王への道   作:銀色の暗殺者

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激槍

「はっ…はっ、大丈夫?ちょっと休もうか」

 

「…うん」

 

少女の手を引く立花響は路地裏の目立たない場所に身を潜めノイズが通りすぎるのを待っていた

 

「お兄ちゃん…大丈夫かな」

 

「きっと大丈夫だよ!心配ならお姉ちゃんと一緒にあとで探しにいこ」

 

「うん!」

 

立ち上がり避難しようとした時、四方をノイズに塞がれ絶対絶命に追い込まれるふたり

 

「私泣かないよ…だってお兄ちゃんが言ってたもん!」

 

「そうだ、私もこの子も生きるのを諦めない!」

 

そう決意を固めた立花響の体が光を放つ、そして胸の内に聞こえる歌を口ずさんだ

 

「Balwisyall Nescell gungnir tron」

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

「くそ!何で俺が追われなきゃなんねえんだ!!」

 

「チョロチョロと!」

 

「こうなったらもう一回マッハで…といきたい所だが限界か…」

 

マッハは熱を排出しないと変身解除の危険がある、マッハの力を使うライドウォッチはその変身解除の危険も受け継いでいるのだ

 

「お土産のライドウォッチはそれだけですの、この状況はなんとか切り抜けて欲しいですの」

 

「なんとかって言ったってこっちは戦いなんて初めてだっての!」

 

「さっきから一人でごちゃごちゃと、何のつもりだ?」

 

「今あんたから逃げきる策を練ってんだよ!」

 

突然遠くで光が天高く突き抜け、俺たちの視線を釘付けにした

 

「なっ!?ガングニールですか!?」

 

「ガングニール?あの光の事か」

 

「チャンスです今のうちに逃げちゃいましょう」

 

「そうしよう」

 

光に気をとられているうちにこっそりと逃げ出す事に成功し、今日はうちに帰った

 

「なんとか逃げ切れたな…疲れた、今日はもう寝るか、あーそういえばお前の事どうするか」

 

「どうするとは?」

 

「拾ってきたって行っても空飛ぶベルトは受け入れてもらえないだろ」

 

「そういうことでしたらお任せください!よっと」

 

ジクウドライバーは腰から外れると光を放ち始めた

 

「眩しっ!夜なんだからあんまり近所迷惑は…やめ…ろ…」

 

「これでどうですか?」

 

光の中から小さな女の子が出てきた、ジクウドライバーと声が同じところを見るとベルトから人の姿に戻っていた

 

「まあ…それなら大丈夫かな?」

 

それからふらわーのおばちゃんに行く宛の無い子供だと言って家に泊めさせてもらった

 

「そういえばあなた名前はなんていうの?」

 

「私、ウォズです!よろしくお願いします!おば様!」

 

「嬉しいわ~こんな可愛い女の子が子供に欲しかったのよ~」

 

「えへへおば様だーいすき!」

 

「こいつ…馴染むの早すぎだろ」

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