『タイムブレイク!』
「大丈夫か?」
「ア…アニメみたい…」
「うん?君は…」
ライドウォッチを渡して数日たったある日、現れたノイズを倒しているとライドウォッチを渡した女の子の一人を偶然助けた
「わ、私!板場弓美って言います!仮面ライダーさんですよね!」
「な、なんでそれを…」
「皆あなたの噂で持ちきりですよ!ノイズをばったばったと倒していく仮面で顔を隠したヒーローが居るって!」
キラキラと目を光らせ見つめてくる弓美の視線が痛い、そんな噂広めてるのはどこの誰だよ
「俺はそんな良い人間じゃないよ…ほらほら怪我がないならとっとと帰った帰った」
そう言って帰ろうとした俺の手を両手で握り弓美は俺を引き止めた
「そのベルトに付いてるのって、これじゃないですか?」
ブランクライドウォッチを俺に見せてくる
「もしかしてふらわーのお兄さん?」
正体がバレるのはまずいな、動きづらくなる、適当にごまかそう
「そんな人は知らないな、それもよく似た偽物だろう、それじゃ俺は忙しいから」
腕を振り払い、高く空に跳び上がり完全に振り切った。それから次の日
「あの…お兄さんって仮面ライダーさんの知り合いなんですか」
この間の女の子達が4人でふらわーに食べに来た
「それより先に注文聞いても良いか?」
注文を全員分聞きお好み焼きを焼き始める
「この間のはお守りだって言ったろ、仮面ライダーと俺は関係ないっての」
「弓美、仮面ライダーなんて噂ほんとに信じてるの?」
「ほんとに見たんだって!かっこよかった…仮面ライダー様…」
目をキラキラとさせながら昨日の俺に思いを馳せている、もちろんその仮面のヒーロー様が目の前の俺とは気づいていない…はずだ
「でもこのお守り、仮面ライダー様のベルトに付いてたのと似てたんだけどな~」
「はいおまち、ふらわ~特性のお好み焼きだ」
弓美達は美味しそうに食べながらウォッチと仮面ライダー様について聞いてくる
「仮面ライダー様の持ってた物と似てるんですけど知り合いとかじゃないんですか?」
「知らねえよ、似てるのも偶然だろ」
「だから都市伝説だって、きっと何かと見間違えたんだよ」
「目の前でノイズを倒してくれたんだって!」
「…分かったよ、その仮面ライダーって奴の事が分かったら教えればいいんだな」
「あっ、じゃあ連絡先交換しましょ」
また来たときに直接教えるつもりだったんだが、あんまり近づきすぎてバレても困るしな…
「俺携帯持ってないんだよ」
「王馬様!それなら心配いらないですの!このファイズフォンXは王馬様が持つにふさわしい携帯ですの」
2階から降りてきたウォズが携帯を持って降りてきて俺に耳打ちしてくる
「この人たちはライダーの力を目覚めさせる可能性があるんですよ、連絡は取れた方がいいですよ王馬様」
確かにウォズの言う通りか…いやしかし俺が仮面ライダーだというのがバレる心配が…うーん…
「どうしたの?」
「なんでもない、連絡先だっけか?俺は携帯の使い方知らないからウォズ、任せたぞ」
「はい任せてください!」
「では私達も交換しましょう」
「うん、ウォズちゃんの連絡先も教えてよ」
「はいです!王馬様をこれからもよろしくお願いしますね」
4人と連絡先を交換し、食事を終えた彼女達を見送る
「ごちそうさまでした」
「お粗末様、なんか困ったら連絡入れろよこっちも仮面ライダーの事分かったら教えてやるから」
「はーい!」
手を振る4人に手を振り返す、そしてすぐにファイズフォンXが震えた
「弓美…さっそくか」
弓美からのメールに目を通す、さっそく明日町に仮面ライダーを探しに行こうとの事だ
「ライダーの力ってのは本当にこの子が目覚めさせられるのか?」
「不安なら明日一緒に過ごしてみてはいかがですか?」
確かに自分の目で確認すればよく分かるか
「そうだな、明日は弓美に付き合う事にするよ」