「彼女が乗った「こだま464号」は、始発は新大阪を19時24分に発車するから、被害者の野上は名古屋か豊橋辺りで殺害したと考えられる。」
「という事は、名古屋か豊橋辺りで下車したって事ね。」
「恐らく、その可能性があるな。」
「問題はどこで殺害したかだ。」
と、南主任は言った。
「それで、野上はどこから乗ったと思います。」
「恐らく、野上は京都から乗ったと考えられる。」
「野上は京都駅で乗ったから、京都を19時41分に「こだま464号」に乗った。」
「そして、東京へ着いたら殺害されていた。」
と、桜井は言った。
「とにかく、この事件は伊勢志摩にあるのじゃないか。」
「なるほど。」
そして、高杉班長は言った。
「とにかく、南と高山と桜井達は三重県の伊勢志摩へ向かってもらう事にしよう。」
「わかりました。」
次の日、高杉班長の命令で午前7時00分発の「ひかり1号」に乗って伊勢志摩へ向かった。
「伊勢志摩って、新幹線で京都か名古屋辺りで下車して、そこから近鉄に乗り換えるんだ。」
「つまり、京都か名古屋で近鉄に乗り換えればいいんだな。」
「ひかり1号」が名古屋に到着したのは8時52分、名古屋からは近鉄に乗り換えて鳥羽へやってきた。
「ここが伊勢志摩ね。」
「うん。」
「とにかく、その宝石職人を探してみようか。」
「ええ。」
南と鶴岡は伊勢の街をまわって見ることにした。
「レトロな雰囲気のある町だな。」
「ここには、伊勢の忍者がいるみたいらしいよ。」
「うん。」
「とにかく、その氷川宝石へ行って見ましょうか。」
「ああ。」
南と鶴岡は、氷川宝石の工房へ行って見ることにした。
「工房の人はいませんか。」
「はい、私が工房の人ですが、われとらは。」
そこへ、現れたのは70代女性の氷川梅子さんである。
「東京の鉄道公安隊の捜査主任の南です。」
「同じく鶴岡です。」
「少しお話伺いたいんですが。」
「この写真の女性をご存知でしょうか。」
「あ、この女、知っとるわ、。」
「本当ですか、その人いつ逢いましたか。」
「確か、先週の木曜日だったかな、新しいネックレスの販売の訪問に来ていましたわ。その女性がどうかしたんですか?。」
「実はですね、東京駅の新幹線「こだま464号」のグリーン車の車内で殺人事件がおきまして、警視庁から協力要請で捜査をしているんです。」
「殺人ですか。」
「はい、車内で誰かに絞殺されたんです。」
「それで、犯人は。」
「今捜査をしています。」
「そうですか。」
捜査した結果、被害者の野上は氷川真珠へ営業に来ていた事が判明した。
次回は、いよいよ第2の事件が起きるのだ。
登場人物
氷川梅子 (氷川真珠の老婆)