指揮官と愉快なKAN-SEN達   作:ジン・フィリア

1 / 10
これ書き始めた時にはすでに4000越えてたよ....
また、期待しているものと違う可能性がありますのでご注意ください。


UA突破記念
UA突破記念(3000) プリンツ・オイゲン編


巧「ふむ....ベルファスト、この書類の申請頼めるか?」

 

ベルファスト「かしこまりました。ご主人様。」

 

ベルファストは巧から書類を受け取ると執務室を後にする。

 

巧「流石にずっと執務をこなしてると体が硬くなるな....」

 

いててて...と背伸びして体を伸ばしているところに扉をノックする音が聞こえてくる。

 

オイゲン「指揮官、私よ。」

 

扉の先から聞こえてきたのはプリンツ・オイゲンの声だった。

 

巧「オイゲンか。入っていいぞ。」

 

巧は姿勢を戻してオイゲンに入室を促す。

 

オイゲン「じゃあ、入るわよ。」

 

今は夏真っ只中なのでKAN-SEN達は水着で過ごしているのが息子に悪いのだが....まあいい。

入室してきたオイゲンもその一人だった。

まあ、ラッキースケベ的な展開はなかったが。

 

オイゲン「ねぇ、指揮官。どう?似合ってるかしら?」

 

巧「ああ、とても....似合っている。」

 

オイゲン「ふふっ....ありがと。」

 

巧が答えるとオイゲンは嬉しそうに笑顔を見せる。

今思えば、オイゲンは着任した当時そんなに笑うことはなかった。表面上取り繕うことはあれど、心から笑ったことは当時本当に少なかったと思う。

 


 

オイゲン着任当時

 

オイゲン「ふぅん....あんたが指揮官?どこまで楽しませてくれるのかしら?期待してるわ。」

 

巧「ああ、指揮官の阿笠巧だ。楽しませられるかは分からないが善処しよう。」

 

オイゲン「そう...私は、第三帝国の奇跡。アドミラル・ヒッパー級三番艦――プリンツ・オイゲン。どんな戦闘でも生き残れるわ。」

 

巧「プリンツ・オイゲン。君の活躍に期待している。」

 

オイゲン「ええ、任せておきなさい。」

 

オイゲンは自己紹介だけ済ませると執務室を後にする。

 

巧「何事にも本気になれないKAN-SENか....少し過去を洗ってみるか。」

 


 

数日後...

 

巧「幸運艦....ね。よく言ったものだ...」

 

プリンツ・オイゲンの過去の経歴を見て巧は顔を顰める。

 

巧「周りから見れば確かに幸運なのかもしれないが、本人にとっては孤独を深めるものでしかなかった...といったところか。こういった経歴を持つKAN-SENは儚く脆い。少し目を向けてやったほうがいいかもしれんな。....ベルファスト。」

 

ベルファスト「はい、ご主人様。どうなされました?」

 

巧「しばらく秘書艦にオイゲンをつける。ベルファストにはその補佐を頼みたい。」

 

ベルファスト「....承知いたしました。ではオイゲン様をお呼びしてきます。」

 

巧「ああ、頼んだ。」

 

ベルファストには悪いがオイゲンが壊れてしまってはいけない...

ベルファストにはあとで埋め合わせしておこう.....

 

オイゲン「指揮官、私が秘書艦ってどういうこと?」

 

巧「申し訳ないが少し君の過去の経歴を見させてもらった。」

 

オイゲン「.....っ!分かったでしょ?私が幸運艦ってこと。」

 

明らかに苦し紛れに紡いだ言葉。

このKAN-SENはやっぱり危ない。絶対にいつか壊れる。

 

巧「ああ、そうだな。確かに幸運艦なのかもしれない。」

 

オイゲン「だったら...!!」

 

巧「俺はな、そんな表面上のことはどうでもいい。君が幸運艦と呼ばれても、君が自分が孤独になっていくのが嫌なんだろう?」

 

オイゲン「そ、そんなことは....」

 

巧「いいや、そうだね。ここ数日、君のことを観察させてもらった。」

 

オイゲン「えっ....」

 

巧「君、本気で笑えてないだろう?」

 

巧の言葉にオイゲンはキュッと唇を噛む。

 

オイゲン「じゃあ、指揮官。あんたなら私を心からの笑顔にしてくれるわけ!?」

 

巧「今すぐには無理だが...必ず笑顔にしてみせよう。」

 


 

オイゲン「ねぇ、指揮官。私がここに来た時のこと覚えてる?」

 

巧「ん?どうした?藪からスティックに。」

 

オイゲン「うぅん。何でもないわ。でもね....Ich liebe dich....私は指揮官のこと諦めてないから。」

 

思わず巧の表情が緩む。どうやらオイゲンは巧がドイツ語が分からないと思ってるらしいが。最近ドイツ語の勉強をし始めたのでIch liebe dichぐらいならわかる。愛してる....ね。

それにつられてオイゲンは頬を赤く染める。

 

オイゲン「なぁに?指揮官?」

 

巧「いいや。何でもないんだ。それで、俺に用があったんだろう?」

 

じっとこちらを見ていた巧にオイゲンは嬉しそうに言った。

 

オイゲン「ええ。二人っきりで今から浜辺に行かない....?」

 

巧「そうだな....わかった。ベルファスト宛に書置きしてから行くとしよう。」

 

ささっとベルファストに書置きを残すとオイゲンと共に浜辺へ向かう。

多くのKAN-SENたちが海ではしゃいでいる。

今日は全KAN-SENを休みにしているからな。楽しく騒ぎたいだろう。

今はオイゲンから目が離せない。彼女がよければ今はいいのかもしれない。

ただ、俺には加賀達がいる。彼女たちを説得できるかどうかは、オイゲンがどれだけ俺のことを好きかというのを示せるかだろう。

 

オイゲン「指揮官?早く来なさい?ビーチバレーをするわよ!」

 

巧「ああ、今行く!」

 

今後起こるかもしれない第二次指揮官争奪戦争の種を自身が撒いていることを巧はまだ知らない。




こんな感じで許してください!お願いします!

もうすぐUA10000突破しそうなので、突破記念誰がいい?

  • 大鳳
  • 赤城
  • 天城
  • ベルファスト
  • 加賀二名
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。