スオムス侵攻が始まり二週間ほどでエイラ達第24戦隊のメンバーは皆二桁を超えるネウロイを撃墜していた。航空ウィッチは五機撃墜でエースと呼ばる。そんなエースウィッチ達の多くはは自分のユニットに様々なマークを描くなどしてその功績を誇った。
例えば第一次ネウロイ大戦で最大の戦果を上げたリヒトホーフェンはユニットを真っ赤に塗装していた。国は違えど同じ航空ウィッチである彼女達が自分たちの戦果からユニットに何かを描こうと思うのは当然といえた。
「ボクたちのユニットに何か描こうよ!」
エイラ達がくつろいでいると突然ミッコがそう言った。
「描く?落書きはダメだぞ!」
そうエイラが注意した
「違う違う、落書きじゃないよ。ちゃんとルーッカネン隊長には許可取ってきてるよ」
「ならいいけど一体何を描くんだ?」
「それを今からきめるんだよ」
「決めてないのかよ!?」
「それならいつ出撃してもいいよう簡単に描けるものにして欲しいな」
ニーナが注文をつけた
「ならシンプルにトランプのマークとかどうだ?」
アンネリがそう言いながらポケットからトランプを取り出した
「いいじゃん!それにしよう!」
ミッコが賛同しエイラとニーナも異論がないためアンネリの案に決まった。ダイヤ、ハート、スペード、クローバーのエースを裏返しにして引いたカードのマークを描くことに決まった。結果ダイヤはエイラ、ハートがミッコ、スペードはニーナ、クローバーがアンネリとなった。
「ところでミッコ、整備班長にこのことは伝えてるかい?」
「なんで整備班長に伝えるの?」
「マークを描くんだから班長に言って人手とペンキを用意してもらう必要があるじゃないか」
「えー勝手に保管庫からペンキ取ってきたらいいじゃんか」
「ダメだ。それにいきなりペンキを手渡してマークを描いてくれって言ったって無理に決まってるだろ。」
「えっ?マークって自分で描くんじゃないのか!?」
エイラが思わず声を上げた
「そんな訳ないだろ。私達みたいな素人じゃユニットに綺麗に描ける訳ないんだから整備班に任せるのは当然だろう。」
そう言いながらニーナは思わずミッコを見た。
「まさかミッコも自分で描くつもりだったんじゃないだろうな」
「ま、まさかそんな訳ないじゃないか」
ミッコは目を合わせることなくそう言った
「まあいい。それよりも班長に伝えるのが先だ」
整備班長にユニットにマークを描き込むことを依頼しに行くと整備班長からは非難の声が上がった
「別に描くのは構いませんがもう少し早く言っていただけませんかね。」
「申し訳ない。次からは事前に話すようにさせていただく。それで、いつ頃完成しますか?」
「そうですねぇ、ユニットの塗装が剥がれた訳でもないのにペンキを持ち出して塗装するとなると隊長の許可を取ったりして時間がかかるんでいつになるかわかりません」
「それなら私が許可をもらいに行ってくる。それならどうですか?」
「いやーそれでもユニットにマークを描くことは通常業務から外れていますからやりたがる人があまりいませんから時期については確約致しかねます」
「なら班長あたしの秘蔵一本出すから今すぐにやってくれ」
そう言ったのはアンネリだ
「マキネン曹長、四機に対して一本はないでしょう。四本です」
「たしか班長はあたしに借しがあったな。今ここで請求してもいいんだぞ」
「勘弁してくださいよ。流石に一本じゃあ皆納得しませんってせめて二本にして下さいよ」
「よし、それで手をうとう。早速取りかかってくれ」
「了解です。後でちゃんと持ってきてくださいよ」
そう言うと整備班長は部下達に塗装道具を持ってくるようにいい塗装に取りかかった
「すまない。本当なら私が解決すべきことだったのにアンネリの酒を使わしてしまった」
「別に気にすんなよ。可愛い後輩が困ってるんだから助けるのは当然だろ」
「いや、それでは私の気が済まない。この穴埋めは必ずする」
「そうか、なら楽しみにしとく。」
なお、さすがと言うべきか翌日の出撃の際にはユニットの塗装が終わっておりその新たな塗装の施されたユニットに乗りエイラ達はその日も順調にスコアを伸ばすこととなった。
今後の展開で原作キャラが一人死亡するのが確定してるのでタグ追加しました。
原作キャラってストライクウィッチーズではどこまでになるんですかね?アニメのみを原作とをみなすのかそれともその他の片翼の魔女や魔女達の航跡雲とかも入るのか、いまいち分かりません。
今回はサイレントウィッチーズの発売とアニメ三期に伴い急いで作りました。
多分次回はサトゥルヌス祭です