「布施にはアリバイがあったか。」
「ええ、確認しました。」
「写真も見せてもらったから、確認取れましたから。」
「そうか。」
と、高山と桜井は南に行った。
「それで、札沼から何か分かった。」
「ええ、札沼の話だと布施は食堂車に来ていたと確認されました。」
「そうか、彼は犯人じゃないな。」
「うん、恐らく犯人は別にいるって事か。」
「とにかく、目撃者がいたらな。」
一方、岩泉は鶴岡と小泉と一緒に海岸の死体について聞き込みをしていた。
「えっ、怪しい車を見かけた。」
「ええ、本当ですか。」
「はい、紺のステーションワゴンでした。」
「ナンバーは?。」
「さぁ?。」
そこへ、1人の小学生がやって来た。
「お兄さん、あれは日産のセドリックバンだよ、ナンバーは三重の59のつの33-69だよ、僕バンパーの中を覗いていたんだよ。」
「えっ、それ本当ですか?。」
「うん、間違いないよ。」
そして、小泉は言った。
「うん、ありがとう。」
「よし、すぐに報告だ。」
「はい。」
鶴岡は、すぐに鳥羽捜査本部に報告した。
「犯人の車がわかりました、紺のセドリックバン、ナンバーは三重の59のつの33-69、緊急手配。」
「了解、直ちに非常線を張る。」
三重県警は、伊勢志摩付近の道路を検問を張った。
「わかったよ、犯人はどこにいるか?。」
「本当か、高山。」
「ええ、犯人はあの人だ。」
「そうか、トリックがわかったのか。」
「ええ、犯人は京都から「こだま464号」に乗り、野上を車内のトイレで殺害した、静岡で下車し、22時11分発の「ひかり171号」に乗り、名古屋には23時35分、名古屋市内のホテルで一泊し、そこから近鉄に乗り、鳥羽で下車、鳥羽で高速船で35分、伊良湖で佐伯で殺害。」
「高山、犯人は誰なのよ。」
「あいつだ。」
「何、犯人がわかった。」
「あの男か。」
そこへ、橋場警部がやって来た。
「南さん、犯人と思われる人物がわかりました。」
「誰です?。」
「えーと、犯人は元徳永ジュエリー社員の菱川和弘とわかった。」
「じゃあ。その菱川が。」
「それで、菱川の居所は。」
「おそらく、賢島じゃないかと。」
そして、南は言った。
「おい、賢島だ。」
「了解。」
南と高山達は、鳥栖署のパトカーに乗り、賢島へ向かった。
「ねぇ、放してよ。」
「うるせぇ、お前は人質だ。」
「そこまでだ!、菱川。」
そこへ、南は言った。
「誰だ、てめぇは。」
「お前を佐伯 敦子及び野上 雅子殺害容疑で逮捕する。」
「何故わかったんだ、私の計画が。」
犯人、元会社員の菱川和弘を逮捕した。
「伊勢の宝石にも不幸が起きたので、トラブルで悩乱での犯行だったそうです。」
「そうか、いわゆるマルチ商法だな。」
「ええ。」
そして、高山は人質の徳永ジュエリーのOLを救出した。
わずか3日後、収賄と殺人教唆の容疑で星野交易の星野社長を逮捕した。
「不幸の宝石が殺意を呼んだって事か。」
「ああ。」
劇中の列車の時刻は平成元年のダイヤを使用しています
ご了承ください