「こりゃ遅刻だな…」
翌日、弓美との待ち合わせに間に合うように家を出た…だが時間通りに着けそうにはなかった
「少なくともノイズには見えないな」
待ち合わせ場所に向かう途中、初めてみる怪人が人を襲っている場面に出くわした
「ウォズ、とにかく助けるぞ」
「はい!」
変身し怪人を蹴飛ばして襲われていた人を助ける
「歩けるなら逃げ…ろ」
遠目で見ていたから気づかなかったが襲われていたのは弓美だった
「仮面ライダー様!」
「怪我したくなかったら下がってろ」
弓美を木陰に逃がし怪人を弓美から引き離す
「お前ノイズじゃないな、何者だ」
「僕は滝川空、ソラって呼んでよ」
滝川空と名乗る怪人は飄々とした態度で俺の攻撃を避け続ける
「君が仮面ライダーか、あの男の言う通り指輪の魔法使い以外の力も持ってるみたいだね」
「ずいぶんと俺の事知ってるみたいだな、その男の事聞かせてもらおうか!」
いくら剣を振ってもいなされる、だが向こうから攻撃をしてくる様子もない
「なめやがって、だったらこいつで…」
「きゃあ!」
ドライブウォッチを取り出しフォームチェンジしようとした時、弓美の悲鳴が聞こえ振り返ると1人の怪人に槍を突きつけられる弓美の姿があった
「弓美!てめえ汚ねえぞ!」
「僕に気をとられすぎだよ、仮面ライダーって指輪の魔法使いと同じでお人好しなんだね」
笑いながら弓美を連れ離れていくソラ、手を出せない俺はただ見守るしか出来ない
「返してほしかったら、ライダーの力を全て持ってきてね、場所はあの廃屋で」
指を指した先には誰も住んでいなさそうなボロいマンションがある
「じゃあね、賢い選択を期待してるよ」
ソラは弓美を抱え目的地に跳んでいった
「くそ!俺は結局何も救えないのかよ」
「王馬様…」
何も出来ない無力感を力一杯近くの気にぶつける
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「私をさらってどうするつもりよ!」
「うるさいなぁ、ライダーの力を奪ったら帰してあげるから黙っててよ」
ソラと名乗っていた怪人は姿を人の姿に変えて仮面ライダー様を待っている
「仮面ライダー様はあんたみたいな化け物に負けないんだから!」
「僕は人間になるんだ!化け物なんかじゃない!」
首を片手で絞められ息が出来ない…
「気が変わったよ、君をあいつの目の前で殺してあいつを絶望させてやる、そうすればファントムを生んでくれるかもしれないしね」
「ファン…トム…?」
首を離され床に倒れこむ
「僕と同じになるんだよ…君が化け物だって言ったこの姿にね!」
「私が…死……」
それを聞いて意識が遠退いていく、嫌だ…私…死にたくない…仮面ライダー…様……