それが10話くらいの時点で自分が書く文字数と残りの話からして倍は必要だなとなって40話くらいで75話は必要、60話くらいで100話超えるなとなって現在は200いくかもなぁってなってます。
連合軍司令部はベルリン解放記念式典開催を発表するにあたりオラーシャ西部の奪還に乗り出す事を発表する事を決定した。それに際して作戦の細部を詰めるべくカールスラントの首都ベルリンにある司令部に連合軍首脳陣が集まっていた。
オラーシャ西部にはワルシャワにある大型のネウロイの巣を中心に小型の巣が多数存在している。
これらが相互に連携する事によりこの地域はこれまでに開放してきたガリア、カールスラントと言った国々のネウロイとは比べ物にならない強固な防衛ラインを築き上げていた。これを突破することは一方面からだけの攻勢では極めて困難でありベルリン解放作戦と同様多方面からの同時作戦が必要とされた。
「作戦としてはカールスラント国境に近いネウロイの巣を多方面からの同時進行でネウロイの対応力を低下させ巣に接近、対ネウロイ用気化爆弾とシュトゥルムティーガーの対ネウロイ用魔導徹甲弾による破壊を企図する。
また、後方から飛来するネウロについては空挺降下ないしは陸路からの潜入で後方に潜ませたウィッチ隊による遅滞戦闘で巣破壊までの時間を稼ぐというのが大まかな作戦計画だ。これについてウィッチ隊から何か意見はあるか?」
大まかな作戦計画は定まっていたが昨今のベルリンの不安定な情勢からウィッチ隊の司令官であるエイラが作戦立案に初期から関われず現在に至っていた。意見と問いかけてこそいるがこの段階で大きく作戦変更をすることができるはずもなくこれはエイラに対するただの説明でしかなかった。
「前線にあるネウロイの巣に接近する際の航空支援はどうお考えですか?」
エイラの質問に答えたのはパットン将軍に代わってないネウロイ戦の前線指揮を受け持つブリタニア陸軍のモントゴメリー元帥だった。
モントゴメリー元帥は今回の作戦立案にも深く関わり今作戦には並々ならぬ思いがあった。
「無論ウィッチ隊に支援を要請する。流石に航空機では気休めにしかならんからな」
モントゴメリー元帥は前線指揮官としては指揮官先頭を旨とするパットン将軍と比べると後方で作戦を立て実行する後方指揮官だ。慎重に事を運びすぎ行動が遅く、また作戦を緻密に立てすぎるため不足の事態への対応が甘いなど欠点がある。最近は一年ほど前に行われたマーケット・ガーデン作戦での失敗から評価を落としていたがパットン将軍の更迭に伴い西部にある連合軍の陸軍部隊の総指揮官となっていた。
作戦を立てなさすぎるパットン将軍とどちらが良いかは好みの分かれるところだろう。
「航空機が当てにならないことは否定しませんが今回ばかりは当てに来てもらわないと困ります」
「なに?」
「ウィッチ隊の数が足りません。後方で遅滞戦闘を行うのは精鋭でなければならずこれには統合戦闘航空団が当てられるべきでしょう。
航空援護は他のウィッチ隊から出す事になりますが現状オストマルク方面からのネウロイに対応する部隊とオラーシャ方面の防衛部隊とで残りのウィッチ隊は完結していてとてもではありませんが攻勢時の航空優勢を得れるだけのウィッチがいません」
「なぜそんな事になっている。連合軍には各国が十分な数のウィッチを派遣しているはずだろう」
エイラの言葉にモントゴメリー元帥は顔を顰めた。
「カールスラント奪還で連合軍に派遣されていたカールスラント空軍ウィッチ隊は奪還前の半分程度にまで減少しました。一番多く派遣していたカールスラントのウィッチが減れば作戦に支障をきたすのも当然では?」
「なぜそれを知らせない」
「連合軍の保有兵力については閣下もご覧になれるはずでは?
わたしが意図的に隠蔽した事はありません」
連合軍といえば聞こえはいいがようは寄せ集め、設立から随分と経つが中での権力争いはネウロイとの戦いに勝つ目処が立ち始め悪化の一途を辿っている。
誰が無駄な親切心を出したのかモントゴメリー元帥のもとに正しい情報が届いていなかった。
「ならばなぜこちらに情報が届いていない!
それならそれに則った作戦を立てていたと言うのに…」
「申し訳ありません。まさか届いていないとは思っていませんでした」
エイラの指揮下に各国から参謀が派遣された事で連絡などの雑務に関してエイラが関わる事は無くなった。しかし代わりに付け入る隙を与える事になりモントゴメリー元帥に対する情報に不備があった。もちろんブリタニアからも参謀は送られていたが珍しい事にブリタニアはウィッチ隊に関しては真面目な働きをしているようだった。
「バルカン半島方面が一時的に手薄になりますが504部隊を引き抜くという手があります。奪還したばかりのカールスラントでは無理でも比較的防備の整っているあの方面ならそう大きな問題はありません」
「それで本当に大丈夫なのか?」
「アルプス方面は防衛の必要がなくなっていますから余剰戦力ができているはずです。それを差し向けてもらいましょう」
「なるほど、確かにロマーニャは余裕ができているな。ならばガリアにも出させるのはどうだ。あの国も多少は余裕ができているのではないか?」
エイラの提案にモントゴメリー元帥がエイラの提案に更に色を加えようとすると待ったの声がかかった。
「待て元帥。ガリアはダメだ」
アイゼンハワー元帥が苦虫を噛み潰したような表情を浮かべていた。
「ウィッチ隊の抽出はこの際やむを得ない。だがガリアはダメだ。あの国は内憂を抱えすぎている。南部ではいまだに旧ヴィシー政権の連中が幅を利かせていてその分を取り込めていない。ド・ゴール将軍も頑張ってはいるがどうもうまくいっていない。そんな状態でウィッチ隊を引き抜いては何が起こるか分かったものではない」
「ではどうすると言うのだ。このままでは作戦自体を中止にせざるを得ない」
「……ウチがなんとかしよう」
「おや、腰の重いリベリオンが本当に部隊を出してくれるのかな?」
リベリオンは国力の割にウィッチ隊の派遣を行っていない。それは世界的にも共通の見解でありリベリオン自身軍人達もそれを自覚している。
アイゼンハワー元帥もそれを自覚していて自国からウィッチ隊を派遣させるのがどれほど大変な事なのか理解していた。
「最悪カールスラントに出してもらうと言う方法もありますが……」
「それは無理じゃないか?
当然ではあるがベルリン奪還では戦車、巣の破壊共にカールスラントが中心だった。その上でオラーシャ西部の奪還に関してまでカールスラントの手柄となっては面白くないと考える者も多いだろう。どう思うアイゼンハワー元帥?」
「本国の連中が指揮官にパットン将軍を捩じ込むくらいにはカールスラントの活躍を気にしているとだか言っておこう」
「だから今回北方方面軍の主力はスオムスなんですか?」
カールスラント領からオラーシャ領の北、西、南の3方面へ攻め込む予定の今作戦において西と南は西方方面軍が受け持つが北からは北方方面軍が受け持っていた。
北方方面軍はスオムス、カールスラント、オラーシャの3カ国から構成され指揮官はカールスラントのマンシュタイン元帥、及びスオムスのマンネルヘイム元帥の2人がトップに立っている。
今回の作戦においてはマンネルヘイム元帥率いるスオムス軍約20万を主力とする部隊が投入される事になっていた。
「そうだ。我がリベリオンだけでなくブリタニアだってこれ以上のカールスラントの活躍を面白く思っていない。とりあえず今度の作戦についてはカールスラント以外の国が主力になる事が絶対条件だ」
「分かりました。ではアイゼンハワー元帥、なんとしてもウィッチ隊を派遣してください。必要な数については後ほど書類で送らせてもらいます」
流石に150話超えてくると後書きのネタもなくなりました。
それはそうといらん子リブートの5巻っていつ出るんですかね。