伊勢志摩「こだま」連続殺人   作:新庄雄太郎

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鳥羽署では、重要参考人を連行した。


鉄壁のアリバイ

「えっ、それ本当ですか。」

 

「ああ、やはり星野交易と関係しているんだ。」

 

「じゃあ、連続殺人は星野交易と滝本宝飾と関係しているんじゃ。」

 

「ああ、恐らくな。」

 

「わかりました。調べて見ます。」

 

「うん、頼む。」

 

「わかりました。」

 

と、高山は携帯を切った。

 

「警部、犯人と思われる男がわかりました。」

 

「本当か。」

 

「はい、布施実、43歳、元暴力団鬼虎組の組員です。」

 

「元組員か。」

 

「犯行は可能ですね。」

 

そして、数分後、三重県警では布施 実を重要参考人として連行された。

 

布施には、詐欺と恐喝の前科があった。

 

「ホンマ堪忍してくださいよ、俺が女を殺したって言うのか。」

 

「本当にやってないのか。」

 

「ああ、俺が殺したって言うのか。」

 

そして、南は布施にアリバイを聞くことにした。

 

「では、あなたは伊勢志摩までどうやって来ましたか。」

 

「俺か、俺は東京から午前10時発の「ひかり5号」に乗って京都で12時40分に下車してそこから近鉄に乗って

鳥羽に行ったんですよ。」

 

「それ、本当なのか。」

 

「ああ、一緒に乗っていた人がいるからその女子高生に聞けばわかるよ。」

 

「そうか、その女子高生に聞けばいいんだな。」

 

「ああ、それ通りは「ひかり5号」に乗った時はグリーン個室だったし、食堂車も利用してたぜ。」

 

布施は、南と高山と桜井達に写真を見せた。

 

「確かに、本当みたいだな。」

 

「本当に近鉄に乗ってたのかな。」

 

「ああ、それは考えられる。」

 

早速、高山と桜井は3人の女子高生に聞くことが出来た。

 

「あっ、この男ね。」

 

「ええ、一緒だったわ。」

 

高山は言った。

 

「じゃあこの布施という男性には一緒に乗ってたんだね。」

 

「ええ、間違いないわ。」

 

「あの後、私達は大和八木で別れたわ。」

 

「そうか、じゃあ京都で一緒だったんだな。」

 

「間違いないわ、私は大和路の旅に行ってたんだから。」

 

「そうですか、どうもありがとう。」

 

と、高山は携帯で札沼に確認することにした。

 

「あっ、札沼、ちょっと聞きたいことがあるんだ、協力してくれるか。」

 

「いいけど、どうして。」

 

と、高山の携帯を借りて札沼に聞いた。

 

「実はな、新幹線「こだま」と伊勢志摩の殺人で重要参考人としてきているんだが、札沼は布施という男に会っているか?。」

 

と、南は言った。

 

「ええ、その時私は食堂の担当だったので、その時に食堂に来ていましたよ。」

 

「そうですか、どうもありがとう。」

 

と、携帯を切り、高山に返した。

 

「どうだった。」

 

と、桜井は言った。

 

「裏付けあり、その日は食堂の担当で来ていたそうだ。」

 

「じゃあ、アリバイ成立ですね。」

 

「ああ。」

 

布施のアリバイは成立し、釈放となった。

 

「どうもありがとう、俺が犯人じゃないって事がわかったから。」

 

「悪かったね、君を疑ったりして。」

 

「いいんだぜ。」

 

と、鳥羽署を去った。




登場人物

布施 実 (元暴力団鬼虎組・組員」

そして、真犯人は誰なのか?
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