下界で遊び惚けている自分達に対する恨み節を口にし続けている事だろう。
ともあれ、転生という事象は、それそのものが神の手によるもの。人為的なものではない。
「なるほど、なぁ……いやぁ、信じ難い話やけど、それならこの【ステイタス】にも納得出来るわぁ」
だが、それならばとロキは納得もした。
前世を含めれば、キリトは間違いなく二十年以上を生きている。ともすればフィン以上を生きているかもしれない。それならフィン以上の魔法、スキル数を発現しても不思議ではない。
「……信じて、くれるのか」
「ん? ああ、もしかしてキリ坊知らんの? ウチら神々は子供らの言ってる事が嘘かどうか分かるんやで。ウチらに許された数少ない特権ってヤツやな。それでキリ坊が言ってる事が嘘やないって解ったんや」
「そう、か……」
浮かぶ感情は安堵とも取れる複雑なものだった。
ロキはそこに深くは触れず、話題を変える事にした。
「にしても、前世関係で発現したんなら、どういう効果とか由来のものかは分かるんよな? このステータス視覚化とか、ストレージとか、あと二刀装備限定のヤツとか」
「まぁ、ある程度は……」
やや自信無さげに言いながら、キリトは徐に右手の人差し指と中指を立て、それを縦に振った。
「……ふぅん、なるほど」
「……えーと。なにがなるほどなん?」
「ん、俺が知ってる効果。ストレージがアイテムを入れる見えない倉庫で、ステータス視覚化は俺のアビリティ値、魔法、スキルの確認……あれ、【
「あっ」
早速策謀を破られる事はあったが、
ベルに見られてもいいよう、蘇生魔法以外の魔法スロットと【
ちなみにフィン、リヴェリア、ガレスの最古参幹部三人には転生について話してもいいと許可は得ている。
「蘇生魔法に、具現英雄のスキルか……彼は前世で何を為したんだろうね」
「さぁ、そこまでは聞けんかったけど……他のを見た限り、ロクな事は無かったと思うなぁ」
「同感だ。ともあれ、一応リヴェリアとガレスには教えておくよ」
リヴェリアは魔法指導で関わる事になるだろう。魔法は制御を喪った時、収束させた魔力が暴発する
また、【
指揮を担う者として、仲間の戦力は出来る限り把握していなければならないのだ。
「
窓から外を見るフィンは、疼く親指をぺろりと舐めた。
・本作ベル君
原作より一年ほど早いので、ダンジョンの異変も起きておらず、ヘスティア様もいない。従ってミノタウロスに追いかけられていない。
しかし仔兎っぷりは変わらずなのでアイズが癒されに近寄っている。
恩恵なしで突撃しようとした執念に惹かれている部分もある。
ちなみに本作の《憧憬一途》は祖父が自分を救った姿、また傭兵として護衛に出かける義弟に英雄の姿を視て、原作より憬れを強くしている影響。なので文言が「想い」から「憧憬」になっている。
ちなみにキリトの魔法で知っているのは心意魔法二つ、スキルは【
・キリト・クラネル
異世界の経験、記憶を引き継いだ転生者。
デスゲームで、《ナーヴギア》を外された者以外全員を、試練を超えて救った現代の大英雄。剣の腕だけで言えば作中トップを争うだけでなくあらゆる武器を一流以上に扱える。フロアボスをタイマン張れたプレイヤーでもある。ユウキとはドロー、ホロウのヒースクリフにはタイマンで勝利済み。
SAOボス戦では遊撃、戦線崩壊時にはヒースクリフと二人で一時間ほど維持に徹した事もある。なんだかんだ仲間を助けたり、咄嗟に指揮を執る事も。終盤は攻略組の裏のリーダーを務めた。
SAOの時点で瞋恚を発動するほど強い負の感情を抱き、実兄(オリ)と殺し合う事もあった。
ALO編からは数千人のプレイヤーを相手にソロで大立ち回り、霜巨人の将軍を単独撃破して従える、暴走セブンを瞋恚で真っ向から破って数十万のALOプレイヤーを救うなどしている。
《零落白夜》を再現したライトセイバーを持ち、生身でISを撃墜した事もあった。
クリスマス・ブレスは自分の命を擲ってでも贖罪のために蘇生宝具を求めた過去が魔法となった。自分が効果対象でない時点で色々とお察し。黒猫団の出来事は心の傷です。
自身の魂、記憶から想像をトリガーに、魔法を介して心意現象を引き起こす。エンハンスが武具・技能(某投影魔法)、リリースが全能力再現(某固有結界など)。《インフィニット・オンライン 孤高の剣士》のALO編、対セブン戦でキリトがしていた事が魔法となっている。ちなみに詠唱文はユーリ様の作品で本当に記載されてるものです。
スキルは【
【
【
【
【
【
キリトが実際戦うと以下のポテンシャルになる。
対怪物戦、ソロ・一刀時のアビリティ(理想値)
キリト・クラネル
Lv.1
力 I 0
耐久 I 0
器用 I 0
敏捷 I 0
魔力 I 0
常時『戦闘』判定。
精神系状態異常無効(魅了、錯乱、発狂など)
成長補正(通常+格上補正+殺し合い補正)
瀕死時、行動不能までの時間延長(怨嗟悲憤)
【ステイタス】自動更新。
ステータスメニュー視覚化。
ストレージ解禁。
一定以上の装備荷重時における補正。
「治力」体力継続回復
「精癒」マインド継続回復
「対異常」状態異常耐性
「逃走」逃走時の速度補正
格上対人戦、仲間あり、瀕死&憎悪発露、二刀・全力戦闘時のアビリティ(理想最大値)
キリト・クラネル
Lv.1(+1~)
力 I 0(高域補正+超高域補正+極大補正)
耐久 I 0(微補正+高域補正+超高域補正+極大補正)
器用 I 0(微補正+高域補正+超高域補正+極大補正)
敏捷 I 0(微補正+高域補正+超高域補正+極大補正)
魔力 I 0(高域補正+超高域補正+極大補正)
常時『戦闘』判定。
精神系状態異常無効(魅了、錯乱、発狂など)
成長補正(通常+格上補正+殺し合い補正+対人超高域補正)
強者特効(雙翼剣誓)
能力継続上昇、体力&マインド継続消費(死滅願望)
行動チャージ、体力&マインド継続消費(他幸願望)
精神昂揚。
瀕死時、行動不能までの時間延長(怨嗟悲憤)
【ステイタス】自動更新。
ステータスメニュー視覚化。
ストレージ解禁。
一定以上の装備荷重時における補正。
「治力」体力継続回復
「精癒」マインド継続回復
「対異常」状態異常耐性
「逃走」逃走時の速度補正
「魔防」魔力判定被ダメージ軽減
「剣士」剣を扱った行動補正(説明オリ)
「速攻」攻撃動作の速度補正(説明オリ)
「先制」初撃補正(説明オリ)
「剛身」仰け反り耐性・防御補正(説明オリ)
「破砕」単発攻撃の威力補正(説明オリ)
「連撃」連続攻撃の威力補正(説明オリ)
「神速」全動作に於ける速度補正(オリ)
「加速」連続攻撃時、速度上昇補正(オリ)
「見切り」視覚に頼った防御・回避補正(オリ)
「超反応」視覚に頼らない防御・回避補正(オリ)
二刀で追い詰められるほどポテンシャルが上がり、仲間を守る時に最高潮となる……英雄の鑑みたいですね!(なおそのせいで死んだ模様)