ダイヤのエースが飛ぶ理由   作:鉄玉

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なんか変な出会い系サイトかなんかのURL送ってくる人がいるので皆さんも気をつけてくださいね。メッセージのお知らせ来てて久しぶりに感想書かれてたって思った喜びを返せこの野郎って思いました。なんか知らんけどいつのまにかそのメッセージ自体が受信ボックスから消えてたからワンチャンもうバンされてるかも知れませんが…。あるいは単純にメッセージ消去したの忘れてるだけかも?
それと本作はストライクウィッチーズ最初期のあの中国とかイランあたりがない地図ではなく最近のこの二つがあるバージョンで物語を進めています(今更)


最速

1943年7月

ルッキーニが加入して以来久しぶりの新人がリベリオンから第501統合戦闘航空団に派遣されてきた。

彼女とエイラが出会ったのは夕方、エイラが久しぶりに自分のストライカーユニットの調子を確かめようとハンガーに行った時の事だった。

普段ならこの時間夜勤のウィッチ以外は勤務を終えプライベートの時間を満喫していてハンガーに近付くことはない。そのためこの時間にハンガーからストライカーユニットのエンジン音が聞こえることはまず無い。しかしその日は珍しくハンガーからストライカーユニットのエンジン音が聞こえてきていた。

珍しいなと思いながらエイラがハンガーに入ると中にはウサギの耳を生やした見覚えのないウィッチが真剣な表情でストライカーユニットを弄っていた。

新しく派遣されたリベリオンのウィッチかなぁと思いながら声を掛けて邪魔をするのも憚られたため気付かれないようそっと自分のストライカーユニットの方へと移動した。

普段から整備班がちゃんと整備してくれているとは言えハルトマンとの模擬戦以来ストライカーユニットを履いていないので半年以上魔導エンジンを動かしていない。普段の整備の時には気付かない不具合があるといざと言う時困るためエイラは魔法力を発現してストライカーユニットを履くとエンジンを始動させた。

 

「うん?」

 

やはりと言うべきか普段の整備では気付かない不具合があった。

 

「魔法力の配分がおかしい気がするな」

 

エイラは未来予知という固有魔法のおかげでシールドを使う必要がない。そのためストライカーユニットのシールドへの魔法力の配分をゼロにして機動力を上げる事に使っていた。この配分はある程度はウィッチ個人で変えることはできるが、当然最低ラインが決められていた。本来シールドはウィッチに絶対に必要なものであり張れないことは生命に直結することから最低限の強度のシールドは張れるようにすように規則で定められていた。もちろんストライカーユニットが無くてもシールドは張れるがその強度は個人の技量に依存する事になる。エイラはシールドが苦手である為本来であればこの配分をゼロにする事はできないが未来予知のおかげで絶対に攻撃に当たらない自信のあるエイラはこっそりとその配分をゼロにしていた。

 

「スオムスならこれくらい黙認してくれるのにここの整備班は真面目だなぁ」

 

後で副司令官命令で配分を変えないように厳命しておこうと思いながらエイラはストライカーユニットの調整を始めた。

前の状態に戻す為にストライカーユニットを弄っていると視線を感じて顔を上げた。

さっきまでストライカーユニットを弄っていたウサギ耳のウィッチがこちらをじっと見つめていた。

 

「どうしたんだ?」

 

「いや、私以外にストライカーユニットを細かく調整する人って見たことなかったからどんな調整の仕方しているのか気になって。気に障ったのならやめるけど」

 

「別に好きに見てていいぞ」

 

「ありがとう。ところで私はカールスラントのユニットをよく知らないから出来れば何を弄っているのか教えてくれないか」

 

「今はシールドの配分をゼロにして機動力を上げるように調整してるんだ」

 

各国で規則に多少の差ははあるとは言え配分をゼロにするなど許している国はない。スピードを追い求めるために各国の規則を調べていた彼女はエイラの答えに驚きの声を上げた。

 

「シールドへの魔法力の配分をゼロにできる国なんかあるのか?基本どの国もゼロにはできないようになってたと思うんだけど」

 

「わたしが知る限り許可されてる国はないな」

 

「おいおい、じゃあ規則違反じゃないか。ミーナ中佐に怒られるぞ」

 

「責任者の許可があれば大丈夫だぞ」

 

「ミーナ中佐が許可したっていうのか?」

 

元々のシールドの強度がよっぽど強くない限りそんなことを許可する人間がいるとは思えない、ましてや501部隊という最前線においてそれを許可されるはずがないと思いながらも彼女は尋ねた。

 

「いや、もらってないぞ」

 

「悪い事は言わないから辞めときな。前の部隊で私がそれをやった時は除隊させられそうになったから」

 

「後で許可は出すから大丈夫だって」

 

「どうやって許可をもらうんだよ?私も頼んだけどシールドへの配分をゼロにするのは許してくれなかったんだぞ」

 

エイラにその権限があることを知らない彼女の様子に彼女がエイラの役職を知らない事に気付いた。

 

「そういや自己紹介がまだだったな。わたしはスオムス空軍少佐、エイラ・イルマタル・ユーティライネン。501部隊の副司令官をしているから許可は自分で出せるんだ」

 

「し、失礼しました!私はリベリオン空軍中尉、シャーロット・イェーガーです!」

 

まさかエイラが副司令官と思っていなかった彼女は慌てて敬礼しながら名乗った。

 

「そんなに硬くならなくてもいいぞー。気軽にエイラって呼んでくれたらいいから」

 

「しかし…」

 

「みんなエイラって呼ぶから怒られたりしないぞ。あと敬語もいらないぞ」

 

ちなみに現在エイラのことを呼び捨てで呼ぶのはルッキーニと坂本少佐、後たまにサーニャが油断して呼び捨てで呼ぶ事があるくらいなだけで他はみんな階級をつけたりさん付けで呼んだりしている。敬語に関しては全員使わなくなっている。というよりあまりにエイラがおっぱいを揉むため(サーニャとつるぺた組以外)敬語を使うのが馬鹿らしくなっただけだったりする。

 

「それならまぁ」

 

軍人になってまだ半年足らずしか立っていないためこれが普通なのかと思いながら彼女は了承した。

 

「じゃあ私のことはシャーリーって呼んで」

 

シャーリーは一つ頼み事をしてみる事にした。

 

「私のストライカーユニットもシールドへの配分をゼロにすることって出来ないか?」

 

「ダメだな」

 

「どうして。エイラがいいなら私もやってもいいじゃないか」

 

「わたしは未来予知の固有魔法があるから絶対に攻撃に当たらないからいいんだよ」

 

「未来予知?そんな御伽噺に出てくるみたいな魔法が本当に使えるのか?」

 

「もちろん。だからわたしは無傷のエースって呼ばれてるんだぞ」

 

自慢げにエイラが言った。

 

「へー、そんな呼ばれ方してるんだ」 

 

「なんだ知らないのかよ」

 

「あいにく私は最近軍に入ったからあまりウィッチについて知らないんだよ」

 

「最近ウィッチになったのによくこの部隊に入れたな。一応各国のエース級を集めてるから入りたくても簡単に入れない部隊なんだけどな」

 

一応各国のエースを集めている部隊なため最近ウィッチになった人間がそう簡単に入れる部隊ではないためエイラは少し驚いていた。

 

「厄介払い同然だけどね」

 

「厄介払いって一体何したんだ?」

 

「勝手にユニットを改造しまくって除隊されそうになってた所に丁度ここへの派遣要請が来て私が派遣される事になったんだ」

 

「ストライカーユニットの改造ってそれくらいで除隊させられるのかよ」

 

スオムスでは人手が足りないこともあって多少の規則違反なら見逃される傾向にあった。それがウィッチなら尚更でありニパがストライカーユニットを壊しまくってもあまり大きな罰則を課されないのもそれに起因する。エイラからすればそもそも罰を与える対象にすらならないというのが正直な感想だった。

 

「けどここはいいね。ミーナ中佐は最低限の規則さえ守れば好きに改造していいって言ってくれたから改造し放題だし」

 

「まぁここは実力は確かだけど一癖も二癖もあるウィッチが多いからな。規則でガチガチに固めるよりは緩目の規則の方が十全に力を発揮するって判断だろうな」

 

自分がその一癖も二癖もあるウィッチの一人とは露ほども思っていないエイラはミーナ中佐にさも苦労してるんだなと思いもっと仕事を手伝って負担を和らげないとなと思った。なお、ミーナ中佐としては事あるごとにおっぱいを揉もうとしてくるのを辞めてくれた方がありがたかったりする。




シャーリーの元ネタのチャック・イェーガーって去年の年末くらいまで御存命だった事に驚きました。
今回はストライカーユニットについて
ぶっちゃけこれが一番分からん。機会は専門外なんでそれっぽい事しか書けないんですよね。ストライカーユニットに増槽つけて飛んでるシーンとかありますけどユニットって単純に燃料=航続距離にはならないのかなって気がします。飛行に際しても幾らか魔法力を使う関係上単純に燃料が持つからと言って乗り手の魔法力が持たなければカタログ上な航続距離にはならないので例えば雁淵ひかりなどは案外それに当てはまるのかなと思います。それとハルトマンやペリーヌも固有魔法の燃費が悪そうなので案外航続距離やそれに伴う継戦能力は低くなるのかなと思います。
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